た土木作業員の平野拓治容疑者
(33)と清掃作業員の岡山成土容疑者
(24)を強盗致傷の疑いで逮捕しました。
調べに対して平野容疑者は容疑を認めていますが、岡山容疑者は「ひったくりはしたがケガをさせるつもりはなかった」などと話しているということです。
(田口公平)あれ?あぁ…。
あの…。
すいません。
おはようございます。
あの。
はっ…。
110番…いや違う。
ピッピッピッピッ
(携帯電話の操作音)救急車お願いします。
男性が1名倒れていて。
意識?ありません。
脈もなし。
あっ…。
死後硬直も始まってるかも。
お願いします。
場所は…。
(白鳥圭輔)皆さんこの国では人が死んだらどうなると思いますか?この国は死因不明社会です。
(斑鳩芳正)失礼。
警察庁情報統括室の斑鳩です。
情報統括室。
警察のイメージ戦略考える人が何の用ですか。
北山審議官をお招きしたはずなんですけど。
我々警察が協力するに値するものかどうか確認してこいと審議官より指示がありまして。
Aiセンターとやらのお話伺わせていただきます。
ふっ…。
では失礼します。
(矢上)はい。
(矢上)あぁ。
・
(玉村)じゃあ先生よろしくお願いします。
はい。
(玉村)桜宮署の玉村です。
通報をくださった方ですよね。
はい田口といいます。
あの方の名前は?さあ?あのねぇ。
ゆうべは大学時代の友人と飲んでました。
1次会はこの先の店で飲んで2次会に行って…そのあとは…。
覚えてない。
飲み過ぎました。
すいません。
まだ残ってますよねぇ酒。
すいません。
(矢上)特に外傷はないね。
まあ服装から見て路上生活者の可能性もあるし衰弱死かもね。
(玉村)じゃあ事件性はなさそうですね矢上先生。
ないでしょう。
私これから病院に戻って死体検案書書いてきます。
助かります。
そんな簡単に?この男性の死因は?死因。
心不全。
虚血性心不全でいいんじゃない?えっ…。
心不全。
この便利な3文字で日本の死者の一体何人が簡単に片づけられちゃってると思います?心不全というのはまあ簡単に言ってしまえば心臓が止まった状態ということですよね。
そこに至る原因は究明されないまま心不全が死因として死体検案書が作成されてしまう。
我が国の年間死亡者のうち解剖されるのはたったの3%。
残りの97%の死因はなんと推量で決められちゃってるんですよ〜。
いや推量ではありません。
死因不明の遺体が発見された場合経験を積んだ警察官つまり検視官と医師が立ち会い死因や事件性の有無を慎重に判断します。
いや検視官って医学をちょ〜っとかじっただけの警察官ですよね。
どうやって判断できるんですか?五官を使って。
五官?見て聞いて触ってなめて嗅ぐ。
は〜ははっ…原始的な方法ですね。
訓練を重ねた人間の感覚はそれほど鋭いということですよ。
いやでもね〜…。
更に死因究明専門の監察医がいる地域もあります。
ごく一部でしょそれは。
皆さんご存じでした?監察医という制度があるのは東京23区と横浜名古屋大阪神戸。
この5つの都市だけなんですよ。
えっ?
