失恋ショコラティエ #08 2014.03.03

(爽太)バカみたいだけど。
(爽太)ずっと紗絵子さんのことが好きなんだ。
俺は紗絵子さんに喜んでほしくてショコラティエになったしこれから先何があってもずっとショコラティエでいるよ。
それは俺が紗絵子さんを好きになった証しでこれから先誰かを好きになっても絶対残るものなんだ。
だからもう先に進んでもいいんだってやっと思えるようになったんだ。
《えっ?何の涙?》《あれ?これって手応え?》《いや。
まさか。
そんな都合よく考えんなよ》《えっ?でも…》
(紗絵子)《ああー。
ありがとう》
(紗絵子)《でもごめんね。
私もう結婚してるし》《出会うタイミングが違ってたらよかったのにね》《私にとって爽太君は最高のチョコレート王子だよ。
フフフ》《だいたいこんな感じを想定してたんですけど》《もしかしてそういうシーンあったんじゃね?》《ショックのあまり記憶から削除されたとか?》《そうだよ。
あれは俺が捏造した記憶なんだ》《いつもの白昼夢なんだ》《いや。
違う。
あれは現実に起きたことだ》《何で泣いてたんだよ?訳分かんねえ》《ああ。
そうか》《紗絵子さんは気のない男でも心離さないつもりか》《「もしかして」って期待させといて放置?》《いや。
期待も何も別に俺が勝手にキスしただけで紗絵子さんは何もしてないじゃん》《現実をよく見ろ》《紗絵子さんは泣いて走り去ったんだぞ》《もう二度と俺の前には現れないだろう》《普通に嫌われただけだよ》でも。
いや。
でも。
そんなことあるか。
いや。
ないか。
ああ。
でも。
ああ。
でも。
でも。
ああ。
駄目だ。
頭ぐるぐるして吐きそう。
そうだ。
整理しよう。
《仮説8。
えーっと》《っていうかこれ悩んでて答え出んの?》《要するに振られたってことでこれ以上考えなくていいでしょ》《それでいいよね?》ああ。
もう訳分かんねえ。
ああー。
ああ。
私の好きなものばっかり。
《次に何作ったら紗絵子さんが喜んでくれるかそればっか考えてた》「爽太君。
チョコレートありがとう」「何だかもったいなくてまだ食べられません」「爽太君の気持ちうれしかったよ」「結婚する前に告白されてたら何か変わってたのかな」「でもそうなってたらこのチョコはできてなかったのかな」「そう思うとやっぱり無理だったのかもしれません」「ごめんなさい。
本当にありが…」
(えれな)うーん。
でもそれって爽太君の告白のしかたが悪かったんじゃない?えっ?
(えれな)答えをもらおうと思ったら具体的な質問が必要でしょ?「付き合ってもらえる?」とか何も聞かなかったの?《聞いてねえ!》だってさそんなん聞くまでもないじゃん。
駄目だって分かってんだから。
(えれな)でも答えを求めないならただ言いたかっただけってことになっちゃうよ。
紗絵子さん人妻なんだし。
「何でわざわざ言ってくるんだろう」って混乱してるかもしれないよ?《すみません。
まさにそうでした》
(えれな)紗絵子さんが泣いたの見て爽太君はどう思ったの?
(えれな)ぎゅっと抱き締めたくなっちゃったりしなかったの?あっ。
いや。
《抱き締めはしてない》《抱き締めはしてないけど》あのね。
実は…。
(えれな)そんな深刻に悩まなくても大丈夫だよ。
きっとホワイトデーまでには返事くれると思うよ。
うん。
(えれな)まあもし。
もし何もリアクションなかったら。
あっ。
そしたら振られたって確定したと思っていいよね?私だったらそう考えるかな。
ハァー。
冷めちゃうから食べよ。
あっ。
うん。
(えれな)このアボカドの入ったやつおいしいんだよ。
うん。
(えれな)一口あげるよ。
はい。
うん。
おいしい。
ただいま。
(吉岡)ねえ?うん?
(吉岡)おいしいねこれ。
ショコラ・ヴィこんな立派な箱入りの出してたんだ。
勝手に食べないでよ!信じらんない!
(吉岡)何だよ?ちょっと食べただけじゃん。
これは売り物じゃないの。
爽太君が私のために特別に作ってくれたの。
(吉岡)何で小動君がお前のために特別に作んの?こんな豪華なもん。
いつもお世話になってるからって。
お前何か隠してんのか?前に携帯のスケジュールに「デート」って書いてあったやつ。
相手はそれかよ?何言ってんの?っていうか人の携帯勝手に見ないでよ。
俺が通話料払ってやってんだから見ようが何しようが自由だろ。
女友達と出掛けたに決まってるじゃん。
デートだったらバカ正直に書かないよ。
あんたみたいに平気で携帯見る人と一緒に暮らしてるんだから。
チッ。
小動君に聞くしかないな。
ちょっ。
ねえ?ショコラ・ヴィ行く気?困ることあんのかよ?長い付き合いの後輩に旦那がそんな恥ずかしい人だってバレたら困るに決まってるじゃん。
男の人って何かずれてるよね。
アンテナがお粗末っていうか。
もう行きたいなら勝手に行けば?ああ。
あっちか。
天野さんのホームパーティーのときの。
はあ?デートの相手だよ。
天野さんのとこのスタッフとべたべたしてたよな?やめてよ。
そうやってすぐかっかするから前の奥さんとも駄目になったんでしょ?
(たたく音)昨日はごめんなさい。
私が悪かったよね。
フッ。
ホントだよ。
チョコ食べたぐらいでケンカとかバカバカしい。
そんなことでキレちゃ駄目だよ。
そうだよね。
私バカみたいだね。
人来ないねぇ。
(薫子)フフッ。
バレンタインに比べたら当たり前でしょ。
こないだまでが異常だったんだから。
うん。
分かってるけどさ。
余裕あると余計なことばっか考えて悩むんだよね。
ずっとバレンタインの前ならよかったのに。
(オリヴィエ)もうすぐホワイトデーなんだし嫌でも忙しくなるって。
少しくらい息抜きしないと死んじゃうよ。
そりゃそうだけどさ。
ハァー。
ホワイトデーまであと2週間
早く落っこってこないかな。
ギロチンの刃
爽太君やつれたね。
何か食欲なくてさ。
(えれな)体によくないよ。
もうホワイトデーまで待たないで紗絵子さんに電話して聞いちゃえば?あっ。
そんなの無理だよね。
私だったらできないと思うし。
ごめん。
(えれな)ううん。
あっ。
そうだ。
30日にねノエル・マリアンのショーに出ることになったんだ。
えれなノエル・マリアン好きだよね?
(えれな)うん。
よかったら見に来てよ。
チケット取っとくから。
あっ。
もし紗絵子さんとうまくいったときは2人で一緒にね。
そんなことはないよ。
えっ?紗絵子さんのことはもう終わってるんだよ。
でもけじめだから勝手に14日まで待ってるだけで。
俺的にはどうするか決めてるからさ。
《きちんとけじめつけるから》《そしたらえれなもちゃんと考えてくれるかな?》《俺とのこと》えれな。
14日の夜空いてる?えっ?うん。
夜なら。
じゃあさ日付変わるとき一緒にいてよ。
ホントバカみたいでごめんね。
大丈夫。
バカなのは知ってるから。
フフッ。
ウフフ。
14日になっても紗絵子さんから何の連絡もなくて15日の0時になる瞬間を待つはずがえれなとバカ話してるうちに過ぎちゃって
気付いた瞬間2人で笑ってハグするんだ
それで俺の新しい人生が始まる
今じりじり待ってるこの時間のことも何年か先には「そんなこともあったね」
「バカだね。
若かったね」って笑ってるんだ
たぶん…
えれなと一緒に

