報道ステーション 2014.03.18

当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫ウクライナをめぐりましてロシアと欧米重大な岐路に立ちました。
先ほど夜の日本時間8時からですがご覧のようにロシアのプーチン大統領が上下両院の議員を全員集めたところで演説を行いました。
そこでついにクリミアロシアに編入これを決めました。
≫満場の拍手に迎えられたロシアのプーチン大統領。
≫日本時間の午後8時ロシア大統領府クレムリンで演説を行ったプーチン大統領。
ウクライナ南部クリミア半島について議会の議員らに語りかけた。
≫クリミア半島の編入手続きを進めると明言したプーチン大統領。
演説の直後条約の調印を行った。
今回の演説観衆の中にはウクライナクリミア自治共和国のアクショノフ首相らの姿もある。
≫政権を転覆させたウクライナの反政府デモについてはテロと断じた。
≫クリミアでの住民投票を受けアメリカ政府はプーチン大統領の側近やロシア議会の幹部ら11人に対する資産凍結や渡航禁止などの制裁を発表。
ロシアの対応次第では更なる制裁を科す用意があるとしていた。
≫日本政府もウクライナ情勢をめぐって初めてのロシア制裁に踏み切った。
日本政府は日露間のビザ発給要件の緩和に向けた協議の停止を決定。
新しい投資協定や宇宙協定など3つの国際協定に関する交渉の開始も凍結する。
北方領土交渉を見据え緩やかな制裁となった。
EUも資産凍結や渡航禁止など制裁を決めた。
対象は、ロシアの政府や軍当局者クリミアの関係者21人だ。
国際社会からの相次ぐ制裁措置。
しかし、いずれも実質的な効果は薄いとみられている。
アメリカにある資産の凍結など制裁の対象となったロシアのロゴジン副首相。
短文投稿サイトツイッターで海外に資産は保有しておらず制裁は無意味だと訴えた。
ロシアとの経済的結びつきが強いヨーロッパには制裁を避けたいという思いもある。
≫演説の中で強調されたのは西側への警戒感だった。
≫そして、ロシアがウクライナの東部への軍事介入も進めるのではないかという疑念については…。
≫この演説の内容、のちほどまた読み解いていきます。
そして、この演説を受ける形でさまざまな動きが出ております。
ポーランドに入ったアメリカのバイデン副大統領が急遽、会見を行っている。
これも後ほどお伝えします。
まず中継です。
ウクライナの首都キエフからです。
吉田豪記者です。
そちらのまずこういう会見を受けた形での雰囲気から教えてもらえますか。
≫こちら、悔しくも戦々恐々とした面持ちでテレビを見たという国民の人が多かったと思います。
クリミアは我々の領土だと言ってきたわけですけれども今回、ロシアの動きを止めることができなかったと。
その思いは、テレビでのプーチン大統領の演説を見て悔しい思いをしている国民多かったと思います。
またトゥルチノフ大統領代行ですがプーチンはロシア帝国を復活させようとしているとして批判しました。
巨大化しようとするロシアそして、その演説ですね。
わざわざテレビで行ったプーチン大統領をかなり警戒しているということもできると思います。
ただ、ウクライナですが今回、そのロシアとの全面対決だけはなんとしてでも避けたい。
それがウクライナの思いです。
というのも、このウクライナ内情なんですけれども決して一枚岩ではないからなんですね。
このウクライナの中ですがロシアと国境を接する東部、こちらにはロシア系の住民が多くてクリミアの動き、今回すぐに飛び火したという経緯がありました。
国内の混乱はロシアの侵攻を許しかねないという。
ウクライナ政府はそれを最も恐れています。
それが今日発表されたEUとの経済協定の締結の見送りです。
ウクライナ東部には炭鉱などがあるのですがこの炭鉱の産業保護が理由でして、ロシア系が多い東部その東部を不満がたまらないようにするというのがウクライナ政府としては最も重要なことだとそれが狙いだというふうにもみられています。
ヤツェニュク首相ですけれどもロシアとは本当のパートナーシップパートナーとしての関係を築いていきたいというロシアに配慮した発言もしたんですけれどもやはりウクライナの本音だなと思います。
ロシアにたてついても損をするのはウクライナですし一方で、EUも思っていたよりそれほどウクライナを助けてくれないということも悟ってしまった。
