徹子の部屋 2014.02.18

黒柳徹子:なんと可愛い。
これはデビューなさった頃のお写真です。
つまり、38年前のお写真っていう事になるんですけど、こういうお顔だったんですね。
太川陽介:はい。
黒:まあなんといっても旅もののお仕事をなさいますと、他の方よりダントツに評判がいいという事で…。
太:昔は「ルイルイ」でした。
黒:7年ぶりのご出演です。
太川陽介さん、今日のお客様です。
どうも、どうも。
太:よろしくお願いします。
黒:さっき、あなたこういう風にちょっとおやりになったでしょ?最後、「ルイルイ」って。
あれって、NHKホールで、あなたがあれやってらした時って、私なんかもやってたの、近くで。
「うわー!」って…。
本当にすごかったでしょ、あの時、人気が。
太:すごかったです。
で、NHKホールって3000人ぐらい入るじゃないですか。
黒:そうです。
いっぱい入ります。
太:そこで、ほとんどが女の子で、ギャー!とかくると。
もう、僕、司会の時にインタビューしてても、ここにいるのに聞こえないんですよ。
相手が何を言ってるか。
それぐらいの熱気でしたね。
黒:あの時ね、「誰がいるの?」って、私がね、あんな大きい声出して、みんなが「キャー!」って…。
「太川さんです」ったら、「そうなの」って。
太:僕だけじゃございません。
黒:でも、でも、「太川さんです」っていうんでね、人気なんだな…。
あ、こういう感じ。
可愛いね、やっぱりね、これ。
デビューの頃ですか?これね。
太:そうですね。
黒:女の子みたい、ちょっとね。
可愛いと思います。
でも、あれなんでしょ?あなたをサンミュージックの社長さんが、デビューするには何歳がちょうどいいっていうのがあったんですって?太:そうなんですよ。
うちの事務所ではね、17歳のデビューがいいと。
黒:おお。
皆さん、そうなの?太:で、18になるとね、売れなくなるっていう…。
うちの亡くなった会長は、そういうジンクス持ってて。
だから、早く出せっつって、僕は17歳の最後の方に、やっと17歳でデビュー出来たんです。
黒:じゃあ、さっきのお写真も、それじゃ、ギリギリのところだったのね。
太:あれはもう、デビューしたあとなので、多分、18ぐらいなんですけども。
黒:18ぐらいの。
うんうん…。
太:とにかく、17歳でデビューさせるんだっていうなんか、あったみたいです。
黒:なるほど。
そうですか。
奥様は、女優の藤吉久美子さんでいらっしゃいます。
おキレイな奥様。
ちょっとお写真。
こんな、お可愛らしい。
本当におキレイなんですけれども。
太:いえいえ…。
黒:あなたは今、旅番組を2つもお持ちで。
大変でしょ?旅番組も、表いかなくちゃいけなくて。
太:そうですね。
1人で、全部進行していくようなところありますもんね。
黒:あ、そう。
太:で、割と接する方が素人の方ですから、いかに、その気持ちをほぐして。
黒:盛り上げてね。
太:そう。
とにかく、出会った人の笑顔だったりとか、自慢げな顔とか、そういう顔を、とにかく届けたいと思うんで。
そういう気持ちでやってるんですけどね。
黒:あなたお若いのに、とても昔から、そういう事気を付けてらっしゃるんですね。
その、ワー!っていう時も、なんとかそこに並んでる人たちを一生懸命盛り上げようとしてたじゃない、あなた。
太:そうですね。
黒:そうでしょ。
私、知ってましたよ、それは。
あなた、司会者として、みんなを盛り上げようとしてるんだけど、あなたがなんか言うと、みんなが、ワー!っていうのでね、困ってるんだろうなと思ってね。
みんなの時に言ってほしいって、あなた、思ってらっしゃるだろうと思って見てましたよ、私。
太:そうだったんですかね。
当時から?黒:うん、そうよ。
あなた、そういうとこがおありだったと思います。
ちょっと大人っぽいっていうかね。
