ソチオリンピック2014 「ボブスレー女子 第1日」[SS] 2014.02.18

荒川
ソチオリンピックもいよいよ後半を迎えました。
今夜もソチIBCスタジオから生放送でお送りします。
佐藤
今夜は「氷上のF1」と呼ばれ、海外で高い人気を誇るボブスレー史上初の快挙、金メダルを獲得した、日本男子フィギュア、戦いはいよいよ女子フィギュアスケート、女王の座をかけた頂上決戦。
準備は整った。
10日前の団体戦。
トリプルアクセルを決められず、悔しさを残した浅田真央。
涙の銀メダルから4年、いざ雪辱の舞台へ。
日本勢の前に立ちはだかるのは韓国キム・ヨナ。
ソチを最後に引退を明言した女王。
オリンピック連覇で花道を飾るか。
さらにロシアの団体金メダルに貢献した15歳の新星ユリア・リプニツカヤ。
世界ランキング1位、イタリアのカロリーナ・コストナーも虎視眈々と頂点を狙う。
そしてアメリカ勢。
18歳、グレイシー・ゴールド。
経験豊富な22歳アシュリー・ワグナー。
スケート大国の威信をかけ金メダルに挑む。
いよいよ明日、勝負のカギを握るショートプログラム。
4年に1度の特別な戦い。
オリンピック、金メダルに輝くのは、ただ1人。
佐藤
団体、そして男子に続いて女子が始まります。
荒川
連日、フィギュアスケートの会場にも多くのメディアが集まっているのを見るとフィギュアスケートの注目も上がっているなと感じます。
ロシアが団体戦で金メダルを取ったことで一気にフィギュアスケートの話題がわきました。
そのあとプルシェンコ選手が引退したり、ロシアも話題が多いなと思います。
佐藤
日本に目を移すと、羽生選手が日本に男子初の金メダルをもたらしました。
女子にどう影響しますか?荒川
その金メダルを見て女子にいい影響があるといいなと思います。
佐藤
そしていよいよ明日には女子のショートプログラムが行われます。
出場選手です。
中央、浅田真央選手、そして鈴木明子選手、村上佳菜子選手が出場します。
徳島
そして滑走順です。
最終滑走は浅田真央選手です。
荒川
有力な注目の選手がうまくグループが分かれて滑ります。
それぞれのグループに見どころがあります。
実力は出しやすい状況なのかなと固まっているよりも自分自身のフォーカス、自分自身の演技にフォーカスを当てやすいかなと思います。
佐藤
前日練習が行われましたので荒川さんに徹底分析していただきます。
まずは浅田選手です。
荒川
ソチに入ってからトリプルアクセルの精度がさらに上がってきていると感じます。
曲かけの中でもきっちりと決めています。
トリプルアクセルだけではなくてその他の3回転3回転だったり、ジャンプの精度がかなり安定しています。
試合が来るのが楽しみだなという準備が万端な様子を見せてくれています。
佐藤
続いては初出場の村上佳菜子選手です。
荒川
3回転3回転を入念に練習していました。
村上選手は初出場で緊張はしていると思いますが、非常に引き締まったいい表情。
あまり固くなりすぎずに自分がやれることをしっかりと、こなしていました。
最後までスピードに乗って滑れるところも村上選手の良さです。
3回転3回転はスピードがあります。
跳んだ時に加点がつくと思います。
いい準備ができています。
佐藤
そして3選手の中で最年長2度目のオリンピック出場、鈴木明子選手です。
荒川
淡々と調整をして来ているんですけど、団体戦の時になかなか決まらなかったジャンプも今、1つ1つ調整して決まるようになって来ました。
ベテランですので、当日にピークを合わせると思います。
ベテランですので、自分の調子の持って行き方を自分自身が一番よく分かっていると思います。
本番に期待したいと思います。
徳島
気になるメダル争いですがイギリスの大手ブックメーカーでは金メダルの予想をオッズが出ています。
1位が同率で韓国のキム・ヨナ選手とロシアのリプニツカヤ選手、3位が浅田真央選手です。
荒川
昨シーズンまでトリプルアクセルを組み込まずに戦っていたのでそこまでの段階ですと、その結果かもしれません。
そしてリプニツカヤ選手の急成長ということで注目が上がっています。
今の浅田選手の状態を見ていると、実力通りの演技ができれば、金メダル有力なんじゃないかなと私は思っています。
佐藤
そういったライバルを退けて浅田選手が金メダルを取るには、カギは何となりますか?荒川
心の準備だと思います。
体の調子もよくできあがっていますし、技術的にも安定してきているのであとはそれを本番の中でいかにその瞬間に最大限発揮できるかという荒川
今日はボブスレー女子2人乗りの初日です。
徳島
最高時速130kmにも達します「氷上のF1」とも呼ばれています。
スキージャンプの滑走でも100km弱。
それを上回るものすごいスピードです。
荒川
勝負の行方を左右する2つのポイントに注目です。
「氷上のF1」、ボブスレー女子の最高時速は130kmにも達する。
2人の選手がソリを操る高速競技。
重量200kgのソリを押してスタートするため、選手にはスピードと力強さが求められるこのスタートダッシュを成功できるかが勝負の行方を左右する。
さらにダイナミックなコーナリング。
いかに空気抵抗を減らしロスなく曲がりきれるかが重要。
スタートダッシュ、そしてコーナリング、この2つが勝負のカギを握る。
荒川
コーナリングは、ほぼ真横になってしまいますから、ものすごい重力、Gを感じそうです。
体幹が大事なんじゃないかなと感じました。
私、実は4年前にボブスレーの取材に行かせていただいたことがあります。
押してみたら、簡単そうに押しているので押せると思ったら全然押せないです。
パワーが必要。
軌道に乗ってしまえば進みますが、最初のパワーがないと早く押して乗っかる瞬発力が大事なので簡単にできるかと思ったら難しかったです。
徳島
女子ボブスレーは2人乗りで2日間で4回滑走しその合計ポイントで競います。
注目は?荒川
バンクーバーオリンピック金メダリストのカナダのハンフリーズ&モイス組です。
世界ランキングも1位なので大本命です。
そして異色なのが、アメリカのローリン・ウィリアムズ選手とロロ・ジョーンズ選手。
実は、夏のオリンピックで活躍した陸上のスターなんです。
ウィリアムズ選手はロンドン五輪の女子400mリレーの金メダリスト。
走る選手です。
ロロ・ジョーンズ選手は北京オリンピックでの100mハードルで優勝目前で転倒をして話題になったこともありました。
冬のオリンピックの競技ではない選手がボブスレーに参加するのも注目です。
佐藤
日本ではソフトボールの高山樹里選手が転向したという話題もありましたよね。
荒川
それではボブスレー女子をご覧ください。
実況
2日間にわたって行われるボブスレー女子2人乗り。
これから初日。
1回目、そして2回目の競技をお伝えしてまいります。
計4回滑って合計タイムで競いますボブスレー女子2人乗りです。
ボブスレー、これからお伝えして行きますけど、まずは2人で、1人の選手がハンドル操作を行うパイロット、もう1人がブレーカー。
コース上でいかに空気抵抗なくバランスを取っていくか、フィニッシュ後にブレーキをかけるブレーカーが後ろに座ります。
栗山さん、この女子の勢力図というのはどうですか?栗山
前回、オリンピック金メダルをとったカナダ、そしてアメリカ、地元ロシア、今回調子はよくないですがドイツがどこまで入ってくるかというところです。
実況
ドイツは、もともと盛んな国ですね。
栗山
今回はソリにちょっと苦しんでいます。
実況
これから競技が始まります。
スタート順、1回目は世界ランキングトップのチームが順に選択をします。
実質スタート順、先にスタートしたほうが有利ということで世界ランキング順に出てきます。
2回目はリバーススタートです。
逆にスタートしていきます。
カナダが登場です。
前回オリンピック金メダルのコンビです。
最初の50mのスタートタイム、加速が目安になります。
さぁスタート。
5秒17という最初のスタートタイムです。
栗山
思っていたよりは出ていないかなと感じます。
実況
ここにシーズン、世界ランキングトップを走り続けています。
金メダル候補トップといっていいでしょう。
栗山
スムーズな流れです。
さすがですね。
非常に上手な滑走をしています。
実況
壁に当たると減速しますね。
