(テーマ音楽)路線バスに揺られてのんびりゆったり旅をしたい!旅の舞台は冬のみちのく。
栗駒山の麓を巡ります。
旅人は…バス旅の達人です。
(白鳥の鳴き声)うわ〜。
わ〜スゴイ!冬でもあったか〜い暮らしの営みに出会いました。
冬の東北路線バスの旅出発です。
おはようございます。
須賀貴匡です。
今日はですね宮城県北部のくりこま高原駅前に来ています。
寒いです。
とにかく寒いですね。
思っていたより全然寒いです。
ほんとはですね向こうに栗駒山が見えるはずなんですけれども今日はあいにくの天気でまだ見えないんですけれども。
宮城秋田岩手の3県にまたがる…田植えの頃山頂付近に馬の形の雪形が現れる事からその名が付いたと言われ麓の暮らしと深く結び付いてきました。
これだな37分石越駅前。
今回は冬の栗駒山麓を巡る旅。
路線バスに乗って気の向くままに途中下車。
栗駒山方面にのんびりゆったり旅をします。
おはようございます。
おはようございます。
(笑い声)大会?吹奏楽部?みんな…窓の外は雪化粧。
積もったばかりのきれいな新雪です。
中学3年生の4人組。
隣町から乗ってきたそうです。
今は受験勉強の真っ最中。
でもこの日はちょっと息抜き。
吹奏楽部の後輩の演奏会に行くそうです。
伊豆沼。
ふ〜ん。
じゃ〜ね〜。
かわいいなほんとに。
伊豆沼も気になりますがバスは最初の町若柳へ。
須賀さんここで降りてみる事に。
さっきの子たちが言ってましたね。
そういえば。
寒っ。
お店がある。
「農産物直売所くりでん」。
冷たい風寒さがこたえます。
思わず目の前の産直のお店に…。
いらっしゃいませ〜。
おはようございま〜す。
お餅!定番のあんこ餅をはじめこの土地ならではのふすべ餅など9種類の餅が並んでいました。
店一番の人気商品です。
店の奥には加工場。
つきたてが自慢です。
地元の人たちは餅が大好き。
正月はもちろん田植えや稲刈りが終わった時など節目節目に餅を食べるのだそうです。
お客さんが来ました。
ここでは地域の人たちの餅つきも代行しています。
いつでもつきたての餅が食べられるんですね。
そしてまた一人。
おかあさん随分大きなものを…。
(鈴木)今日ねうちで…へえ〜。
(鈴木)よろしくお願いしますね。
これですもんね。
(鈴木)そうだね。
いいんですか?
(鈴木)どうぞどうぞ。
農家の鈴木さんが持ち込んだのは秋に取れた新米です。
手間暇かけて育てた自家製のお米でついてもらうお餅は他とはひと味違うんだとか。
(餅をつく音)ふっくらとしたつきたてのお餅。
おいしそう!ありがたいお誘いに須賀さんご相伴にあずかる事に。
はいじゃあお願いします。
じゃあ行ってきます!はい行ってきます。
この日農作業はお休み。
近所のみんなでお茶飲み会をするそうです。
あ〜立派なお宅だ。
ただいま〜。
どうぞどうぞ。
あっおじゃまします。
こんにちは。
お疲れさまです。
集まっていたのは農家のおかあさんたち。
ジャムなどの加工品を一緒に作っている仲間です。
以前は杵と臼を使って家族総出で餅つきをしていたという鈴木のぶ子さん。
味は今も昔ながら。
この土地ならではの「ふすべ餅」はすりおろしたゴボウが入ったしょうゆ味の餅です。
お待たせしました。
出来ました。
あらおいしそうですね。
おいしそう。
あんこ。
これあんこ餅。
餅が隠れるほどあんこたっぷりの「あんこ餅」に家族が近くの沼で取ってきたえびをからめた「えび餅」。
そして「ふすべ餅」。
う〜んどれもおいしそう!
