(デーモン閣下)ハハハハ…今日の「サキどり」は我が輩からのクイズでスタートだ。
モッチモチの讃岐うどん。
スックスクに育った長州・山口のヒノキ。
そしてイラストではなく北海道十勝のリアルな牛のフン。
な〜んだ?チッチッチッチッチッ…。
正解は…そう。
これら全部発電や燃料として使われるご当地エネルギーなんです。
今後ビッグビジネスになると期待されるその土地ならではのご当地エネルギー。
地球にも家計にも優しい地域の宝。
列島縦断地産地消のご当地エネルギー一挙公開!おはようございます。
おはようございます。
今日のテーマは「ご当地エネルギー」。
デーモン閣下は長年日本のエネルギー問題に関心を持ち続けてらっしゃるという事で。
四半世紀ほど前に原油がいずれ枯渇するぞという話を聞いた時からCOの問題も含めて興味を持ち始め更に東日本大震災の原発事故等々でより一層興味を深めているという状態ですね。
そうなりますと今回特集のご当地エネルギーもかなりお詳しい?かなりではないけど多少の興味は持ってるのでどんなものがあるのか詳しく知れるという事なので楽しみにやって来ました。
では早速そのご当地エネルギー一体どういうものなのかご覧下さい。
「サキどり」がやって来たのはうどん県香川。
その名のとおり県内には800以上の専門店が軒を連ね県民一人当たりの年間消費量はなんとおよそ220玉!香川県民のソウルフード讃岐うどんをご当地エネルギーに変えるのはこちらのプラント。
その仕組みはタンクの中にうどんを投入。
水と混ぜて発酵させます。
するとメタンガスが発生。
これを燃やしてタービンを回す事で発電するのです。
生み出される電力は年間18万キロワットアワー。
一般家庭40軒分に当たります。
でも食べるうどんを発電に使うなんて…と思った皆さん!実はこれ長年のお悩みを解決する一石二鳥のアイデアなんです。
こうして小麦に含まれるタンパク質を結びつけあのモッチモチの弾力を生み出します。
しかしこのコシへのこだわりが「モッタイナイ」を生んでいました。
というのもゆでてから30分以上たつと…。
なんと全部ごみ箱へ。
時間がたつとコシがなくなるためお客に出せないんだとか。
更に製麺所でも驚きの光景が!作っているのはお土産用のうどん。
その数1日3万食以上。
ここではなんと麺の切れ端が年間150トンも捨てられ毎年450万円もかけて廃棄物処理していました。
「モッタイナイを何とかしたい!」と立ち上がったのが…。
生っ粋の香川人でうどんをこよなく愛する…公務員を退職後環境問題のボランティアをしていた角田さん。
行きつけのうどん屋で廃棄するうどんの話に衝撃を受けました。
愛するうどんのために何かできないか。
角田さんの呼びかけに立ち上がったのは同じくうどんを愛する地元自治体の行政マンに機械メーカーの技術者。
更にボランティアなど総勢17人のスタッフたち。
結成されたのはその名も…こうして動きだしたうどん発電プロジェクト。
成功のカギとなったのは…うどんの回収は県の関係機関が協力。
毎日商店街のうどん店を回り無料で廃棄うどんを引き取ります。
1日1回決まった時間に回収されるうどんたち。
今では地元の大手製麺会社も協力。
月に1トン以上も集まるようになりました。
集められたうどんの行き先はこちら。
建設機械メーカーの敷地に去年出来たばかりの発電プラント。
香川人のうどん愛がたっぷり詰まったご当地エネルギーはこうして誕生したのです。
一方ご当地エネルギーをフル活用して新たな町の特産品を作ろうという動きも。
ここは北海道十勝平野の鹿追町。
この土地ならではの資源というのが…映像ではお伝えできないので地元の子供たちに描いてもらいました。
鹿追町の基幹産業は酪農。
120軒の農家で飼われる牛は3万頭近く。
そこで問題だったのが…雄大な自然で観光地としても有名な鹿追町。
あの臭いを放置すればやがて観光客も寄り付かなくなる。
解決に乗り出したのが…同じ問題で悩んでいた海外の事例を参考に吉田さんが完成させたのがメタンガス発電プラント。
毎日11軒の酪農家から80トン以上のふん尿を回収。
香川のうどん発電と同じくプラント内で発酵させて出来たメタンガスを燃やして発電。
年間発電量は200万キロワットアワー。
一般家庭400軒分。
作った電気は国の制度を利用して電力会社が買い取り。
