ひるブラ「“薬草ヘルシー”城下町〜奈良県高取(たかとり)町〜」 2014.03.03

生字幕放送でお伝えします
構えて…。
(発砲音)
すごい、すごい…。
ここまで飛んできましたが。
すごい。
びっくりしましたね。
本格的な…すごい。
ありがとうございました、皆さん。
奈良県の高取町に来ています。
ここは江戸時代城下町として栄えた武士の町なんです。
鉄砲隊の皆さん毎年、お祭りの時期にしている砲術を見せていただきました。
さらに、ここ高取町は武士を助けたあるもので有名なんです。
それが今、私がしょってるこちらになります。
なんか夜逃げするみたいに見えますよ。
いつもの私じゃないんですけどね、よいしょ。
これは私たちの生活に欠かせないものなんです。
こちら。
薬です。
薬箱になってるんですね。
高取町は、武士が築いた薬の町。
日本屈指の薬の町の魅力をたっぷりご紹介します。
すばらしい宝物や薬の町ならではの女子必見のヘルシーなグルメもご紹介します。
友近さん、薬の町高取町の魅力をきょうはたくさんご紹介しますので期待してください。
私薬っていうと富山のイメージなんだけど奈良もそうなんですね。
じゃあ、早速、行ってみます。
高取町は薬の町で知られるようになったのはおよそ1400年前飛鳥時代にさかのぼります。
この周辺の山々では薬の原料が豊富に採れていたことが始まりだとされています。
聖徳太子が春に薬狩りに来ていたと来ていたと日本書紀に記されているんですね。
山の上のお城から街道が町まで延びています。
私たちがいるのはその道にいるんですけども。
江戸時代、武士や殿様が参勤交代でこの道を通り江戸に向かいました。
そのとき薬を手土産に持っていき日本全国で有名になったんですよ。
武士と薬深い関係が分かるお宝がこちらにあるんです。
ここはかつて武士だった方のおうちなんですね。
明治以降は、ここ、代々薬屋さんを営んでいたということなんです。
高取町の家々で歴史あるお宝を残しているということで…。
ちょっと見せていただきましょう。
失礼します。
一般の方のお宅なんですけども予約をすれば資料館としてこの中を見学させていただけるんですね。
ここがお蔵ですね。
空気が変わるんですけども。
これ、見てください。
このよろい。
室町時代に作られたものなんですが江戸時代まで使われていた家宝だということですごくないですか、友近さん。
すごい、いい状態のまま残ってる。
本当に使ってたものですからね。
そして、ここはほかにも刀や、かみしもなども展示されてるんですがもちろん薬に関連された道具もあります。
これですね。
これが、明治時代の薬箱になります。
紙の箱もありますね。
これ、かわいいんですよね。
昔の薬のパッケージって。
かわいいんですよね。
大正になると紙の袋に入れてた。
そして、昭和になると古いホーローの看板も残ってるんです。
「美膚のもと」。
家にアンティークの飾り物として飾ってる人もいそうですもんね。
お薬ってなかなかないですから珍しいです、相当。
この写真をちょっとご覧ください。
実はこの町は武士が明治維新で失業してしまって多くが薬屋さんになったんですね。
武士たちが残した薬の伝統が今も残っています。
町内には20軒近い薬の会社があります。
中でも高取の人にとって生活の一部になっているのが漢方薬です。
明治初期から地元で愛されている漢方薬店。
処方は1時間近くじっくりと話をして調合してもらえるんですね。
昭和初期から地元で愛されている漢方薬店です。
そしてさらに新しい薬も作られているんです。
今も大和の薬として日本全国に販売しています。
この通り沿いにも武士が開いた薬屋さんがあります。
至る所に薬屋さんがあるんですね。
お城で働いていた武士のうち4割の人が薬屋さんになったということなんですよ。
友近さん、4割ですよ。
それまで、みんな薬なく生活してたっていうのはまた考えられないし薬で多くの人たちがよくなるっていうからそれがよかったんでしょうね。
高取町は江戸時代以降大和の薬の産地として日本で1、2を争う薬の町になっていくんですね。
その理由が分かるのがこちらの資料館にたくさん展示されています。
たくさんの方が、こちらに訪れてるんですけど…。
薬を求めて…じゃなく資料館を見に。
非常に古い大正時代に建てられた蔵。
この中に資料館がありますので入ってみましょう。
古い建物。
本当いい感じなんですよこちらの蔵が。
中には薬に関するものがいっぱい詰まっていますが。
これが昔の薬を売ってるときに…。
売り歩いていたときの道具ですね。
これ、携帯用の薬を量る、はかりなんです。
これで、こっちに薬をのっけてこう持って、分銅を付けて量るっていうやつとか薬箱、行李
(こうり)とかありますけどもこれがよく見たことあるでしょう。
印籠。
これは、携帯用の薬入れだったんですよ。
そういうのが入れ物やったんですか?