栗山
次のカーブにまっすぐ入れるなら構わないんですが、ハンドルを大きく切ることで減速してしまいます。
昨日の男子のロシアのような素晴らしい滑走です。
実況
57秒39です。
これが1つ基準のタイムとなってきそうです。
栗山
プレオリンピックの時には条件がよくなかったので、確実にこのチームはトラックレコードを出してくると思います。
実況
カナダの1組目。
ケーリー・ハンフリーズとヘザー・モイスのコンビです。
栗山
スプリントのこれまでの記録が5秒16、もう少し上のタイムが出るかと思いました。
実況
これから、ライバルになってくるであろうチームが出て来ます。
アメリカの1組。
バンクーバーではブレーカーとして銅メダルを取ったエラナ・マイヤーズがパイロットに転向しています。
栗山
そういうチームが多いですけど、4年間でここまで来ました。
実況
ブレーカーを務めるのはアテネオリンピック女子100mで銀メダル。
ローリン・ウィリアムズです。
栗山
豪快ですね。
ダイナミックなスタート。
実況
5秒13、上回ってきました。
栗山
さすがですよ。
今の当たりも少しぶつけましたけど、次のカーブにまっすぐ入るというところでは大きなミスではありません。
少しここから遅れていくかなという感じです。
どうでしょうか?アドバンテージはありますけど、上回っています。
実況
4回滑って、合計タイムで競います。
まず1回目。
リードを広げています。
壁にあたりましたが。
栗山
ゴツンとぶつけていますが、うまく入っています。
実況
上回ってきました。
アメリカの第1組、エラナ・マイヤーズとローリン・ウィリアムズのコンビ。
カナダコンビを上回ってきました。
きましたね。
ローリン・ウィリアムズは30歳ですが陸上、アテネオリンピック女子100mで銀メダルを取って去年からボブスレーに挑戦という選手です。
栗山
マイヤーズは公式練習1回目で珍しく転倒しているんです。
少し曲げてしまったんですが、きっと交換していると思います。
少し心配しましたが、さすがですね。
実況
アクシデントがありながらトップに立ちました。
さぁ、ドイツチームが映りましたが、次はアメリカチーム。
アメリカの2組目、ジェイミー・グルーベルとアジャ・エヴァンスのチームです。
栗山
グルーベル、公式練習で絶好調でした。
実況
2人乗りではパイロット、グルーベルが公式練習で非常にいいタイムを出しました。
5秒17、少し遅れました。
栗山
前半部分、スピードを落としてはいけないところ。
スピードは出きっていない場所です。
実況
今シーズンはワールドカップで1勝。
表彰台は5回と好調です。
栗山
このへんの処理も非常に上手です。
実況
128km台。
栗山
4回滑走がありますから、少しでも詰めておきたいところ。
諦めずに今ちょっとソリが横になりました。
これが大きなタイムロスにつながるんですよね。
実況
第3位です。
57秒45。
壁に当たってもそれほど影響がないケースもありますが、今のは少し斜めになりましたね。
栗山
今のようなのは致命的です。
実況
もともとは7種競技をやっていた選手。
陸上からの転向組が多いんですけど、栗山
特にアメリカはそうですね。
人材が豊富。
うまくスカウト活動をしています。
そして転向してきます。
実況
アジャ・エヴァンスはもともと、砲丸投げなどもやっていました。
さぁ今度はドイツチームが登場。
ドイツとしてはバンクーバーオリンピックでもメダルをとれませんでした。
栗山
キリアシス、最年長39歳です。
バンクーバーでは4位でした。
惜しくもメダルをとれませんでした。
実況
トリノオリンピック金メダルですね。
栗山
スプリントはそんなに速くないと思います。
キリアシス、もともとはリュージュの選手。
1992年、札幌・富士野で行われた世界選手権で7位という成績でした。
そしてボブスレーに転向しました。
少しらしくない。
去年のプレオリンピックの優勝チームですからね。
39歳。
栗山
銅メダル確実というところで転倒してメダルを逃がしたんですよね。
実況
銅メダル目前での転倒。
栗山
本当に驚きました。
実況
期する気持ちはあるでしょうね。
栗山
その後、国際大会で優勝していますからね。
ここはうまくケアして上手に処理しています。
実況
ブレーカーのゼンケルは前回、キリアシスと組んでいます。
栗山
ここからスピードが出てくるところ、上手に抜けて行きましたね。
ここです、ここです。
キリアシスが失敗したところ。
本当に難しい所なんですけど。
実況
5位。
栗山さんが1つポイントとおっしゃったあそこ。
処理が難しいんですかね。
栗山
そうですね。
カーブの出口が細くなっているのでそれを修正しようとしてハンドルを引いてしまいます。
実況
ハンドルを引き過ぎると、こうなってしまうという。
栗山
間違ってるから出口が右寄り。
ぶつかりたくないんで引いてしまうんですよね。
実況
ああなってしまうと、ぶつかったほうがまだいい。
栗山
ただ、今のはあの入り口だと修正するのは難しかったと思います。
実況
ここまで5チームが出てトップはアメリカのエラナ・マイヤーズ、ローリン・ウィリアムズ組です。
さてドイツは3組目です。
各チーム3チームまで。
各国3チームまで。
ドイツのナンバー3のチームです。
アンニャ・シュナイダーハインツェ、ブレーカーはシュテファニー・シュナイダーのコンビです。
栗山
なかなかドイツのAチームに上がることができなくて、ヨーロッパを転戦して世界で戦っているチームです。
やっと上がってきました。
実況
今シーズン、ワールドカップでは3位が2回あります。
栗山
ポイントは後半です。
やはりソリをぶらすことが多かったのでタイムが伸ばしきれていないということがありました。
実況
この後ですね。
ここですね。
栗山
ここはうまくやりました。
少し左側にはねられましたが、実況
6チーム滑って6位です。
栗山
監督が頭を抱えています。
実況
はっきり斜めになるような形はなかったんですが、伸びませんでしたね。
栗山
スピードに乗り切れませんでした。
実況
シュナイダーハインツェは35歳。
アイスホッケーやスピードスケートをやっていたそうです。
2001年にボブスレーのブレーカー、そして、その後パイロットに転向です。
各チーム理想のライン取り、イメージは持って入ってくるんでしょうね。
栗山
そうですね。
カーブは非常に長いのである程度波を打つのは仕方がないと思います。
実況
6チームが滑りました。
ドイツ勢が4位、5位、6位、1回目は結果が出ていない状況です。
さぁアメリカの3組目です。
ジャズミン・フェンレイターとロロ・ジョーンズのコンビです。
栗山
さぁ、ロロ・ジョーンズです。
実況
ロンドンオリンピック、100mハードル4位。
トップハードラーが挑みます。
栗山
まずまずです。
実況
基本的にはパイロットが注目されますが、このチームはブレーカーが注目を集めています。
実況
ロロ・ジョーンズはオリンピックに出てリオデジャネイロはまたハードルで目指すという目標を持っています。
栗山
この辺も少し気を付けないといけないですよ。
リズムが狂って操作を大きくしています。
氷のしぶきが上がっていましたね。
実況
こうなりますと減速、127.2kmというスピード、第7位です。
栗山
ちょっと緊張もあったんでしょうか。
最初からリズムが狂っていました。
実況
やはり序盤のリズムというのは乱れがあると後に影響してくる。
栗山
なかなか取り戻すのは、見ていると大変です。
実況
ジャズミン・フェンレイターは28歳、初めてのオリンピックです。
栗山
ボブスレーは車体が重たいので、ちょっとしたことで転倒する可能性があります。
気を付けないと。
実況
170km以上なければならないというソリ。
ソリと選手2人合わせて340kg以下でなければならないというルールがあります。
今度はスイスチームが登場です。
今シーズンはワールドカップで優勝が1回あります、ファビアンヌ・マイヤーがパイロットブレーカーはタニア・マイヤーです。
栗山
表彰台はありましたが、なかなか優勝できなくて今期のワールドカップ最終戦、初優勝しました。
今回は同僚ですね。
同僚が足の肉離れで参加できませんでした。
残念な思いをしています。
