(テーマ音楽)湿地帯を埋め立てて造られた水運都市。
市民たちは網の目のように張り巡らされた運河を利用して街を世界一の繁栄に導きました。
オランダの首都アムステルダムです。
その中心は湿地帯を埋め立てて居住区の間を160もの運河と1,200余りの橋でつないで造られました。
17世紀に完成したこの地区が世界遺産に登録されています。
300年ほど前に建てられた建物が今も運河沿いに並んでいます。
ほとんどの家の間口は5.7m。
3〜4階建ての家が多く鉛筆のような形をしています。
奥行きは30m。
京都の町屋のような造りです。
市民が運河に面した入り口を平等に持ち荷物を運び込めるように工夫されているのです。
それぞれの家の上の部分にはフックがついています。
階段が狭いのでこうやってフックに滑車を掛け荷物を窓から室内に出し入れします。
ここは…当時の繁栄の様子を描いた絵です。
運河にはたくさんの帆船の姿があります。
港には海外と貿易をするための大型船も係留されました。
その中の一艘が復元されています。
世界初の株式会社…17世紀オランダは喜望峰を回る航路を開拓し日本を含むアジアとの交易で巨万の富を得ました。
大運河は大型の船も通行できるように幅広く造られそして橋も可動式になっていました。
こうしてアムステルダムは水運都市として世界一の繁栄を謳歌します。
ここは黄金のカーブと呼ばれる場所。
オランダ東インド会社の設立メンバーなど成功した市民の豪邸が並んでいます。
17世紀当時オランダには王や貴族はいませんでした。
運河に囲まれた都市は成功した市民たちの資金で建設されたのです。
オランダは世界で最初に市民社会が成立した場所だといわれています。
市民たちの姿をオランダの国民的な画家レンブラントが描いたのがこの…アムステルダムの自警団がみんなでお金を出し合って自分たちの肖像画を注文したこの絵。
描かれているのは全員市民です。
その顔には自分たちが造り上げた都市を守るという気概があふれています。
レンブラントのこの絵には17世紀のアムステルダムの活気とその精神が凝縮されているのです。
絶頂期のオランダ市民社会の記憶とともに今も運河は彼らが造り上げた水運都市を包み込んでいます。
さあ皆さんお待ちかね!登場するのは2014/02/02(日) 04:25〜04:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「アムステルダムの17世紀の環状運河地区〜オランダ〜」[字]
市民たちの水運都市▽文化遺産▽オランダ絶頂期の運河に囲まれた街。荷を入れるためのフックがある細長い家々や大型船を通す“跳ね橋”。レンブラントに描かれた市民たち。
詳細情報
番組内容
17世紀、オランダが喜望峰ルートを開拓し、日本やアジアとの交易で繁栄を極めていたころの運河に囲まれた地域。航海してきた大型船が通行できるように、跳ね橋になっており、海外からの荷を街に運べた。運河に面した入り口を平等に作るため、家々は細長く、奥行きのある京都の長屋のようで、荷をつり下げて家に入れるためのフックが付いている。そんな市民たちの様子が、レンブラントの「夜警」という絵画に描かれている。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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