(安浦エリ)ユカ!ユカ!!
(安浦ユカ)なに?大福2つ食べたでしょ!
(ユカ)大福?あれ麻布十番の梅屋の限定100個で1人5個しか売ってくれないのよ!1時間も並んで買ったんだから!えっ私食べてないよ。
(エリ)じゃあ何で2個無いのよ!知らないってば。
…お父さん知らない?
(安浦刑事)知らないよ。
犯人はお父さんね。
何でお父さんが犯人なんだよ?証拠があるの!どこに証拠があるんだ!ユカ。
あっ…!その口の周りの白い粉は何?白い粉がついてたってお父さんが犯人とは限らんだろ。
白状しなさい!
(エリ)食べたのか食べないのかどっちなんだ!!うまかった…。
梅屋の大福。
(物音)
(宮城澄子)誰!?あなた…!
(パトカーのサイレン)
(田崎婦警)このお宅の奥さんで宮城澄子さんです。
この階段から落ちたのかな…?でしょう?私もそう思ったんですよ。
そしたら「あんたは甘い」って言われましたよ。
突き飛ばされてあそこで頭を打ったってことも考えられるだろうって…。
うん…。
それもあるな。
誰にやられたんだ?新任の鑑識の主任だそうです。
新任の?メチャクチャ言われましたよ私。
(安浦)あれ誰だ?
(田崎)ご主人です。
書類を忘れたので取りに帰ってきて奥さんを発見したそうです。
(高木刑事)6軒ぐらい…。
(宮城時雄)まあそうです。
ご主人です。
繁華街の雑居ビルのオーナーをなさってるんですが家賃の支払いが遅れている店子と揉めているそうです。
もしかしたらあいつらの誰かが私を恨んで妻を…!後で取引先とビルの店子のリストを提出してください。
そんな必要があるんですか?早急に渡してください。
(野田刑事)ひきだしの現金が無くなっているそうです。
物色されてるのはこの部屋だけかね?あとご夫婦の寝室ですか。
ごめんなさいよ。
(三波主任)どうも妙だな…。
あの金庫なんですけどね中身は宝石だけ。
ギッシリ!ご主人にさっき確認してもらったんですけど中身は大丈夫だそうです。
でもものでこじ開けようとした跡もないんですよね…。
…いい匂いだな。
安浦さんちょっと見てください。
ここの奥さん宝石と香水にすごくお金かけてるみたいで。
この小さな香水…そうですねえ安浦さんが“さくら”で飲む2〜3か月分ですかね。
ほう…。
やはり居直り強盗の線が強いんじゃないでしょうか。
奥さんが買い物から帰ってきたときに泥棒とかち合って…。
コラ!
(野田)え?ここは犯人が侵入したかもしれない場所だろう。
何だよバタバタと!証拠が消えちまうじゃないかよ!しかもこんなデカイ足で。
すみません…。
(三波)気をつけろよ!コラコラ!何やってんだよ!ここは鑑識が調べたあとに調べるんだろバカモノが!
(今井刑事)バカモノ…!?当たり前だろいい年して!三波。
相変わらずだな。
年季が入って口の悪さに拍車がかかったよ安さん。
安さん…!?久しぶりだな。
会いたかったよ安さん。
現場はお前に任せた。
頼むぞ。
(横溝署長)今日から山手中央署鑑識課の主任に就任した三波……名前は何だったかな?健治です。
小さい頃からケンちゃんって人気者でした。
改めて紹介する。
三波健治警部補だ。
(三波)よろしくお願いします。
(川辺課長)三波主任は安浦刑事とかつて同僚だった。
(里見刑事)そうだったんですか。
そうなんだ。
交番勤務の頃から安浦刑事とコンビを組んで数々の難事件を解決してきたよな安さん。
そうだったかな。
酔っぱらったお前を背負って家へ送ったことしか覚えてないぞ。
安さんそりゃ言いっこなしだよ。
まあ安さんとの関係はこういうことでこれからは鑑識とさらに連絡を密にして捜査に向かってくれ。
三波主任。
着任早々難事件だがよろしく頼むぞ。
かしこまりました。
課長。
頼むよ。
(川辺)はい。
頼むよ。
さっきは怒鳴ったりして悪かったね。
若いよなかなか。
体がデカイなんて言って…デカクないよ。
しまってていいよ。
足だって小さいもの。
名前なんだっけ?野田です。
よろしくな。
ファイトー!なんてな。
安さん。
久しぶりに一杯どう?いいな!一杯やるの?私も行っていい?ごちそうになります!悪いね。
今日お先するよ。
(鑑識員たち)お疲れさまでした。
またこうして安さんと飲めるなんて嬉しいな。
本当だよな。
偶然だよなあ。
いや偶然じゃないんだよ。
転属願いを出したんだよ。
うちの署へか?