その思いを乗せて走っていることだと思います。
実況
スイスは2チーム出場予定でしたが、もう1チームがパイロットの肉離れで欠場。
栗山
公式練習で泣いていました。
実況
パイロットのマイヤーは32歳、バンクーバーオリンピックで16位に入っています。
ブレーカーのタニア・マイヤーはちょっと遅れが大きくなっているか。
栗山
このあとです、ここ。
栗山
カンプハウス、なかなか好調です。
ひと桁に順位を上げていました。
期待したいです。
実況
公式練習は3日間にわたって行われます。
オフィシャルトレーニングです。
スタートタイムは5秒29。
栗山
ここは落としてはいけないところです。
そして、このカーブ。
実況
少し壁に当たりましたが少し上にいたか。
栗山
どうしても、このカーブは各チームとも曲がって行きますね。
栗山
このタイムで後半についていきたいところです。
実況
第4位に入ってきました。
栗山
立派ですね。
実況
4回滑るんですけど、最後は本当に僅差になることが多い競技です。
栗山
1回の滑走が大事になってきます。
実況
オランダ、現在4位に入ってきました。
9番目のスタートで4位、ということは世界ランキングよりも上の成績をまず1回目で出したということになります。
栗山
なおかつ公式トレーニングで上に行っていますからね。
2回目以降、期待できますよ。
実況
カンプハウスも7種競技をやっていた選手です。
この後はベルギーチームです。
ベルギーはパイロット、エルフィ・ウィレムセン、ブレーカーがハンナ・エミリ・マリーン、パイロットのほうが注目されることが多いんですが、ブレーカーのハンナ・エミリ・マリーンはベルギーの開会式の旗手を務めた選手です。
栗山
公式練習が非常に良かったです。
実況
公式練習では3位でした。
栗山
上に行く力があります。
栗山
非常にカラフルなソリを使っています。
前回のバンクーバーオリンピックの時のソリは日本チームのソリが一番注目されたんですが、今回は、このベルギーのソリが非常に目立っています。
実況
今回残念ながら日本の女子の出場はありません。
栗山
このチームもオランダと一緒です。
ここからついていけば上位に入るチャンスがあります。
ちょっと横になりましたね。
実況
131kmがでている、第4位に入ってきました。
57秒92栗山
滑走自体は真っすぐ進まないというか、右左あったんですが、1回目としては立派ですね。
実況
ウィレムセンはもともと槍投げをやっていたんですけど、肩を壊して2007年ボブスレーに転向。
マリーンは北京オリンピック100mリレーの銀メダルを取った時のアンカーを務めた選手。
ベルギーでは初めて、夏と冬両方のオリンピックに出場した選手になったそうです。
栗山
マリーン選手が入ってから格段にベルギーチームは変わりました。
以前は正直、世界の13番、14番というところでしたが、今はブレーカーが強い選手が入ってきたおかげで、ひと桁に入っています。
実況
10チームが登場して現在、第4位にベルギーチームがつけています。
続いて地元ロシアの登場です。
男子は2人乗りでロシア金メダルでした。
栗山
しかし公式練習が速かったですからね。
相当期待できますよ、このチームは。
栗山
ロシアは他のチームと違って、ここでたくさん練習ができますからね。
このコースを熟知しているところがあるかもしれません。
実況
公式トレーニングでは、すべて2位から5位に入りました。
栗山
世界ランキングを考えると大健闘です。
このままタイムを落とさずに行くと3位、4位を狙えます。
実況
第8位。
もう1つ伸びませんでしたか。
栗山
伸びなかったですね。
57秒が出なかったですからね。
でも中盤までよかったですよ。
後半に落としてしまいましたね。
実況
ストゥリネワは30歳。
バンクーバーオリンピックは8位という選手。
夫もボブスレーの選手です。
栗山
今の表情を見ても本人、不満族ですね。
実況
ストゥリネワは、アテネオリンピック100m銀メダルのメンバーです。
栗山
プレッシャーもあったんでしょうね。
実況
地元ならではのプレッシャーもあるかもしれません。
さぁ、イギリスチームが出てきました。
ポーラ・ウォーカーとレベッカ・ウィルソンのコンビです。
ポーラ・ウォーカーもはじめはブレーカーからこのパイロットに転向した選手、スパイクのピンのついたシューズ、DADという文字も見えましたが。
栗山
世界選手権で7位に入ったことがあるチームです。
実況
このウォーカーという選手はバンクーバーオリンピックに出場して11位の選手でした。
栗山
このあたりですよね。
タイムを伸ばせるかどうか。
実況
パイロットは本当に繊細なハンドルさばきが要求されます。
栗山
ここからついて行きたいですよね。
栗山
前半、非常にいい流れで滑走しています。
実況
技術を持っているチーム。
パイロットのチケティが2012年の世界選手権1位。
そしてヴァロワはケーリー・ハンフリーズと組んで13年世界選手権1位です。
栗山
悪くはないと思いますよ。
ここは離されたくないところ。
実況
13チーム滑って第13位です。
58秒43。
もう1つタイムが伸びていきませんでした。
栗山
なかなか後半伸びないですよね。
悪い滑りではないと思うんですけどね。
実況
一般的には滑れば滑るほどコースの状況は荒れて行きますね。
栗山
今日は外は雨。
屋根がかかっているとはいえ、若干違ってきていると思います。
ひょっとすると後半の選手、タイムが伸びない要因があるかもしれません。
実況
オーストラリアです。
パイロットはラジェノヴィッチ。
ブレーカーはピットマンというコンビです。
ブレーカーのヤナ・ピットマンは陸上400mハードルで世界選手権2度の優勝がある選手。
栗山
実力は十分ですね。
14番スタート。
19チームが出場しています。
栗山
この次のカーブがポイント。
実況
ちょっと壁に当たった。
栗山
少し振られていますね。
実況
公式トレーニングでは9位から16位というフィニッシュでした。
125.8km。
栗山
ここから遅れないようにソリをぶらさないようにゴールに向かいたいところです。
栗山
今、軽くぶつかりましたね。
実況
第14位です。
58秒62。
パイロットのラジェノヴィッチはバンクーバーオリンピックでは19位。
トリノオリンピックでは14位に入っている選手です。
ハンドル操作を行うパイロット、スタートで加速をつけて最後ブレーキを引くブレーカー2人で、この競技をします、女子2人乗り。
女子の4人乗りという競技はありません。
ボブスレー競技もこれが終わりますと、あとは男子4人乗りを残すのみということになります。
実況
15番スタート。
オーストリアのチームです。
クリスティーナ・ヘングスターとヴィオラ・クライザーの2人組です。
28歳のパイロット、21歳のブレーカーという若いコンビ。
2人とも1m77cmと1m78cmという体格に恵まれた選手です。
栗山
先シーズン、デビューしてセンセーショナルなデビューでした。
しかし伸び悩んでいます。
実況
今シーズン、ワールドカップ最高成績は12位。
スタートはちょっと遅れが大きい。
栗山
オーストリアにはインスブルックのオリンピックで使われたコースがあって練習が豊富にできます。
このあたりも処理の仕方がいいですよ。
このへんから遅れるチームが多いんですよね。
ここも当たらずにですね。
うまく処理できていると思うんですけどね。
なかなかタイムが伸びない。
実況
ちょっと傾いたか。
栗山
大きな遅れになっていますね。
実況
1秒33遅れて15チーム滑って14位です。
58秒59。
実況
4本滑るわけですけど、1本目の考え方というのは何かありますか?栗山
オリンピックの緊張もありますから、なかなか自分たちの思ったような滑りができないと思うんですけど、トップにいるチームはできるだけリードしたいところ。
自分達の滑りができたところが強いということになります。
ただ、あと2回、3回、4回とありますから、諦めないでできるだけタイム差を縮めて滑走することを心がければいいと思います。
実況
ルーマニアチームが出てきます。
こちらも若いチーム。
パイロットは22歳のコンスタンチン。
ブレーカーは二十歳のグレクです。
世界ランキングは20位というルーマニアチーム。