僕だけが、アイドルっていって受けちゃ悪いなっていう感じが見えましたよ。
ドラマなんかやったりなんかしてもね、当時…、今もやってらっしゃるかどうかわかんないけど、当時、評判になりましたもんね、あなた。
「なんとか食堂」ってやつね。
太:はい。
『日の出食堂の青春』。
うわー!よく覚えてらっしゃいますね。
黒:そうよ。
あれ、いいドラマでしたよね。
あれ、作者、どなただったのかしら?なんか、すっごくいいドラマだった。
太:あれ、本当にいいドラマでした。
お手紙いただいたんですもん、あのあと。
黒:そうでしたっけ?太:黒柳さんから。
「とてもよかったです」っていうお手紙をわざわざいただいて、ビックリして。
黒:本当にビックリしたんです、いいドラマで、感心して。
お若いんだけど…、いろんな方が出てらしてね。
ああ、そうですか。
そうでした。
よかった、よかった。
それで、その時にですね、そういう事があって、ちょっと、そういう長いお付き合いではないけど、そういうお付き合いがあったりして、あなたが藤吉さんとご結婚なすって、赤ちゃんが出来た。
太:はい。
黒:あの話は前にしたと思いますけど、とってもいいお話なんで、ちょっと、もう一度。
太:はい、そうなんです。
病院をね、どこで産もうかって。
黒:奥様は、病院のおうちのお子さんなのよね?太:産婦人科なんですね、実家が。
黒:そうそう、そうそう。
太:で、じゃあ、実家で産もうか、どうしようかって。
でも、実家だと、九州なんで、僕が、しょっちゅう会いにいけないから、じゃあ、どこか、東京で探さなきゃっていってる時に、ちょうど、この番組で、黒柳さんにお会いして、それで、病院を紹介していただいて。
黒:私も子ども産んでないですけど。
それで、そういう事があった事は知ってましたけど、それがどうなったかって事わかんなかった。
ある日突然、うちの留守電にあなたの声が入って、「ありがとうございました。
おかげで元気に生まれました」。
「じゃあ…」っつって、赤ん坊の声が、そこに入ってたらね…。
太:後ろで。
黒:「アー!」って、こんな…。
もう、生まれて何時間っていう声でね。
太:そうです。
生まれて1時間後ぐらいに、病室に、子どもを連れてきてくれるじゃないですか。
その時に、すぐにお電話しなきゃと思って、したら、ちょうど、後ろで泣いたんですよ。
黒:うん。
で、留守電でね、「オギャー!」っていって、「オギャー!」ってね、生まれたての子って、こういう声出すんだわと思って大事に取ってあるんですけど。
その子が、なんと驚くまい事か、中学生?太:この春、中学生になります。
黒:皆さん、月日は早いですね。
「オギャー」なんて言ってた子がもう、中学生になって、いっぱしになっちゃって。
太:ねえ。
黒:可愛いのね。
野球やってるんだって?太:そうなんです、今は。
黒:可愛い。
やっぱりね、お父さんにも似てれば、お母さんにも似てるかしらね。
えー。
太:これは、いつ…。
これは、2年とか3年前の冬だと思うんですけども。
もう最近は、とにかく少年野球で明け暮れてるんですよ。
黒:あなた、少年野球の時は、一緒に行って、なんか、いろんな事をお掃除したりなんか大変なんですって?太:もう、父兄は、ただ、球拾いをしたり…。
黒:この子はよさそうなの?野球に出ると。
太:成績がね、あんまり…。
ちょっと親バカになっていいですか?黒:いいですよ、いいですよ…。
太:一応ね、去年1年間の公式戦の打率がですね、チーム首位で、4割2分何厘とか打って。
黒:打つのに。
太:首位打者をとったんですけど。
黒:ええ。
太:ちょっとすごいんです。
黒:ちょっとすごい。
それは、ずっとやっていくつもり?そのまんまで。
太:本人はもう、野球が大好きで、プロ野球選手になりたいって言ってますけどね。
黒:でも、あれなんです、お掃除したりなんかする時のお父さんに、有名な人がいらっしゃるんだって?なんか。
