平成25年度 NHK全国俳句大会 2014.02.02

1月19日NHKとNHK学園が主催する年に一度の俳句の祭典が開かれました。
会場には2,000人を超す俳句愛好家が集まりました
今年もNHK全国俳句大会の季節がやってまいりました。
選者の一人鷹羽狩行さんでいらっしゃいます。
よろしくお願いします。
お願い致します。
皆さんぞくぞくと集まっていらっしゃいますけども。
今年の選考はいかがでしたか?俳句というものは選ばれてこそ俳句なんですね。
作ったものが皆俳句とかいい句とかいう事にはならないんです。
よしあしというのは自分では分からないものなんですね。
というのは短いので独り善がりになってしまう。
今日は選び抜かれた句の大発表会と言っていいんじゃないですかね。
どんな句が選ばれるかとっても楽しみです。
ホントにどんな時間になるのか楽しみですね。
そろそろ開幕になりますので私たちも舞台に参りましょう。
はい。
お願いします。
(拍手)「平成25年度NHK全国俳句大会」開幕です。
ステージには15人の選者の方々と特選を受賞された皆さんが晴れの席を共にされていらっしゃいます。
どうぞ皆さんご起立下さい。
(拍手)4万5,000句を超える中から選ばれた特選の受賞者です。
皆様おめでとうございます。
(拍手)
投稿された作品数は一般の部では自由題題詠合わせて4万5,719句でした。
これは去年を上回る数で高校生から100歳を越えるお年寄りまでさまざまな俳句が寄せられました
去年の10月一次選考会が行われました。
その結果9,000句余りが入選となり本選に送られました
大会ではその中から特選として選ばれた題詠15句自由題30句を選者の選評を交えながら紹介していきます。
そして大会の最後に5つの作品を大会大賞として発表します
それでは第一部題詠です。
今年の題「母」には去年よりも2,000句以上多い1万2,137句が寄せられました。
母に寄せる温かい優れた作品が多くその中から選ばれました特選作品15句をご紹介してまいります。
作品の披講は鈴木桂一郎アナウンサーです。
こんにちは。
皆様の俳句17音の音の響きを大切にしながら心を込めて丁寧に読んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
(拍手)題詠特選の皆様には選者のお隣の席に座って頂いております。
まず初めは舞台に向かって前列左側宇多喜代子さんの席からまいります。
では鈴木さんお願い致します。
題詠「母」。
宇多喜代子選…「母の看病のため自転車で15分の実家へ10年間通いました。
庭に来た小鳥にうつろな目をしていた母の目が一瞬光ったのが忘れられません」。
宇多さん選評お願い致します。
10年間お母様が寝たきりだったって今初めて知りましたんですけれどもこの句だけを拝見しております時にホントに情景が分かるんですね。
寝たきりの方の身になりますと視界が限られますからね。
部屋の中だけとそれから部屋に出入りする人だけとそれから僅かに窓の外に変わる自然でしょうかね。
そういうものだけがホントに楽しみだったろうと思います。
そこに小鳥が来たというのはこれ秋の季語ですけれども秋になって小鳥が来たというのがとても慰めになったろうと思うのがこの句からはホントによく分かりました。
伺いますとお母様がまるで子どもと親が逆転したように和泉さんの姿を来る度に部屋で目で追ってらしたというのを聞きましてホントに涙が出そうなんですけどもホントによく小鳥が来てくれたなという思いが致します。
ホントに心打たれる作品でございました。
ありがとうございました。
大串章選…「母は50代で私は40代でそれぞれ連れ合いを亡くしました。
それから30年母と一緒に野菜と僅かばかりの米を作り続けてきました」。
古希70歳米寿88歳ですけどもその2人がもくもくと稲架を組んでる。
刈り取った稲束を運んで横木にずっと掛けておられる訳ですがその姿が非常に印象的といいますか心を打つといいますか。
こうやってずっと仕事をしてこられたんだなと。
もくもくと働いておられる方が何か力を与えて下さるようなそんな感じがして感銘を受けました。
以上でございます。
ありがとうございました。
岩渕さんにはお母様のイトエさんとご一緒の写真をお持ち頂きました。
今出ますね。
寒いのでイトエさん室内にいらっしゃいますけども岩渕さんこれからお二人でどんなお気持ちを詠んでいらっしゃるんですか?そうですね。
年は取ってますけどこの次には卒寿とまたその次に白寿の俳句のモデルにして作りたいと思ってます。
楽しみにしております。
元気で長生きしてほしいなと思ってます。
そうですホントにね。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
お母様にもよろしくお伝え下さい。
おめでとうございました。
鷹羽狩行選…「私の母と姑は明治生まれでした。
激動の時代を生き抜いて104歳と100歳で亡くなりました。
どんな時でも前向きに生きる大切さを教えてくれた2人の母がこの句を授けてくれました」。
朝早くから夜遅くまで家族のため大変な仕事をして下さる母へ「ありがとう」と言っているのがこの句ですね。
「ありがとう」と言う代わりにその気持ちを17音の最後の「汗」という1字で見事にまとめたところがうまいと思いますね。
母の仕事というのは今も大変なんだという母を代表して歌っているところがいいと思います。