19チームが出場していますが、16番スタートです。
スタートして計測するラインがあるんですね。
栗山
15m先にあります。
赤いラインから計測が始まります。
実況
それがスタートタイムということですね。
スタートタイムは5秒45。
栗山
ルーマニアも自国にパイピングのコースがないんですけど男子も女子もオリンピック実況
5秒25というタイムで入っていきました。
ここまでのトップはアメリカのチームです。
栗山
前半部分でスピードを落としてしまうとアドバンテージがなくなってしまいます。
実況
との地点でミスがあるかで違ってきますね。
栗山
前半部分では絶対にミスをしてはいけませんね。
スピードが出てこないので、そこを気を付けながら滑走している。
ここまではいいんじゃないでしょうか。
栗山
ここで離されてしまいましたね。
実況
16位です。
58秒80。
栗山
なかなか後半は伸びないですね、各チームとも。
中盤までいいスピードで来ても後半に生かしきれずタイムに表れない。
実況
1回目が終わりますとコースの整備は行われますか?栗山
はい、行われます。
実況
2回目は成績が遅かった順にスタートしていきます。
これはトップのアメリカと今のロシアチームの比較が出ています。
栗山
やはりカーブの波、ウェーブといいますか、それがありますね。
それは仕方ないけれども出口ですね。
どの方向でソリを当てているかということが大事になります。
実況
あと2チームです。
韓国チームです。
平昌オリンピックを4年後に控える韓国チームですが、このチームは世界ランキング22位。
33歳のパイロット、キム・ソノクと19歳のブレーカー、シン・ミファです。
国としてもうまく強化していきたいところでしょうね。
栗山
順調にスタートを切っていると思います。
韓国のボブスレーは。
実況
さぁ、スタート。
栗山
このチームは主にアメリカズカップ、ワールドカップの下部大会でポイントを取ってオリンピックに上がってきました。
このあたりですね。
カーブの入り口、出口が遅れています。
そうすることによってソリが右左にブレています。
そのあたりを気を付けないとこの辺りも危なかったです。
気を付けないとタイムが出ない。
そして転倒もありえます。
実況
カーブの入り口のハンドル操作が遅れるというのは。
栗山
カーブの入り口に入るポイントがあるんです。
そこに入れないと遅くなります。
遅くなるとまた出口が遅くなる。
悪循環です。
ソリの向きが変わります。
実況
18チーム滑って18位です。
タイムは1分かかってしまいました。
1分09秒です。
ベテランと若手のコンビ、韓国のチームです。
栗山
ここ、ちょっと危なかったですよね。
実況
最後に登場はブラジルチームです。
このブラジルチームは公式トレーニングで転倒がありましたね。
栗山
最終回だったと思いますが大きな転倒をしました。
実況
ファビアーナ・サントス、サリー・マヤラ・ダ・シウヴァのコンビです。
栗山
あ〜っと、危ない。
前半から乱れています。
実況
ひとつ、転倒にも気を付けたい。
男子ではジャマイカチームのボブスレーが注目を集めましたが、このブラジルも熱い印象のある国ですね。
栗山
ここも少しぶつかった。
気を付けないと波が大きくなって。
実況
確かにうねっていますね。
栗山
悪循環です。
ここは落ち着いて迎えたいところ。
実況
2秒31遅れました。
これで19チームがまず1回目、ランが終わりました。
トップに立っているのはアメリカのエラナ・マイヤーズ、ローリン・ウィリアムズ組です。
連覇を狙うカナダのケーリー・ハンフリーズ、ヘザー・モイス組が第2位です。
まず1回目、いかがでしたか?栗山
公式練習どおり順当にアメリカ、カナダが上に来ています。
実況
今日もう一回行います。
そして明日、3回目、4回目が行われて4回の合計タイムで順位が決まります。
栗山
少し危なかったですね。
ここは。
実況
ブラジルのサントス、サリー・マヤラの組でした。
ブラジルの旗も揺れます。
サンキスライディングセンターで行われています今日の1回目の競技です。
こうしてランナーといわれる部分を磨いているんですね。
結果です。
ベルギー、オランダ、ドイツ、ドイツと続いてドイツがもう1つ、やはり伸びていないですね。
栗山
振るわないですね。
実況
19チームが参加しています。
まず1回目の競技を終えてトップはアメリカです。
荒川
1回目のランでいきなり有力チームが出てくるというのもボブスレーの4年前のバンクーバーオリンピック、惜しくも銀メダルに終わった浅田真央。
去年、ソチオリンピック後の引退を表明。
日本中を驚かせた。
迫る集大成、最後の大舞台に挑む、浅田真央の4年間に迫る。
1990年、愛知県名古屋市に生まれた浅田。
そんな彼女がフィギュアスケートと出会ったのは5歳の時だった。
そして14歳になった天才少女はその名を世界にとどろかす。
女子ジュニアでは数少ないトリプルアクセルに成功。
国際大会で優勝を飾った。
以来トリプルアクセルは浅田の代名詞となる。
日本中が期待をよせる天才少女。
そんな彼女の前にライバルが現れる。
同い年のライバル、韓国、キム・ヨナ。
幼い頃から互いを知る2人。
ジュニア時代の成績は浅田が上回っていた。
ところがシニアになると2人の力は接近する。
対戦成績は浅田の3勝5敗。
2人は常に比較されてきた。
そして4年前のバンクーバーオリンピック。
浅田は19歳で夢の舞台に立った。
ひと大会で3度のトリプルアクセルに成功。
しかし。
金メダルを手にしたのはライバルのキム・ヨナ。
初めてのオリンピックは悔し涙で終わった。
しかし、それは同時に4年後の雪辱に向けた始まりだった。
4年後は必ず金メダル。
悔し涙で終わった初めてのオリンピック。
4年後の雪辱を誓い、浅田は再び歩みだした。
しかし、そんな彼女に試練が訪れる。
バンクーバーで3度も成功させた最大の武器、トリプルアクセルが跳べなくなっていた。
あんなに大好きだったはずのスケート。
次第に彼女は追い込まれていく。
そんな浅田を救ったのは佐藤信夫コーチだった。
佐藤の助言から代名詞でもあるトリプルアクセルを封印。
基礎技術を一から磨き直すことで浅田は徐々に調子を取り戻していく。
そして2年前、トリプルアクセルを跳ばずに4シーズンぶりにグランプリファイナルを制した。
迎えた今シーズン、浅田は本来のトリプルアクセルを取り戻した。
今シーズン、4戦3勝。
強い浅田真央がリンクに戻ってきた。
さらに浅田には、もう1つ金メダルへ向けた秘策がある。
それがフリーでの8トリプル。
基礎点の高い、3回転ジャンプを8回跳ぶ難易度の高いプログラム。
成功すればバンクーバーオリンピック、韓国フィギュア界史上初となるオリンピック金メダルに輝いたキム・ヨナ。
浅田真央との頂上決戦からはや5年、再び合間見える時がきた。
ソチのリンク、共に女王として最終章の舞台となる。
キム・ヨナと浅田は1990年生まれの同い年。
ジュニア時代からライバルとして切磋琢磨してきた。
シニア転向後もしのぎを削る中、共に初出場となったオリンピック。
それがバンクーバーのリンクだった。
結果はキム・ヨナ、世界最高得点をマーク。
韓国フィギュア界、悲願の金メダルをもたらした。
この快挙達成に母国での環境は一変する。
キム・ヨナフィーバーが巻き起こり、多数のイベントに引っ張りだこ。
彼女は一躍、国民的スターとなった。
それからはフィギュアスケートの普及に力を注ぐとともに、リンク外での活動が多くなっていった。
そんな中、キム・ヨナの運命を左右する出来事。
2018年、母国、韓国でのオリンピック開催が決まったのだ。
広報大使としてこの瞬間を目の当たりにしたキム・ヨナは固く決意する。
ソチの舞台でオリンピック連覇を狙う女王、キム・ヨナ。
次回の冬季オリンピック母国開催に向け、招致に力を注いだ。
そんな中、復帰を決意させたのは自分に憧れる後輩達の存在だった。
しかし、そんな決意とは裏腹に親友にだけはこんな本音をもらしていた。
満身創痍でありながら、それでも、去年の世界選手権では他を圧倒する演技で優勝。
また国内の選考会では200点を超える高得点をマークし、2度目のオリンピック出場を決めた。
韓国フィギュア界の先駆者として後輩たちの進むべき道を示した。