ロシアの顔色をうかがいながらも言うことは言うという微妙な配慮をしながら国内をおさめていかなければならないというのがウクライナの現状のような気がします。
≫キエフから吉田豪記者でした。
続いて、今度はアメリカにまいります。
新堀仁子記者です。
ワシントンです。
新堀さん、バイデン副大統領の会見の内容こちらから、出せるタイミングでお伝えしようと思ってるんですがいろんな動きが出てきましたね。
≫オバマ政権としてはやはり軍事衝突であるとかウクライナが内戦状態になることだけは絶対に避けたいシナリオですがただここにきてやはり軍事的なプレッシャーというのもかけはじめたといえると思います。
といいますのは今古舘さんがおっしゃったようにバイデン副大統領がこちらの4時間ほど前になりますけどポーランドに入っています。
そして今ちょうど会見をしているところなんですが改めてクリミアの住民投票は認められないと発言し、またロシアの決断を詐欺的だと厳しく批判しています。
先ほど首相と会談しているわけですがほかにもバルト3国の首脳と会ってNATOの連携強化をアピールしてウクライナ近隣諸国の動揺を抑えて同盟国、アメリカの存在感をここで示しておきたいという狙いがあります。
またオバマ大統領なんですが昨日ロシアの出方次第では経済制裁は強化していくと明言しています。
昨日の制裁の発表ではわずか11人と制裁がちょっと手ぬるいのではないかという印象があったと思うのですが実は、この大統領令は非常に幅が広くてプーチン大統領の仲間とか側近だけでなくその人たちを直接的、間接的に支援する人や企業に制裁を科することができるんですね。
ですから今後はそこにも踏み込んでいくことになるとみられています。
ただ、最も効果が期待できるのはやはり、EUによる金融措置EUの経済制裁なんですがここが果たしてアメリカと一枚岩でいくのかまたEUの中も1つにまとまっていけるのかというところが今後、注目されるところです。
それから、一方で外交的な努力というのもいまだ続けられているわけですけれども実はアメリカは当初最初から中国の役割に今回、期待しているんですね。
中国は、ウクライナに対して理解を示す声明を出していたということがありますし、それから先週の国連安全保障理事会でもロシアに対して完全に同調はせずに棄権という形で中立的な立場を保っています。
来週、オランダで開かれる核安全保障サミットには習近平国家主席も出席する予定でして、ここでオバマ大統領と直接会談が予定されています。
ですから、ここでウクライナ情勢についてかなり突っ込んだ話し合いになるのではないかと期待されています。
≫確かに新堀さんおっしゃるように国連の安保理でロシアと同じように中国が下手したら拒否権をまた使うのかなと思った方もいると思うのですが棄権という形にしたと。
これは中国のロシア牽制を見て取った方多いと思うんですがより、それが具体的に今後見えてくるかもしれないということですね。
≫少なくともホワイトハウスは相当、今回は中国の役割というものに期待してましてある意味、中国のお手並み拝見と外交の舞台でどこまで中国が大国としての存在感を示せるかにも注目しているといえると思います。
≫ありがとうございました。
バイデン副大統領の模様は先ほど少しお伝えすることができましたのでまた新たな発言があった場合はこちらでお伝えしようと思います。
ここで専門の方にスタジオにお越しいただきました。
読み解いていきたいと思います。
プーチン大統領の演説を。
上智大学外国語学部の大変ウクライナにお詳しい上野俊彦先生にお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
まず、上野さんお伺いしたいんですがプーチン大統領はいきなり即座に独立宣言以降クリミアの共和国の編入には踏み切らないだろうという見方もあったわけですが今日、はっきりと言い切ったというあたりはどういう背景なんでしょう?≫今日の演説ソチオリンピックからの一連の愛国心の盛り上がりというか高揚感というのがそのまま続いているなという印象なんですね。
一気呵成にきたという感じなんですが演説の中でも非常にこまごま言っていましたがロシア国内世論で世論調査でいうと92%ぐらいの人たちがクリミアの編入を支持しているのだと。