(六道)ホワイトデー?
(えれな)うん。
それまで待って結論出すことにしたの。
(六道)ふーん。
なるほどねぇ。
つまりあれよね?倉科さんに振られても案外けろっとしてたのはそのセフレ君がいたからってことよね?
(えれな)うん。
だからもしも彼が振られたときには今度は私が支えになってあげたいの。
(六道)何か奇麗事っぽいわねぇ。
(えれな)えっ?
(六道)ホントはとっとと振られて自分のものになればいいって思ってるでしょ?いつまでもぐずぐずしてないで私を見てって正直に言っちゃいなさいよ。
(えれな)言えないよそんなこと。
(六道)何でよ?
(えれな)だって私たちただのセフレだもん。
(吉岡)先寝るよ。
うん。
おやすみ。

(吉岡)ああ。
じゃあいってきます。
いってらっしゃい。
ホワイトデー。
終わった!いやー。
思ったより早く苦行の日々終わったわ。
こんなにすがすがしいホワイトデー生まれて初めてだよ。
(オリヴィエ)これからまつりちゃんと表参道のクレープリーに行くんだ。
爽太も彼女と来ない?彼女?
(オリヴィエ)えれなだよ。
彼女でしょ?まだなってません。
フフッ。
これからなるの。
フライングし過ぎだよ。
(薫子)ホントにそれでいいの?うん。
そう。

やっぱり紗絵子さんからは連絡なかったな
まあこんなもんか。
俺も案外あっさり…
ハァー。
紗絵子さん。
こんばんは。
爽太君。
チョコすごいおいしかった。
ガトーショコラのとかエクレアのシリーズとか。
あっ。
あとムースも。
もう私の好きなものばっかりで感動しちゃった。
ありがとう。
喜んでもらえてよかった。
旅行?大荷物だね。
あの…。
家を出てきたんだ。
えっ?家出したの?えっ?ケンカした?旦那さんと。
うん。
そっか。
じゃあこれから実家に?あっいや。
実家は無理。
旦那さんにすぐ見つかっちゃうし。
母親は絶対帰れって言うと思うし。
ああ。
じゃあ友達んとこだ。
友達は…。
あの。
俺実家だし部屋空いてないからな。
ごめんね。
急に来て変な話しちゃって。
あっ。
いや。
じゃあ行こっかな。
えっ?どこ行くの?うーん。
安めのホテル探してみよっかな。
えっ?もう遅いよ。
大丈夫。
何とかなる。
ホントチョコありがとね。
おいしかった。
紗絵子さん!あの。
うちの店なら泊まれるよ。
倉庫部屋にベッドがあってさ徹夜のときとか仮眠取るときとかに俺が使ってるんだ。
あんまり奇麗なとこじゃないけど。
っていうかすげえ汚いけどそれでもよければ。
でも迷惑になるし。
全然。
全然大丈夫。
ああ。
でも俺片付け残ってるから向こうのカフェで待っててもらえる?ホントにいいの?もちろん。
《取りあえずシーツと枕カバーを取り換える》《いや。
その前にもうちょっと片付けた方が》《いや。
まずは掃除だろ。
掃除》爽太君。
何してんの?えっ?あっいや。
ちょっと。
さっき声がした気がしたんだけど誰か来たの?いや。
来てないよ。
ふーん。
うん?今日泊まるの?泊まんないよ。
あの。
ちょっと片付けようと思っただけ。
(オリヴィエ)えれなとの約束は?あっ。
これ終わったらすぐ行く。
ああ。
手伝おうか?いやいやいやいや。
いや。
大丈夫大丈夫大丈夫。
あの。
またあした。
お疲れさま。
はーい。
はーい。
《とかいってこんなことやってるうちに》・爽太君。
えっ?ウフフ。
えっ?爽太君。
ごめん。
旦那さんと仲直りしたから帰るね。
ちょっと。
ちょっと。
ちょっ。
《うわー。
ありそうありそう》《ありそう。
ありそう。
ありそう。
ありそう…》
(えれな)あっ。
こんばんは。
あっ。
ああ。
こんばんは。
(えれな)お仕事終わったんですか?ええ。
あっ。
家飲みですか?あっ。
はい。
ウフッ。
そうですよね。
今日は…。
えっ?ううん。
またお店の方にもいらしてくださいね。
はい。
ありがとうございます。
それじゃ。