(三波)うん。
どうしてうちの署へ?もう1度安さんとコンビを組みたくってね。
またまた。
お前もよく言うよ。
どうして?靴底減らして昔ながらの捜査してる刑事なんか時代遅れだこれからは鑑識主導の時代が来るって言ったのお前じゃないか。
いやそれがな鑑識をずっとやってきて科学捜査だけじゃ割り切れん事件があってな。
これからの仕事を見つめ直したいと思ったんだ。
それで安さんとまたコンビを組みたくなったということか?そうです。
それはそうと昔さちょっと変わった泥棒がいたろ?ああコレの?そうそう!どこにも指紋を残さなかったくせに日本酒のビンに指紋をつけて捕まったヤツ。
犯人は手袋をしてたんじゃないの?いやコレの好きなヤツで手袋をはめてたらなかなか開かないじゃないですか。
で自分の手袋を取って蓋を開けてここに指紋をつけたんですよ。
あのときの安さんの推理はすごかったな。
容疑者の鼻が赤いのを見て“日本酒のビンを調べろ”ってね。
いやさすが安さんだ。
でも安さんにとっては当然だな。
鑑識も家中の指紋ってのは採れませんからね。
どの指紋を採るかっていう目利きが大事なんですよ。
うーん…。
その目利きなんだよなあ…。
うん?今日の現場で何か見落としてる気がしてしょうがないんだ。
見落とし?そういう場合はだな普通の泥棒の現場とどこが違うかまずそこから考えるんだよ。
“普通の現場と違う”か…。
そうか…。
匂いだよ。
匂いがしたんだ。
三波。
ちょっとつき合ってくれ。
(三波)はいよ。
おいちょっと待てよ。
おいおい勘定ってワリカンじゃないの?匂いが…何?どうだ?
(三波)うん…。
出たかもしれんぞ。
ちょっと見てくれ。
ここにある状紋は全部渦状紋なんだ。
つまりウズ状だな。
この状紋はこの香水から採ったんだけどこれは弓状だな。
弓状紋か…。
(三波)ああ。
まあ人によっては状紋が違う指もあるんだけどな。
ご主人。
この化粧品と香水なんですが奥さま以外に触られた方はいらっしゃいませんかな?妻以外にって…。
うちは私と妻の2人きりですし…。
私は香水はつけませんから。
そうですか…。
おはようございます。
(川辺)安さん。
例の指紋前歴者と照合して一致した。
万引きで2度逮捕歴のある女性だ。
万引きですか。
中津ゆり子37歳。
化粧品の訪問販売をしてる女性だな。
田崎君たちをその女の家に向かわせてるが安さん。
香水の蓋に気づくとはさすがだな。
三波さんの着任早々名コンビ復活ですね。
おいおい高木!これは私のアドバイスがあったからだよ!ホントですか?
