連続テレビ小説 ごちそうさん(128)「い草の味」 2014.03.04

(警報音と爆発音)
(静)ふ久!ふ久!
(泰介)姉ちゃん!
(キヨ)ふ久さん!
(め以子)ふ久ふ久大丈夫か?
(泰介)お母さん…。
大丈夫か?
(警報音)死んでしまう…。
死んでしまう。
(警報音)あっ!
(警報音)悠太郎さん。

(泰介)お母さん大丈夫?地下や。
えっ?地下鉄や。
・「突然偶然それとも必然?」・「始まりは気付かぬうちに」・「予報通りいかない模様」・「そんな時こそ微笑みを」・「ポツリポツリと町の色変わってゆけば」・「傘はなくとも雨空に唄うよ」・「どんな君でもアイシテイル」・「顔を上げてごらん光が照らす」・「涙の河も海へと帰る」・「誰の心も雨のち晴レルヤ」
(ざわめき)すいませ〜ん!すいません開けて下さい!開けて〜!開けて〜!開けろ!開けろ〜!開けろ。
開けろ〜!開けろ!開けろ〜!・
(駅員)おいやめんかい!何やってんねん!空襲時は駅は開けられへんねや!危険なんや!防空法でそう決まっとるんや!この地下鉄造ったんはうちの人や。
何かあったら地下鉄に逃げ込めってここに書いてある!ここが一番安全なんや!造った人がそう言うてるんや。
何の…何の信じられん事があるんや。
ホンマに…ホンマにお願いします。

(警報音)みんな早う中へ。
おおきに!足元気を付けて。
(ざわめき)
(静)すんませんこの子ややこ産んだばっかりなんです。
おおきに!大丈夫か?ふ久。

(警笛)
(駅員)梅田方面は火ぃが回ってませんからとりあえずそちらへ走らせます!
(歓声)おおきに。
おおきに。
おおきに!
(静)ここ座り。
ふ久さん。

(ふ久)お母ちゃん。
おおきに。
だっこさせてもろてええ?悠太郎さんおじいちゃんなったで。

(トラ)
守ってくれたね悠太郎さん。
守ってくれたね。
よかったねめ以子
これ…。
(泰介)大丈夫?
(赤ん坊の泣き声)
(赤ん坊の泣き声)とにかく落ち着けるとこどっか探さんと。

(源太)め以子!源ちゃん!
(泰介)源太おじさん。
(源太)よかった。
みんな無事か。
うん。
(赤ん坊の泣き声)その子…。
空襲の中で産まれたんや。
源ちゃんとりあえずふ久とこの子どっか避難できるとこってある?うま介は焼けてへんからあっこやったら。
回想
(悠太郎)頂きます。
(一同)頂きます。

(泰介)それ…ぬか床。
半分地下室に移しといてやったらよかったわ。

(馬介)め以子ちゃん。
馬介さん。
泰ちゃんも大丈夫やったか?子ども抱えてるお母ちゃんらに2階使うてもらうさかい。
ふ久ちゃんも一緒に。
馬介さんおおきに。
ええええ。
ふ久。
食べるか?中は大丈夫や思うねんけど。
どうぞ。
おおきに。
(ハト時計)
(源太)これからどないすんねん?ああうちは桜子さんとこに。
(希子)私と啓司さんはとりあえず放送局に寝泊まりしてそばにアパートでも探そうか思うてる。
離れる訳にはいかんもんな。
あっふ久ちゃんは?諸岡のお母さんが迎えに来はったら予定どおり疎開先に。
お前はどないすんねん?お静さんと一緒に行く訳にはいかんのか?遠いしかっちゃんも悠太郎さんも戻ってくるとしたらこっちやろうし。
ふ久かてあんなむちゃしてこのあと大丈夫かどうかも分からへんし。
諸岡のお母さんしっかりしてはるがな。
和枝さんとこは受け入れてもらわれへんの?来るんやったら家屋敷渡せ言われてんねん。
焼けてしもうたやん。
土地の権利はまだ残ってるんや。
そんなん渡してでも行った方がええと思うけどな。
そんな私の一存で渡すなんてありえへんわ。
ちょっとふ久の様子見てくるな。
(静)あそこ諦めてしもたらみんな戻ってけえへんような気ぃしてるんちゃうかな。
「14日ふ久に子どもが生まれました。
元気な男の子です」。
何やってんの?お父さんにな戻ってきたら話したい事書き留めてんの。
「今日の配給はいつもより大きな大根でした」。
「お酒の特配がありました」。
「押し入れの隅からクッキーが出てきました」。
いい事しか書いてへんやん。
悪い事考えだしたら…気力のうなってしまうさかい。
お母さんこれからどうする?空襲の時地下鉄走ったのってええ事?悪い事?この地下鉄造ったんはうちの人や!何かあったら地下鉄に逃げ込めってここに書いてある!ここが一番安全なんや!ええ悪いは別にしてお父さん喜ぶと思うけどな。
そっか。
ほな書いとこ。
生字幕放送でお伝えします2014/03/04(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 ごちそうさん(128)「い草の味」[解][字][デ]

大空襲の中、め以子(杏)たちはふ久(松浦雅)と生まれたばかりの赤ん坊を連れて避難を始める。逃げまどううちにめ以子は地下鉄の駅に逃げろという悠太郎の言葉を思い出す

詳細情報
番組内容
め以子(杏)たちは、ふ久(松浦雅)と赤ん坊を連れて避難を始める。逃げまどう中、「地下鉄の駅に逃げろ」という悠太郎の言葉を思い出す。入り口は閉められていたが、め以子は、自ら作った駅が安全だという悠太郎の言葉を叫ぶ。その夜、地下鉄が走ったことで、多くの命が救われる。翌朝。西門家は蔵を残して燃え落ち、ぬか床もなくなっていた。希子(高畑充希)らと無事を喜びあい、め以子はとりあえずうま介に身を寄せる。
出演者
【出演】杏,宮崎美子,高畑充希,和田正人,菅田将暉,松浦雅,中村靖日,【語り】吉行和子
原作・脚本
【作】森下佳子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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