(オリヴィエ)《どんなに好きな人がいても流れは変えられるってことだね》《薫子さんが何か行動してればえれなじゃなくて薫子さんがその場所にいたかもしれないのに》《ホントにあそこに紗絵子さんが泊まるのか?》《俺が寝てたベッドに紗絵子さんが寝るのか?》《全然実感湧かないんだけど》
(メールの着信音)《ああ。
来た》
(えれな)「うちで待ってるね!ワイン買っといたよ」ホントこんなとこでごめんね。
そんな。
十分だよ。
あっ。
ちょっと待って。
こんなん邪魔だよね。
よし。
おっと。
よし。
あの。
向こうに洗面所もシャワーも一応付いてるし。
あとバスタオルとかも出しといたから。
ホントにありがとう。
急に来たのにこんなに色々してくれて。
ああ。
爽太君救世主だよ。
王子さまだよ。
いや。
そんな大げさな。
大したことしてないから全然気にしないで。
《ああ。
まずい。
思わず過ちを犯しそうなこの空気》《とか思ってすいません。
紗絵子さん》《きっと深刻な事情があるのに不謹慎だぞ》《俺のバカ。
エロエゴイスト》じゃあまたあした。
行っちゃうの?うん。
約束あるから。
あしたは朝7時には来るからさ。
分かった。
またあしたね。
うん。
じゃあ。
フフッ。
的な?《紗絵子さん心細そうだったよな》《もうちょっとついててあげた方が》《いや。
でも何かあったらまずいし》《って考えてる時点でまずいし》《えれなと約束あるんだから行かなきゃ》《でも時間決めてたわけじゃないから少しくらい遅くなっても》《でももう出てきちゃったんだからいまさら戻って「大丈夫?」とか言うのもまぬけだし》《でもでも人んちでぽつんといたら心細いかもしんない》《やっぱりここはバカ話でもして気を紛らわして》《いや。
でもそれだけで終われんのか?》《いやいやいや。
駄目でしょ》《えれなが待ってんだから。
2人でワイン飲むんだから》《でも…》《表だったらえれなんち直行》《裏だったら紗絵子さんにもう少しついててあげる》フゥー。
《いや。
今ちょっと引っ掛かったからかな》靴のバランスのせいかな?よし。
フゥー。
フゥー。
フゥー。
《いや。
この靴変でしょ?》よし!よし。
えれなにメールメール。
あれ?《おっと》あああー!紗絵子さん。
ごめん。
俺携帯忘れたかも。

