「もっと運動しないと」と思いながらも、仕事で忙しいとなかなか実行できずにいる人は多いだろう。“仕事中にカロリーを消費できれば一石二鳥なのに” と思っている人のために、職業別の1時間に消費するカロリーが算出されたので紹介したい。これを見たら真剣に転職を検討したくなるかもしれない。

・職業別の1時間に消費するカロリー

職業別の1時間に消費するカロリーを算出したのは、カロリー計算サイト「CalorieLab.com」だ。以下は各職業で、体重68キロの人が1時間に消費するカロリーをまとめたものである。体重により消費カロリーは多少異なるが、だいたいの目安にはなるだろう。

データ入力:34キロカロリー
交通整理係:68キロカロリー
農畜業・運転などの軽い作業:68キロカロリー
裁縫作業:68キロカロリー
バーテンダー:88キロカロリー
トイレ掃除などの清掃業:102キロカロリー
床掃除などの清掃業:136キロカロリー
大工仕事:170キロカロリー
適度な立ち仕事:170キロカロリー
マッサージ師:204キロカロリー
体育教師・スポーツクラスの先生:204キロカロリー
ダンサー:258キロカロリー
プレス加工・工場での作業:272キロカロリー
建設工事作業:340キロカロリー
トラック運転手(荷物の積み下ろし有):340キロカロリー
消防士:748キロカロリー
プロのダイバー:748キロカロリー
林業(木の切り倒し作業):1088キロカロリー

・重労働=高収入!?

海底油田・ガス掘削用プラットフォームの建設ダイバーだったフィットネス専門家のジョン・ロウリー氏は、「ダイバーの仕事は、水中呼吸や水温への適応、体の動きに海流への抵抗で体を酷使するため、多くのカロリーを消費します」と、プロダイバーの過酷な仕事について語っている。この重労働への報酬は年平均で約700万円で、仕事内容と報酬が見合うかどうかは、人によって意見が分かれるところだろう。

・仕事中の消費カロリーは年々減少の傾向

以前行われた調査により、過去50年でアメリカ人が仕事中に消費するカロリー量は30パーセント減少しており、1日の消費カロリーが100キロカロリー減少していることになる。全体的にどの職業でも機械化・デジタル化が進んだおかげで、人間が労力を必要としなくなった結果と言える。

ちなみ筆者は座って仕事をしているので、1時間に30キロカロリー前後しか消費していないことになる。毎日の食事内容を考えると、さすがに「もっと運動しよう!」という気になってしまった。同じような状況の人のためにも、エクササイズを始めるきっかけになればと思う。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.