あなたの学校に。
太:うちの学校じゃない、よそのチームでは…。
黒:よそのチーム?太:ええ。
よそのチームには、それはすごいですよ。
対戦相手のチームには、清原選手がいたり…。
黒:対戦相手なのか。
太:対戦相手。
黒:そりゃ大変だね。
清原選手のお子さんがいらしたんだって。
太:だから、清原選手が向こうのベンチの横の方にいたりなんかして、相手チームに。
黒:そう、大変…。
太:で、息子さんがすごいから。
黒:やっぱ、すごい?太:すごいです。
うちのチーム、2本ぐらいホームラン打たれてますね。
黒:あ、そうなの?太:ええ、やはりすごいですね。
あと、中山ヒデちゃんの息子さんもね、いたりとか、よそのチームに。
黒:やっぱりやってるの?その子も野球。
太:そうです、そうです。
黒:すごいですね。
この芸能人の子どもだけの野球大会。
太:そうですね。
チーム作れますもんね。
黒:チーム作れますよ。
二代目のチームで。
そうなの。
でも、とにかくお一人のお子さんで、元気に育ってね。
あの「オンギャー!」っていう声は元気な声でしたもんね。
すごくうれしいなと思いましてね。
ご親切にありがとうございました。
お忘れもなくと思ってね。
太:ありがとうございました。
黒:でも、しょっちゅう、あなた、球拾いやってるんだって?そこ行って。
太:コーチじゃないんで、何も口出し出来ないんですよ。
だからもう、外野の方行って、エラーした球を拾って、それで、持って、また集めて返したりとか。
で終わったら、ちゃんとグラウンドの地ならしもして。
黒:地ならしもして。
太:我々がして、それで帰るっていう。
黒:あなたも、すごく忙しい間に、一生懸命、それやるんですって?太:もう、仕事がなければ、必ず行ってました。
だからもう、夏は真っ黒になってましたね。
黒:でも、お父さんがそのぐらい一生懸命じゃないと、子どもは、やっぱりね。
太:まあ、そうですね。
黒:打つのがいいの?太:打つの、いいですね。
まあ、守備もうまいですけどね。
なんだ…アッハッハッ。
どうもすいません。
守備もうまいんですよ。
結構、ファインプレーして。
黒:じゃあもう、野球の選手だね。
太:ねえ。
なってくれれば…。
黒:どこに入りたいっつってる?決まってないの?まだ。
太:いや…。
黒:うっかり言わない方がいい?でも言ってさ、もしかしたら、それを見てらっしゃる方が、ちょっと見てみようかなって事があるかもしれないじゃない。
太:本人は、やっぱり巨人に入りたいって。
黒:あ、巨人。
太:すいません。
まずかった…。
黒:巨人は忙しそうだね。
巨人は、なんかね、みんな、もう、入りたい。
太:みんながね。
黒:巨人がいいって言うの?太:ええ。
黒:でもね、こんな顔ですから、可愛いですよね。
でも、こんなユニホーム着て、こんなの、頭にかぶっちゃって。
太:そう、一丁前でしょ?黒:一丁前ですよ。
太:ヘルメットかぶって。
黒:これ、小学校の時でしょ?だって。
中学になってないでしょ?太:いや、なってないです…。
黒:ねえ、小学校ですよね。
太:この夏です。
この間の。
黒:でも考えてみると、これ、随分プロテクトしてありますよね。
耳やなんかにも、ぶつからないようにね、頭にも。
太:そうですね。
黒:昔に比べりゃ。
太:昔は何もなかったですからね、耳のカバーはね。
黒:そうそう。
なんにもないですよね。
でも、毎日やるの、苦じゃないの?その子にとっては。
太:もう、とにかく楽しいみたいです。
もう野球行ってるのが。
黒:あ、そう。
太:ええ、だから、ちゃんと自分でグローブ磨いたりとか、スパイク磨いたりというのを、「やりなさい」なんて、ひと言も言ってないのに、自らやってる姿を見て、ああやっぱり好きなんだなと思って。
黒:好きこそ物の上手なれとは言ったもんでね。
