ひるブラ「渓谷を彩る梅の里〜奈良市 月ヶ瀬(つきがせ)〜」 2014.03.04

生字幕放送でお伝えします≫きれいな梅、だんだん咲き始めましたよ。
今から見頃を迎えるんですよ。
≫奈良市にある月ヶ瀬に来ています。
ここは、全国有数の梅の名所なんです。
年間20万人近くの観光客が訪れるんです。
今日もちょっとちらほらお客さんの姿が見られましたね。
≫この渓谷には1万本の梅が植えられているんですよ。
この梅きれいだけじゃないんですよ。
地元の生活を支えてきた大切なものなんです。
≫月ヶ瀬で梅の魅力を味わい尽くしちゃいます。
意外な梅の使い方やおいしいスイーツまで余さずお届けしますよ!≫くわばたさん、どうですか?梅の里、楽しみでしょ?≫もう、梅もきれいだけど夕輝君の顔もきれい。
うれしいです、私。
ありがとう。
≫ありがとうございます。
まずは、月ヶ瀬の景色をご紹介します。
それが、こちらです。
≫随一の絶景です。
≫地元の人も絶賛する場所がこちらなんです。
一目八景という景色なんです。
どうですか?≫いいね。
今日、天気もいいから。
≫そうなんです。
梅と山、川。
すごいすてきですよね。
きれいですよね。
梅も満開になるとまた、さらに美しさが増しますよ。
見てみたいですよね。
≫満開になるともっとすごいんですよ。
こちら3月中旬の満開の景色です。
きれいでしょ。
多くの歌人が歌に詠むほど心を動かされてきた景色なんです。
≫すてき!行きたい!≫この梅の時期に外せない名物の食べ物があちらにご用意してあります。
こちらです。
≫こちら、見てください。
月ヶ瀬鍋です。
どうですか、自慢の郷土料理なんですよ。
早速いただいちゃっていいですか。
これ、いろいろあるんですよ。
見てください、お野菜とか。
お肉も、これはなんの肉ですかね。
≫伊賀牛ですね。
≫ここは山の上にあるので肌寒いのでこうやって、お鍋を食べて温まりながら景色を楽しんでほしいということで。
≫卵をつけながら食べるんだ?≫そう、卵なんです。
すき焼きなら分かるんですがお鍋は珍しいですよね。
早速いただきます。
おいしいです。
すごいおいしいです。
すごいやわらかくてお野菜のうまみもすごい出ていておいしいんですよ。
≫これは、お鍋の中にちょっと探すとあるんですが山菜なんかも入っているんですよ。
あと、山芋も入っています。
いただきます。
地元産のものですね。
しいたけなんかも地元産です。
うん、ホクホク!やわらかい!≫また、食べて、周りの景色がそこって最高じゃない。
≫ぜいたくなんですよ。
≫体の芯から温まってこの梅の景色と川と山が楽しめるという。
≫鍋の香りもすごくいいんですよ。
なぜ、こんなに月ヶ瀬にこれだけの梅があるかというと地形に理由があるんです。
≫平らな土地が非常に少なく米が作りにくく生活が苦しかった月ヶ瀬。
急な斜面に植えやすかったのが梅だったんです。
日の当たりやすい傾斜が多くて朝と夜の気温差も非常に大きいので梅が育ちやすかったんです。
梅の木が増えたのは江戸時代。
以来、代々地域の人たちが大切に大切に植えてきたんです。
実は、200年間地元を支えてきたある木があるんです。
それが、こちら。
≫こちらです。
樹齢200年といわれる梅なんですよ。
枝には、見てください。
こんなに、こけがぎっしり。
貫禄がありますよね。
≫格好いいね。
≫枝もくねくねとしていてね。
≫渋いですよね。
≫そして白い花が咲いているんですがこれ、江戸時代から残る梅で城州白
(じょうしゅうはく)という梅なんです。
≫じゃあ、200年間咲き続けているんですね。
≫そうなんです。
≫かわいらしいですよね。
≫これ、梅の実を採るための木なんですね。
≫その実は月ヶ瀬の生活を支えてきた大切なものなんですよ。
くわばたさんなんだと思います?≫なんに使うと思います?≫梅干しでしょ?≫違います。
食べるものではないんですよ。
正解を教えてあげましょう。
≫答えが分かる場所がこちらにありますよ。
≫こちらです。
≫梅をいぶした烏梅
(うばい)というものなんです。
染め物の色を定着させるために使うんです。
≫これが、染め物の原料になるんですか。
食べ物じゃないんだ。
≫この真っ黒いのが烏梅というものです。
≫いぶした梅ですね。
ちょっと香りはどうですか?≫すごく梅の香りがするんですけど香ばしい梅の香りです。
おいしそうだけど食べられないですね。
この烏梅を使った着物がこちらにあるんです。
あの烏梅を使って染めた着物なんです。
見てください。
≫あんな黒かったのに、こんなほんのり梅色になるんですか。
≫そうなんですよ。
これは、5枚着物を重ねて着る着物なんです。
すごく鮮やかですよね。
グラデーションが。
≫この一番濃いのも梅で?≫実は元の色はベニバナなどで染色しているんですがその色を発色させるのが烏梅です。
≫こちらも見てください。
こんなにきれいに染まっているんですよ。