いつの世も変わらないというところを「明治大正昭和平成」というふうに年号だけで表したところも見事ですね。
ありがとうございました。
(拍手)井上康明選…「母は90歳になります。
なかなか口を開けてくれない母が葡萄1粒を口に持っていくとおいしそうに吸ってくれました」。
この一句からは秋の豊かな葡萄の味わいそして母親という人の口元の力その生命力。
2つがわっと浮かび上がるようなそういう感銘の句ではないかと思います。
母を詠むというのはどうしても甘くなりがちですけれども非常に具体的な母親という人の口元に焦点を絞ってこまやかにかつ柔らかく力強く詠んでおられるのがいいと思います。
「ひとつぶの」という所に掛けがえのないというふうなそんな歩みも感じられます。
そういう子としての母親という人に対する愛情そういう気持ちが俳句の一句のリズムとなって表現されていると思います。
村上さんには句が出来ました写真見て頂けますか。
去年の葡萄狩りの時の写真をお持ち頂いたんです。
お母様現在グループホームにいらっしゃるという事ですけど出かけられてホントにすてきないい一日になりましたよね。
おめでとうございました。
(拍手)星野高士選…「子どもの頃母の着付けを眺めるのが好きでした。
母が残した帯を締めると今でも母に包まれているようです」。
まず羨ましいと思ったのは「女正月」ってやつですね。
「男正月」ってあまり聞いた事がないのでね。
「女正月」というちょっと正月からずっと働いてきて少し時間がたってちょっとゆっくりできる時間。
そういう時に母から頂いた…形見でしょうかね。
その帯を締める訳ですがただ締めるんではつまらないんですね。
やはり「ゆったり」という言葉が非常に女正月といいますか母への思いこれに非常によくつながってましたね。
最初僕「ゆっくり」でもいいんじゃないかと思った。
でも「ゆっくり」じゃ何も面白くないですね。
「ゆったり」というちょっと優雅な時間というかなそういう時間を母の帯と暮らすという非常に母への愛情が籠もってるなという一句になったとそう思いましてすばらしい俳句だと思いました。
ありがとうございました。
長田さんおめでとうございました。
どんなお気持ちでいらっしゃいますか?特選です。
内定通知を頂いた時に母が「よかったね」って声をかけてくれたような気が致しました。
今日はこの喜びを母と一緒に味わいたいという事で母の帯を締めてまいりました。
ありがとうございます。
(拍手)正木ゆう子選…「久しぶりに訪ねてきた母に『お母さんが苦労した分私は幸せよ』と言いかけて胸が詰まってしまいました。
母は今オホーツクの海を見下ろす稚内の墓地に眠っています」。
娘というのは母親とよくおしゃべりをします。
作者も友達のように何でも話せる親子でいらっしゃったんでしょう。
ところがだんだん母親が高齢になってくるとその時間が永遠でない。
今のうちに元気なうちに話せるうちにもっともっと母と話しておこうと思うものです。
その共にある時間をいとおしむ気持ちがこの句にはそのまま表れています。
リズムが個性的ですね。
またこの句は母親を亡くされた方にとってはもっと話しておけばよかったと解釈する事もできます。
後悔しないようにと思う気持ちがこの句にはよく表れていると思います。
(拍手)母の昔の事とか娘時代の事とかそういう事を話す機会がなかなかなかったんです。
自分が年を取ってそういう事を何で今まで聞いておかなかったんだろうとかねそういうふうな話が少なかったようにも思って今でもやっぱりその思いはひとしおなんですけれど。
片山由美子選…「横須賀湾内の見学ツアーで見た航空母艦の大きさにただただ圧倒されてしまいました。
『母』という題を頂きその時の情景がよみがえってきました」。
「母」という題で空母という言葉が出てきたところがすばらしいと思いました。
題詠といいますとその文字よりも意味にとらわれがちだと思うんですが私は題詠というのはむしろ発想を広げたいというふうに思いますのでなるべくいわゆる母のイメージにとらわれない句を選びたいと思いまして見ているうちにこのすばらしい句に出会いました。
普通の母を詠んだ句が直球勝負と言うとすればこちらは変化球勝負なんですがその変化球は失敗するととんでもない事になるんですけれどもそれが見事に決まったそこに引かれました。
ありがとうございました。
(拍手)有馬朗人選…「幼い頃から慣れ親しんできた母の味は忘れられません。
ブラジル生まれの息子たちも子どもの頃から根深汁が大好きです」。
畠山さんはご欠席です。
ご家族でですね食卓を囲んでいらっしゃる写真を送って下さいました。
近くに日本の食材を売っているお店がありましてそこでその味噌ですとかネギを買ってですね召し上がっていらっしゃるという事でした。
それでは有馬さん選評をお願い致します。
ここのポイントは「根深」っていう事。
根深はそんなには海外で好まれてないというか皆さん食べないようなものですがさすがに移民された人ですからまずネギをたくさん作って…根深を作ってる。
そしてそれを味噌汁にしてる。
それがお母さんからの味の伝統を守ってるんだと言ったところがすばらしいと思いました。
一番典型的な日本のおいしい味をブラジルに継いでいる。
そして子孫代々にもつないでいこうとその気持ちがよく出てますしご自分もお母さんが作って下さった味噌汁特に根深汁をとってもおいしいと思って暮らしてこられたのでしょう。
その気持ちがとてもよく出ていてよいと思いました。
ありがとうございました。