ソチへ降り立つキム・ヨナ。
ロシアのニューヒロイン、ユリア・リプニツカヤ。
昨シーズン、シニアデビューしたばかりの15歳。
団体戦では、地元ロシアの金メダルに貢献した。
今シーズン、グランプリシリーズ、2連勝で勢いに乗ると、ファイナルでは浅田真央に次ぐ銀メダルを獲得した。
1月のヨーロッパ選手権では初出場で初優勝。
一躍、ソチオリンピックでの金メダル候補に名乗りを上げた。
リプニツカヤの武器は正確無比なジャンプ、いとも簡単に高難度の連続ジャンプを決める。
さらに類まれな柔軟性を生かしたこのスピン。
体全体が1本のロウソクのように見えるキャンドルスピンはもはや芸術品だ。
そして何といっても彼女の力になっているもの、それは、地元ロシアの大声援。
プーチン大統領をはじめ、国を挙げ金メダル獲得をバックアップしている。
ロシアに現れた新星リプニツカヤが金メダルを狙う。
佐藤
新たなライバルも出現しましたが浅田選手とキム・ヨナ選手は全く違う4年間を過ごして迎えるソチオリンピックですね。
荒川
浅田選手は試合数をこなして評価をどんどんを上げて自分のレベルアップもしています。
キム・ヨナ選手は試合から遠ざかっていましたけれども、出た試合は確実に抑えている。
評価を落とすこともなく、上げることもなくという4年間でした。
このあとボブスレー女子2人乗り、後半戦です。
実況
1回目を終えてアメリカが1位と3位。
カナダ勢が2位に入っています。
これから2回目の競技が始まります。
解説は栗山浩司さんでお伝えしてまいります。
ここまでの争いですけれども、ちょっと上位3チームと4位以下の差が大きいですかね。
栗山
そうですね。
少し開きましたね。
ただ4位以下のチームもこの2回戦以降、少しでも上に追いつきたいところ。
タイム差を縮めたいところですね。
実況
そのあたりが2回目の注目になってくるでしょうか。
2回目は1回目の成績を逆にしてリバーススタートでまもなく始まります。
韓国チームです。
1回目は1分かかってしまいました。
栗山
サポートに入っているのが、イコーチ。
元リュージュの選手です。
ここは何とか1分を切って次に進んでほしいなと思います。
実況
トップはアメリカのエラナ・マイヤーズ、ローリン・ウィリアムズ組です。
4回の合計タイムで争います。
これから2回目。
明日3回目、4回目が行われます。
実況
さぁ、スタートの加速。
最初の50mのタイム、スタートタイムが加速の目安となります。
5秒66。
これまでのタイムでは少し遅いタイムになっています。
栗山
前半部分、1回目は少し振られながらのミスがありました。
このあたりもそうですね。
実況
やはり前半にミスがあると影響が大きくなってしまう。
栗山
このあたりも膨らんでおり方が激しいですね。
大きなタイムロスにつながってしまいます。
実況
そのラインどりのところ。
栗山
ここも危なかった。
すべて入り口が遅く、出口が遅くという流れになっています。
実況
123.3kmというスピードでした。
合計タイムで2分11というタイムです。
栗山
あと100分の2秒というところで1分を切れませんでした。
実況
1回目とほとんど同じタイムとなりました。
パイロットがハンドルを操作するわけですけれども入り口で遅れると、どうしても出口で遅れる。
栗山
ラインが膨らみますよね。
ハイポイントを作ると出口が遅くなる。
もう少し手前にハイポイント、高いところを持ってこないと出口は出られないですよね。
実況
これからブラジルチームがスタートです。
スタートタイムは韓国を上回ってきました。
5秒50というタイムです。
栗山
ブラジルのチームも1回目、少し雑なところがあって転倒しそうなところがありました。
気を付けていきたいですよ。
これも同じですね。
ここもぶつかりましたね。
実況
これはかなりロスになります。
まだ韓国はリードしています。
栗山
大きく振られている、危ないです。
気を付けないと危ないですよ。
実況
オフィシャルトレーニングでは転倒があったこのチーム。
韓国は上回っていきました。
この2回目は1分かかってしまったブラジルチームです。
パイロットのサントスは30歳、ウエートリフティングもやっていたという選手です。
そしてブレーカーのマヤラは去年からボブスレーに転向してきた選手です。
栗山
何箇所かありましたよね。
実況
壁に当たるのも当たり方によっては、それほど影響がないということですが。
栗山
ここまでになると大きな影響があります。
実況
続いてルーマニアのチームです。
1回目、17位でした。
1回目の成績を逆にしてスタートしていきます。
徐々に上位のチームが出て来ることになります。
メダルを争うチームは今日の前半、ひとついい成績で終わっていきたいところです。
ルーマニアは22歳のパイロット、コンスタンチンとブレーカーは20歳のグレクです。
若いコンビです。
実況
タイムが緑になっているとここまでのトップ、これまでのチームを上回っていることを表します。
栗山
ここまではブラジル、韓国よりは非常にスムーズな流れで来ています。
どうしても、ここは高くなるところですから仕方ありません。
実況
ちょっとローリングするような形になりました。
栗山
後半はスピードに乗ってきますから気を付けないと危ないですよ。
実況
125.3kmのスピード。
1回目とほぼ同じぐらいのタイムとなりました。
4回の合計で争います。
ボブスレーです。
ここで上の部分に当たりますと減速となります。
栗山
これは気を付けないといけない。
実況
19チームが出場しています。
これから1回目、16位のロシアの2チーム目が出てきます。
有力な国は複数のチームが進出してきています。
3チームまで出場することができます。
ロシアは2チームが出場、その2チーム目。
パイロットがセルゲーエワ26歳、ブレーカーがパレエワの2人組です。
実況
ロシア勢はこのコースを繰り返し練習している。
栗山
その地の利を生かしてほしいですよね。
実況
大きくリードして1位で実況
ラジェノヴィッチ、ピットマンのコンビです。
栗山
あまりスプリントは良くないですけど、前半の部分うまく乗り切るとタイムを落とさずにゴールすることができますよ。
少しぶつかりながら、アドバンテージはあまりありませんからね。
実況
このあと上位のチームが出てきます。
栗山
ここまで順調ですよ。
いい滑走をしていますよ。
56秒台のどのあたりでゴールすることができるか。
実況
それほど大きなミスはないように思いますが。
栗山
58秒台ですね。
実況
1回目を上回ってきたオーストラリアです。
現在トップ。
残り14チームです。
やはり1回目の滑りで修正を意識してくるんでしょうね。
栗山
緊張も取れて平常心でできるようになっているんじゃないでしょうか。
実況
陸上からの転向というのも多いんですが、このパイロットのラジェノヴィッチは陸上やウエートリフティング、サッカーなどをやっていた選手です。
こちらはカナダ前回、金メダリストです。
現在は2位。
アメリカにリードされています。
これからオーストリアです。
1回目、14位。
28歳のパイロット、ヘングスター、21歳のブレーカー、クライザーのコンビです。
ヘングスターが1m77cm。
オリンピックのインフォメーションの登録では76kg。
クライザーが1m78cm、72kg。
大きな体をしています。
最初のスプリント、5秒46というタイムです。
体重というのは重ければ重いほどはくがつくということになるんですか?栗山
しかし女子の場合は限られています。
あまり重いと走れませんよね。
逆に。
スプリントが大事です。
実況
オーストリア、現在少し遅れています。
栗山
少しずつ詰めているんですけどね、後半にどんな滑りをするか。
差はわずかですよ。
逆転もあるか。
実況
わずかに届かず。
1回目を少し上回ってきました。
残り13チームの時点で第2位です。
ハンドルというのは普通の車のハンドルのような。
栗山
ではないんです。
パイロットの前方部分に電車、地下鉄なんかのつり革のような丸い輪がぶら下がっていて前後に引くことによって前のランナーと呼ばれるエッジが動くんですね。
それによってソリが右に左に行くことになります。
実況
強豪国カナダの2チーム目です。
パイロット、チケティ。