それから、もちろんクリミアもこういう住民投票の結果が出たと。
まず、世論の支持があるんだということが1点です。
それから、2つ目はEUが特にロシアに対して制裁という点で若干、弱腰のところが見えるんですね。
例えばロシア海軍は実はフランスから軍艦を購入するような予定があってそれで、すでに造られていて完成したものもあるんですね。
全体の契約は数は多いんですが。
昨日の段階でそれを差し止めるという決断は昨日の段階ではしていないという報道が流れていたんですよね。
それから一部でもうクリミアについてはロシア住民が多いので諦めてもいいんじゃないかというようなそういう、一部の世論。
責任のある地位の人がそういうことをいっているわけではないですがそういう意見も出ているようなところもかんがみて一気に、ここは既成事実を積み重ねていったほうがこのあとの展開有利に進めるんじゃないかとそういうことですね。
≫これは、どうなんでしょう。
今出た経済制裁に対してアメリカも、それからヨーロッパもやってるんですがそんなにまだ強制力というか効果が上がらない程度であれば第2弾をやるかやらないか。
この編入はっきりと宣言したことによってアメリカ、ヨーロッパはやれるんでしょうかやれないんでしょうか。
≫正直申し上げるとアメリカとEUではやっぱりロシアとの経済関係の太さが違うので、EUはなかなかロシアに対して強い制裁をするということは難しいのかなと。
つまりEUの経済はやっぱりロシアからエネルギーを輸入してロシアに対して自動車、機械、電気製品その他輸出するということでロシアがやっぱりEUの中でものすごく経済的に重みがあるんですね。
≫アメリカとロシアの貿易額の10倍以上ですよね。
≫ですからなかなかEUとしても国内に企業を抱えているわけですので財界の意見なんかも聞いてみるとそれほど強い制裁をしてくれるなという意見も国内的にはあるようですのでなかなか難しいというところがありますよね。
≫先ほど、ちょっと上野さん聞きそびれたんですけれどもプーチン大統領はちょっと前までの勝手の私の素人の感覚ですけど反プーチンデモもあったりロシア国内でプーチン支配に陰りといわれたときもあったりしてそれがソチ五輪そして今回の件というのはわかるにしても一気にプーチン支配一色のように支持があがるということにまだ、ちょっとにわかについていけないところが。
≫ロシア国民の一部で確かにプーチン批判というものがあって選挙のときとかですね。
どうしても、メディアはそういうものを大きく扱いがちですが、やはり多数派は世論調査で人気が落ちてきたといってもやっぱり40%、50%という数字はずっと維持していますので本当に反対している人はそんな多くはないですよね。
やはり国民の多くが力強い指導者というものを求めている。
これはロシアの文化的な伝統でもあると思いますが。
プーチン、まさに今在外同胞を断固として守るという強い姿勢を見せていますよね。
これがやっぱり支持につながっていくし今後プーチンが、まだ今、大統領1期目ですから2期目まで見据えながら次の選挙を乗り切るというのを考えると、やはりここで断固たる強い指導者プーチンというのを国民の前で示しておくというのが国内政治のロジックの中ではプーチンにとっては重要なのかなということですね。
≫それが反対側から見ますとこのクリミアへの即座の事実上の軍事侵攻。
これが全くもって許せないということに反転してくるわけですが。
さてウクライナ国内見渡しますと東部が、親ロシアの人ロシア系の人が多いということで南部クリミアに続いて今度、東部がロシアの侵攻があるんじゃないかとかもっぱらいわれます。
上野さん、どうでしょう?そこは。
≫問題は東ウクライナのロシア系の住民とそれからウクライナ系住民が非常に緊張感が高まっているのですがそれが本当に衝突して大規模な暴動に発展すると。
しかも、それをキエフの暫定政権が抑えられないと。
それで、そういった状態をキエフの暫定政権が抑えられない治安維持ができないそういうことになるとやはり在外同胞を守るという口実でロシア軍が介入するということになりますよね。
今、EUのほうではキエフの暫定政権が、やはり力が不足しているということで監視団を入れるということも考えられているんですね。