今年度はおよそ5,000万円の収入を見込んでいます。
しかも問題だった…こうして手に入れたご当地エネルギー。
その活用法として目をつけたのが南国フルーツの栽培。
というのもお隣の音更町ではマンゴーのハウス栽培に成功。
国産品が品薄になる冬は1つ2万円以上になる事も。
そこで隣町同士「十勝ブランド」として売り出していこうと考えたのです。
鹿追町では牛ふんエネルギーを利用した温室ハウスを次々に建設。
ご当地エネルギーが町の未来を切り開きます。
まさに町のいわばお荷物ですよね。
悩みの種。
これがエネルギーに変わる。
更にそのエネルギーによって特産品が生まれる。
すごいシステムを人間界やってると思うんですが閣下どうでしょう!?頑張ってるね。
やっぱりそれぞれアイデアをひらめいた人が偉いね。
どうやったら無駄とかあるいは邪魔なものを有効に使えるのか。
「モッタイナイ」って単語が出てきたでしょ。
我が輩あれ見ながらねモッタイナイじゃなくてあんなに捨ててるのはもはや罪だなと。
どちらかといえば。
だからもっとああいうものを全国で活用していくべきだなと思いながら見てたね。
今日は日本のエネルギー事情にお詳しい植田和弘さんにもお越し頂いています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
自分の町にあるその土地ならではのものをうまく使いながらエネルギーにしていく。
背景には何があるんでしょう?やっぱり私は2012年の7月からいわゆる再生可能エネルギー自然エネルギーで作った発電電気を固定価格で買い取るという制度ができてそういうエネルギー資源は価値のあるものだという事になったので私たちの地域にどういうエネルギー資源があるのかというふうに考えるようになったという事が結びついたんじゃないかなとこういうふうに思いますね。
他にもどんなご当地エネルギーがあるのか番組で調べてみました。
こちらを見て下さい。
ジャン。
VTRでご紹介した北海道の牛ふん発電の他にも秋田では稲わらを発酵させてガソリンのような燃料として使えるバイオエタノールを作っています。
カビラさんのふるさと沖縄ではサトウキビ。
愛媛ではみかんの搾りかすで同じようにバイオエタノールを作っています。
これを見ると…みかんから稲わらなんて全国で稲を作ってる米を作ってるわけですからね。
(植田)全くそのとおりだと思います。
ただですね先ほどの讃岐うどんの例もそうでしたけど集めてこないといけないんですね。
うまく集めてくる事ができるとそういう特にバイオマスの場合はうまくいくと。
こういう集め方みたいな事皆が協力し合ってやってましたけどそういうのがとっても大事かなと思いますね。
更にこんな面白アイデアエネルギーもあるんです。
海外の事例なんですけれどもこちら。
イギリスでは思わぬところで発電をしています。
どうやって発電しているんでしょうか?閣下。
簡単だこんなの。
足で踏んだ…圧力っていうの?はい正解です!そうなんです。
実はこれイギリスの会社が開発したその名も「踏んだら、発電」。
(植田)イギリスではそう言ってないよね。
(笑い)英語では何て言ってるんですかね。
でもこうやって人がジャンプをしたり装置の上を歩いたりするだけでその力を電力に変換する事ができるんです。
相撲部屋全部やるべきだね。
そうですね!四股踏んだ時に。
相当量出そうですね。
(植田)クリスマスなんかいいじゃないですか。
そっかイルミネーション年末年始のね。
表参道ダーッと人が来れば来るだけイルミネーション全部地産地消しちゃえばね。
(植田)すばらしいですね。
踏み込めば踏み込むほど明るくなる。
人が来なきゃつかない。
だってついてる必要ないんだもん人がいなければ。
可能性がいろいろ考えられますね。
まさにいろんな自治体に踏み出して頂きたい。
(閣下)うまい!施策ではあるんですけれども。
例えば日本なんか我が輩が思うのは温泉いっぱいあるでしょ日本全国に。
(植田)そうですね。
あれは世界第3位のポテンシャルがあるという。
世界でも最も日本はたくさん持っている国ですね。
そうするといろんな形でいろんな所で発電できるようになればリスクの分散という事にも。
それは災害の時に特に大きいと思いますね。
遠くから送ってくる電気はそこが絶えちゃいますと全く駄目になっちゃうわけですけど自分たちの所で作っているものは一番身近な所から出てくるわけですからそういう点で災害に強いシステムと言えるかもしれませんね。