(川辺)何を言っとるんだよ。
おっしゃるとおりです。
で検死の結果はどうなりました?ああ。
ガイシャの宮城澄子だが身体に打撲によるアザがあったそうだ。
やはり階段から落ちたのではないかという報告が来ている。
(チャイムの音)・はーい。
警察です。
宮城澄子さんのことでちょっとお話を伺いたいんですが署まで来ていただけますか。
(中津ゆり子)なんで?だいたい誰それ?宮城さんのお宅からあなたの指紋が検出されたんです。
指紋?知らないわよそんなの。
…じゃあ中でお話を伺えますか?中?…中はダメよ。
・ゆり子さんどうしたの?何でもありません。
…わかったわ。
じゃあ行くから待ってて。
(中津志摩子)誰?ちょっと出かけてくるけど遅くなるかもしれないから横浜のおばちゃんに電話して来てもらってて。
遅くなるってどれくらい?大丈夫。
本当に私の指紋があったの?
(里見)「手袋をしてたから指紋がつくはずがない」と言いたいのか?
(ゆり子)あんたと話してないでしょ。
横から口出さないでよ。
そっち向いててよ!
(里見)なに!?私はあなたの気持ちわかる気がするわ。
…なにが?あれだけ高級な香水が並んでたらちょっと手を伸ばしたくなるわよ。
香水って…?思い出した?そのとき手袋を取ったでしょう?
(田崎)どう?あんなにバッチリ指紋を残しといて言い逃れできんぞ。
うるさいわね…!いいですか?いくら君が頑張ってもダメなんだ。
指紋というのは決定的な証拠になるんだよ。
話してくれるわね?最初から宮城さんのお宅を狙ったの?違うわよ!化粧品の訪問販売であの家に行ったけど留守だったから帰ろうと思ったら…。
(ゆり子)それで魔が差したのよ…!〔すみませーん…〕手袋を持ってたってことは最初から入るつもりだったんじゃないの?違うわよ!お客さまに商品の説明をするとき手袋をすることになってるのよ。
じゃあ何で香水をつけるとき手袋を取ったんや?バカじゃないのあんた。
手袋をつけたままどうやって香水をつけるのよ?スプレーじゃないんだから。
(里見)あそうか…。
(ゆり子)ぼっこれ頭。
(里見)え!?ぼっこれ頭。
頭がぶっ壊れてるってことよ。
ああちょっとな…。
ほっとけよ!どこかの方言?…そう。
2階の寝室で何かないかと思って探してたら…。
(物音)それでそのとき奥さんが帰ってきたのね?下で音がしたのよ。
それで“ヤバイどうしよう”と思ってたら怒鳴り合う声がしたのよ。
男と女の声で。
怒鳴り合う?
(里見)嘘を言うなよ!
(ゆり子)じゃあ訊かないでよ!
(田崎)それでどうしたの?しばらくして静かになったから下に降りていこうと思ったら…。
嘘ばっかり言って!ホントだってば!殺してなんかいないわよ私!!この女性なんですが見覚えありませんか?…この女が犯人なんですか?いえ。
捜査中です。
いかがです?私は知らない女ですが妻はグルメ仲間とか買い物仲間とかゴルフやテニスの仲間とかいろいろいるようでして私にはわからないんですが…。
どうですか?いえ。
最近やめたものですから。
そうですか。
まあ妻は私の仕事は寝ていても金が入ってくる商売だと思っていたようでして…。
ところでご主人。
あの日忘れ物を取りに帰ったのは何時でした?えっ?それが何か関係があるんですか?いえ参考のために。
あの…刑事さん。
なに?悪いんですけど家に電話してもらえますか?お義母さん?ご飯どうしてるか心配で…。
横浜のおばさんに来てもらってるかどうか訊いてみてもらえますか?わかったわ。
そんなことよりなええ加減に吐いたらどうや?な?まだ否認してるのか?家宅侵入と窃盗は認めてますが殺人は否認してます。
印象はどうなんだ?うーん…。
安浦さんはどうですか?そうだなあ…。
インターホンに中津ゆり子の指紋が残っていたわけだから訪問販売で宮城家を訪れた。
これは間違いないと思うんだよ。