ブレーカー、ヴァロワのコンビです。
かつて世界選手権優勝経験がある2人です。
栗山
スプリントはいいんですよね。
実況
悪くはないタイムです。
栗山
ここはあまり大きな操作をせずに行きたいところ。
本当にわずかです。
大きく引いてしまうとロスにつながります。
ここまでリードはしていますよね。
ここからですね。
スピードが出てくるところから少し高い。
どういう処理をして行くか、ここも少しぶつかっています。
実況
この後、どんどん上位チームが出てくる。
リードが小さくなってきました。
バンクーバーでは2つの金、銀をとったカナダですが、この時点でトップには立ちました。
栗山
前半部分、中盤までよかったです。
悪くはなかった。
実況
2回目の滑りが58秒63。
1回目よりもタイムを落としてしまいました。
パイロットのチケティはバンクーバーオリンピック代表を逃してそのあとパイロットになってつかんだ代表の座。
もともとは短距離の選手でした。
ヴァロワは、もともと7種競技をやっていた選手です。
栗山
こういうロスがあって後半はタイムが伸びませんでした。
実況
ポーラ・ウォーカー、レベッカ・ウィルソンのコンビです。
バンクーバーでは11位でした。
このスタートも漕ぐタイミングも歩数ではかっているんですか?栗山
男子よりは押せていないですから早めにハンドルを引くことはできますよね。
男子は少し走り過ぎて間に合わないで右の壁にぶつかってしまうチームが何チームか見受けられました。
それに比べると女子は走る距離が短い。
早めに乗っているというふうに見えます。
栗山
挽回したいところですね。
ここから抜かせるチャンスがありますよ。
しかし差はわずか。
引き離していますね。
実況
現在トップにたちました。
栗山
よかったですね。
実況
序盤は少し壁に当たる部分も見られましたが、現在トップに立っています。
まずは金メダル、次がメダル圏内。
8位入賞など、それぞれの目標があるかと思います。
1回目12位だったイギリスです。
今シーズン、ワールドカップでは8位が最高成績というイギリスチームです。
実況
アメリカの3組目が出てきます。
1回目、11位。
パイロットがフェンレイター、ブレーカーがロロ・ジョーンズというコンビです。
1回目のスタートタイムを上回ってきました。
ブレーカーのロロ・ジョーンズはロンドンオリンピック、100mハードルで4位、トップハードラーです。
栗山
ここは惜しいな。
実況
フェンレイターは初めてのオリンピック、28歳。
栗山
後半はミスしたくないですね。
実況
このあと、さらに10チーム出てきます。
栗山
少し高いですね。
実況
スピードは126km。
栗山
中盤、後半のロスですよね。
2回とも、いまひとつでしょうね。
きっと。
実況
1回目よりもタイムを落としてしまいました。
アメリカの第3チームです。
ロロ・ジョーンズはロンドンオリンピック100mハードル4位。
リオデジャネイロで100mハードルの出場を目指しています。
栗山
このあたりはロスしていますね。
上に行けるチャンスがあるんですよね。
タイム差がないので、このあたりのミスを少なくしていかないと順位を上げることはできません。
実況
ロロ・ジョーンズの挑戦はアメリカでも話題になっています。
今日はいまひとつタイムが伸びませんでした。
ここから上位10チームが出て来ます。
スイスです。
オリンピックのマークが足首に入っています。
スイスは当初、2チーム出場予定でしたが、もう1チームがパイロットの故障で欠場。
栗山
ここはリードがないところ。
滑走技術で何とか伸ばしていきたいところです。
このあたりをうまく切り抜ければ、後半に逆転のチャンスがあります。
実況
上回ってきました。
緑の表示に変わってきました。
栗山
しかし、このあたりからミスするチームが栗山
1回目と変わりませんね。
実況
トップチームは5秒1台でスタートタイムをクリアしています。
あとはいかにミスなく。
栗山
1回目は、このあたりで少しミスが目立ちましたよね。
本当に繊細な操作が要求されますね。
このあたりも、らしくない。
実況
リードはしていますが。
栗山
上に行くためには、もう少し離さなければいけない。
差が少なくなってる。
実況
0秒05のリードでトップに立ちました。
前回バンクーバーオリンピックもメダルを逃したドイツチーム。
今回もちょっと1回目、2回目にかけて、苦しい順位になっています。
実況
ソリの性能も影響してくるんですか?栗山
セッティングなどもあってFESというドイツオリンピック委員会、国がやっている機関でソリを作っているんですけど、4か所のうち、1か所で設定を間違ったというコメントが男性チームから出ています。
オリンピックに入ってちょっと苦しんでいますよ。
実況
地元ロシアチームが出てきます。
爪先のところに栗山
滑らないようにしています。
滑ると、肉離れなどを起こします。
汚れを落としています。
実況
1回目は8位ともう一つ伸びなかったんですが、どうでしょうか。
栗山
伸ばすチャンスです。
この上の部分、絶対に落とせないことはわかっています。
慎重に滑走しています。
栗山
少し振れていますね。
カーブの入り口、まっすぐ入れていませんもんね。
実況
世界ランキングは13位というチーム。
リードはわずか。
栗山
ロシアチームは好調なだけに、少しでも上に行きたいところです。
実況
1回目は7位でした。
メダル圏内へ向かって、スタートタイムは5秒35。
もう少しスタートタイムを伸ばしていきたいところだと思いますが、3位との差で言いますと0秒54という差です。
栗山
まだまだチャンスはありますからね。
少しでも上に行きたいところ。
実況
4回滑るうちの2回目です。
栗山
今、動いているのが見えましたね。
少し大きな操作をしていますね。
スムーズに抜けないとスピードに乗れないんですよね。
ここは。
実況
遅れている。
あと6チームいる中で現在遅れているドイツの2チーム目です。
実況
ドイツチーム、第2位です。
58秒42。
1回目は57秒99だったのでタイムを落としています。
1回目よりはタイムが落ちているチームのほうがここまでは目立ちますかね。
栗山
どうしてもコースの状況が荒れて来ていますから致し方ないところでしょうね。
それは。
実況
トップはロシアのオリガ・ストゥリネワチーム。
栗山
リプレーで見ると分かるんですが、スタートは失敗していましたね。
左側にぶつけていましたもんね。
実況
本人も悔しそう。
栗山
やってはいけないミスでした。
実況
ドイツのひと組目、トリノオリンピック金メダルの実績があるチームです。
ドイツのキリアシス、フリッツコンビ。
栗山
さすがにベテランですからね。
経験がありますからね。
実況
右に左にちょっと当たってしまいました。
栗山
上に行くためにはいけませんね。
これでスピードに乗っていけるかですね、後半。
このカーブに向かって。
実況
現在第1位です。
58秒08。
この後トップ5が出てきます。
ベテランのキリアシス、若いフランツィスカと組んでのソチオリンピックです。
会場を盛り上げます。
栗山
ここですね。
このカーブ、1つ目の大きなポイントでした。
実況
序盤のポイントですね。
栗山さんがご紹介されました。
少し苦しんでいる感じのあるドイツ勢ですが経験はあります。
これから1回目5位です、オランダ登場。
栗山
大健闘しています。
実況
9番スタートで5位に入ってきました。
パイロットはエスメ・カンプハウス30歳、バンクーバーオリンピック18位。
婦人科のドクターでもあるという選手です。
栗山
1回目と同じようなスプリントが出せるか。
実況
目指すのは57秒台。
栗山
このあたりもドイツよりいいですよ。
栗山
大きく振られましたね。
実況
ここは難しいんですね。
リードはどうなっているか。
栗山
ドイツもミスをしていましたからね。
実況
少なくとも、ここではトップに立っていたい。
栗山
後半のポイントです。
実況
スタートタイムは5秒43。
あまり早くないスタートタイムですね。
栗山
ここから盛り返して滑走技術で上に来ています。
2回目もそれができるかどうかですよ。
実況
非常にカラフルなソリですが。
栗山
少し当たりがありますね。
実況