≫すごい、きれいな色。
≫月ヶ瀬の梅、クエン酸が多く含まれているんです。
クエン酸が色を鮮やかにしてくれるんですよ。
≫烏梅を使った着物は皇后さまがご成婚のときにお召しになった十二ひとえにも用いられたんですよ。
≫烏梅は今、日本ではここでしか作られていないんですよ。
作る方が減ってきて、ここでしか作られていないんです。
≫こちら、中西喜久さんです。
父親の跡を継いで先祖代々の烏梅の栽培を続けています。
烏梅の生産が行われるのは真夏の8月。
炎天下の中すすを完熟した梅にまぶします。
一見、簡単そうに見えるんですが、こんなふうにまんべんなく、すすをつけるのは大変なんです。
しっかりとすすがついたら24時間蒸し焼きにします。
そして、1か月間このように天日干しして完成です。
昔、地元の生活を支えてくれていた烏梅を中西さんは今も大切に守り続けているんです。
≫初めに、これを考えたのがすごいですよね。
全部、手作業なんですね。
大変や。
≫最近、再び烏梅の価値が見直されて新しい作品が生み出されてきました。
≫気付きました?くわばたさん。
≫あ、首?おしゃれ、おしゃれ!≫そうなんです。
おしゃれじゃないですか?これも、烏梅を使って染めたものなんですよ。
≫くわばたさん女性ものなんですけどイケメンがつけるとね。
≫じゃあ、それ首に巻いたやつ私にくださいよ。
≫じゃあ、そうですね。
買って、持っていきます。
そしてこちらも烏梅を使って染めたかばんなんですよ。
≫かわいい!≫かわいいですよね。
≫きれいな色ですよね。
≫そうなんですよ、鮮やかで。
≫いろいろ、布製品などに使えるんですね。
若い子にも親しめて、いいですね。
≫くわばたさんもどうですか?≫ほしいですよ。
だから、買ってよ!≫じゃあ、買ってきます。
≫染めるところを見るとさらにすごさが分かります。
こちらです。
辰巳洋子さんに教えていただきます。
よろしくお願いします。
まずは?≫ポケットチーフです。
これを、染めてみようと思います。
ではちょっと赤をもみだしてありますのでつけてみます。
≫ベニバナの液ですね。
≫全然、まだ色はつかないですね。
水がつくだけで。
≫ここで烏梅を入れます。
≫変化に注目ですよ。
≫これ、烏梅を3日間、お湯で戻した液体です。
今、入れているのは。
≫これを入れますとちょっと、赤くなったかな。
≫ちょっと色が変わったの分かります?≫では入れてみます。
≫まばたき注意ですよ。
すごいですよ。
≫ちょっと上げてみましょうか。
≫ほら、少しピンク色!≫烏梅、すごい。
≫もう少しつけると、さらに…。
≫時間とともに色が濃くなっていきます。
≫これを繰り返すんですね。
≫あまりくしゃくしゃともめないですからゆっくり、色の水の中をくぐらせるということで。
≫ほら、すごいですよねくわばたさん。
すごい、きれいです。
≫全部、天然の染料ですからね。
≫そうです。
お台所でできますので≫烏梅が入るとクエン酸の効果でこのように発色がよくなるということなんですね。
ベニバナの赤がきれいに出るということです。
≫すてきですよね。
≫辰巳さん染色をしていらっしゃってどんなことを感じていらっしゃいますか?≫私が、染色に興味を持ったのはこの村に烏梅があったからなんです。
そして、烏梅でやるものが全国的にここでしか作っていないものであるのも分かりまして。
本当に誇らしい気持ちで今はこうして染色をやっています。
そして、何よりもうれしいのが染色をしたものたちがいろんな人とのつながりを得てそれで月ヶ瀬が知られていく。
そんなのが本当に誇らしく、うれしく思っています。
≫すてきですね。
≫夕輝さんが今つけてらっしゃるストールも辰巳さんのストールも辰巳さんがお作りになったものなんですよね。
辰巳さんありがとうございました。
≫どうぞ、またいらしてください。
≫月ヶ瀬の梅。
染色にももちろん使えるんですが食べてもおいしいんです。
それが、あちらです。
行ってみましょう。
≫スイーツとかも早く食べたいですね。
≫楽しみですね。
≫こんにちは。
きれいですね。
≫咲き始めの梅が。
地元に伝わるスイーツがこちらです。
梅の甘露といいます。
早速、夕輝さん。
≫食べちゃっていいですか?じゃあ、いただきます。
≫食べたら買わなあかんよ。
買ってよ、食べたら。
≫試食です。
食べちゃいます。
不思議です、すごい。
すごい甘いんですけどすごい酸っぱくて不思議なんですけど…。
あとから、すごい酸っぱいのがきて。
不思議なんですよ、本当に。
でもおいしいです。
癖になる感じですね。
最初に甘いのがきて途中から酸っぱいのがきておいしいです。
≫この梅の甘露ですが代々、作られてきてその家に伝わってきているものなんですね。
この甘露を作り続けて70年の道上ツギエさんです。
こんにちは。
ちょっと、ツギエさん。
作るところを見せていただけますか?≫ちょっと、やってみます。
≫こうやって、梅を潰すんですね。