プーチンはそのことについては反対はしていないんです。
≫メルケル首相と話して反対してない割にはどうなんだろうというところニュアンスとしてありますね。
≫そうなんですけど暫定政権についてプーチンは全く信頼していないんです。
今日の演説でもそうでしたけれどもテロリストというようなことを言っていますしナチズムとかそういうことと結び付けていっています。
だから暫定政権の中にラジカルな民族主義者が入っているということでプーチンはものすごく暫定政権に対して不信感、あるいは強い警戒感があるんですね。
ですから、むしろEUのほうから監視団が入る形でひょっとしたらロシアからも入り多国籍の監視団になるかもしれませんがそういう形でそこの治安というものが維持できて在外同胞の安全が守れるのであればロシア軍の介入ということはないと思います。
やはり今、EUではそれを食い止める。
そこで本当に暴動が起きるということは大変なことになりますのでそれをとにかく抑えるということがEUの最も強い関心事だと思います。
≫ロシアもウクライナ国債をたくさん持ち財政破綻は避けなければいけない。
そういうときにうまくEUが、そういう形で入ってきてくれたほうがいいという見方もできますね。
恵村さんはどうですか?≫今回の事態について言いますとプーチン大統領の支持率上がってますし国内のナショナリズムが高まっているということでロシアにとってはそういう意味ではいいのかもしれませんが国際社会にとってみれば最悪の選択だと思うんですね。
大国としての地位それから信頼ですね。
ロシアにとっては傷ついていますし外国資本が流出するとか経済の面でも深刻な影響を与えますし国際社会にとって深刻なのは今話題になりましたウクライナ東部、南部への侵攻があった場合ですねロシアの。
この場合、なぜそういうことが起こる可能性があるかというとやっぱり、クリミアに水がないしインフラもウクライナの本土から頼っているわけですね。
ロシアにすれば東部、南部を抑えなければクリミアが維持できないという面もあるのでそういう懸念があるだろうといわれているんですがそうなれば新たな戦争となりますし悲惨な流血を招くことになるので国際社会の挑戦ということになると思うんです。
クリミア編入までには議会の手続きなどでまだ若干日数がかかりますのでその間に日本をはじめ国際社会が対話による問題解決ということこそが世界にとってもロシアにとっても最大の利益であるということを利をとくべきだろうと思います。
≫そして、もうすでにこの時点で世界の経済、市場はどう見るか非常に不安なところがあります。
さて先ほどからこれを写しており気になるので。
今、ウクライナの中の今後のいろんな今後の話をしてましたが、そのほかも含めて昔のソビエト連邦のグループのような仕組みにしていこうというプーチンの野望が見えるという見方も出てきているわけですね。
≫プーチンの野望といいますか例えばここにモルドバの共和国があるんですがドニエストル共和国ここロシア系の住民が多いところなんです。
ここはすでに未承認国家モルドバの中央政府がコントロールできないです。
クリミアが住民投票をやった段階で我々もロシアに併合してもらいたいというようなアピールをドニエストル共和国は出しているんですね。
あと、南オセチアとアブハジア共和国はロシア系の住民ではないんですがここも2008年の戦争でグルジアと対立して分離独立して未承認国家です。
ここも、もしかしたら併合といった機運が高まってくるかもしれません。
そうすると旧ソ連の境界線がそれぞれ独立した国になったわけですが旧ソ連時代の国内境界線だったところが国境になっていてそれを引きなおすということになるとものすごく大変なことなんですね。
ですから、やはりどこかでそれをやっぱりおさめていかなきゃいけない。
ただ、おそらくクリミアはロシアにとってものすごく戦略的にも重要というところがあるのでクリミアがいったから即ドニエストルなどが次々にいくということではないと思いますが地元は、活気付いてるという感じになると思います。
≫2歳の男の子の遺体を遺棄した疑いで今日、ベビーシッターの男が逮捕されました。
そして、この事件に関してつい先ほどなんですが男の子のお母さんがその胸の内を語りました。
≫死亡した山田龍琥ちゃん2歳。
母親が心境を語った。