小澤實選…「母は若い頃から苦労の連続で晩年はさまざまな病気との闘いでした。
それでも辛抱強さと前向きな姿勢は93歳で天寿を全うするまで変わりませんでした」。
具体的で明るいすてきな句です。
「ぐうとぱあ」という手のひらの動きを丁寧に詠まれてそれでもう全身の体操はかなわないというお母さんの状態まで描いています。
それから取り合わせた朝顔が明るくていいですね。
朝の爽やかな時間そしてご自宅の風景であるという事も分かります。
お母様への愛というものを形にされたすばらしい句でした。
ありがとうございました。
(拍手)今井聖選…「家族7人でブラジルに移住してもう半世紀が過ぎました。
2つの大地で苦労した母はその時の話をよく私たちに聞かせてくれました」。
ブラジルの井上さんは欠席ですけれども移住当時の写真を送って頂きました。
ご覧下さい。
お母さんはですね中国東北部の冬は洗濯物を外に干しますともうピリピリビリビリッと凍ってしまったと。
でもブラジルではシャツ1枚で家事ができるので天国だとおっしゃっていたという事です。
井上さん今サンパウロの郊外にお住まいでして月に一度句会のため2時間かけて市内に出るのが何よりの楽しみだという事です。
では今井さん選評をお願い致します。
国策によっていろいろ希望を持って移民をなさった方のご苦労というのがしのばれる訳でございます。
ただここには満州はつらかったとかブラジルが楽しかったとかつらかったとか開墾が大変だったとかという事は書いてないんですよね。
ここから悲劇と何か楽しい生活というふうな事が伺える訳ではありませんけれどもどちらにしても国策によって動いてきた人間というものの素直な感想…冬を比べるという。
これが実にあらゆる省略をもってただ冬を比べているというところがですねまさに俳句らしいよい作品になったというふうに思います。
(拍手)金子兜太選…「20年前アフリカのケニアでボランティアをしていました。
たまに日本の家族へかける電話が心の支えでした」。
これはもう全くそのままの事を書いている訳ですね。
それでそのままの事を書いてその喜びを書けたというそのまま書けたっていう事が大変な事だと思います。
大体この辺でですね特に現代俳句と称するものは最近に至って特にこの辺で一ひねりするというのがねこれやらなきゃならん事のように思ってる人が多いですね。
特に新人の方なんかは。
そこをほったらかしてズバッと思ったとおりその喜びを書くというのはいい度胸でございますね。
さっきから私はどのくらい度胸の方かと思って横にいるんでいろいろ探ってるんですけどね非常に落ち着いた方でございます。
ありがとうございました。
(拍手)さあホントにどんな度胸を持った方かちょっと伺ってみましょうかしら。
関根さんそのアフリカにはどのくらい当時いらしたんですか?
(関根)2年間行っておりました。
電話ではご家族にどんな話をされたんですか?楽しい事だけではなく危険な事とかつらい事もありましたが…。
例えば「新米で栗ごはんいいな〜。
もうお雑煮なんだね食べたいな」とかそういうたわいのない話をしてお互いに心配かけないような事とかありました。
おめでとうございました。
(拍手)宮坂静生選…「信州に旅をして高原の花畑にしばらくたたずんでいました。
母は5年前に亡くなりましたが最近何かにつけてとても身近に感じます」。
若い日の母の面影を秋の花がいっぱい咲く野の大花野で回想するというなかなかその背景がすばらしいですね。
まあ永遠のお母さんと言いますか誰にとりましても我が母は永遠の母という思いがありますからその母の面影を回想するのにすばらしい場面を捉えたと思います。
この句はホントに何か一読忘れられない句になるなという感じがありますね。
すばらしい句だと思います。
会場には岩崎さんのご家族…東京にお住まいの子どもさんやお孫さんもお見えです。
どうもおめでとうございました。
(拍手)
引き続き題詠で選ばれた特選作品の紹介です
「久しぶりに帰省した時に亡くなった母の名前で声をかけられびっくりしそして少しうれしくなりました。
子どもの頃から父親似と言われていましたのに」。
「母が亡くなった時私は36歳で2児の子育ての真っ最中でした。
まだまだ聞きたい事があったのに。
今なお母が見守ってくれているような気がしています」。
「息子を戦争で亡くし晩年まで一人で生きてきた母が91歳で亡くなりました。
最後には母と一緒に暮らし介護できた事が娘としてのせめてもの親孝行でした」。
では続きましてジュニアの部です。
日曜朝の「NHK俳句」第4週になりますけれども「俳句さく咲く!」の出演者神野紗希さんとNONSTYLEのお二人井上裕介さんと石田明さんにお願い致します。
皆さんどうぞお願い致します。

(拍手)皆さんこんにちは。
神野紗希です。
どうもNONSTYLEです。
よろしくお願いします。
(井上)我々「俳句さく咲く!」という番組で紗希先生とご一緒させてもらってますがここに来られてる方は我々より俳句とのつきあいも長いでしょうから…。
僕たち俳句作っても5回に4回は季重なりになりますからね。
まだまだ素人中の素人なんですけどもね。
人様のもの選ぶとかいうのは我々できませんので紗希先生にばっちり選んで頂いておりますので少しでもサポートできたらなと思いますので…。
よろしくお願いします。
ではいきましょう。
ジュニアの受賞作品選ばれた選者ご紹介致します。
客席にいらっしゃいます俳人の…
(拍手)
(石田)多少緊張した面持ちですかね。