(矢上)線路の向こうならね。
あっち東京都。
田口先生さそんなに死因が気になるなら遺体を向こうに運んでから通報すればよかったんだよ。
いやあっちにはね死んだ人専門の監察医がいたのに。
桜宮市では調べられないんですか?調べたでしょ今。
目立った外傷なし病死ですって。
それだけ…ですか?私ね警察から頼まれて嘱託医やってるけど本来は内科医だよ。
これからたくさん患者さん診なきゃいけないの。
死んだ人間にこれ以上時間かけらんないよ。
あぁ検視官。
玉村です。
どうも衰弱死のようですね。
待ってください。
思い出しました。
(玉村)何を?ゆうべその辺に車がとまって…。
もしかしたらあの男たちがその人を置いていったのかも。
(玉村)置いてった?男たちが?見たんですか?それ。
はっきりとは。
でも…。
(矢上)酔ってたんでしょ。
あの解剖していただくわけには?先生さぁ司法解剖っていくらぐらいかかるかご存じ?まあざ〜っと考えて1体当たり…。
20万。
(矢上)酔っ払いの記憶で騒いではい司法解剖しました何も出てきませんでした。
はい誰責任取るの?だったらAiをしませんか?そこで登場するのがこのAi死亡時画像診断というシステムです。
死体をCTにかけるんですよね。
有効性は低いと報告を受けていますが。
(島津)どこのばかがそんな報告を。
どうせ古くさい法医学者か何かでしょうけど。
(日野)何なんだね君は。
放射線科医の島津吾郎です。
(日野)島津?ははっ…知らんな。
スイスのレマン大学で画像解析の研究をなさってたんですけどねAiセンター設立のために無理を言って帰国していただきました。
Aiは遺体を傷つけずにCTやMRIで撮影し画像を保存する。
医療裁判の証拠にもなれば解剖に回らずに見逃されてしまう犯罪を暴く手段にもなりうる。
犯罪を暴くですか…。
ええ。
医者が?そうですよ。
今まであなた方警察が見過ごしてきた犯罪を我々医療の技術で明るみにしてやれる。
なるほど。
いずれお礼をさせていただくときが来るかもしれませんね?我々警察が先生方に。
(神田)困るんですよねぇ。
警察が持ってくれるんですか?この費用。
(玉村)事件性があった場合はお支払いできるかと…。
なかったら?そのときは誰が?その場合は…えっと…。
あれ?これ…。
肺が真っ白ですね。
肺水腫かな。
つまり病死ってことですか?いえ肺水腫でも病気以外の場合もあります。
もしかしてこれ溺死の可能性もありますよね。
ええ。
溺れ死んだってことですか?ええ。
(玉村)あんな飲み屋街の真ん中で?司法解剖の手続きを取ります。
(スミレ)こちらが街で溺れた男性?
(玉村)笹井先生司法解剖よろしくお願いします。
見てく?はっ?解剖。
あっいえ。
ふふっ須賀君準備して。
(須賀)はい。
(スミレ)よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(スミレ)では外表観察から始めます。
(須賀)はい。
(スミレ)身長170cm体重60kg。
眼瞼結膜に蚤刺大溢血点数個が発現。
(スミレ)死後硬直は全身諸関節に中等度発現死斑は体幹背面に暗赤色高度に発現し指圧で退色する。
じゃあ反対側を。
(須賀)はい。
(スミレ)では解剖に入ります。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
(須賀)心臓右心房50ml左心房120ml。
(スミレ)重さ380g。
肺左640g右720g。
肺の表面はモザイク状の色調変化あり。
うっ血水腫高度。
胃内容は灰白色液状物を300ml入れる。
(スミレ)肝臓1570g。
(スミレ)胃の中からも大量の水分が検出されました。
死因は溺水による窒息。
いわゆる溺死と思われます。
他に僅かながら数か所の傷が。
つまりあの男性はどこか別の場所で溺れ死んだ。
その遺体を運んできて捨てた犯人がいるということですね。
(スミレ)幽霊になって歩いてきたんじゃなければ。
冗談よ。
人が亡くなってるんですよ。
冗談なんて。
不謹慎でした。
すいません。
病理検査などの結果は後日連絡しますね。
・
(リポーター)田口先生。
・
(リポーター)お話聞かしてください。
(リポーター)田口先生ですね。
えっはぁ…。
(リポーター)殺人事件を発見されたって本当ですか?
(リポーター)警察が病死で片づけようとした事件を見破ったと伺いましたが。
いやあのまだ殺人かどうか…。
・何しろその人はあのバチスタ事件の真相を見破った張本人ですから。
白鳥さん。
この田口先生がいなければあの連続殺人事件は解決できなかったでしょう。
ちょっと。
バチスタ事件のときご遺族は解剖に難色を示されていました。
そこへ田口先生が現れAiを使ったらどうだ!と提案してくださったんですよ。
はぁ?
(リポーター)その経験を生かして今回も殺人事件を突き止めたわけですね。
そんな…大げさなもんじゃ。
ちょうど良かった。
皆さんにお伝えしたいことがあります。
桜宮市内の全ての死因不明遺体に関してAiを行なうためここ東城医大にAiセンターを設立することになりました。
もちろんこちらの田口先生も運営委員に名前を連ねていらっしゃいます。
えっ?