(水音)入るね。

(戸の開く音)入るね。

(戸の開く音)携帯はこっちだよ。
何で紗絵子さんが持ってんの?何でかな?ホントにやめて。
マジで。
ないからホントに。
紗絵子さん。
無理だって。

(吉岡)ただいま。
すごいね。
爽太君。
うん?やっぱりチョコレートのにおいがするんだね。
そうかな?自分ではもう分かんないけど。
するよ。
あそこにいると私は物になった気がするんだ。
椅子とかアイロンとかテーブルとかとおんなじなの。
であの人にそう言ったら「人間だって物じゃん」って言われて私は「そうだね」って笑って答える。
たぶん。
紗絵子さん。
俺は王子さまになれたかな?
それとも救いようもないほど汚れた?
昨日までただアホみたいな妄想を繰り広げてるだけの痛い男でただのショコラティエだった俺がついに間男に成り上がったよ
あーん。
うーん。
どう?うんうん。
おいしい。
おいしい?うん。
ああ。
よかった。
俺もいい?うん。
ウフフ。
《えーっと。
これは?》おはよう。
薫子さん。
あの。
あの。
実は紗絵子さんゆうべ上の部屋に。
すいません。
お仕事場に泊めていただいちゃって。
あっ。
あの。
薫子さん。
これ爽太君がフレンチトースト作ってくれたんですけど。
めちゃめちゃおいしいですよ。
薫子さん。
お一ついかがですか?あっ。
薫子さんしょっちゅう食べてるか。
いいえ。
一度も。
私は朝からそんな高カロリーなもの結構です。
代謝落ちてる年齢なんで。
えっ?えっ?えっ?おいしいのに。
あっ。
ちょっと待ってて。
うん。
ウフフ。
薫子さん。
ごめんね。
勝手なことして。
紗絵子さんうちで色々あったらしくてさ。
爽太君は?家に帰ったの?うん。
そうだよ。
ふーん。
ああ。
フッ。
けさどたばたしちゃってさ。
昨日脱いだまんまの服で来ちゃった。
けさ足つっちゃってさ。
「まだ成長期?」とか思ったけど。
どう考えても運動不足だよね。
アハハ。
フフフ。
まあいいんだけど。
爽太君のお店なんだし好きに使えば?ありがとう。
ごめんね。
《いったい何が起きてんの?》《この間2人キスしてたし。
まさか》《いや。
それはないよね》《別に私に嘘つく必要ないんだし》《それにあのモデル女がいるんだし》
(オリヴィエ)やったね。
爽太。
大勝利じゃん。
まあ紗絵子さん正直何考えてっか全然分かんないんだよね。
そのうち気が済んだらふらっと家に帰るんじゃないかな。
(オリヴィエ)えれなには?まだ。
約束すっぽかしてこんなことして最低なんだけどさ。
今えれなに連絡しても何て言ったらいいか分かんなくって。
(オリヴィエ)僕のせいかな?僕が最初にセフレって呼んじゃったからかな?もし僕がえれなのこと彼女って呼んでたら爽太はゆうべえれなを裏切らなかったかもしれない。
(オリヴィエ)冗談でも名前付けたら名前のとおりになるよね。
確かにそうかもって思うけど。
俺もセフレじゃないってちゃんと言わなかったから。
オリヴィエのせいじゃないよ。
ありがとうございました。
(女性)ありがとうございます。
(まつり)ねえ?薫子さん。
うん?
(まつり)今ちょっと聞いちゃったんだけど。
お兄ちゃんと紗絵子さんついに結ばれちゃったみたい。
結ばれた!?
(女性)すいません。
(まつり)はい。
いらっしゃいませ。
《それならそうと最初から言ってよ。
怒んないからさ》
(まつり)薫子さん。
詰め合わせお願いします。
《いや。
確実に怒るな私》《今めっちゃ怒ってるし》《怒る権利も何もない立場だけどね!》ああー。
(閉める音)
(開ける音)あれ?
(まつり)お父さん。
(まつり)早かったね。
(誠)どこにいるんだ?その女は。
(まつり)今2階にいる。
《まつりちゃん。