よろしくお願い致します。
あっピースが出ましたね。
そして神野先生には3人をお選び頂きました。
ありがとうございました。
それでは今年度のジュニアの部小学生中学生の大賞それぞれ3句ご紹介したいと思います。
まずは小学生の部からです。
「庭の木のセミたちにオシッコをかけられながらつかんでみると手がビリビリしびれました」と。
オシッコはかけられてるんですねもう。
石田さん。
卓朗君おめでとうございます。
ありがとうございます。
(拍手)
(石田)これすごい状況だと思うんですけどそのセミを触った時どんな感じだったんですか?ビリビリしました。
(井上)それは分かってますよ。
それは俳句で分かってますよ。
オシッコはかけられたのかかけられてないのかだけ教えて頂いてもいいですか?かけられました。
分かってます。
(石田)オシッコはかけられてビリビリしたと。
という訳でこれからも頑張って俳句詠んで下さい。
ありがとうございました。
では続いて2句目です。
秀君おめでとうございます。
ありがとうございます。
ビアガーデンデビューが早いですね。
ビアガーデンどうでした?ジュースおいしかったです。
ジュースおいしかったですか。
秀君はジュース5杯飲んだんですよね?お母さんはおビールを飲んでたんですか?いやお母さんはビールが飲めません。
じゃあ誰がビールを飲んでたんですか?お父さんです。
いないお父さん何杯ぐらい飲んでたかな?え〜分かりません。
分からないぐらい飲んでたそうです。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
(井上)おめでとう。
(拍手)
(井上)続いて中学生の部にいきましょう。
(笑い)
(井上)これ会場にいるお客さんも経験あるぞという笑いですかね。
(神野)皆さんうなずいてらっしゃいますね。
(井上)石田さん。
元春君おめでとうございます。
ありがとうございます。
これはもういつもよくある事なんですか?まあ夏は…。
(石田)夏は大体こんな感じで。
ちなみに元春君は暑がりですか?寒がりですか?暑がりですね。
って事はどっちかって言うとお父さん派なんですね。
はい。
なのにお母さんは消してしまう。
はい。
(井上)奥の女性はお母様ですか?お母様ですね。
(石田)お母様ですか。
お母様は確かにすぐ冷えそうな感じです。
すぐ冷えちゃいますよね?冷えます。
(井上)やっぱり寒いと?はい寒いです。
消す時は「消すよ」って言ってから消すんですか?それとも無言で消すんですか?無言でクーラーを消して窓を開けます。
無言で消すという事で。
偉いもんで俳句から多分無言やろうなって伝わりましたもんね。
すばらしい俳句でした。
これからも俳句いろんな俳句に挑戦して下さい。
はい。
ありがとうございました。
おめでとうございます。
おめでとうございます。
では続いて2句目です。
(井上)石田さん。
笙君おめでとうございます。
俳句っていうのは結構ふだんから挑戦してるんですか?いや宿題で先生に「やれ」って言われたので。
宿題で「やれ」と言われて書いたら賞を取ってすごいですね。
(井上)片手間で賞を取ったみたいな…。
修学旅行は楽しかったですか?めっちゃ楽しかったです。
(井上)バスガイドさんの事を詠んだって事ですもんね。
バスガイドさんが美しかったので。
(笑い)
(石田)バスガイドさんが美しかったと。
(井上)その年代我々も気持ち分かりますよ。
お父さんバスガイドは好きですか?大好きです。
(井上)何聞いてんねん!「大好きです」じゃないんです。
これからも俳句いろんな俳句挑戦して下さい。
おめでとうございます。
ありがとうございました。
(拍手)では中学生の部大賞3句目です。
(井上)石田さん。
遥佳さんおめでとうございます。
ありがとうございます。
修学旅行は楽しかったですか?はい。
一番の思い出は?ワサビ農場に行ってみんなでワサビ漬けを作った事です。
(井上)渋いね!
(石田)渋いですね!
(井上)修学旅行でワサビ漬けを作る?
(石田)ワサビ農場楽しかった?
(遥佳)はい。
俳句に挑戦してみてどうですか?賞をもらってすごい驚きました。
(石田)自信はなかったんですか?はい。
遥佳さんは先ほどみたいに…笙君は夏休みの宿題で出したらバッて通ったみたいな…。
遥佳さんは結構ふだんからやってるんですか?俳句は。
私も同じで宿題で出て…。
(井上)またですか!
(石田)宿題でと。
でも認められるとちょっと俳句も好きになりますよね。
はい。
おめでとうございます。
ありがとうございました。
(拍手)見て頂いても分かると思うんですけど俳句ってすごいですよね。
クーラーの争いとかそんな事が俳句になるんですよ。
ビアガーデンでオレンジジュース5杯飲んだとか。
いろんな所にいろんな日常の中にいい俳句が眠ってるって事ですからね。
普通だったら見過ごしてしまうようなそんな日常の風景を忘れないで取り上げて俳句にしてくれたその6句が大賞になったという感じです。
すごく感動しました。
(拍手)ジュニアの俳句お二人はどうご覧になりました?正直言うていいですか?惨敗です。
正直言いましたね。
負けきっておりますんでね。
我々にはああいうピュアな俳句はなかなか詠めないですね。
またちょっと挑戦する気持ちで今後やっていきたいと思います。
ピュアな心に戻って頂いて頑張って頂きたいと思います。
以上がジュニアの部の大会大賞に選ばれました。
皆さんおめでとうございます!