(リポーター)あなたは一体?申し遅れました。
私バチスタ事件以来田口先生の助手としてチームを組ませていただいている…。
…の白鳥圭輔でございます。
肩書き変わった。
(ナレーション)
Ai死亡時画像診断。
遺体をCTやMRIにかけること。
ずさんな死因究明制度に光を当てるべく設立したAiセンターを巡りこんな不可解な事件が起こるなんて誰が予想できただろうか。
いずれはこのAiセンターを大学単位ではなく全国に普及させたい。
この桜宮Aiセンターはそのモデルケースになるでしょう。
(リポーター)今回のような犯罪を暴くために?それもありますが医療過誤死の検証にも有効でしょうね。
(北山)目障りな男だな。
審議官。
医療事故調査委員会が進まないもんだからこんな手を打ってきたか。
医療が犯罪を暴いてくれるそうですよ。
そんな妄想が国民に浸透したら警察の威信は崩壊するな。
捜査に利用できる可能性も。
しばらく様子を見るか今のうちに潰すか。
我々警察にとってどちらが得でしょうね。
・コンコン!
(ノックの音)
(北山)入れ。
(宇佐見)失礼します。
宇佐見。
お前に動いてもらうかもしれない。
何?グッチー時計変えた?ずっと欲しくてお金ためてたんですよね。
(高階)さてと。
ではそろそろ始めましょうか。
(三船)はい。
では第一回Aiセンター運営会議を…。
(島津)待ってください。
法医学の先生はわかるとしてそちらの2人は?どういう経緯でこの会議に?
(スミレ)私が出席をお願いしました。
警察庁刑事局の北山です。
こちらは部下の宇佐見警視。
共にオブザーバーとして参加いたします。
大歓迎です。
Aiセンターには警察の協力は不可欠ですから。
協力ね…。
そういえば先日はお手柄でしたね先生。
えっ?
(三船)本当にね。
ニュースのおかげで問い合わせの電話が鳴りっぱなしですよ。
亡くなったご家族をAiで調べてほしいとか取材の申し込みとかもう大変で。
(スミレ)解剖しなくても死亡時の画像だけで死因がわかる。
なんて誤解がこれでまた広まりますね。
誤解?事実でしょ。
画像診断で死因が判明できるなんて極めてまれな例です。
本当の意味で死因を究明できるのは解剖以外ありません。
解剖でわかることぐらいAiでもわかる。
わかるって何をもってわかったって言えるの?解剖して組織を検査してDNAまで調べてもそれでもわからないこともある。
それが死因究明ってものよ。
(高階)まあまあせっかくこうして新しいセンターを設立することになったわけですからひとつ仲良くねぇ。
ではまずセンター長人事についてですが。
どうですか島津先生にお任せしては。
(北山)この方は警察が見逃した犯罪まで暴いてみせると豪語されたとか。
それが何か?そんな傲慢な方が長を務めるセンターに警察は協力できません。
法医学教室も協力できません。
笹井先生。
俺だって法医学のじじいの下に付くつもりはない。
う〜ん。
この国の死因究明システムには問題がある。
これは皆さんよくわかってますよね。
でもいきなり解剖率が100%になるような予算が出るわけがない。
だからAiなんですよ。
画像診断ができる役割なんてごく僅かです。
だとしても欠陥だらけのシステムを理想的なものに導く…アリアドネの糸にならなれるかもしれない。
アリアドネ?いや迷宮から恋人が抜け出せるように糸を渡したっていうアリアドネの女神の話。
何グッチーアリアドネ知らないの?まあいいか。
ドン!どうでしょう皆さん。
ここは間を取りませんか。
…と言いますと?Aiの実績もあり法医学教室と放射線科の間の懸け橋にもなりうる中道的な人格と控えめな体格を兼ねそなえた人物がいるとは思いませんか?病院長。
あぁ〜。
ですね。
えっ?う〜ん。
ちょっと白鳥さん。
うん?こんな決め方でいいんですか!?あれ誰も納得してませんよ。
おぉ〜。
無理ですよ僕がセンター長なんて。
いやそんなこと僕に言ったってだめだって!それ甘えでしょ。
甘いでしょ。
はぁ…。
あまりにもでしょ〜。
(信一)とにかく遺体は引き取れませんので。
そうですか。
借金作って逃げ出して6年も音沙汰なしだったんですよ。
そんな人を今更父親だなんて…。
すいません。
(玉村)例の仏さん身元がわかったんです。
清原正夫さん55歳。
彼が息子です。
遺体の引き取りは拒否されました。
自分と母親を捨てた人ですもんね。
じゃあご遺体はどうなるんですか?