試合練習とか、そういうのっていっぱいあるんでしょ?太:そうです。
だからもう、とにかく試合の時は、出来るだけ見てますし。
黒:あ、そう。
太:スタンドから見てて、それで、ちょっと、ここは直した方がいいなと思うと、ちょっと行って、「ちょっと…」。
「もっと上げて」とか、そういう風にアドバイスしながら、試合中でも…。
黒:あなたは野球すごいの?太:すごくはないですけど、中学校の時に野球部だったんで、多少は知ってるんで、その辺のアドバイスは…。
黒:じゃあ、お父様の言う事は聞く?ちゃんと。
太:割と聞いてくれます。
黒:うれしいでしょ?太:ええ、ええ。
だから、余計うれしいんですね、それがね。
黒:そりゃそうね。
そうですか。
じゃあ、みんなで応援しましょう。
あの生まれたての声聞いた、お母さん…、お母さんとしては。
電話口で、本当にあの時、可愛かったですよね。
生まれたての声の、子どもの声を電話口で聞くって事ないですから。
太:まずないですよね。
黒:あなたが話してるところの後ろで、「アー!アー!」って言ってましたからね、おお、すごいと思って。
でも、よくお忘れなく、あんな生まれてすぐに、お電話くださって。
太:いえ…。
黒:でも、よかったです、いい病院で。
太:ねえ。
本当、ありがとうございます。
とにかく、一人っ子ですから、まあ、ちょっと、ものすごく面倒見ましたね。
黒:あ、そう。
あなたも見た?太:もう、本当に仕事以外は、全ての時間を息子に費やしたって感じです。
黒:そうなの。
じゃあ、お母様は楽だったでしょ、随分。
太:そうですね。
もう、いなくても、全然…。
僕が料理も作ったり、全部してましたから。
黒:作るの上手なの?お料理は。
太:まあ、そんなに苦じゃないんですけど、そんなにレパートリーは、そんなにないんで。
黒:時々子どもが「ルイルイ」ってやってって言わない?太:それは言わないし、歌ってたのは、割と最近になって知ったみたいです。
なかなか言わなかったので、僕も。
黒:そうですよね。
でも、なんかはしてるらしいとは思ってるでしょうね、きっとね。
太:最近はだんだんね、わかってきましたけども。
黒:そうですか。
黒:あなた、ご出身は、京都の丹後の方で。
丹後ちりめんをお父様やってらっしゃるっておっしゃいましたよね。
太:ええ、ええ。
黒:つぼりゅうというお店をやってらっしゃった、お父様。
ところが、残念な事に、今度7年ぶりにいらしていただいたんですけど。
3年前に、お父様がお亡くなりになった。
太:そうです。
黒:ああ、そう。
何歳?太:83歳でしたね。
黒:そう。
まだまだお仕事、お出来になるのにね。
あら、元気…。
これ、どこか行った時?太:これは、安芸の宮島ですね。
黒:そう、お母様とあなたと…。
太:僕が撮ってるんで、かみさんと息子と。
黒:左が、あなたの奥様ですよね。
そうですか。
で、あなたがお店を継がなかったんですか?太:僕は、三男坊ですから、長男が、お店は継いでますけども。
黒:でも、亡くなってから…。
ここが、つぼりゅう。
これがそう、丹後ちりめんのお宅。
でも、亡くなってから、お父様ってすごかったなっていう風に思ったんですって?昔からの事を思うと。
太:そうですね。
なんか亡くなってから、いろんな人から話を聞く事があって。
そしたら、若い頃に随分お世話になったとか、そういう人が現れてきて。
黒:随分、お葬式なんかの時にも、お父様のお世話になりましたって方が、随分、思ってもいないほど多かったんですって?太:そうですね。
そのあとが多かったですね、逆に。
行けなかったけども、葬式に。
ちょっと、あの、手を合わせたいっつって…。
黒:あとからいらっしゃる?太:ええ。
そういう方がね、結構いらっしゃったり。
その方たちがお世話になったんですっていう話を聞いて。
黒:でも、優しいお父様ではいらしたんですけど、あなた、お父様に2回、叱られた事があるって。