(拍手)続いて優れた作品を多く寄せられた学校に贈る学校大賞の発表です。
今年も全国から444校作品が寄せられました。
(井上)小学校の部の学校大賞は…
(井上)中学の部は…以上でジュニアの部の発表を終了したいと思います。
神野紗希さんNONSTYLEのお二人ありがとうございました。
続いて自由題の特選30句です
それでは自由題の選評を始めます。
自由題の特選に選ばれた方には選者のお隣の席に座って頂いております。
皆さんどうぞよろしくお願い致します。
西村和子選…「退職してからは俳句と散歩が日課です。
ある日あぜ道を散歩中に畑仕事の人が突然笑いだしたのにはびっくりしてしまいました」。
耕人耕しをしている人ですね。
多分1人なんだと思うんです。
ラジオのいいところっていうのは何か仕事をしながらとか作者のように散歩をしながらでも聴く事ができるという事ですね。
働いている人が急に笑った。
これはラジオを聴きながら耕人が笑ったというような表現もできるんですけれどもこの句のポイントはラジオが耕している人を笑わせた。
その表現の面白さ。
その事でラジオが働く時の道連れのような友達のようなそんな親しい存在であるという事が伝わってきて大変楽しい句だと思いました。
(拍手)ありがとうございました。
高野ムツオ選…「去年6月南相馬市の村上集落を訪ねました。
田んぼに残されたままのがれきの山はどれも朽ちかけていて2年3か月の重たい歳月を感じました」。
私も実は10日ぐらい前に岩手県の釜石それから大町気仙沼行ってきました。
まだまだ震災のがれきがたくさんあってそれで衝撃を受けて帰ってきました。
佐藤さんのお住まいは福島ですよね。
それに加えて福島は放射能の深刻な問題がある。
ですからまだまだがれきの撤去も進まず震災当時の時間が止まったままです。
しかしその中で人間の生活を支えてくれたがれきもがれきとなってからの歳月を送っている。
もう3年になりますね。
その歳月は言ってみれば被災者が被災者となってからの歳月でもある訳です。
梅雨茸のしょんぼりと雨にぬれている姿がどうか私たちのこのような姿を忘れないでほしい。
ずっと支援していってほしい。
そんなふうに呼びかけているようにも感じられる俳句です。
ありがとうございました。
もう3年ですけれどもねどんなお気持ちで今過ごしてらっしゃいますか?いろいろ考えると重たくて重たくてしょうがないような月日。
もうこの思いだけはこのあと世界中どこの人にも味わってもらいたくないなとつくづくそう思っております。
もっと穏やかに暮らせる日が一日も早く来るようにと思っております。
ホントにお体に気を付けてお過ごしになって下さい。
ホントにおめでとうございました。
(拍手)宇多喜代子選…「妻と2人で始めた四国巡礼の旅。
途中腰痛がひどくなり痛みをこらえて閉門間近の寺へ急いだ事もありました。
カネタタキの鳴き声に励まされました」。
宮野さんを励ましたカネタタキ小さな1cmほどの虫なんですがこちらですね。
コオロギのような形をしてるんですがさあどんな声で鳴くのでしょうか。
(カネタタキの鳴き声)何か小鳥のような…チュンチュンって聞こえますけどこの声を聞いた時宮野さんどんなお気持ちだったんですか?宿坊を前にしてもう歩けんと言うて立ち止まっておりました。
大体この旅が妻の後ろをついて歩く旅でしたので立ち止まっておりますとこの声が聞こえてきます。
どこで鳴いておるのかそういう事全然分からなかったんですけどしばらく聞いておりますと「頑張れ頑張れ」というように聞こえてきましてようやっと暮れた宿坊に着く事ができました。
宇多さん選評をお願い致します。
これねカネタタキとかマツムシとか虫というのは鳴き声をめでる事で句の中に入る事が多いですよね大抵。
私「一歩前一歩前」っていうのは確かにご本人が投影された「一歩前一歩前」で何かやってらっしゃるんだなと思いながらカネタタキが出てきて歩いてるような気がしたんです。
この句見た時に。
これは全く今までの文芸の世界ではちょっと考えられない事かもしれないけど私にはそういうふうに受け止められましてねそれで作者が一歩前一歩前へとカネタタキと同じように歩かれてるかなとは思いました。
大変印象に残りましたね。
ありがとうございました。
(拍手)宮坂静生選…「子どもが小学生の頃帰省して近くの河原へ行きました。
水切りに興じる子どもたちのそばで私も童心に返っていました」。
石ころなんていう何でもない言葉だけども石ころというそれにハッとしましてそれが小さい地球だと。
たまたま夏休みに集めたつまらない石ころがそれから小さい地球まで想像したというこれはなかなか小さいものの中に大きな広々とした命があるといいますかねそれを地球を見たというところになかなかやはりこの方の想像力の豊かさといいますかそれも夏休みに…そういうのんびりした余裕の中でそれをつかんだんでしょうね。
富士山が世界遺産になるというようなそういう大きなすばらしい事というのは目につきますけども石ころが小さな地球だというこの一つの着想というのは確かに作者の発見でしょうね。
そこに感心致しました。
ありがとうございました。
(拍手)稲畑汀子選…「風邪をひいて寝込んでしまいました。
何もしないと決めましたがどんどん洗い物がたまっていきます。
我慢できなくて皆片づけたらいつの間にか風邪も治っていました」。