そうなんですよ。
これで水戸黄門様とかお薬、入ってたかもしれないです。
入ってないでしょうよ。
その印籠とは違う…。
これは先ほど鬼奴さんが持っていた行李
(こうり)なんですが20kg近くあるんです。
持ってみましょう。
片手では持ち上げられないくらい重いんですよ。
これを持って全国、売り歩いたんです。
置き薬の道具なんです。
腰もヘルニアになりますね。
先ほど友近さんも置き薬、富山が有名だとおっしゃってましたが大和の置き薬も非常に有名だったんですよ。
富山とはライバル関係にあったそうなんです。
ライバルの名前出してしまったということや私が。
これらの道具を持って日本全国に売り歩いていたんですけれどもこちらの写真、見てください。
大正時代の薬売りの方なんですけれどもこうやってこうもり傘を持って行李を持って今みたいに新幹線や高速道路はありませんから本当にずっと歩いて行李を持って全国にお薬を届けてたんですね。
こちらの方は千葉県や茨城県に薬を届けていたということなんですよ。
奈良から?
そう、奈良から。
そんなふうに見えないですよね。
しゅっとしてる。
見えない!どっちかというとちょっと喜劇俳優さんみたいな顔してらっしゃるから。
でも、一生懸命薬を売り歩いたということで置き薬を売るのは本当に大変だったんですよ。
その心境を表したのがこちらにあります。
これ、薬箱のふたなんですけど「金なくて何の己の浮世かな」というふうに武士の方がお薬を売るっていう商売に転向したから難しくてつらかったというのをこうやって、ついついふたに書いてしまう。
寂しい…。
今だったらツイッターでつぶやいてる、つらいって。
今もこれが残ってると。
武士が商売を転向して薬を売り歩くのはすごい大変だったんですよ。
こちら紙風船なんですけどもこれね、子どもを引き寄せるため気を引くために、これを一緒にあげたりして。
おまけとして。
こういう工夫もして売ってたんですよね。
しかもですね、それぞれのお宅でお薬も作ってたんですね。
旦那さんが全国で売り歩いている間に奥様やご家族が家でお薬を作ってたということでその道具も残っているので。
資料館の西川さんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
まず、このご説明をいただいてよろしいですか。
薬研
(やげん)という機械でして薬の原料を砕いて粉にする機械ですね。
見たことありますねテレビで。
時々あると思いますけど一度、今回はピーナツで試してみますので。
細かく砕くのに使った道具ですね。
ピーナツ入れましてこのようにするんです。
ちょっとやってみてください。
どうです?どうです?結構難しい…。
すごいね、鍛えられます、これ。
こういうのあるでしょ。
こういう器具。
だいぶ、砕けてきましたね。
友近さん、どうですか。
鬼奴さんうまくできてますかね?