(鈴木)では頂きましょうか。
(一同)いただきます。
お待たせしました!いいえ。
おじゃましちゃいまして。
(笑い声)まずはふすべ餅から。
須賀さんお味は?うんおいしい。
とうがらしがきいたピリ辛が鈴木家自慢の味です。
ちょっとは違っても全部同じように作るから。
当たり?何ですかそれ?萩の枝が入っていれば当たり。
昔からこの地に伝わる運試しの遊びです。
(笑い声)こうやって集まると皆さん…今は種まき終わったからだけど…
(笑い声)家族の世話に畑仕事。
冬場餅を囲んでのお茶飲みは忙しいおかあさんたちのつかの間の骨休めです。
鈴木さん須賀さんに重ねて勧めてますね。
さては…。
鈴木さんの温かいおもてなしです。
いや〜うれしいなこれは。
須賀さん今年もいい事ありそうですね。
朝7時前。
須賀さんは前の日中学生に教えてもらった場所へとバスに乗りました。
ありがとうございます。
伊豆沼。
伊豆沼です。
(白鳥の鳴き声)あっ白鳥の鳴き声なんか鳥の鳴き声が。
(白鳥の鳴き声)あっ白鳥。
うわっいっぱいいる!伊豆沼周辺は国際的に貴重な自然を保護するラムサール条約に登録された湿地帯。
日本有数の渡り鳥の越冬地です。
おはようございます。
あおはようございます。
突然すいません。
はい。
ええ〜。
そうなんですか。
はいそうです。
こんな感じでね。
わっきれいですね!
(鳥の鳴き声)伊豆沼周辺にはシベリアから越冬のため毎年9月下旬から3月上旬にかけて白鳥やガンカモが9万羽も集まります。
早朝渡り鳥たちが一斉に飛び立つ様子は絶景。
全国から観光客が集まる冬の風物詩となっています。
この日の気温3℃。
厳しい寒さの中田んぼで作業する人が…。
レンコン…レンコンですか?うわっほんとだ。
いや〜大変だな。
いつもこの時期に?そうですねはい。
大体収穫されるんですか?収穫はい。
レンコンはお節料理にも使われる縁起物。
お会いした12月末はお正月に向けて出荷の最盛期を迎えていました。
かつては伊豆沼に自生しているレンコンを近隣の町へ行商が運んでいたそうです。
30年ほど前減反した田んぼと栗駒山から流れ込む水を利用して本格的にレンコン作りが始まりました。
狩野幸四郎さんはその当時から栽培を続けています。
泥だらけになって。
手伝ってもらって…いいですね。
やってますね。
寒さ厳しい中での作業。
どうぞ体に気を付けて下さいね。
バス旅再開。
若柳の町からバスに乗り込んで栗駒山方面を目指します。
(バスのアナウンス)「次は栗駒栗駒でございます」。
栗駒。
「栗駒」という名前の町がどんな所なのか気になった須賀さん。
途中下車です。
(バスのアナウンス)「次止まります」。
栗駒来ましたね。
ここはかつての城下町。
30年ほど前までは近くにあった鉱山で働く人たちでにぎわったといいます。
十六人兄弟味噌!?16人兄弟?ご主人が?どういう意味で?味噌や麹を扱うこのお店。
先代の主人が自慢の看板商品に一家の自慢「十六人兄弟」の名を付けました。
創業228年。
今の主人で8代目です。
うわっいい香り。
味噌は代々家族で守ってきた麹と近隣の地域で取れた大豆を使って手作りしています。
どうぞ召し上がってみて下さい。
うちのお味噌汁。
あのお味噌を使った味噌汁。
3年寝かせて熟成させた味噌。
麹と大豆の深い香りが漂います。
いただきます。
あ〜香ばしいですねおいしい。
(阿部)ありがとうございます。
どこか懐かしい味わいです。
ほっとしますね。
あ〜おいしいな。
夕方息子さんが学校から帰ってきました。
こんにちは。
中学生ですか?はい。
お二人とも?2年生3年生?はい。
2人とも味噌造りを手伝っているそうです。
8代続く店の事をどう思ってるのでしょうか。