(玉村)3カ月は保存されますが…そのあとは無縁仏ですね。
せっかく身元がわかったのに。
あっでも先生おかげですごいことがわかったんですよ。
捜査上のことなんでここだけの話ってことで。
東京でも同じような遺体が発見されていたんです。
えっ。
溺死した遺体が路上で…。
連続殺人事件に発展するかもですよ先生。
・不思議ですね。
なぜ奥さんがそんなことを…。
白鳥さん!?帰ったんじゃなかったんですか?いやぁお祝いしようと思ってね。
お祝い?
(真琴)おめでとうございます。
センター長に抜てきされたんだそうですね。
すごいじゃないですか。
ほ〜んとほんと。
まだ小さいのに大したもんだよ。
ほほっ。
田口先生どうしたんですか?そんなお顔なさって。
お祝いなんて気分じゃ…。
実は例の殺人事件他にも被害者がいるみたいなんです。
まあ…。
センター長なんていったってどうせ名前だけですし。
ねぇ白鳥さん。
じゃ早速ケーキ切ってきますね。
あぁ〜おいしそう。
いいんだよべつに。
名前だけじゃなくても。
えっ。
本物のセンター長としてAiセンターを仕切ってくれちゃっても全然OKで〜す。
はぁ無理ですよ。
Aiのことなんか何も知らないのに。
何にも知らないグッチーでもAiで殺人事件を見つけだすことができたじゃない。
誰にも真実を知ってもらえずに葬られてしまった遺体が他にも山ほどあるかもしれない。
そうは思わない?白鳥さん。
(着信音)ピッそっちから電話くれるなんてうれしいねぇ。
どうするつもり?うん?このままじゃ世間はとんでもない誤解をするわよ。
画像診断さえあれば何でもわかる。
解剖なんて必要ない。
警察よりも画像のほうが信用できるって。
世間てやつは目新しいものが好きだからねぇ。
ほっとくの?考えてるよいろいろと。
北山審議官そっちの会議に乗り込んでったろ?審議官の考えを聞いてるんじゃない。
あなたの考えを聞いてるの。
(宇佐見)桜宮市の溺死体。
これに続き発覚した連続殺人の被害者は現在わかっているだけで4名。
関与してる組織の一斉摘発を実施する。
刑事局長じきじきの賛同も得ている。
ドンドンドン!警察だ開けなさい!こらぁ〜どけおら!おらぁ〜!何だおらぁ〜!おらぁ〜!うわ〜!ガン!うわ〜離せ!あっ!・ガン!うわっ!ガン!うお!うっうぅ…。
おっ。
ガン!うっ!ガン!ガン!うおっ…。
ガン!うっ…。
ガン!うおっ…。
ガン!うっ…。
ガン!うおっ…。
・
(玉村)田口先生!おかげさまで犯人グループ一斉検挙できました。
ほんとですか?犯人は一体…。
路上生活者に部屋を提供して生活保護をだましとったり安い賃金で派遣労働に出す貧困ビジネスをご存じですか?清原さんもその被害に?ええ。
清原信一さんですね?そうですが。
東城医大の田口といいます。
犯人捕まりましたね。
父の遺体だったら引き取る気ありませんから。
お父さんずっと帰りたがってたそうですよ。
ご家族の元に。
犯人たちにお給料のほとんどを奪われても残った僅かな中から毎日これにお金をためてました。
まとまったお金が出来たら家族の所に帰るんだって仲間に言っていたそうです。
ようやくためたお金を手に逃げ出そうとしたのが組織にバレて殺されお金も奪われた。
そのとき浴槽の塗装のかけらを水と一緒に飲み込んでいたことが殺害場所を特定する証拠となりました。
他に遺体で見つかった3人も同じように逃げ出そうとして殺されました。
お金は奪われて空っぽです。
でもお父さんは…最後までこれを…枕元に大切に。
あの!父はまだ東城医大に?はい。
父を…。
連れて帰ってもかまいませんか?もちろんです。
・笹井先生。
司法解剖を担当された笹井先生。
この先生が今回の犯人逮捕につながる物証を発見されたんです。
(信一)お世話になりました。
いえ。
(信一)間に合ってよかった。