しかし単純な物盗りっていう線でもないしかといって怨恨による殺人という感じでもないしな…。
なんだい。
じゃあ何もわからんということじゃないか。
おっしゃるとおりですね。
私もなんかスッキリしないんですよねえ。
何が?口のきき方とか生意気で頭に来たりするんですけどなんか憎めないんですよ。
やっぱりああいうトコ見ちゃったせいですかね?うん。
そうかもな。
ああいうトコって何?彼女お姑さんがいるんですけどあちょっと失礼します。
そのお姑さんがどうしたの?お姑さんが何だって?・
(高木)戻りました。
ご主人の宮城さんが帰宅したのは死亡推定時刻の2時間後なんです。
これは会社に確認とりました。
…じゃあ争っていた2人ってのは一体誰なんだ?そうなんですよ。
争っていたってどういうこと?じゃあもう1度確認して…。
高木。
報告は私にしなきゃダメでしょ!おふくろさんの世話?うん。
足が悪くて介護が必要なんですって。
それも7年前に死んだ亭主のおふくろさんらしいんだよ。
大変だったと思いますよ。
だって義理のお母さんの面倒をみながら生活費だって稼がなきゃいけないんですもん。
あんな宮城さんみたいな大きな家を見たらつい魔が差して入っちゃったってことじゃないですかね。
甘いよあんた。
自分の親だろうが旦那の親だろうが一緒になったときから自分の親なんだよ。
(三波)その親が病気になったら面倒みるのは当然じゃないか。
面倒をみるのは当たり前のことだろう!なんだ安さん?安さんまであの女に同情してるんじゃないだろうな?いや口の悪い人間ほどいいヤツじゃないかと思う習性があるんだよ。
何を言ってるんだよ。
やってるよあの女。
よし。
俺が証明してみせるよ!…何で私急に怒られなきゃいけないんですか!?三波のカミさんのおふくろさんもずいぶん長い間寝たきりなんだ。
あいつ仕事しながらその面倒もみてるわけだよ。
ああ…それでか…。
すみません何度も。
それで犯人がわかるなら何度でもやってください。
三波。
この辺りは全部調べが済んだんじゃないのか?そう言われるともっと調べたくなるのが俺の性分だ。
“北向き野郎”なんて言われてな。
何だ?北向きって?あまのじゃくってことだよ。
福島の方言だ。
ああ福島のな…。
ぼっこれ頭。
何だよ急に。
何でそんな言葉知ってんだ?うんちょっとな…。
ご主人。
一昨日ですが忘れ物を取りに一旦お宅へ戻られましたね?ああ。
あれは私の勘違いでした。
書類は私の会社のデスクに入ってましたから。
(安浦)福島…。
福島…?福島の新鮮野菜…。
妻の両親が送ってくれたんです。
(川辺)ああそうですか…。
わかりました。
ありがとうございました。
・
(川辺)おい安さんわかったぞ!アンタの言ったとおりガイシャの宮城澄子も容疑者の中津ゆり子も福島県二本松の出身だ。
そうですか。
それになんと高校も一緒でクラスも一緒だ!同級生ですか…。
そうだよ。
階段を降りてみたら死んでたなんて大嘘だな。
2人の間に何かがあって殺害したんだよ中津ゆり子が!
(安浦)間違いないね?被害者の宮城さんとは高校で同じクラスだったんだね?じゃあ宮城澄子さんの家だと知ってたのね!?知らないわよ!死んでる彼女の顔を見てそこが澄子の家だって初めて知ったのよ!とぼけるのもええ加減にせえよ!うるさいわね!偶然だって言ってるでしょ!!…信じるわ。
(田村加代)田村ですが…。
どうぞ。
旧姓は森山加代さんですね?ええそうですが…。
中津ゆり子さん…旧姓を篠原ゆり子さんといいますがご存じですよね?確か高校の同級生だったと思いますが。
ええ。
ゆり子なら…。
じゃあ宮城澄子さんはいかがですか?宮城澄子…?旧姓奥山澄子です。
ああ…。
はい。
澄子も同級生ですが…。
そうですか。
最近2人に会ってませんかね?いいえ。
高校を卒業してからはどちらとも…。
会ってませんか?