少し遅れています。
この後トップ3が待っている。
栗山
これは追いつけますね。
健闘してますよ。
実況
ドイツよりもトップ3。
このあと出て来るトップ3と競り合っていきたいところです。
フィニッシュして上回ってきました。
栗山
これはすごいですね。
実況
スタートタイムはあまり早くないんですが。
栗山
速くないというか遅いですよね。
実況
トップ3は5秒1台でスタートタイム、入ってますからね。
その中で上回ってきました。
1回目はトップ3と4位の差が少し大きかったんですがこれでどうでしょうか。
1回目は3位と4位の差が0秒47ありました。
トップ3は0秒19の差の中に3チームという上位3チーム、接戦です。
栗山
大きな戦いになりますね。
メダルの色ということでは、ここはしっかり狙って行きたいところ。
実況
明日の3回目、4回目に向けていい位置をキープしておきたい。
アメリカの2チーム目登場です。
現在、第3位、ジェイミー・グルーベル、パイロット、アジャ・エヴァンス、ブレーカーのコンビです。
ともに初めてのオリンピック。
栗山
上位3チームは素晴らしいスプリントがあります。
実況
このチームはスタートタイムが早いほうのチームです。
オフィシャルトレーニングでも早いスタートタイムを記録しています。
5秒17。
栗山
素晴らしいスプリント。
実況
ベルギーチームとはコンマ3近い差ですね。
栗山
これでゴールでどれぐらい差があくかということですね。
ソリを横にしないようにコントロールしていますよ。
実況
メダル圏内にいる。
アメリカの2チーム目。
栗山
スピードに乗ってここから。
実況
スピードは121km。
栗山
今あまり大きな振幅はなかったですね。
実況
おっと、おっと。
栗山
ここも横になってる。
実況
58秒00。
栗山
彼女たちは上を見なければいけませんからね。
実況
トップには立ってきましたが栗山
後半のミスは大きかったと思いますよ。
実況
この後トップ2が出てきます。
ブレーカーのエヴァンス、ブレーカーのエヴァンスは2012年からボブスレーに転向。
以前は砲丸投げなどをやっていました。
栗山
足が引っ掛かってスムーズに乗れませんでした。
実況
カナダのケーリー・ハンフリーズ、ヘザー・モイスのコンビです。
2回目はどうか。
前回バンクーバーの金メダル。
5秒17。
栗山
さすがですね。
このあたりは。
実況
ここ2シーズン、世界ランキングトップを守り続けているコンビです。
栗山
上の部分も走りが違いますね。
実況
序盤のポイント、ここ。
栗山
理想的ですよ。
実況
1回目は2位でした。
0秒19上回っている。
ハンフリーズは子どもの頃はアルペンスキーをやっていたという選手です。
栗山
差を広げていますね。
スムーズな滑走を続けています。
実況
この後のポイント。
栗山
うまいですよ。
当然57秒台ですよね。
実況
57秒73のタイムでトップに立ちました。
この時点でトップに立って、あとは1回目トップのアメリカチームを残すのみです。
タイムとしてはどうでしょうか。
栗山
マイヤーズにプレッシャーをかけるタイム。
滑走だったと思います。
実況
後に出て来るほどコースが荒れていくというお話がありました。
そして各チーム2回目はタイムを落としています。
栗山
それは仕方のないところだと思います。
それにしても素晴らしい滑走でした。
実況
さぁ、今日の最後の滑走になります。
4回滑るうちの2回目、明日3回目、4回目、現在トップのアメリカ、エラナ・マイヤーズとローリン・ウィリアムズのコンビです。
楽しみですね。
栗山
そうですね。
マイヤーズは下町ボブスレーが発表された時に、フェイスブック、ツイッターで、ようこそソリの世界へということでメッセージを送ってきてくれたそうです。
実況
日本でも1つ話題になりました。
エレーナ・マイヤーズ、ブレーカーからパイロットに変わって登場です。
栗山
素晴らしいスプリントが出ました。
実況
あとはミスがなければ。
栗山
プレッシャーはあると思うんですけどね。
実況
ここのポイントは栗山
大丈夫。
抜けています。
実況
お父さんはNFLのランニングバッグだったというマイヤーズ。
緑の表示はリードを意味しています。
栗山
スピードに乗ってますね。
2回ぶつかった。
ふられていますよ。
実況
0秒23。
上回ってきました。
トップ。
57秒63。
これで差がどうなったかですが、栗山
そうですね。
実況
現在トップのマイヤーズ、2回の合計が1分54秒89、2位のカナダチーム、1分55秒12という差です。
栗山
プレッシャーもある中で、こんな滑走ができるんですね。
素晴らしいですね。
実況
0秒23という1位と2位チームの差。
勝負は明日の3回目、4回目という形になります。
解説はレークプラシッドオリンピック代表の栗山浩司さんでお伝えしています。
栗山
トップの3チーム、滑走が抜けていますね。
走りがちょっと違うような感じがします。
それに続いているベルギー、オランダは健闘しています。
ここにドイツが入っていないのは、少し不思議です。
実況
メダル争いは上位3チーム、4位以降のチームがメダル争いに絡んでいけるかどうかという差になっています。
メダル争い、上位3チームのメダルの色、カナダチームは連覇が懸かります。
前半が終わりました。
明日の3回目、4回目が楽しみです。
ボブスレーは2日間にわたって行われます。
女子2人乗り、一日2回ずつ、計4回滑って合計タイムで競います。
明日、3回目、4回目が行われて勝負が決まります。
前回のバンクーバーオリンピックではカナダ勢、ハンフリーズ、モイス組が金メダル。
そして銀メダルもカナダチームが取りました。
銅メダルがアメリカでした。
今回もアメリカ、カナダ、アメリカという形で上位3チームになっています。
ソチオリンピックの女子2人乗り山岳エリアのサンキスライディングセンターで行われています。
ソルトレークシティオリンピックから採用された女子のボブスレー。
非常に僅差の上位3チームの争いとなっています。
解説は栗山浩司さんでお伝えしてまいりました。
ありがとうございました。
荒川
早いチームというのは無駄な動作がないなと感じました。
飛び乗るにしても滑走にしても、ほんと早くて手に汗握る展開でした。
徳島
2回の滑走を終えて1位はアメリカのエラナ・マイヤーズ、ローリン・ウィリアムズ組2位とのタイム差は0秒23です。
明日さらに、2回の滑走を行い、メダルが決まります。
佐藤
いよいよ明日はフィギュア女子のショートプログラムです。
日本の3選手はそれぞれ違った強い思いを持って臨みます。
荒川
浅田選手と鈴木選手は2回目のオリンピックです。
このオリンピックを集大成という位置づけで迎えます。
準備してきたことを全部出し切って完全燃焼の大会になるといいなと思います。
村上選手は今後の女子フィギュア界を引っ張っていく存在になるためにこの大会1つでも、いい順位を狙って頑張ってほしいと思います。
佐藤
日本の3選手、強い思いに迫りました。
最後の大舞台へ、28歳、鈴木明子。
今シーズン、競技人生にピリオドをうつ鈴木。
波乱万丈のスケート人生。
その集大成となるショートプログラム、『愛の讃歌』。
6歳でフィギュアスケートに出会い、ジュニア時代から国際大会に出場するなど目覚ましい活躍を見せていた鈴木。
ところが、大学進学後、摂食障害を発症。
体重は30kg台まで落ち込み、大好きなスケートから離れる日々を余儀なくされた。
苦しい時期を乗り越え再び世界の舞台に戻ってきたのは22歳の時、世間は遅咲きのスケーターとして鈴木の存在を知った。
復帰から2年後の2010年、初めて立った栄光のオリンピック。
8位入賞に鈴木は。
もう一度、あの舞台へ、昨年末の全日本選手権で初優勝。
ソチへの切符をつかみ取った。
鈴木明子の『愛の讃歌』。
オリンピック初出場、村上佳菜子、19歳。
去年12月の全日本選手権で2位。
ソチオリンピック出場を決めた村上。
隣に立っていたのは4歳年上の浅田真央。
村上にとって憧れの存在名古屋市内のスケートクラブで出会って以来、先輩、浅田の背中をずっと追いかけて来た村上。
高校の制服はおさがり。
妹のようにかわいがられてきた。
2010年にはかつて浅田が世界へ羽ばたくきっかけをつかんだ世界ジュニア選手権で同じく優勝。