グッジョブ》えっ?えっ?あの。
父さん。
どしたの?今日は手足りてる。
(誠)どけ。

(誠)あの。
(誠)私爽太の父親だけど。
初めまして。
吉岡紗絵子と申します。
あなたがここに泊まってるって聞いて。
すいません。
ご迷惑お掛けしてしまって。
あっいや。
爽太君とは高校時代から仲良くさせていただいてます。
今回は事情がありまして爽太君に助けていただきました。
あいつが。
あの。
掃除しろって?いえ。
あの。
泊めていただいたお礼に何かと思って私が勝手に。
爽太君にはホントに感謝してます。
私何の当てもないまま家を飛び出してしまって。
行くところがなくてホントに困っていたので。
父さん。
あのさ。
(誠)お前さちゃんと面倒見てやれよ。
えっ?
(誠)大変だよな紗絵子ちゃんは。
《紗絵子ちゃん!?》
(誠)ああいういい子に限ってさろくでもない男につかまって苦労するんだよ。
(誠の泣き声)《小動DNAは駄目だ。
当てになんない》すごい神経ですよね。
結婚してるのに他の男んとこ転がり込んでどうのこうのとか。
私には考えられないんですけど。
ホントは私が言うことじゃないんでしょうけど。
紗絵子さんも爽太君のこと本気で好きなわけですよね?えっ?「えっ?」って。
えっ?いや。
えっ?遊びなんですか?いや。
「好き」に本気とか遊びとかって考えたことないんで。
遊びか本気かくらい分かるでしょ!?あっ。
私爽太君に私のこと好きになってほしいなって思います。
他の女の子も周りにたくさんいるかもしれないけど。
頑張って一番好きになってもらおうって。
それは「本気で好き」ってことですよね?いや。
違うでしょ。
そういうのはゲームみたいなもんでしょ?そういうのは遊びだっていうんですよ。
野球や将棋じゃないんだから。
でも野球や将棋だってやってる人は本気で頑張ってますよ?一生懸命自分を磨いて鍛えて相手の気持ちを読もうと必死になって。
違う違う違う!全然違う!全然違うよ?えっ?そうなんですか?えっ?どう違うんですか?えっ?だからさ野球や将棋と恋愛は違うでしょ?じゃあどういうのが「本気で好き」ってことになるんですか?そんなことも分からないの!?だからさ例えば。
例えばそのう。
《そう。
見た目とかそういうのは関係なく中身そのものを無条件で愛するとか》《いや。
無条件なわけないか》《私だってやっぱり爽太君がパリから帰ってきてすてきになってたから好きになったんだし》その。
だから要するに。
《そうだ。
相手の幸せを心から願うとかそういうことでしょ?》《でも私爽太君の幸せなんて願ってたかな?》《紗絵子さんとうまくいくといいなんて思ったことない》《モデル女と付き合うって聞いたときもホントは即行で破局してぼろぼろになればいいと思ってた》《どうせ私のものにならないなら不幸になればいいって》《でも私は真面目な人間だよ》《チャラい主婦やモデル女なんかよりよっぽど爽太君を真面目に好きなつもりで》《つもりでいたよ》《でもじゃあ私は何だったんだ?》《結局チョコレート王子に見初められてチョコレート姫になりたかっただけ?》薫子さん。
「本気で好き」ってどういうことですか?《知るかよ》《あんたに分かんないことが私に分かるわけないじゃない》《分かったような顔してるからってホントにそうだと思わないでよ》《私は何にも分かってない。
私はあの女とおんなじだ》《おんなじでそしてあの女以下だ》うわっ!?ああ。
薫子さん。
大丈夫?《爽太君。
あの女はおかしいよ。
気持ち悪い》《でも私もおんなじに気持ち悪い》薫子さん?《爽太君。
気を付けないと。
女は気持ち悪い生き物だよ》2014/03/03(月) 21:00〜21:54
関西テレビ1
失恋ショコラティエ #08[字][デ]