(拍手)毎日主婦の仕事っていうのは大変なんでございますよ。
私もそういう時代を経てまいりましたからよく分かるんでございますけども。
それでこれは熱が出た風邪だと思いますね。
大変気になって寝てても寝てられないというそういう心情の推移が読み取れます。
そして洗い物がどんどん増えていくというのはこれは洗濯ばかりではなくちょっとしたお茶わんとかたまっていくというのが大変気になってどうなさったかなと私は思っておりましたらちゃんとコメントでもって後片づけをなさって風邪が治ったと結果までおっしゃってらっしゃる。
それは俳句は短い詩ですからあまりたくさんを言わなくても多分そうだろうなと想像致しましたよ。
だからそういうふうに想像を引き出すような一句の仕上がりが大変よかったと思います。
ありがとうございました。
(拍手)宮坂さん夢を見たんだそうですね夢を。
はい。
洗濯物の山に囲まれて上から降ってきてバスタオルが顔にかかって息苦しくて目が覚めたりした夢を見たりしました。
でもそんな時に作られた句で特選ですよ。
大変夢みたいです。
これからも折々にいろんな句を作って下さい。
おめでとうござました。
ありがとうございます。
(稲畑)どうぞお大事になさって下さい。
(拍手)井上康明選…「スペインに暮らして3年になりました。
飛行機が日本に近づき眼下に広がる山や海を眺めていると心が安らぎます」。
矢野さんおめでとうございました。
(拍手)でもどうなんでしょう?日本で詠むのと何か違いがあるんですか?どうなんでしょう?やはり日本と風土とか文化が違いますのでまた咲く花とかが違ってきますので…。
例えば?こちら日本で桜が咲く頃バルセロナは桜がなくてそのかわりにアーモンドの花が咲くんですね。
ただアーモンドの花というのは「歳時記」の季語にはないですのでどうやって詠んだらいいのか戸惑ってしまいますしまた父の日は日本では6月ですがスペインの方では3月になるんですね。
ですから行事に関してもやはり「歳時記」の季語が使えない事が多いですのでそういったところが難しいと思います。
これからスペインの句がまた出てまいりますね。
ありがとうございました。
おめでとうございました。
ありがとうございます。
井上さん選評をお願い致します。
今伺いますとスペインに何年かお暮らしになった方日本に帰ってこようとする時ではないでしょうか。
太平洋の空の上の飛行機の上。
「そうだこの旅行は国内旅行海外旅行ではなくて国へ帰るふるさとへ帰る旅行なんだ」とそう思われたんじゃないでしょうか。
そしてその時に帰省子だとご自分の事をお思いになって「帰省子とならむ」とそういう強いお気持ちをまず歌われてそして「太平洋を越え」。
広々と広がる大海原。
白い白雲が流れる青い空。
太平洋を越えていくそういう気持ちの高ぶりが「太平洋を越え」っていう付け足す形で表現されているところにこの一句の味わいがあるのではないかと思います。
ふるさとがあるっていうのはいいもんだなとそんな事を思わせる一句だと思います。
ありがとうございました。
(拍手)金子兜太選…「私たちの俳句グループは8名で毎月兼題を出して句を詠んでいます。
仲間に恵まれ本当にありがとうの気持ちでいっぱいです」。
句に詠まれましたホタルブクロですね。
皆さん正面ご覧下さい。
こちらですね。
ホタルブクロの写真です。
子どもたちが花の中に蛍を入れて遊んだ事からこの名前が付いたともいわれております。
金子さん選評をお願い致します。
この句でございますけども大体ホタルブクロの句っていうのはこれに何が入ってるんかっていう期待感が一つあるんですね。
想像力を巡らせてる期待感っていうのがありますがこれはこの方はありがとうを入れるというこれで私は感心しました。
ただ年配の方の句に違いないと若い人はこう言わないだろうなと思って今お年を聞いたら80歳とこういう事ですね。
年の割合には若い感じなんですがね。
実は金子さん86歳でらっしゃるのかな?
(金子)まあ6なんてのはどうでもいいんです。
(笑い声)80で結構でございますが。
ありがとうございました。
(拍手)
ここでこのほかの自由題特選の作品を紹介します
「昔は小さな鍋を持ってお豆腐を買いに行ったものです。
やわらかな白さとやさしい光。
今は懐かしく思い出しています」。
「83歳で亡くなった夫は不自由な体でしたが季節の移り変わりを感じたくていつもそろりそろりと2人で散歩をしていました」。
「夏祭りにはいつも金魚売りがやって来ます。
水槽の水が平らになると金魚も落ち着きましたがかねと太鼓の祭りの音にはびっくりしている様子でした」。
「荒川の落日が見せてくれた一瞬の輝き。
自然のありのままの情景と自分の残り少ない歳月を重ね合わせていました」。
「イヌフグリやカタバミなどはかわいい花をつけて楽しませてくれますが夏草は手ごわくすぐに草ぼうぼうになってしまいます」。
「奈良県の當麻寺を訪ねた時の事です。
五重の塔の上に突然真っ白いチョウが現れ舞っていました。
時空を超えた美しさにしばらく見とれてしまいました」。
「アフリカのブルキナファソの女性たちが編んだバスケットを手に『どこなんだろう?』と地図で探した時に出来た句です」。
「新米教師として熊本の夜間高校に赴任しました。
教え子には年上の生徒もおり共に過ごした絆は強くどぎゃん会という名前を付けて今も集まっています」。