≫今朝早く、逮捕前に一旦、実家に戻された物袋勇治容疑者の父親がそのときの様子を語った。
≫逮捕された自称保育士物袋勇治容疑者、26歳。
昨日午前埼玉県富士見市の自宅で山田龍琥ちゃん2歳の遺体を遺棄した疑いが持たれている。
物袋容疑者は遺体を放置したつもりはありませんと容疑を否認している。
龍琥ちゃんの死因は窒息死だった。
龍琥ちゃんの口の周りを何かでふさいで窒息させた疑いがある。
警察は殺人の容疑も視野に捜査を進めている。
≫物袋容疑者は、1年ほど前にインターネット上にベビーシッターのサイトを立ち上げその代表となりました。
その本部は、横浜市内にありますこちらの団地の一室の実家になっていて母親もそのベビーシッターの仕事を手伝っていたということです。
物袋容疑者が開設したホームページ。
安心の24時間対応年中無休とうたっている。
保育している際の写真だろうか。
子どもたちと一緒に楽しそうにしている姿を写した写真も掲載されている。
≫物袋容疑者と亡くなった龍琥ちゃんの母親をつなげたのは容疑者自ら開設したホームページとは≫最近、ベビーシッターを求める親の間でにわかに人気を集めているのがマッチングサイトだ。
ベビーシッターと利用者がそれぞれ氏名や保育歴の有無希望日時、金額などを掲示板に投稿し条件が合えば契約に至る。
大手のマッチングサイトだと利用者は1万人を超えるという。
利用者にとって一番のメリットは単価が安いことだ。
1時間1000円前後と相場の半額程度となっている。
また、急な依頼でも手軽にベビーシッターを見つけることができるケースも多いという。
一方、ベビーシッターにとっても多くの利用者と接触を図ることができるメリットがある。
マッチングサイトを利用している母親に話を聞いた。
≫ベビーシッターの仲介サイトで物袋容疑者とみられる人物がたびたびトラブルを起こしていたので運営会社はサイト上の利用を制限していたということです。
≫物袋容疑者が登録したとみられるマッチングサイト。
氏名とともに保育可能地域の欄には条件が合えば基本どこまでもお伺いいたしますと書かれている。
料金は1時間1000円。
保育歴は7年で300人とアピールしている。
マッチングサイトの関係者によると複数の利用者から物袋容疑者の売り込みがしつこいというクレームがありサイトへの書き込みを禁止したという。
しかし、その後も物袋容疑者とみられる人物が名前や住所を変えて再度登録しトラブルは絶えなかった。
このマッチングサイトではベビーシッターへの審査はない。
氏名や保育歴など公開されている情報が事実でない可能性もありその見極めは利用者の自己責任となる。
マッチングサイトを利用してトラブルに見舞われたことのある人に話を聞いた。
≫ベビーシッターの需要は増えている。
東京都内にあるこちらの会社ではおよそ1000人の会員がいてその数は年々増加傾向だ。
ベビーシッター採用の際は厳しい基準を独自に決めているという。
≫ベビーシッターには国家資格はない。
更に、国や自治体に届け出の義務もないためこれまで厚労省はマッチングサイトも含めベビーシッターの実態を把握していなかった。
≫恵村さん、仕事と子育てって両方大事で、そういう中で金額のこともあるからついついね、こうやってサイトでっていうのはわかりますよね。
≫保育所の数が足りないとか保育所に預けていても子どもさんが病気だったり夜だったりしたら預けられないとかですね。
あるいは、頼りになる親戚の方が近くにいないとか知人がいないとかそれぞれ事情があると思うんですね。
そんな切羽詰まった親がマッチングサイトに頼るという現実があると思うんです。
安くてネットで気軽に頼めていいという方もいらっしゃれば本当は資格を持って保育に慣れた方に頼みたいんだけれども仕方がないという方もいらっしゃると思うんですね。
もちろん安いからといって安全など最低限の質がおろそかになっては困るわけですが厚生労働省は実態を把握する必要がありますしまた規制も検討する必要があると思うんですけど一方で大阪のマンションで2人のお子さんが餓死したような放置事件がありましたけどこういうことも繰り返しちゃいけないということも考えなければならないと思うんですね。
親の側も1つはネット情報に頼らないで自分の目で質を確かめてみるということがありますし、もう1つは不十分ですが公的なサービス。