その2回がね…。
でもね、なんか、なるほど、すごいなって思ったのは、1回は釣り堀。
太:はい。
僕が小学校の時に、釣り堀に、家族で行った時に、もう本当に、入れ食いっていって、入れたら、すぐ釣れるような釣り堀なんですよ。
ところがね、割と糸が弱いんですね。
弱くしてあるというか。
それで、釣ってると、針、持っていかれたり、切れちゃうんですよ。
その時、切れた時にフッと見たら、向こうに針が落っこちてたから、それを拾って、こうやって拾って、で、結んで、やったんです。
そしたら、それを父親が見てて。
「ちょっと来い」っつって。
「今、どんな目をしてたかわかるか?」。
「ひどい目をしてたぞ」。
黒:あなたが?太:僕が。
いけない事をしてる時…。
黒:辺りを、様子をうかがったのね。
太:そうです。
「悪い事をしてる時っていうのはものすごいイヤな目になるんだぞ。
だから、そういう事をするんじゃない」って言われて。
それは、ずっと心に…。
黒:そうですよ。
それから、なんか、そういう事をしようと思うと、お父様がおっしゃった事っていうのは、いつまで経っても覚えてるでしょう。
太:本当に覚えてます。
黒:それは出来ないってね。
人が見てないからといって。
やっぱり、そういう目つきになっちゃうの。
だから、いつも、あなた、パッとした、清らかな目をしてらっしゃるのは、このお父様のお言葉に従ってらっしゃるからだと思いますよね。
太:確かに、それは、いまだに、ずっとあります。
黒:あ、そう。
それから、もう1回ね、お父様がおっしゃった事は、『徹子の部屋』でおっしゃってるんですけど。
これはね、あなたが22歳の時ですね、こちらに出てくださった時、随分前ですけど。
ちょっと、ご覧いただいていいですか?「太川陽介さんです。
大変長くなりました」「いらっしゃいませ」太:「こんにちは」「僕はね、中学校の3年か高校1年の頃だったと思うんですけども。
なんかでおやじに怒られたんですよね」「その時に、おやじが手を上げたんですよ」「僕をぶとうと思って」「その時に、僕、思わず、パッとね、腕を押さえたんですね」「そしたら、それ以上おやじの手が下がってこなかったんですよ」「要するに、僕の力の方が上回ってたんですね」「その時に、つらかったですね、やっぱりね」「子どもとして…。
子どもから見てやっぱり父親っていうのは、常に、自分よりか大きくて強くて、あらゆる意味で大きい人だっていう考えでしょ」「そういう気持ちがあるでしょ、子どもには」「それが、自分の方が力が強くなってた時にね、とってもつらくてね」「あとで、あの時、そのまま、ぶたれた方がよかったななんて思って」黒:「あ、そう。
男の子って、そんな風に思うものなのね。
お父様はどうだったんでしょうね?その時は」太:「おやじはどうだったんですかね」「寂しかったんですかね」「おやじの気持ちはわかりませんけどね」黒:可愛いね。
太:今よりも落ち着いてますね。
黒:しっかりお話して…。
太:あれ?成長してませんね、僕、全然。
黒:いや、そうじゃないけど。
あの時、落ち着いてるんで、ビックリしたんだけど。
で、あの時の話で、アイスクリームのふたの中に…。
あれも、お父様に叱られた事の1つなんだけど。
太:いや、だから、その釣り堀の事があったんですけども。
ある時、当時、カップのアイスのふたに、当たりとか書いてあったやつがあったんですよ。
それをね、全部開けてみて、当たりを買った時があったんです。
黒:うん、わかりますよね、ちょっと。
すぐ開くの?それでまた。
太:それで、当たりを、もちろん持って帰ったんだけど、どうしても、やっぱり、買いにいく事が出来なくて。
持っていけば、もう1つ、アイスがもらえるんですけど。
黒:ああ、そうか。
うん。
当たりだから。
太:やっぱり、自分で、悪い事してるから、持っていけずに…。