自分たちの所で地域で作ったエネルギーを自分たちの町で使っていくのが本当の地産地消じゃないですか。
それができるようになっていけばもう万々歳ですよね。
「サキどり」が是非ご紹介したいご当地エネルギーまだまだあります。
続いてはこちら。
山口の木材を利用したエネルギーです。
「サキどり」がやって来たのは…冬の寒さに包まれたこの町。
家の中はというと…?ポッカポカの25℃。
でもよく見ると家の中には暖房器具が見当たりません。
一体どういう事?むむっ!謎の穴から出ていたのは温風。
通風口をたどると住宅街の一角に驚きのシステムを発見。
温風の熱源はまさにご当地エネルギーによるものでした。
それはすり潰した木材を圧縮して作られた…燃焼効率は普通の薪の何と2倍。
ペレットボイラーで作られた熱は…ちなみに先ほどの永田さんのお宅。
今この木質ペレットで地域の経済が活気づく町があります。
それは新潟。
なんとガソリンスタンドには当たり前のように木質ペレットが。
更にホームセンターでも…。
まとめ買いで飛ぶように売れていきます。
木質ペレットを県内に広げた仕掛け人に接触!おはようございます。
よろしくお願いします。
人呼んで…新潟市内で木質ペレットを燃料にしたストーブの製造と販売を行っています。
木質ペレットで一体どうやって地域経済を回しているのか?キーワードは…まずは「地産」から!ペレットの大量生産と安定供給を目指した古川さん。
呼びかけたのは新潟県内で木の廃材の処理に悩む会社や団体でした。
例えばこちらの福祉作業所。
毎日の木工作業で出る木の切れ端を再利用しています。
多い日は…生産拠点はこの10年で県内16か所に拡大。
しかも30人以上の雇用を生み出しました。
お見事!ペレット隊長古川さん。
続いては「地消」。
地元で作ったペレットを地元でどう消費するか。
そこで古川さんが目をつけたのはペレットを燃やして使うペレットストーブ。
当時ペレットストーブといえば海外製で価格は50万円以上。
これでは普及が進まないと低価格のストーブ開発に挑戦しました。
しかしたった一人の開発では限界が…。
諦めかけたその時でした。
「ストーブの量産化は俺たちに任せろ!」。
声を上げた町がありました。
燕市。
調理器具の産地で600以上の金属加工工場が軒を連ねる職人の町。
近年海外製品に押され気味で多くの工場が厳しい経営を続けていました。
そこでストーブ作りでの起死回生を思いついたのでした。
動きだしたペレットストーブ作り。
「しぼり」と呼ばれる金属を曲げる技術で自動車部品を作ってきたこちらの工場はその技術を生かしてストーブのパネル製造を担当。
燕市内の12の工場が得意な技術を持ち寄りストーブを量産化。
発売から5年。
価格の安さと使い勝手の良さが評判となり新潟県を中心に販売台数が急増。
この日も1台お買い上げ。
購入したのは市内の農産物直売所。
こうして去年一年間だけで…ご当地エネルギーの輪は着実に広がっています。
すごいぞペレット隊長古川さん。
見事地産地消を達成です!ご当地エネルギーが地域の雇用とか新たなビジネスですよね産業までをも生み出しているというようなこの人間界の試み閣下いかがでしょうか?ほんとに。
真面目に…要は日本に合ってるじゃない。
技術大国でもあるし資源をどうやってうまく作っていくかという隣の町にこんな技術があってという。
それをうまく利用してやってるわけだから。
(植田)大げさな話ですけどね産業革命というのはですから石炭を使いだしたという事なんですよね。
だからあれから化石燃料を大量に使いだしたので…こういうふうに僕は言えると思いますね。
その木質ペレットストーブの燃料としてだけではなくてこんな新しいビジネスチャンスにもつながっているんです。
新潟市の園芸農家本間正信さん。
5年前からペレットのボイラーを使って冬場のハウス栽培を行っています。
これ灯油ボイラーに比べて燃料費がひと冬20万円も安くなりました。
こうして出来た花は…これまでよりも高値で取り引きされるという事なんです。
これどういう事かといいますとちょっとこちら見て下さい。
森の木々は二酸化炭素を吸収して成長します。