小澤實さんの特選です。
小澤實選…「リュウグウノツカイが定置網に掛かったというニュースがありました。
地震の前触れともいわれましたが想像のつかない神秘的な力が月の光にはあるのです」。
深海魚のリュウグウノツカイ。
皆さんご覧になった事ありますでしょうか?今写真が出ました。
こちらですね。
ダイバーの下で横の棒のような形で泳いでおりますけどもこれがそうなんですね。
大きいもので11mを超えるものも報告されているという事なんですけれどもさあ小澤さん選評をお願い致します。
不思議な世界が広がっています。
深海魚は海の深い所から上がってきて月を見ようとしているのかもしれません。
そこに深海魚を歌いつつも人間の月への憧れのような気持ちも形にされているような気が致します。
ありがとうございました。
(拍手)片山由美子選…「熊野灘を見下ろす堤防から手こぎ舟が見えました。
たも網を先につけたさおと箱眼鏡を使った独特のなまこ漁が印象的でした」。
あの…多分こういう魚介類が豊富な所に住んでいらっしゃる方が実際に漁を見て作られたんだろうなと思いましたけれども実際にそのとおりでした。
この句のよさは「押さへても押さへても波」という所なんですね。
これはやはり実際に見た方の表現の強さだと思いましたけれども逆にこの句を詠んだ人はこの光景がまるで自分の目の前にあるようにその句から想像できる。
それが俳句の力でもあると思いまして大変迫力のある作品と思って頂きました。
おめでとうございました。
今まで仕事に行っていた時も当たり前のような感じで何も気を付けて見ていなかったんですけど俳句を作るようになってから気を付けて深く見るようになったといいますか海女さんとか漁師さんの生活がね。
鷹羽狩行選…「田んぼの上の電線に並ぶ数十羽の雀を見ていました。
突然全部の雀が急降下。
あっという間に稲穂の中に身を隠してしまいました」。
そうでしたか。
私は湯上さんとちょうど反対の光景を思ってこの句を選びました。
つまり稲に隠れてついばんでいた雀たちが鳴子だとか威銃によって驚いてバ〜ッと空へ逃げ出した一瞬をつかんだ句だというふうに解釈しました。
「百の礫」というのがすばらしいですね。
「百」という所に雀の数の多さというものがうかがえます。
「礫」という所に大空へ逃げていく時の雀の急いでいるスピードというものを感じました。
そういう事で昔稲雀があちらこちらで見かけられた時の状況を見事に選んだというふうに思って頂戴した訳であります。
おめでとうございました。
(拍手)今井聖選…「夫婦2人だけの生活。
私はたまに友人との約束だけ。
妻は催し物デパートの買い物美容院の予約漬物を漬ける予定までとにかく大忙しです」。
いい句というのはそのまま読者に伝わるものかもしれませんがこれはやっぱり奥さんに対するちょっとしたジェラシーそれから「俺はこんななのに」という羨ましさそれで最後に頼もしさ愛情というふうなものが入り交じって本当に夫婦仲のいい晩年の夫婦仲っていいますか…「晩年」って失礼ですが。
「紺朝顔」がまた日常でとてもいいですね。
以上でございます。
ありがとうございました。
星野高士選…「嫁いだ先が代々和菓子を作っていた老舗でした。
家業の厳しさに押し潰されそうになりながらも俳句を作ってきました。
俳句仲間の葬儀の折に詠んだ句です」。
これは非常に悲しい句なんですよね。
じっくり詠みますと「柩閉づ」という何か最期のお別れというんでしょうかねそんな感じの句なんですがどういう訳だかどこか明るいものがある。
これはやはり「うぐひすの音色も」というねこの明るいちょっと…前向きにもなりそうな感じの句だなと思いましてね。
これは何かほかのものでは面白くないんでうぐいすがたまたま鳴いていた頃のこういう告別式というかそういう時だったと思いますがそれを見事に関係者でありながら客観的にそれを見られたというね。
これはもう俳人魂ですね。
それがいいなと思いました。
ありがとうございました。
会場には吉村さんのご家族とそして俳句のお仲間がお見えです。
皆さんおめでとうございました。
(拍手)正木ゆう子選…「おととしはこれ以上にないほどつらい思いをしました。
私が大けがをし夫が生死を分けた大手術で4か月も入院したのです。
退院して2人そろって満天の星を眺めた時に出来た1句です」。
私はやっぱりこの句を詠んでまず大震災を思い浮かべたんですね。
生と死がまるで偶然のように分かれてしまうという事を知ってまたその事を詠んだ句もあれからたくさん見てきたんですけれどそういう句をたくさん見た上で更にこの句に改めて引かれましたのは生と死を詠む時に死に対する言葉として生きていく事を「生き抜く」と「抜く」というところまで入れて強く表現した句を初めて見たからです。
そこに震災とか大病を乗り越えて生きていく人への尊敬の念と熱く静かなエールが籠もっているように感じました。
もう一つこの句のいいところは「逝きし人生き抜く人に」の「に」という助詞に注目します。
この助詞によって死の側に行ってしまった人と生の側で懸命に生きる人の両方を生と死を超えて星空が包んでいるような世界が描かれていてそこにも引かれました。
今日は会場にお元気になられました夫のケイゾウさんがお見えなんですね。
ケイゾウさんいらっしゃいますか?