保育量の補助とか病児保育とかいうものがありますので自分の自治体にどういう制度があるか確かめてそれをうまく使うのも頭においておいてほしいと≫アメリカのバイデン副大統領が先ほどの会見でロシアを厳しく批判しました。
≫今日は風がかなり強かったですね。
関東と四国では春一番が吹きました。
ただ、穏やかなのは明日までで早くも次の雨雲がやってきます。
≫ここでスポーツをお伝えしましょう。
宇賀さん、お願いします。
≫まずはメジャーリーグ。
レッドソックスの上原投手がオープン戦4度目の登板。
ここまでの試合はすべてノーヒット無失点と好調です。
しかも今日はあるこだわりを持って投げていました。
≫8回のマウンドに上がった上原。
先頭バッターに対し鋭く落ちるスプリット。
もはや代名詞となった得意の球種で空振り三振を奪う。
続くバッターへの初球。
首を振って、選んだのは…。
このボール。
バッターに近いところで小さく曲がるカットボール。
実はこのカットボール去年までは投げていなかったが今年、試行錯誤を続けている球種だ。
そこにはどんな意図があるのか。
上原は工藤に語っていた。
≫ワンストライクから再び首を振り2球目。
またもカットボール。
3球目。
カットボールを続けセカンドフライに打ち取る。
更に、3人目のバッターもカットボールでショートゴロ。
わずか9球、無失点に抑えた。
その9球のうち実に6球。
新たに取り組んでいるカットボールは武器となるのか。
≫ザッケローニ監督も視察に訪れたアジアチャンピオンズリーグセレッソ大阪とタイ・ブリーラムの1戦は前半4分サイドからのクロスに走りこみ、先制ゴール。
ザッケローニ監督の前で結果を残します。
更にセレッソは34分カウンターから抜け出した19歳南野が冷静に相手をかわし追加点。
こうなると見たいのは2010年ワールドカップMVPフォルランのゴール。
しかし時は過ぎ迎えた試合終了間際フォルランに訪れた歓喜の瞬間。
ファン待望のゴールが生まれたセレッソ。
今大会初勝利です。
≫フォルラン選手は試合後大歓声のサポーターにありがとうと日本語で答えていました。
≫続いては小川さんが取材した特集です。
≫住民の半数が65歳以上のお年寄りという島。
その島を大往生の島にしたいと立ち上がった1人の医師の取り組みを取材しました。
≫高齢者の介護施設で暮らす星出勝美さん。
≫故郷で人生を全うしようとしていました。
≫瀬戸内海のハワイとも呼ばれる山口県の周防大島。
急激な高齢化という深刻な問題を抱えています。
≫なんだか不思議ですね。
建物自体は新しい施設という雰囲気はあるんですけれどもやはり懐かしさがこみ上げてきます。
≫複合型介護施設おげんきハグニティ。
≫先生、はじめまして。
≫岡原と申します。
≫よろしくお願いします。
ようこそいらっしゃいました。
≫医師の岡原仁志さん。
廃校になった高校の校舎を活用してこの施設を作りました。
≫この床の感じ質感、なじみがありますよね。
再利用してちょっと学校らしさを残すことの意味というのもあるんですか?≫あります。
≫ここでは、いろんな境遇の高齢者が暮らしています。
島出身の多賀トシコさん。
施設内で生け花を教えています。
戦争でご主人を亡くしてからずっと1人暮らしでした。
≫敷地内で野菜を栽培する澄川一之さん夫妻。
若いうちに来て友達を見つけたいと県外から移住してきました。
≫施設の中にある事業所島の蛍。
通いや泊まりなどのサービスにより自宅で生活しづらくなった高齢者を支えています。
≫おはようございます。
≫初めまして。
≫星出さんです。
≫去年3月から利用を始めた星出さん。
肺の病気が悪化し岡原さんが連日往診に訪れていました。
貨物船の機関長として世界の海を渡ってきた星出さん。
3年前に奥様に先立たれて1人暮らしに。
病気などで生活がままならなくなり生まれ育った地域に立つこの施設で最期を迎えたいと望んでいました。
≫星出さんは子どもがいないため島で別々に暮らすきょうだいが交代で付き添っていました。
≫スタッフはいつも星出さんが笑顔で過ごせることを考えていました。
壁にはたくさんの写真や大好きな曲の歌詞が。
≫ここは、自宅に一番近い場所になっていました。
診療所で毎日高齢者と向き合う岡原さん。
なぜ、こんな施設が必要だったのでしょうか。