「ついに間男に成り上がったよ」
バレンタイン・イヴの告白から1カ月……
3月14日のホワイトデーに衝撃の逆転劇!究極の選択に、爽太が選んだ答えとは!?

詳細情報
番組内容
 爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)が自分とキスしたことが信じられず、その理由をあれこれ想像するもわからずに困惑する。
 一方、自宅に戻った紗絵子は、爽太から贈られた美しいショコラを眺めていた。やがて、爽太へメールを打ち始めるが、途中ですべてを削除してしまう。
 別の日、爽太から相談を受けたえれな(水原希子)は、ホワイトデーまでには紗絵子からリアクションがあるのでは、と励ました。
 バレン
番組内容2
タインデーが終わり、「ショコラ・ヴィ」は平穏を取り戻す。薫子(水川あさみ)やオリヴィエ(溝端淳平)は平和な日々を喜ぶが、爽太は余裕があると紗絵子のことを考えてしまうため疲労を募らせる。そんな爽太を心配するえれなに、爽太はホワイトデーの夜の予定を聞く。ホワイトデーまでに紗絵子から返事がもらえなければ、えれなと新しい関係を始めようと、爽太は心に決めていた。
 ホワイトデー当日、「ショコラ・ヴィ」の
番組内容3
営業が終わっても紗絵子は現れなかった。オリヴィエはこれからまつり(有村架純)とデートだと言い、爽太もえれなと来ないかと誘う。えれなを「彼女」と呼ぶオリヴィエに、爽太はこれから彼女になるのだ、と指摘。そんな爽太に薫子は、本当にそれでいいのか、と確認するが、爽太は、うんと答える。
 その直後、爽太が閉店の準備をしに外へ出ると、通りに紗絵子が立っていた。大きなトランクとカバンを抱えた紗絵子に爽太は…。
出演者
松本潤 
石原さとみ 
水川あさみ 
水原希子 
溝端淳平 
有村架純 
加藤シゲアキ(NEWS) 

佐藤隆太 
竹中直人
スタッフ
【原作】
「失恋ショコラティエ」(水城せとな/小学館月刊フラワーズ連載中) 

【脚本】
越川美埜子 

【プロデュース】
若松央樹 
小原一隆 

【演出】
品田俊介 

【音楽】
Ken Arai 

【制作著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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