(加代)ええ…。
高校時代2人はどうだったんですかね?仲がよかったとか悪かったとか…。
それは…。
(川辺)イジメ?ええ。
宮城澄子がイジメグループのリーダーで中津ゆり子をいじめていたそうなんです。
そうだったのか…。
高校3年のときに手首を切って自殺未遂もしたそうです。
自殺未遂!?…あの女が?そこまでのイジメってことはそのころの思いがずっと続いていて復讐をしたってことか?ええ…。
(ゆり子)だから何度言わせるのよ!階段降りてったら死んでたって言ってるでしょ!澄子と言い争ってたあの男どうして捜さないのよ!あの男が殺したって言ってるでしょ!…もう嘘を言うのはやめなさい。
…あなたイジメを受けていたそうだね?思い出したくないでしょうが一応調べさせてもらいました。
…ひどいイジメだったそうだね。
しかし復讐しただけであなたの心の傷が癒されるわけがない。
そんな簡単なことで心の傷が癒されるほどそんな軽い傷じゃなかったはずだ。
それはイジメを受けたあなたが一番よく知ってるはずだ。
だから私は復讐のために宮城さんを殺害したとは思っていません。
たまたま訪問販売に立ち寄った先が高校の同級生の家だった。
私はあなたの言うことを信じましょう。
たまたま再会した宮城さん…。
あなたは復讐する気持ちなどさらさらなかった。
ただ忘れたかっただけだった。
しかし彼女の方はそうじゃなかった。
(安浦)違いますか?〔誰!?〕〔あなた!?〕〔ゆり子じゃないの〕〔…澄子さん!?〕〔降りてきなさいよ〕〔早く!〕〔…命令しないでよ!〕〔何ですって?〕〔昔の私じゃないんだから!〕〔そうかしら?あなた昔と同じじゃない〕
(澄子)〔ドジでトロくてセンス悪くてグズ〕〔案の定そのなれの果てが今じゃコソ泥じゃないの〕〔さっさと降りてきなさい!〕〔キャッ!〕
(澄子)〔あなたらしいわねコソ泥なんて〕〔何が欲しいの?〕〔昔みたいに「澄子様お恵みください」って言ってごらん〕〔言えないの?じゃ警察呼ぶわよ〕〔…ごめんなさい!〕〔許さないわよ!〕〔あんたみたいな女はね一生刑務所に入ってなさい〕
(澄子)〔その方が世の中のためだわ〕〔どうせ何やったって役に立たないんだから〕〔澄子さんお願いです!お願いだから…!〕〔あっ!〕〔もっとちゃんと謝りなさいよ!〕〔…ごめんなさい〕〔オシッコもらさないでよ?高校のときみたいに〕〔汚いんだから!〕〔何よその目〕〔澄子さん…〕〔澄子さん…?〕〔澄子さん…!?〕
(ゆり子)もう何がなんだかわからなくなっちゃって…。
何であんな家に…。
あの人に会わなければこんなことにならなかったのに。
何で私何から何までツイてないんだろ…。
そうじゃないでしょう。
留守だったら帰ればよかったんだ。
窓が開いていたからといってその誘惑に負けたあなたが悪かったんだ。
ツイてないんじゃない。
そう思いませんか?