その釣り堀のあとなのね、それは。
太:そう。
それで、ずっと引き出しに入ったまま…。
中学、高校生ぐらいまで、ずっと入ったままでした。
黒:その、ふたが。
太:ふたが。
だから、それを見るたびに、こういう事をしちゃいかんって、自分に言い聞かせてたみたいな。
黒:あなた戒めた…、でも、お父様のおっしゃる事が、それはね、あなたの胸の中にね、残ってたって事ですからね。
確かに、そういう気持ちはわかりますよ。
なんかさ、子どもの時に、ほら、当たりなんかでさ、ちょっと、こう見て、その辺にいないと、なんか…、おじさんとかなんかが見てない…、なんか見たりしようとするじゃない。
やっぱり、あれね、よくないんだもんね、やっぱりね。
ずるいもんね。
太:ずるいんですね。
黒:でも、お父様って、そういう風にいうと、もう厳しかったんだけど、晩年はお優しかったんですって?晩年っていうと変だけど。
太:だから、もう叱られたのは2回ぐらいしかないですし。
やっぱり、最後まで、ずっと優しかったですね。
家族思いだったし。
黒:テレビにお出になるようになってからでも?太:そうですね。
ただ、その、やっぱり亡くなった時に、もっと、どうして、優しく出来なかったのかなっていうのが、すごくあって。
どんどん、どんどん、その父親が弱くなっていくというか。
その父親に対してイライラしちゃうんですよ。
黒:わかりますよ。
昔、こうじゃなかったんじゃないかってね、思うから。
太:そうすると、父親が、ちょっとした事を「なんで、そういう事するの!」って言っちゃうんですね。
それも言い方が、とてもイヤな言い方で、強く言って。
でも、それに対して、父親は、「ああ」っつって、また怒りもしないんですよ。
で、怒らないと、余計、またイライラしてくるみたいな。
そういう事で、もう本当にね、イヤな言い方をしちゃって。
で、東京にそうやって、遊びに来てって呼んでるのに、そういう事をしちゃって。
で、帰ったあと、ああ、またやっちゃったと思って。
もう、今度はちゃんとしなきゃと思ってるのに、また会うと、そうなっちゃう。
その繰り返しだったんですね。
だから、本当に亡くなったあとに申し訳なかったなと思って。
どうして、優しく出来なかったんだろうっていうのがね。
黒:皆さん、そうおっしゃるのよ。
だけど、ご本人のお父様は、そんなに、その事は、あれしてらっしゃらなくて、やっぱり、会えた事の喜びとかさ、こうやって、元気でいるんだなっていう事の方の喜びが大きかったと思いますよ。
太:でも、亡くなる前の日かな。
ちょっと意識がはっきりした時に、きちっと、そういう事も謝ったんです。
「お父さん、ごめんね」っつって。
「僕、すごい態度とってたよね」。
「本当にごめんなさい」っつって言ったら、「うん」って…。
黒:言ってくだすった。
太:うん。
うなずいてくれて。
だから、それは最後に言えたから、まだよかったですけど。
何度…。
どうも、ダメですね。
黒:でも、皆さん、そうですよ。
やっぱり、病気になっちゃうとね、優しくしてあげなきゃと思っても、なんで、こんな事出来ないんだとかさ、早くよくなればいいのにとかって、いい気持ちではあるんだけど、そういう風に強く言っちゃったりしてね。
あとで、みんな後悔するのね、もうちょっと、優しく出来なかったかってね。
でも、そういうものなんじゃないの?きっと。
黒:でも、大変だなって思うのは、お父様がお亡くなりになって、お母様、お寂しいだろうからって、東京にお呼びになったらと…。
お呼びになったんですってね、お母様をね。
太:そうですね。
何度か呼んだんですけど。
前回、呼んだ時に、階段に手すりは付けたんですけど、なんか、両手に荷物持っちゃって、それで居間にいたら、ドドーンって、「うわー!」とか声が聞こえて、行ったら、倒れてるんですよ。
黒:あら…。
太:それで、もう頭打ってたから、すぐに病院に連れてって。