翌シーズンにはシニアに転向し、世界のトップスケーターの仲間入りを果たした。
そして目標ではなかったというオリンピックへの思い、金メダルを目指す。
浅田の演技に心を奪われたという。
村上。
あれから4年、たどり着いた初のオリンピックを前にその心境は。
村上佳菜子のオリンピック第1幕、初の大舞台で世界中に感動を届ける。
佐藤
まず荒川さん、団体のフリーで4位。
メダリストになりたかったというコメントがありました。
鈴木明子選手。
メダルの可能性はいかがですか。
荒川
バンクーバーオリンピックの後に続けてきて、世界選手権でメダルをとっているんですね。
オリンピックでも十分世界のトップ3に入る力があると思います。
全日本選手権の時のような演技ができれば可能性がぐっと引き寄せられるのではないかと思います。
佐藤
そして、ここのところ一番いいコンディションという村上選手、上り調子のようですね。
荒川
今シーズン全日本選手権前まではうまく行っていませんでしたが、全日本できっかけをつかみました。
その後、4大陸選手権で優勝して、自信もつけて波に乗っています。
いい状態にもっていけると思います。
先輩2人を見て、いい精神状態が保てていると思います。
佐藤
気になるのは、15歳、地元ロシアのリプニツカヤ選手です。
どんな選手ですか?荒川
柔軟性が非常に高くてジャンプも高難度のものを跳びます。
このオリンピックは初めての世界選手権含めて初の世界デビュー。
大きな大会での世界デビューということになります。
期待感は大きいと思います。
いい状態で臨んでほしいと思います。
徳島
JOCでは今大会からスマートフォンアプリを使った応援活動を展開しております。
スマートフォンご利用の方はぜひダウンロードしてテレビ観戦の傍らで活用してみてください。
実況
スタートタイムが速いほうのチームです。
さぁスタート。
オフィシャルトレーニングでも早いタイムを記録しています。
5秒17。
栗山
素晴らしいスプリント。
実況
ベルギーチームとはコンマ3近い差です。
栗山
ソリを横にしないようにコントロールしています。
実況
メダル圏内にいるアメリカの2チーム目。
スピードは121km。
栗山
あまり大きな振幅はなかったですね。
栗山
少し横になりましたね。
しかしアドバンテージはある。
実況
58秒00。
栗山
彼女たちは上を見なければいけないですからね。
実況
トップには立ってきましたが。
栗山
後半のミスは大きかったと思いますよ。
実況
オリンピック連覇を狙うカナダ。
ケーリー・ハンフリーズ、ヘザー・モイスのコンビです。
1回目はトップを守れませんでした。
栗山
トップスタートでトップを取ったと思いますよ。
でも、とれませんでしたからね。
このあたりはさすがですね。
実況
この2シーズン、世界ランキング、トップを守り続けています。
栗山
上の部分も走りが違いますね。
軽くぶつけて、次のカーブに入っています。
理想的ですよ。
実況
1回目は2位でした。
栗山
ここまでは素晴らしいですね。
実況
ハンフリーズは子どもの頃はアルペンスキーをやっていたという選手です。
栗山
スムーズな滑走を続けています。
ここもうまいですよ。
当然57秒台ですよね。
実況
57秒73でトップに立ちました。
残すのは1回目トップのアメリカチームのみです。
今日の最後の滑走になります。
4回滑るうちの2回目。
現在トップのアメリカ、エラナ・マイヤーズとローリン・ウィリアムズのコンビです。
楽しみですね。
栗山
マイヤーズは日本で話題になった下町ボブスレー、これが発表されたときにフェイスブック、ツイッターでようこそソリの世界へということで、メッセージを送ってきてくれたそうです。
実況
日本でも、ひとつ話題になりましたからね。
エラナ・マイヤーズ、バンクーバーオリンピックは銅メダル、パイロットに代わって登場です。
栗山
素晴らしいスプリントが出ました。
速いです。
実況
あとはミスがなければ。
栗山
プレッシャーはあると思うんですけどね。
栗山
大丈夫、抜けてますね。
実況
お父さんはアメリカンフットボールのランニングバックだったというマイヤーズです。
緑の表示はリードを意味しています。
栗山
素晴らしいな。
スピードに乗ってますもんね。
2回ぶつかった。
少し振られていますよ。
実況
57秒63。
勝負は明日の3回目、4回目という形に入っていきます。
実況
ノルディック複合、個人ラージヒルです。
いよいよ渡部、です。
実況
霧の中。
荻原
いいですよ。
気持ちタイミングがわずかに遅れましたが。
実況
渡部暁斗。
前半のジャンプを終わりまして、トップと33秒差の第4位につけています。
渡部がスタートしました。
画面の右側、左側はフランスのラミーシャプイです。
荻原
いよいよ前に。
実況
渡部が転倒。
転倒です。
荻原
早く頑張って追いついて。
早く。
実況
ノルウェーのワンツーか。
その後ろはドイツが迫ってくる。
グラーバク、フィニッシュ。
渡部はどうか?最後は並んでフィニッシュ。
山本
渡部は転倒が響き、第6位。
メダル獲得はなりませんでした。
ショートトラック女子1000m予選。
この種目を得意とする日本のエース、酒井裕唯が出場。
実況
酒井が現在2位。
酒井2位。
山本
酒井は全体でも2位で準々決勝進出を決めました。
男子500m予選に出場した坂下里士。
1組目の2位に入り、準々決勝進出。
そして、女子3000mリレーの5位から7位を決める順位決定戦。
日本は3チーム中、2位でゴール。
その後の決勝で中国が失格したため、最終順位は5位となりました。
フリースタイル男子ハーフパイプ予選。
日本からは津田健太郎がオリンピック初出場。
1回目は大きなミスはなかったもののエアに精彩をかいてしまい、点が伸びず、21位。
そして2回目。
今度はエアでエッジを引っ掛けてしまい、転倒。
結局、津田は上位12人に入ることができず、悔しい予選敗退となりました。
アイスホッケー女子7位、8位決定戦。
初勝利をかけてドイツと対戦したスマイルジャパン。
1点差で迎えた第1ピリオド、久保がゴールを決めて1対1と同点とします。
米山がゴールを決め1点差に追い上げます。
日本の反撃もここまで。
2対3で破れ、今大会、全敗となりました。
佐藤
日本男子の2014/02/18(火) 23:59〜02:25
読売テレビ1
ソチオリンピック2014 「ボブスレー女子 第1日」[SS][字]

氷上のF1と呼ばれるスピードバトル!女子2人乗りの前半戦です。※最大115分延長

詳細情報
おしらせ
<番組情報HP>
http://www.ntv.jp/sochi/
番組内容
「生中継」ボブスレー女子 〜サンキスライディングセンター▽最高速度は時速130キロ以上!氷上のF1と称されるスピードバトル「ボブスレー」…女子が五輪種目に加わったのは2002年のソルトレークシティ五輪と比較的歴史の浅い種目です▽女子2人乗りのみの開催、その前半戦▽翌日に迫ったフィギュアスケート女子ショートプログラムの直前情報も交えてお伝えします。
出演者
【メーンキャスター】
荒川静香…トリノ五輪フィギュア女子シングル金メダリスト。バンクーバーに続き2度目のメーンキャスターとして、アスリート目線で五輪を表現します。
音楽
【日本テレビ系ソチ2014テーマソング】
「Road to Glory」嵐
競技概要
1日2回、2日間で計4回滑走し合計タイムでメダルを争います。女子は、ソリの重さと選手の体重の合計が最大340kgまでと決められています。
大会会場
サンキスライディングセンター▽全長1500mのコースに17のカーブと3ヶ所の上り坂が設定されています。ここを減速せずに滑りぬけられるかが鍵となります。
注目選手
バンクーバー五輪「金」カナダのハンフリーズ&モイス組。
現在ワールドカップランク1位の絶対女王が連覇を狙います。

ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 3/2+LFEモード(3/2.1モード)
5.1サラウンド
サンプリングレート : 48kHz

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