≫そんな問題を解決したい。
施設の総事業費は6億円。
多くは岡原さんの借金で賄いました。
≫島で育った岡原さん。
診療所の医師だった父親に憧れて東京の大学を出て外科医に。
その後、在宅医療の魅力にひかれ島に帰って診療所を継ぎました。
≫おじゃまします。
≫島で往診に出るようになり高齢者の置かれた現実に何度も直面してきました。
≫1人暮らしだった原田八重子さん。
がんの手術を受け自宅で療養していましたがその後再発。
娘が住む大阪の病院で亡くなりました。
ハグニティができる8か月前のことでした。
≫1年間に亡くなる高齢者の7割が島の外で最期を迎えています。
おげんきハグニティにはリハビリなどを行うデイサービスやスタッフが常駐して食事も提供するサービスつき高齢者向け住宅など通常独立している施設が1か所に集まっています。
岡原さんも往診して医療面から支えます。
≫いつもこんな感じなんです。
≫高齢者とハグをする岡原さん。
教えてくれたのはユーモアで人を癒やす活動で映画のモデルにもなったパッチ・アダムスさん。
すべてはこの出会いから始まりました。
≫岡原さんは地域ボランティアの養成にも取り組んでいます。
食事会などで地域の高齢者と交流したり孤独死などを防ぐため高齢者の自宅で生活を支えることも目指しています。
≫誠に残念ですけどご臨終ということになります。
≫ありがとうございました。
≫よく頑張られたと思うんですよ。
≫星出さんありがとうございました。
≫同じ時間を過ごした利用者やスタッフたち。
≫心臓の音、すごいかわいいいい音ですね。
≫島全体が家族のように高齢者を包み込む大往生の島を目指して。
≫本当にお会いしたお年寄りの皆さんの安心しきったような笑顔がとても印象的だったんですけれども。
ハグニティは、ただ人生を全うするのではなくて人生を豊かに全うすることができるようなサービスをお一人お一人に丁寧に提供している施設なんですね。
こうした施設が増えていくことまた持続していくことが必要になってくると思うんですけれどもハグニティの場合は総事業費が6億。
そのうち2億は国や自治体からの補助金が出ているのですが残りの4億は、岡原先生自身の借金などで賄っているんですね。
そのほか運営にかかる費用には一切補助金はハグニティには出ていなくて本当にスタッフの方々の熱量だけでもっているような状態。
もし、ここで縁起でもないですが岡原先生が倒れられたりしたらとたんに経営が立ち行かなくなってしまうような現状があるんですよね。
民間の力に頼りきることの限界を覚えました。
≫やっぱり、もっと補助金がついていかないといけないし先生がやっておられることというのは本当に人の役に立っていると。
これは本当に見ていてすばらしいなと思うし抱き合うことでどれだけ気持ちが温かくなり体も元気になるかというのも感じるんですけど。
≫ぬくもりが伝わるだけでほっとするんですよね。
≫ただ、同時にお子さんとか、お孫さんとかが島を出て行ってるというそういう現状があるので地域活性と、今の先生の試み≫株と為替を見ていただきますか。
プーチン大統領の演説後ロンドン株も上げて始まりましたしそれからサマータイムで1時間早くなったニューヨークダウも上げております。
東部の振興が2014/03/18(火) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

首都圏で地価が上昇…金融緩和マネーと五輪、中小企業融資に回らず▽クリミア独立宣言…プーチン演説で何を▽大リーグ黒田博樹、上原浩治登板へ

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【スポーツアナウンサー】
宇賀なつみ
【天気予報】
青山愛
【コメンテーター】
恵村順一郎(朝日新聞論説委員)
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツ】
松岡修造、工藤公康、澤登正朗、中山雅史
◇おしらせ
☆番組HP

http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

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