おいしかったお味噌汁。
(2人)ありがとうございます。
いつも飲んでるんでしょだってお二人は。
…ですね。
飲み慣れてますね。
そう。
長男?長男です。
継ぐんですか?継ぎたいとは思ってるんですけどね。
継ぎたい気持ちも?あります。
それはなんで?やっぱりおもしろそうです。
どういったところが?そうだよね。
二百何十年も続けててね。
…ですね。
またこれからねすてきな未来が。
今日はほんとにどうもありがとうございました。
お世話になりました。
(5人)ありがとうございました。
失礼します。
気を付けてお帰り下さい。
バス旅3日日。
栗駒から隣町の一迫に移動した須賀さん。
更に栗駒山の麓へ。
バスは山あいの集落へと向かいます。
車窓に趣ある町並みが見えてきました。
須賀さん降りて歩いてみる事に。
あっ。
小さな煙突が!何でしょう?おはようございます。
おはようございます。
それっていうのは?お酒造ってるんですね。
ほんとですか?これですね。
これこれこれ。
こちらは日本酒を造る酒蔵。
創業98年になるそうです。
蔵人たちが慌ただしく働く仕込みの時期を迎えていました。
吟醸の仕込み…。
うわ〜すごい。
これが蒸気ですね。
あ〜なるほどなるほど。
昔からおいしいお米が取れると評判だった一迫。
そこで始まったのが酒造りです。
秋に取れる新米を山々からあふれる豊富な水で仕込みます。
そうですか?酒造りは昔から農家の冬仕事。
岩手県からやって来る南部杜氏や蔵人たちも多くが農家です。
稲刈りが終わる11月から種まきが始まる前の3月まで各地からこの蔵に集まり泊まり込みで酒を仕込むそうです。
蔵人の中で一番の若手は35歳の大内英基さんです。
酒造りは6シーズン目。
先輩たちに教わりながら一つ一つ技術を身につけています。
大内さんの実家も地元一迫の農家。
米作りや牛の世話をしながらこの時期は酒造りに励みます。
その一連の流れが…作業の合間一息つくのは蔵人たちが代々使ってきた部屋。
創業当時から変わらない冬の営みが続いています。
ないですね。
新婚は?ほんとにほやほやですね。
ここはこれですよ。
(笑い声)最後に取って置きのものを見せてもらえました。
出来たてなんですか?出来たてですね。
まだこう緑がかって。
いや〜。
冬の初めに仕込んだ今シーズンの新酒です。
お〜うまい!うまいです。
人々の熱い思いと冬の寒さが生み出した味です。
栗駒山麓路線バスの旅。
厳しい冬の寒さと共に暮らす人たちの優しい笑顔にあったかさを感じた旅でした。
詳しくはホームページをご覧下さい。
2014/02/02(日) 17:30〜18:00
NHK総合1・神戸
のんびりゆったり 路線バスの旅「栗駒山麓 冬の暮らしを訪ねて」[字]
旅の舞台は宮城県北部。東北新幹線くりこま高原駅を出発し、路線バスに揺られて栗駒山の山すその町や里をめぐる。旅人は俳優の須賀貴匡さん。冬の東北であったかい出会い。
詳細情報
番組内容
旅の舞台は宮城県北部。東北新幹線のくりこま高原駅を出発し、路線バスに揺られて栗駒山の山すその町や里をめぐる。旅人は、俳優・須賀貴匡さん。若柳の産直販売所では「もちつきサービス」を利用する農家のお母さんに出会い、おウチにお呼ばれ。多彩な地元の味づくしで、温かいおもてなしをうける。栗駒の町では、「十六人兄弟みそ」なる店の看板を見つける。創業228年の伝統の味を受け継ぐ親子に出会う。
出演者
【旅人】須賀貴匡
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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