父を恨んだまま何にも知らないまま無縁仏にするところでした。
間に合ってよかった。
焼かれる前に父の気持ちが知れて。
(信一)本当にありがとうございました。
ようやく家に帰れますね。
ずっと帰りたかった息子さんたちの所に。
ありがとう…か。
言われたのいつ以来だろ。
笹井先生。
生きてる人と話すこと自体少ないから…私。
最初に見つけてくれてありがとう。
田口先生。
ふ〜ん。
これがAiセンターの目玉になるわけか。
(島津)生きてる人間の脳の血流を測定して死亡時の画像診断にフィードバックします。
まだ研究段階ですけどね。
友野君。
(友野)はっ。
これいつから稼働できる?はいえぇ〜ヘリウムを注入し磁場生成の初期段階に持っていくのに半日それからシステムの調整に…。
うん10日あれば。
1週間で頼む。
わかりました。
白鳥さん。
ん?
(島津)俺全然納得いってないですから。
何が?Aiセンターのセンター長。
まあ法医学のじじいは問題外としてあんな訳わかんない心療内科医の下に付くためにわざわざ日本に戻ってきたわけじゃないですし。
失礼します。
これはこれはうわさをすれば。
僕はAiのことは何も知りません。
でしょうね。
でも今回のことでわかりました。
死の真相を究明することは亡くなった人のためだけじゃない。
生きてる人のためにもなる。
そしてAiはその助けの1つになるのかもしれない。
かもじゃなくて。
だから僕にAiのことを教えてください。
お願いします。
どうしますか?島津先生。
友野君。
あっはい。
こちらの田口先生にAiのことを教えてさしあげて。
Aiセンターの長になられる方だから。
よろしく。
はい。
よろしくお願いします。
(友野)こちらこそ。
あら田口先生。
じゃあAiの勉強に行ってきます。
はいいってらっしゃい。
・
(ドアの開閉音)ひょっとして田口先生がアリアドネだったりして。
へぇ?法医学と放射線科警察と医療。
複雑に入り組んだ組織という名の迷宮を抜け出す糸を渡してくれる。
藤原さんアリアドネっていうのは女神ですよ。
いいじゃありませんかこの際そんな細かいことは。
遅くなりました。
(友野)いやいや。
じゃあ今日はMRIの原理についてご説明しますね。
はい。
・ご一緒させていただきます。
宇佐見警視。
明日の会議に備えて自分も勉強しませんと。
じゃあ一緒に。
あっ…いいですねこのモーツァルト。
そうですか?あっ…。
じゃあとりあえず中いいですか?先生ストップ。
はいキャッシュカードとか磁気カード携帯電話持ってません?あっですよね。
(友野)覚えておいてください。
ここが五ガウスラインです。
MRIは強力な磁場で成り立ってます。
鍵とか金属製のものも全部出してください。
誤って入れると…。
・気を付けてくださいね宇佐見さんも。
・あっ!はぁ〜…。
(友野)じゃ動かしますよ。
はい。
(友野)はぁ〜まだ調整が必要か。
ご苦労さまです。
あれ?宇佐見さんは?えっ?あれ?いつの間に…。
(友野)今夜徹夜して調整すれば明日から稼働できそうです。
徹夜?すいませんお邪魔しちゃって。
いえ全然。
音楽だけじゃなくたまには人の声も聞きたかった頃ですし。
いい曲ですねこれ。
わかります?えっ?うれしいなぁ〜。
田口先生もお好きですか?クラシック。
ええまあ…。
モーツァルトですか?信じられない。
えっ?ショスタコーヴィチとモーツァルトの区別も付かないなんて。
あっいや…。
ショスタコーヴィチは旧ソビエト時代国家の圧力と懸命に闘いながら曲を作りつづけた魂の芸術家ですよねぇ。
それをあの…能天気に才能だけでさらさら曲を書き上げたアマデウスと間違えるなんてちょっと…。
すいません友野さん。
いやこっちこそすいません。
何かすぐむきになっちゃって。
あっしゃ〜…。
あの僕帰りにCD買って聴いてみます。
やっぱり好きだからこの曲。
ふふっ。