(チャイムの音)・はーい。
あっ!?何やってんだ?いやちょっとな…。
何だい安さん?いや俺たちもちょっと気になってさ…。
いや大丈夫だよ大丈夫。
(志摩子)三波さんちょっと…。
はい。
お小水ですか?わあ肉じゃがか?うまそうだろ?おばあちゃんが食べたいって。
へえ…。
横浜の親戚の方はいらっしゃらなかったんですか?電話してないの嫌いだから。
(田崎)あらま。
ハイできましたよ。
三波さん。
ゆり子さんいつ帰ってくるのかしら?それはまだ…。
いやあの…すぐ帰ってきますからね。
安さん。
ちょっと。
三波さん。
帰っちゃうの?いえすぐ戻ってきますよ。
その話は後でゆっくり俺に話させてくれねえかな?親戚の世話になりたくないって言うんでよさっき介護士に頼んできたんだ。
そうか…。
なあ三波。
俺は彼女は無実だと信じてたんだがな…。
そうか安さん!安さんがそう思うなら無実だよ。
しかしそうは言ってもな…。
いや無実だよ。
安さん何か納得できないことがあるんだろ?検死官の報告では宮城澄子は階段から転げ落ちたのが死因だと言ってるんだが中津ゆり子は階段の下で突き飛ばしたから死んだと言ってるんだ。
それが気になってな…。
それだよ安さん!まだ逆転の可能性があるぜ!そうか。
じゃあもう1度やってくれるか?もちろんだよ。
(安浦)すまんな。
水臭いこと言うなよ。
俺はそのために山手中央署に転属してきたんだぜ。
任せといてくれよ!やっぱり一番気になるのは金庫か。
そういうことだな…。
でもこじ開けられた形跡もなく中の宝石も無事だったんだろ?だがそういうところが意外に盲点になってる場合があるからな。
よしわかった。
宮城さん。
開けていただけますか?
(宮城)はい。
三波。
そのブローチ。
このブローチ借りますよ。
はい…。
課長。
ブローチの血痕と被害者の血痕が一致しました。
どういうことだ?これは私の推測なんですが宮城澄子さんは中津ゆり子に突き飛ばされたときに気を失っただけで死んでなかったんじゃないかと思うんですよ。
意識を取り戻した宮城さんは警察に通報する前に気になることがあった。
金庫ですよ。
宝石の入った。
盗まれていないかどうか確認したかった…。
彼女は宝石を確認して下へ降りて警察へ通報しようとした。
(安浦)そのときですな…。
宮城さんが階段から転げ落ちただろうという痕跡をあの階段で三波が確認しております。
要するに容疑者に突き飛ばされて死んだんじゃないという証拠だと思うんですが。
じゃあ中津ゆり子は…。
うん…。
無罪にはならんだろうが罪はだいぶ軽くなる。
(片桐由美)そう。
そんな古いお友達なの。
昔の相棒さ。
口の悪いヤツだけど気のいいヤツでね。
今度いっぺん連れてくるよ。
(由美)ぜひ。
でも古いお友達がいて会いたいと思うのっていいわね。
どうして?だって会いたくない友達だっているじゃないの。
よくない思い出しか残ってなくて。
そうか…。
まあ安浦さんならみんないいお友達だと思うけど。
そうだな。
あまり“会いたくない”ってヤツはいないよな。
相棒か…。
そんなふうに呼べる人がいるってステキね。
ママにもいるだろう?ん?うん。
1人だけ。
ちょっとボーッとした相棒だけど。
ん?・
(安浦)ただいま。
(エリ・ユカ)お帰りなさい。
ユカ!エリ!買ってきたよ!この間お前たちの食べちゃったからさ。
麻布十番の限定100個大福!ヤダもう!何が?だって…!えっ何だコリャ!?
(エリ)麻布十番。
(ユカ)限定100個大福。
何だお前たちも買ってきたのか。
ホントに気が利かないんだから。
刑事なんだからもっと推理を働かせてよ。
推理?そうよ!“エリとユカも買ってくるだろうな。
じゃあケーキにしよう”とか。
だいたいお父さんはその推理ってのは苦手なんだよ。
刑事ってのは事実だけをひとつずつ丁寧に積み重ねていくもんなんだよ。
まあいいや。
硬くなったらあぶって食べりゃいいんだよ。
ご飯頼むよ晩御飯。
もうできてます!どこに?
(エリ)麻布十番。
(ユカ)限定100個大福。
これが晩飯か!?おはようございますどうもどうも昨日見てたとこやお父さん地元の方ですか?うん昨日香里園で見てた…そうですか2014/03/17(月) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
はぐれ刑事純情派14[再][字]
「山手中央署に新メンバー登場!移動する血痕の謎!?」
詳細情報
◇出演者
藤田まこと、梅宮辰夫、眞野あずさ ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
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