できてるのかな…。
でも、このピーナツのにおいとか、かぐとまた、お酒が飲みたくなると思ってんちゃうかな、とか思ってた。
間近でいいにおいがするんですよピーナツの。
本当にお酒ちらつくという。
だいぶ粉になってきましたね。
すぐ、すれますね、案外。
こちらは?
それで、出来上がった薬丸薬ですけども、胃腸の薬ですがこれを薬包紙に包むんですけどね。
昔、こういうお薬でしたよね。
こういうふうにすくいまして。
一度に10粒?
これは10粒1回分ですね。
1回分をここに包んでですね。
昔はこういうふうに包んで、みんなそれぞれ一服ずつ包んでたんですけどこういうふうに包みます。
一度、包んでみてください。
これが、10粒用で結構な量がいけるってやつですね。
ちょっと大きいので難しいですが。
難しい、これ。
この量の薬、飲むっていうのはだいぶの病気ですね。
だいぶ量が多いですね。
だから、いろいろ種類がありますけどね。
なかなか…3つ足りない…これ、クレームきますね。
ちょっと多きすぎて難しいですね。
このように薬を作っていたわけですがそうやってできたのがこちらにたくさんあります薬です。
いろんなお薬が。
かわいいですよね。
やっぱ、かわいいわパッケージ。
昔のパッケージかわいいですよね。
中でも注目していただきたいのがこちらです。
これ、熱冷ましとかかぜ薬なんですが世界的にスペインかぜが大流行したときに一気に、これで売り上げを伸ばしたんです。
「かぜトンプク」か。
逆に読むのか。
その勢いでなんと…。
海外進出をしたんですね。
これ、見てください。
薬の袋に文字を書くための道具型版なんですけど「MADEINJAPAN」です。
♪「MADEINJAPAN」ですよ!
それ、MAXさん?
V6さんです。
♪「MADEINJAPAN」ですよ!これが、当時あってこれを「MADEINJAPAN」をおして中国やインドやシンガポールなんかにも薬を輸出してたんですよ。
世界に行ったんですね。
大和の薬で高取町が潤ったその繁栄を今に伝える建物があります。
西川さんありがとうございました。
ありがとうございました。
こちら大正時代の建物です。
なんか、よさそうなおうちというか。
高取町屈指の豪商の家なんですけれどもこれねわざわざ京都から移築してきたんです。
それぐらい裕福だったということですね。
お金がかかるんですよ。
移築するほうが建てるよりお金がかかるのに移築してきてしまったという。
見てくださいよ、こちら。
かまどが、普通のお宅だと2つぐらいが当たり前というところこちらのお宅では4つもあります。
非常に裕福だったということが分かりますね。
しかもいろいろな大きさのかまどを作って、これを使っていた。
今も使われているんですよね。
お祭りとかイベントでこれは使われている現役のかまどだそうです。
そして、奥に進みますとまた、裕福の象徴というのがあるんですが友近さん裕福といったら吹き抜け。
これ、当時でこんな感じの建築ってすごいですよね。
お薬で、ここまでね武士の方が…。
この奥へ行くと…。
実は今は観光案内所として使われているんですね。
めっちゃ、にぎわってる観光案内所!
観光客の皆さんがいらっしゃるんですけど。
めっちゃ撮られてる。
一眼レフで撮られてます。
すごい人になってる。
町に残っているのは建物だけじゃないんですね。
こんなぜいたくなものも残ってるんです。
それがね、こちらのひな人形なんですね。
薬で潤った町では家々が豪華なひな人形をこぞって飾りました。
こちらは、京都の職人が作った京びな飾りといって手にほうきを持っているのが特徴で娘に苦労をさせないようにとの願いが込められています。
そしてこの一番上の段に館のついた館びなというのがありますね。
これも、すてきなおひな様です。
この時期観光客にもひな人形が公開されていて誰でも見られるんです。
そのうちの一軒に…。
ちょっとこちらで見せていただくということで。
高取町は薬を売ってもうけるだけでなく暮らしにも薬を取り入れていたんですね。
高取町に来れば、それが今も食べられるんですよ。
奥にご用意しました。
おひな様が飾られて。
きょう、3月3日ですよ。
桃の節句です。
忘れがちですよね。
まさに当日だったんですきょうは。
おひな祭りなんですけどもこれですね。
ここにそのお料理があるということで。
開けますね。
じゃーん!