持ってきますよCD。
全部お貸しします。
ほんとですか。
ありがとうございます友野さん。
(須賀)笹井先生何か腹減りません?そうねぇ。
あっじゃあ一緒に…。
(スミレ)ううんもう帰っていいよ。
えっ?笹井先生は?まだやることあるから。
どうかした?あっいえ。
お先に失礼します。
うんお疲れ。
・
(ドアの開閉音)おっはよう!あれ?グッチー時計は?はぁ…忘れてください。
あんなに気に入ってたのにどうしたの?もうAiの勉強してるんですから。
あっそっか。
今日は運営会議だもんね。
頑張ってねセンター長。
僕よくわかってなかったけどAiって医療裁判の証拠にもなりますよね。
そうだね。
これって医療ミスにおびえている医者にも患者さんにも両方にとって大きな恩恵になりますよね。
あぁ〜。
まあその分大きな危険もはらんでるんだけどね。
えっ危険て?・「アリアドネの糸」はい特別愁訴外来。
はぁ?えっ?そんな…。
君が第一発見者?
(神田)いえ発見したのは…。
友野さん!無駄だ。
もう冷たくなってる。
事件?
(弘子)優ちゃん!
(島津)気になる点は一切なかった。
遺族は部外者だ。
過信し過ぎじゃないですかAiを。
(スミレ)腕と脇腹あれを見つけられるのは解剖医だけよ。
あれ?これってどういうことだろうねグッチー。
2014/03/03(月) 14:57〜15:53
関西テレビ1
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 #01[再][字]【伊藤淳史 仲村トオル】
「心不全トリックの謎」
伊藤淳史 仲村トオル 小西真奈美 福士誠治 名取裕子 高橋克典ほか
詳細情報
番組内容
東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、路上のゴミ置き場で男性の遺体を発見。現場に駆けつけた警察の嘱託医は事件性のない衰弱死と診断するが、田口の提案でCTによるAi(死亡時画像診断)が行われ、殺人事件である可能性が浮上する。
一方、厚生労働省の官僚・白鳥圭輔(仲村トオル)は、遺体の死因をAiによって究明する「Aiセンター」を東城医大に設立しようと画策を始めていた。
番組内容2
だが、警察庁の斑鳩芳正(高橋克典)や法医学教室の教授から猛烈な反発を受ける。Aiで死因が特定されるようになれば、法医学の解剖は存在意義をなくし、警察の捜査も威信を失うのだ。
白鳥は放射線科の准教授でAiの第一人者・島津吾郎(安田顕)を中心にセンターを運営しようと動き出すが、白鳥の動きを警戒する警察庁刑事局審議官の北山錠一郎(尾美としのり)、法医学教室准教授の笹井スミレ(小西真奈美)は激しく反発。
番組内容3
議論が紛糾する中、田口がセンター長に担ぎ上げられてしまう。
その矢先、思わぬ事件が発生した。新しく導入されたMRIの調整を行っていたシステムエンジニアが、院内で遺体となって発見されたのだ…。
出演者
伊藤淳史
仲村トオル
小西真奈美
福士誠治
市川知宏
中村靖日
・
名取裕子
林隆三
・
利重剛
安田顕
尾美としのり
高橋克典
原作・脚本
【原作】
海堂尊「アリアドネの弾丸」(宝島社刊)
【脚本】
後藤法子
監督・演出
【演出】
今井和久
星野和成
小松隆志
【プロデューサー】
豊福陽子(関西テレビ)
遠田孝一(MMJ)
八巻薫(MMJ)
音楽
羽岡佳
妹尾武
【主題歌】
Do As Infinity『アリアドネの糸』
ご案内
「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」は毎週火曜よる10時から放送中です!
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0×0820)
EventID:7231(0x1C3F)