硬いんですか?結構、梅は。
≫コリコリしてますね。
食べてみてくれますか。
≫すごい、カリカリしてます。
≫酸っぱくないの?≫酸っぱいですよ。
≫普通の梅の味ですよね。
まず塩で漬けて、それからツギエさんが巻いているようにシソで巻いて…。
≫そして、砂糖に漬けるんですわ。
≫ツギエさんの甘露は地元でも評判なんですよ。
≫1年間塩漬けした梅をこのように細かく砕いて、そして塩味のシソで巻いていきます。
最後に、巻いたものは…。
≫砂糖ばっかりで漬けます。
≫こちらのつぼで漬けるんですね。
≫だから甘くなるんですね。
僕、間違ってませんでした。
甘酸っぱい感じです。
≫ツギエさん、どうですか?ご家族の皆さんはツギエさんの甘露を食べていつもなんておっしゃってます?≫これは子どもら、孫らはお弁当持っていくとき梅干しも入れますけどこの甘露ですね。
砂糖漬けを、喜んで弁当でも持っていくんですよ。
おいしいって言って。
≫じゃあ、家族の皆さんには欠かせない味なんですね。
≫そうです。
≫地元の味、家庭の味すてきですね。
ありがとうございました。
≫代々伝わるスイーツもあるんですがほかにもスイーツあります。
こちらです。
甘露は代々受け継がれてきた伝統の味ですが新しいスイーツもたくさん生み出されているんです。
我々が今、歩いているのは観梅道という道なんですがその道の道沿いにもすごくお茶屋さんなどがたくさん、あって。
そこでいろんなスイーツが売り出されているんですね。
≫楽しみですね。
≫お店の前にはたくさん、商品が並んでいたりするんですが。
こちらのお店にお邪魔したいと思います。
失礼します。
新たに生み出されたスイーツがこちらです。
≫チョコレート。
これは抹茶味なんですかね。
こっちはホワイトチョコレート?いただきます。
見てください、梅がぎっしり詰まっているんですよ。
酸っぱくはないんですけど梅の香りとチョコレートの甘さすごい相性がいいですよ。
≫酸っぱくないの?≫酸っぱくはないですね。
酸っぱさはちょっと感じるくらいなんですが甘くておいしいです。
≫月ヶ瀬のお茶の、抹茶味のチョコレートでコーティングしたものもあるのでそれも、ちょっと召し上がってみましょうか。
≫こちらも、せっかくなので食べちゃいます。
≫抹茶味と梅はどうでしょう合いますかね?≫ほのかに感じますが、合います。
おいしいです。
ただ、ホワイトチョコレートも入っているので、いろいろミックスしちゃってますけどすごい、おいしいです。
≫甘さと酸っぱさがね。
≫2つ合わせてもおいしいかもしれないですね。
≫さらに、ほかにもスイーツ、まだまだありますよ。
≫梅のシロップなんです。
≫ちょっとこれでいろいろ試して食べてみましょうか。
この梅シロップなんですが砂糖に梅を漬け込んだエキスを抽出しただけなんです。
水とかアルコールとか全く入れていない本当に梅純粋のシロップなんですよ。
こちら、お座りいただいて。
≫食べちゃいますか。
≫まずはシロップどんな味なのか。
≫さらさらしてるんですね。
≫そうなんです。
さらさらしてますね。
これはなかなかいい感じに酸っぱい。
でも、おいしいです。
酸っぱくて甘みもあるんですけど。
かけてみましょうか。
≫体によさそうやね。
≫元気が出そうですよね。
≫何にかけてんの?アイスクリーム?≫アイスクリームです。
そしてヨーグルトもこちら、用意してあるので。
ヨーグルトにもかけてみますね。
≫なんでもかけれるんだね。
≫早速、夕輝さんアイスクリームを召し上がってみてください。
≫いただきます。
すごい、シロップはちょっと酸っぱめだったんですがバニラと絡み合ってすごいまろやかにおいしくなりました。
≫子どもでもいけそうですか。
≫子どもでもいけますね、これは。
多分、すごく元気になりますよ。
≫外の梅を眺めながら。
7分咲きですが。
≫7分咲きなんですけど満開には最高にきれいな景色が見えますよ。
2014/03/04(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「渓谷を彩る梅の里〜奈良市 月ヶ瀬(つきがせ)〜」[字]

奈良、京都、三重の県境に位置する月ヶ瀬の渓谷は、山あいに咲く1万本の梅が古くから愛され、古都・奈良随一の「梅の名所」。早春の梅の渓谷で、“恵み”を満喫する。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】夕輝壽太,【コメンテーター】くわばたりえ,【司会】荒木美和 〜奈良市・月ヶ瀬(つきがせ)から中継〜
出演者
【ゲスト】夕輝壽太,【コメンテーター】くわばたりえ,【司会】荒木美和

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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