応援ドキュメント 明日はどっちだ #36 2014.03.18

(岡本玲)
危険と隣り合わせの林業の現場。
そんな世界に飛び込んだ30歳女子。
まだ見習いでこの冬に一人前にならないと明日はない!しかし…
その上今年は…
林業の現場は完全ストップ!一体どうなるの!?
(拍手)始まりました「明日はどっちだ」。
東大出身やいうてて林業の方に。
で今年は…。
大変やったやろなぁ。
そうや。
東大出てるんですもんね。
もし自分らがね東大行ってたとしたらどうしてます?いちびるやろなぁでも多少は。
すごいんですかやっぱり。
そもそもね…なんで通訳なんかやりたいの?だって言葉勉強できたらさ…
(笑い声)
東京都の一番西にある過疎の村檜原村
寒さが厳しい冬は滝も凍りつく
そんな村で去年林業の世界に飛び込んだ女子がいる
この仕事を始めてまだ1年足らずだがやる気は人一倍!
そんな大塚さんが勤める会社は…
事務所は古い民家。
社員6人でこの辺りの森林の手入れを請け負っている
実は大塚さんはまだ正式の社員ではなく見習い。
この4月までに一人前にならなければ居場所がなくなるという崖っぷちだ。
なぜなら大塚さんの給料は今全額補助金から出ているがそれがもうすぐ切れてしまうのだ
一人前になれるかどうか大塚さん正念場の冬
山では間伐作業がピークを迎えていた
その作業で最も大切なのは根元に入れる三角形の切れ込みだ。
「受け口」といいこの向きで木の倒れる方向が決まる。
そして反対側から「追い口」という切れ込みを入れると…
(木が倒れる音)
先輩たちのように狙った方向に受け口を作り思いどおりに木を倒せる事が一人前の最低条件なのだ
大塚さんはまず木を倒す方向を見つける事から
と言いつつ木を切り始めたものの…
あれ?隣の木に引っ掛かってしまった。
「かかり木」と呼ばれるトラブル。
狙った方向に向けて受け口が作れなかったのが理由
作業は遅れる一方だ
危ない危ない。
取材を始めた1月には先輩が一日80本倒す現場でも20本しか倒せなかった
その後細い木なら手早く切れるようになったが一人前と認められるにはもっと太くて大きな木を倒せるようにならなくてはならない
クタクタになって眠る日が続いた
そして…
大塚さんの修業は新たな段階に入る事になった
作業を終えて戻ってきた大塚さんに社長が…
社長の青木さんと共に急きょ新しい現場に入る事になったのだ
正式な社員として認めてもらうチャンスだ
ほんまやね。
ところがその現場はとんでもない場所だった!
まずこの急斜面。
登るだけでも一苦労
そして経験した事もない太い木ばかり。
これまで切ってきた木に比べると太さはおよそ2倍
しかも現場の下は車が通っている。
もし木を落としたら大惨事だ
うわ〜。
事故なるもんなぁ。
命じられたのは伐採する青木さんの補助。
木に巻きつけたワイヤーを引っ張り倒しやすくする仕事だ
この日青木さんは大塚さんに自分の伐採を間近で見せ学ばせようとしていたのだ
しかし…。
大塚さんは急斜面に立ってワイヤーを引っ張るのに手いっぱい
伐採を見るどころか…
かえって青木さんの足を引っ張る始末
一本倒すのにふだんの倍以上の時間がかかった
自分で大木を倒せる日はいつ来る事やら
猛勉強して東京大学農学部に進学。
周りは官僚や研究者となっていったがそれが自分の道だとは思えなかった
あの急斜面の現場で大木を伐採する事は最初の高い壁だ
ところがその前にもう一つ思わぬ壁が立ちはだかった
なになに?
2月の大雪だ
すごかったもんね。
この雪ね。
この冬東京では45年ぶりの積雪量を記録した
大塚さんの会社も休業状態に追い込まれた
出勤できたのは大雪から6日後の事
6日も会社休むって大打撃やね。
すごいなぁ。
大塚さんの会社は孤立した民家を救う除雪作業に参加する事になった
当然山に入るどころではない
(大塚)おおっ!危ない!大丈夫?
連日続く夜通しの除雪作業
一体いつになったら現場に出られるのか
今はやれる事をやるしかない
村がようやく落ち着きを取り戻した頃久しぶりに大塚さんたちが現場に向かった
あの急斜面の現場だ
なんと雪で入り口が塞がれていた
現場に出られず時間ばかりが過ぎてゆく。
このままではまずい。
そろそろ出番じゃないですか?
横山さんがやって来たのは大雪から3週間がたったある日。
この3日前から急斜面での作業が再開できたと聞いて大塚さんを訪ねた