それで作られたペレットをストーブなどで燃やしますとCOを排出しますが…この成長過程で吸収した量とこの排出されるCOの量同じと見なす事ができる事から大気中の二酸化炭素はジャン!増減なしと考えられているんです。
相殺されてしまうといい意味で。
そういう事なんです。
これまでは石油ストーブをお使いだったという事…。
それを使わなくなったからその分は削減できると。
そういう事なんです。
そんな栽培方法で作られたお花がスタジオに届けて頂いています。
CO削減の花として売り出したところ1,800鉢完売したという事で今年は新潟市内の5軒の農家と一緒に取り組んで1万鉢を目標に行っているそうです。
(閣下)完売って事はつまりそれだけそれを購入する人も「これはCO削減に貢献してる花だから積極的に買おう」という意識があるという事ですね。
やっぱり意識が高まってるという事ですよね閣下。
植田さんこうなってくるとほんとにご当地エネルギー地域経済の在り方にも影響をいい意味での影響を及ぼしそうですよね。
僕ら「ソーシャルイノベーション」っていう言葉を使ったりしますけど「イノベーション」と言うと技術革新みたいに思うんですが世の中が変わる…地域社会が変わっていくみたいなそういう側面もすごく大事な面でその事が新しいご当地エネルギーを生み出してる。
できたらそういうご当地エネルギーを生み出してる地域がそれぞれ何か交流してね。
それであそこはああいうやり方だけど僕のとこは私のとこはこういうふうにしましょうとかそういう事をやってみたらどうかなとちょっと思います。
そこからまたヒントが出てくるんじゃないかなと。
だってある資源も全部違いますのでね。
廃棄処分される例えば食料のパターンが全国で違いますがひょっとしたら共通して使える技術が出来るかもしれませんね。
そういう事もありますね。
それをまた開発するのにもちろん設備投資やお金はかかるけれどもみんなが競争するようになってもうかるって事になったら金で釣るのも何なんだけど…。
いやでもそれがないとね。
続きませんからね。
コスト重要ですもんね。
そうなっていくとどんどんいいものが日本の技術はそういうところに生かせますよね。
…というふうに我が輩は思う中でこの地産地消の話すごい日本の今後の活路があるんじゃないかなと思ってるんでこれ「やればいいんじゃない?」という話ではなくてあるいは「うちじゃやれないんじゃない」じゃなくて…あとは都会でどういうふうにするのかという事ですよね。
そういう事もあったりもするんですが必ずやどこかに…。
あるんでしょうね。
きっと都会なりの電気の作り方が。
ご当地エネルギー出来ますかね。
今言われたように私も一種の成熟社会のエネルギーシステムを今求めてるんだなとこういう感じがちょっとしますね。
(閣下)自分のところでエネルギー作る活動というのは…その事が考えられるようにみんなが日本全国でやるとそれが本当の成熟した国家社会という事なんですかね?
(植田)だと思いますね。
目先の事だけじゃなくて…。
コバチエさんすごいですね。
環境に優しい持続可能そして地産地消。
皆さん頑張ってますよ。
皆さんの熱意がエネルギー生み出してましたね。
まさにご当地エネルギーで皆さん燃えているという事で選曲はDeepPurple「BURN」!2014/02/02(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「地産地消だ!ご当地エネルギー」[字]
デーモン閣下からの出題★ウシ・うどん・ひのき、共通するコトは?★「木くず」で新ビジネス&雇用創出のヒミツ★お花を買うだけで「CO2削減」に貢献!?のカラクリ
詳細情報
番組内容
東日本大震災以降、改めて注目されている再生可能エネルギー。そこでオススメしたいのは、その土地ならではの“資源”を元に作り出される「ご当地エネルギー」。たとえば酪農が盛んな北海道鹿追町の「ウシの●●」発電、香川県の「うどん発電」などなど。なかには新しく雇用を生んだり、CO2排出権の取引で新ビジネスを展開させたりするモノなど、地域経済の活性化に一役買っている事例も!「ご当地エネ」の可能性を探る。
出演者
【ゲスト】デーモン閣下,京都大学大学院教授…植田和弘,【司会】ジョン・カビラ,小林千恵
ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:32904(0×8088)