まあ、大事には至らなかったんですけど。
そういう事があったんで、もう、ちょっと、家にも呼べないし。
かといって、京都まで、しょっちゅう行けないんで。
黒:そうね、そう…。
太:なかなか会えないから、可哀想なんですけどね。
黒:でも、あれですよね。
私もわかるんですけど、お母様、何歳?太:今、86ぐらいです。
黒:そうなの。
だから、その落っこった時は、80ちょっとぐらい?太:いや、85ぐらいです、それでも。
黒:なんだ。
今、お元気なのね。
要するに、昔は荷物を持って、階段を下りるぐらいなんでもなかったから。
つまり、そういうつもりでいると、いつの間にか知らないけど、どこかが弱っていて、ちょっとつかまったんだけど、もの持ってると、滑ったりするんですよね。
太:そうです。
黒:そういうつもりじゃなくても。
イヤになっちゃうって思う…。
太:本人の中では、どうって事ないだと思うんですね。
黒:そうそう…。
ねえ。
太:なので、出来るだけ電話ではね、話すようにはしてるんですけど。
黒:それがいいですよね。
それでも、随分うれしいのよね、親にとってはね。
そして、あなたはいつの間にか、あなたの奥様のお父様と仲よくなったんですって?太:やっぱり、もう、自分の父親、亡くしたんで、お父さんと言えるのは、もう、かみさんのお父さんだけなんで。
だから、それから、やっぱり、ちょっと気持ちが変わりましたね。
だから、ここのところ、この1年は九州で仕事があると、1日早く行って、それで夜…。
黒:久留米でしょ?太:久留米に会いにいって。
で、一緒にご飯食べて、飲んでみたいな事を…。
黒:あちらも息子みたいに思ってくださって?太:結婚してだから、もう18〜19年ですけども。
やっと去年、なんか、本当の息子になったって言ってくれて。
黒:あら、そう。
よかったですよね。
太:うれしかったですね。
黒:それまで、そういうお付き合いはしてらっしゃらなかったの?太:そう。
どうしてもね、かみさんの実家行っても、お義父さんとなかなかね、話って…。
黒:何しろ、お医者様でしたっけ。
太:ええ、出来なかったんですよ。
それを、もうちょっと、もっと気楽にいこうって思ったら、そしたら、楽になって。
黒:ようございましたね。
太:それで、なんかもう、「ねえ、お義父さん」みたいな感じでしゃべれるようになって。
黒:ああ、そう。
そうすると、あなたの奥さんもうれしいでしょ?太:そうですね。
だから、かみさんがいなくても、息子連れて、去年、行ったりとか。
黒:そうすると、あちらには、孫になるから。
それはね、うれしかった。
そう、だんだん変わってきますね。
太:そうですね。
やっぱり、父親を亡くした事が、結構大きな…。
黒:そうですよね。
早く気が付いてればね、息子連れて、お父様のところに行ったのにね。
なんだ、今頃なんてね。
それは、わかりますよね。
でも、人間って、そんなもんなんですよ。
気が付かないんですよ、その時はね。
太:全て遅いですね、気付くのがね。
黒:それから、お父さんっていうものは、もともと強かったから。
お父さん、そうだろうと思ってるじゃない、みんな。
昔のまんまで、怖いなんて思って。
どんどん、その間、人間、弱っているのにね。
で、向こうも弱音吐かないからさ、多分ね。
だから、そうだと思いますよね。
太:ええ。
黒:でも、まあ、奥様とも仲がよくて、そうやって、お子さんをうまく育って、お仕事もうまくいって。
本当になんか、あんまり言う事ないですよね。
太:ええ。
ただね、最近、息子からね、僕がパソコンでトランプのゲームしてると、「ねえ、パパ、趣味見つけたら?」って言われちゃって。
黒:ハハハ…。
あなた、息子の使ってるの?それ。
太:え?いや、息子のパソコンではないんですけど。
ずっと、カードゲームやってるんですよ。
黒:同じのやってるから。