よいしょ。
横山さん会うなり大塚さんの鼻の下に何やら発見
ヒゲ!?黒ずみね。
そんなにいい感じですか?
大塚さんの顔に泥が付いてヒゲみたい!仕事に打ち込む林業女子の勲章だ
ほんまやね。
横山さん大興奮!
生で見たらやっぱすごいよ。
(大塚)こんな感じです。
分かりました!
横山さんも特別にやらせてもらう事に!
果たして!?
立って作業するだけでも大変な急斜面。
大塚さんが越えようとするハードルの高さを横山さんも実感。
という事で大塚さんの林業への思い受け止めますか!
どうもありがとうございます。
そして…
あの急斜面で伐採に挑む日がとうとう決まった。
しかも樹齢40年のかなり太い木らしい
そんな大きいの切るんだ。
林業の世界に飛び込んで1年。
正念場を迎えた
当日は朝から快晴
林業女子いざ出陣だ。
これがその木。
大塚さんの体とさほど変わらない太さだ
とりわけ高いハードルがこの木をどの方向に倒すか
大塚さんの表情も不安げ
というのも斜面には道路際のフェンスを支えるワイヤーが張り巡らされている
そこに引っ掛かってもあかんし。
そうか。
限られてるよな。
そのため木を倒せる場所はかなり狭い。
例えばこの木なら方向はここだけだ
頼りになるのは自分の腕そして愛機のチェーンソーだ
真新しいチェーン。
この日のために特別に用意した。
切れ味に不足はないはず。
頼んだぞ!
気合いが入ってきた
ちょっと顔つき変わったね。
社長の厳しい目が注がれる中で倒す方向を見定める
大塚さんが狙うのはここだ
その方向にぴったり合わせて受け口を作れるか
慎重になるわなそら。
慎重にチェーンソーの刃を当てる
慎重になりすぎてもな時間かかってるって言われるしね。
小さく受け口を切ったところですぐに方向を確認
はい。
ベテランさんは遠くから見て分かるんやなやっぱり。
受け口の方向が少しずれていたようだ。
木が高いほど僅かなずれで倒れる場所が大きく変わってしまう
受け口を大きくしながら方向を微妙に調整してゆく
受け口が出来た
方向は大丈夫か?
続いて追い口
ところが…
燃料切れ?
あ〜あ!この肝心な時にまさかのガス欠
けど落ち込んではいられない。
すぐ燃料を入れなければ
さあ狙いどおりに倒れるか?
(木が倒れる音)
やったぁ!
この1年学んだ事を全てぶつけた伐採。
社長の評価は?
大塚さんどうやら及第点をもらえたみたい
しかし目標はみんなに一人前だと認められる事。
頑張れ大塚さん!
(拍手)深いですね〜林業!奥が深いですねやっぱり。
難しいもんやなぁ。
めちゃめちゃ深いわ。
あなたもやってましたやんかワイヤー。
実際やって…ほんま大変や。
という事でございまして大塚さんが会社に残れるか…。
出た!久々に。
あらあら。
きた〜!よかったよかった!
(拍手)林業に対してすごいまっすぐ向き合ってるというのは周りの諸先輩方がすごいおっしゃってたんでそういうところがやっぱり認められたと思うんですよ。
でもこっからやっぱ会社員となったわけですから甘えは…。
そらもうあかんよ。
ほんと許されへんやろね。
題しまして…これ気になるよ〜。
2014/03/18(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
応援ドキュメント 明日はどっちだ #36[字]

関ジャニ∞が頑張る人々を応援する連続ドキュメンタリー番組。今回は「冬の山に挑む林業女子」の2回目。記録的な大雪の東京都檜原村で、林業の修業に励む女子を追う。

詳細情報
番組内容
去年、東京都檜原村の林業会社で1年間の見習い社員となった大塚潤子さん(30歳)。春までに仕事を身につけ、一人前の社員になりたい。目下の課題は、密集した森林の木々を間引く間伐作業。チェーンソーを駆使し、狙った方向に正確に木を倒す技術を身につけなければならない。しかし、この冬の記録的の大雪で、村は大混乱。雪かきに追われ、山の仕事は完全にストップ。はたして、大塚さんの林業修業はどうなるのか?
出演者
【出演】渋谷すばる,村上信五,横山裕,【語り】岡本玲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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