(拍手)病院ではご夫婦でよく空を見上げていらっしゃったそうですね。
主人は11時間の大手術をしまして本当に生か死かというところまで追い込まれていましてそれを本当に生き抜いてくれて集中治療室から私の入院しています病室に戻ってきた時はホントに信じられないぐらいうれしい思いが致しました。
お元気でお過ごしになって下さい。
ホントにおめでとうございました。
(拍手)有馬朗人選…「三十数年前にアルゼンチンに出張した時ブエノスアイレス郊外に日本人がいるという話を聞き訪ねた事がありました。
厳しい暮らしの様子がにじみ出た風貌の方でした」。
老移民が多分日本が戦争に負けた直後ぐらいにいわば日本を捨てられるような格好でアルゼンチンやあるいはブラジルに渡られた。
その人たちがいかに苦労したかその苦労を聞こうとしてもなかなか語らない。
過去を語らないというところにその移民の人たちがいかに苦労されたかという事がよくにじみ出ていてよいと思いました。
以上です。
ありがとうございました。
自由題の特選作品を続けて紹介します
「小さな蛍に私の心にも明かりがともるような気がしました。
蛍さんありがとう。
明日も会えますように」。
「やんちゃ坊主わんぱく小僧といわれる子どもがだんだんいなくなってしまいました。
お行儀のいい子ばっかりの世の中も何だか味気なく寂しいものです」。
「家の近くの公園。
夏はセミの声がうるさいのですが一雨来ればどこに隠れるのかピタッと鳴きやんでしまいます」。
「春間近の雪の日明かり取りのガラス窓に降りしきる雪を見ながら彼女は静かに話してくれました。
越後の織物はこのような人々に支えられて続いていたのだと改めて思いました」。
「150年も生きる深海魚がいると聞き驚きました。
悠々と生きている深海魚に比べ私たちは今なお人間の愚かさに振り回されています」。
「大災害の爪痕が残りまだ人の住めぬ土地があります。
不自由な生活を強いられている人々の再生への希望を露草に託しました」。
「通りすがりの道場から元気な掛け声が聞こえてきました。
大人に交じって小さな竹刀を振る豆剣士の姿がとても勇ましく頼もしく見えました」。
「緑がかった黄金色の玉虫。
世の中にこんなにきれいな虫がいるのかと子ども心に不思議に思ったものです」。
「平成25年度NHK全国俳句大会」いよいよ大会大賞の発表でございます。
大会大賞は特選作品が出そろった時点で選者15人が投票を行いまして上位5つの作品を大会大賞と致しました。
どの作品が大会大賞に選ばれるのか特選で並んでいらっしゃる方先生方も楽しみにしてらっしゃると思います。
さあお名前が届きました。
ここに書いてございます。
何かドキドキ致しますね。
それでは大会大賞の発表です。
まずお一人目は三重県の中井志汐さんです。
おめでとうございます。
どうぞお立ちになって下さい。
(拍手)おめでとうございます!ありがとうございます。
どうですか?今の気持ち…。
もう天に昇った気持ち。
ここに上がらせてもらっただけでもびっくりですのにね。
ホントありがとうございました。
おめでとうございました!どうぞお座り下さい。
おめでとうございました。
大会大賞2人目です。
長野県の村上佳乃さんです。
おめでとうございます。
お立ち下さい。
(拍手)ではお話伺います。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
お母様もさぞ喜ばれるんじゃないですか?そうですね。
ホントに母の句で頂けてありがたいです。
いい記念になりました。
お母様にひと言言うとなるとどんな言葉ですか?「取れたよ」と。
おめでとうございました!それでは大会大賞3人目です。
宮城県の丸山みづほさんです。
おめでとうございます。
お立ち下さい。
(拍手)今の気持ちどうですか?石ころで大賞を頂くなんてちょっと信じられない思いです。
おめでとうございました!
(拍手)大会大賞4人目の方です。
スペインの矢野みはるさんです。
おめでとうございます。
お立ち下さい。
(拍手)矢野さん!遠くから戻ってきたかいがありましたね!はい。
来たかいがありました。
おめでとうございました!
(拍手)大会大賞最後の方です。
千葉県の関根空さんです。
(拍手)2年間ケニアに行かせてくれてずっと待っていてくれた両親と家族親戚の方たちにお礼を述べたいと思います。
ありがとうございました。
おめでとうございました!大会大賞以上の5つの作品に決まりました。
皆さんホントにおめでとうございます。
改めて大きな拍手をお送り下さい。
(拍手)皆さんとご一緒に過ごしてまいりました「平成25年度NHK全国俳句大会」終わりと致します。
どうも皆様ありがとうございました!そしておめでとうございました!おめでとうございます!ありがとう!おめでとう!よかった!見せて見せて。
信じられません。
私…。
石ころで大賞とはホントに…。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
ホントにすばらしい。
わざわざ来て頂いて…。
たくさんのご投稿をお待ちしています。
2014/02/02(日) 15:00〜16:15
NHKEテレ1大阪
平成25年度 NHK全国俳句大会[字]

1月19日にNHKホールで行われた「平成25年度NHK全国俳句大会」。番組では中継映像に加え舞台裏での様子や受賞者の表情なども交えて放送する。

詳細情報
番組内容
平成26年1月19日、東京・渋谷のNHKホールで行われた俳句界の国内最大級のイベント「NHK全国俳句大会」。今回は一般の部とジュニアの部合わせて8万4153の俳句が、国内外から寄せられた。ステージには俳句界を代表する選者と特選受賞者が一堂に会し、最後に行われたグランプリである大会大賞の発表まで固唾を飲んで見守った。熱気に満ちた大会の映像を、舞台裏や受賞者の喜びの様子を交えて伝える。
出演者
【出演】有馬朗人,稲畑汀子,金子兜太,鷹羽狩行,NON STYLE,【司会】桜井洋子,【朗読】鈴木桂一郎

ジャンル :
趣味/教育 – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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