見てください。
これね、薬箱になっていてその上におひな様が飾られている。
かわいいですよね。
これ、おひな様も食べれるんですか?
おひな様は食べられません!
これ、実は中全部、薬膳なんですよ。
ちょっと、一つ一つご紹介していきたいと思いますね。
まず1段目を開けてみますと出てきた。

(くず)で作ったごま豆腐です。
この葛には滋養強壮の作用があるんですね。
2段目を開けてみます。
煮物。
山芋をすり下ろしたものに漬け込んだ煮物です。
胃腸の働きをよくする効果があります。
私には本当、助かるものですよ。
女性はね。
そして、これが扉のほうですね。
開けますと中からなんとごはんが出てきました。
これ、うるち、黒米のごはん。
これ、体を温める作用があるということなんですね。
女性にはうれしいですよね。
これ全部、生薬なんですがさらに生薬を使った薬膳料理。
これ、食前酒から。
食前酒をいただきます。
きれい!乾杯!昼間からすいません。
昼から晩までずっと飲んでるでしょ。
不思議!底のほうに入ってるんですけどこれが紅花なんですよね。
紅花で、ちょっと黄色い感じに食前酒がなってるということで。
血行をよくして血圧を下げる効果もあるんですね。
きょう結構奈良、冷えるんですけど今、おなかからぽかぽかしてきました。
そんなにすぐ?即効性がある?
ほんとにすぐ。
いろいろ召し上がっていただきましょう。
ほかにもいただこうかな。
さっきのごま豆腐いただこうかな。
引き出しに入っているごま豆腐です。
ちょっと、わさびをね…。
おいしそう、いい色。
こういうの友近さん好きでしょう。
こんな感じの好きよ、私。
うん、おいしい!ごまの香りがすごくいいですよ。
おいしい!
体にもよくておいしいっていうのがうれしいですよね。
本当、すばらしい。
ちょっとね、白いものをいってみましょうか、これ。
なんか、薄い…。
これ、実はですね鹿の角なんですよね。
鹿茸
(ろくじょう)と言われます。
鹿の角の一部で興奮作用があるんです。
鹿の角を一度、血抜きして乾燥させたもので食べられるそうなんでちょっと私初めて食べるんですけどいただきます。
若干鹿のにおいしませんか。
あのね、無味ですね、無味。
ただ、食感は本当にピーナツの皮っていうか薄皮みたいな。
味は特にないんだ?
味、ないですね。
臭みもないしでも体にいいってことか。
そうですね、これ、だって本当に滋養強壮になるって。
そして極め付けがこちらですよ。
見たまんまですね。
高麗にんじんなんですよ。
これ、食べれないでしょ?
これを天ぷらにしたもので蜂蜜につけて食べられるそうで。
そして、私これも初めて食べます。
丸々、大きい…。
いただきまーす。
どうですか、どうですか。
うん、あ…。
リラックス、血行促進疲労回復、美容効果など盛りだくさんなんです。
体によさそう!2014/03/03(月) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「“薬草ヘルシー”城下町〜奈良県高取(たかとり)町〜」[字]

江戸時代に城下町として栄えた奈良・高取町は、「薬の町」として名高い。藩が他藩に薬を贈ったことから、薬業が発展。武家が支えた「薬の町」の、今昔の魅力を体感する。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】椿鬼奴,【コメンテーター】友近,【司会】荒木美和 〜奈良県高取(たかとり)町から中継〜
出演者
【ゲスト】椿鬼奴,【コメンテーター】友近,【司会】荒木美和

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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