太:そう、ずっと。
そしたら、息子に言われて。
「パパ、なんか趣味見つけたら?」。
子どもが生まれて、僕、マージャンもゴルフも全て、遊びはやめたんですよ。
黒:子どものために。
太:君のためにやめたんだぞって思うんだけど、息子に、そう言われて。
だから、中学校いったら、野球部に入ったら、クラブの練習は見にいけないし。
どんどん、どんどん、息子との接点がなくなってくるから、これからどうやって生きていこうと思って。
もう1回、今から、趣味を見つけないといけないんです。
黒:忙しいね。
太:向こうが親離れしだしたんで。
で、僕が、全く子離れ出来てないんで。
黒:今でも、一緒にご飯食べてね、夜中に汗なんかかいてると、拭いたりなんか大変なんですって?あなた。
太:僕、12年間ずっと、息子が寝た30分から1時間後に見にいって、寝汗かいてると拭いてあげるんです。
黒:また子どもって汗かくんですってね。
太:そうなんですよ。
だから、それを拭いて、あんまりひどいと、着替えさせたりとか。
いまだにやってるんですよ。
黒:もうダメね。
太:「もうダメね」?フフフフ…。
黒:もう出来ないね。
太:もう、子離れしないといけないんです。
黒:ウフフ…。
今、ちょっと何回も言ってるんですけど。
私の母は鍋をやらなかったものですから、うちに土鍋がなくて、母に「うちはお鍋をどうしてやらないの?」って言ったら、「よそのうちで食べて、おいしかった」ったら、母が「私はお鍋に趣味がないの。
あのお鍋の形が嫌いなの」って言ったから、うちはお鍋やった事ないんだなと思ったんですけど。
あなたは、お鍋、上手なんですって?太:うちはすごいですよ。
もう冬場なんか、週3回は、お鍋です。
黒:本当に?太:みんなが好きなんですよ。
黒:お鍋って、どういう風にして作るの?初め。
お野菜なんか入れるの?太:もう入れるだけ。
だから、何も手間かからないです。
黒:ふーん。
なんで、うちの母がやらなかったのか、わかんない…。
太:あと、結構ダイエットになるんですよ。
黒:お野菜が多いからね。
太:野菜いっぱい食べて。
それで、おなかいっぱいになって、ご飯までいかないぐらい食べちゃって、もう。
割と2時間ぐらいすると、スッとして。
黒:お野菜いっぱい食べられるからね。
それはいいかもしれませんね。
じゃあ、やっぱり冬は鍋ですね。
太:鍋ですね。
好きですね、我が家は。
夏でも、鍋を結構作ってたんで。
黒:まあ、鍋さえあればね、すぐ出来るもんね、あれね。
お肉でもちょっと入れればね。
太:うちの父親が生きてた時に、東京に呼ぶじゃないですか。
そうすると、「このうちは、しょっちゅう鍋だな」っつって。
あきれてましたから。
太:体も温まりますしね。
黒:皆さんも、どうぞ、冬です。
鍋をおやりくださいませ。
だんだん、暖かくなってまいりますけど。
2014/02/18(火) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[字]

〜親バカ全開!?息子にメロメロ〜太川陽介さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
アイドル出身、現在は旅番組で再ブレーク中の太川陽介さんがゲスト。
◇番組内容
春には中学生になる息子の将来の夢はプロ野球選手。仕事がない土日は必ずグラウンドに行き、野球チームの練習の球拾いなどを手伝っている太川さん。息子のために好きだったゴルフなどもやめ、ひたすら息子中心の生活だったが、中学に入るとそうもいかなくなり抜け殻状態になるのでは…と今から懸念していると語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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