キメラ奪還の任務を受けたイーサンは女泥棒ナイアとともに不可能なミッションに挑む!
地獄の入り口だ。
仕組まれたやめろ。
(アンブローズ)決めるのはお前だハント。
(ネコルビッチの声)ディミトリ…英雄が英雄たるためにはその敵となる存在が必要不可欠だ。
悪役がな。
そこで私たちは我らの英雄ベレロフォンのために怪物を作り上げた。
キメラだ。
(ネコルビッチの声)頼むディミトリ。
シドニーからアトランタまで私に同行してほしい。
時間がないのだ。
なんとしても20時間以内に目的地に着かねばならん。
(機長)「アトランタ到着までおよそ2時間半」「現在下にはロッキー山脈がご覧頂けます」時計ばっかり見てますね身の危険でも迫ってるみたいに。
(ネコルビッチ)ああまぁね。
不安が拭い切れなくてな。
すぐ仲間に会えますよ。
君がいれば安心だディミトリ。
こんな事になって本当に残念ですね。
無念だよ。
私も君もつらいところだ。
ハハ…。
グラツキーは君を高く買っていたよ。
彼は…死ぬ前に研究の成功を知ってたんですか?知ってたよ。
だが…。
もう手遅れだった。
ああ。
キメラに感染したら20時間以内に治療せねば助かる道はない。
ベレロフォンでも手遅れだ。
両方その中に?ガードは?万全だ。
早くこれをアトランタの安全な場所に運びたいよ。
「機長よりお知らせします」「客室内の気圧が若干下がっておりますので…」これより念のため酸素マスクを出します。
「マスクを着けお座りになっていてください」「特に心配はありません」大丈夫かな?平気ですよ。
酸素マスクを着けていて。
様子を聞いてきます。
わかった。
デンバー管制塔こちらトランス・パシフィック2207便。
客室内の気圧を維持出来ません。
高度1万6000フィートまで降下。
機長…ああ…。
(うめき声)まずい事になったぞディミトリ。
ディミトリと呼ぶのはやめてくれないか?気分が悪くなる。
ディミトリじゃないのか?うわあっ!違うね。
ウォリスこれを持ってろ。
(アンブローズ)ウルリック忘れずにタンクを…。
NO2のタンクを忘れずに捨てておけ。
(スタンプ)抜かりはない。
(警報)「地表に接近中機首を上げ上昇せよ」「地表に接近中…」
(ウルリック)7‐9‐9チェック・ポイント・チャーリー!321…降下!
(警報)「地表に接近中機首を上げ上昇せよ」「地表に接近中機首を上げ上昇せよ」「地表に接近中機首を上げ…」
(副操縦士の悲鳴)
(爆発音)
(スワンベック)「おはようハント君」「今回君に与えられた任務は略奪されたキメラというアイテムを奪回する事だ」「君が指定するメンバー2人に加えこの女性ナイア・ホールをチームに加える事」「彼女は民間人だが非常に腕の立つ盗みのプロだ」「48時間以内に彼女と接触しセビリアで私の指令を受ける事」「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられあるいは殺されても当局は一切関知しない」「…ああそれから次にバカンスに出る時は行き先を教えておいてくれたまえ」
(機械音声)「このメッセージは5秒後に消滅します」行き先を教えたらバカンスにならないだろ。
(爆発音)
(フラメンコの音楽)
(フラメンコの足音)
(歓声と拍手)見つけたね。
何してるの?泥棒は君だけじゃない。
あら…ただのハンサムじゃないのね。
(物音)
(鼻歌)私が上になってもいい?僕はどっちでも。
そこにはないよ。
やだ!何がないの?火曜日にオークションにかけられるブルガリのネックレス。
どこにあるか知ってるわけ?左端。
あのね気が散るんだけど。
僕は言われたとおり下になっただけだよ?いいわ。
うっ…!んー…。
(ため息)で?あなたは誰?狙いはなんなの?やめた方がいい。
何?
(警報)ね?
(警備員)何事だ!どうした?動くな!待て待て落ち着け。
落ち着け。
キーズさんあなたでしたか。
こちらは警備会社のキーズ氏だ。
お詫びしろ!いやいや詫びる必要はない。
ネックレスは助手のミス・ホールが確保したので心配ない。
だが警報が鳴るタイミングが少し遅いようだな。
なあミス・ホール?ん?…ああ確かにちょっと遅すぎますわね。
体重に反応するセンサーももっと設定値を低くした方がいいでしょうね。
40キロぐらいでどうかな?完璧です。
行こうか?ミス・ホール。
ん?何か忘れてないか?驚きましたなセニョリータ。
盗むおつもりで?誘惑にはかられましたわ。
もう少しで50万ポンドのネックレスが手に入ったのに。
助けたり邪魔したりどういうつもりなの?無事でよかったろ?どうして私が盗むの黙って見てたのよ?君の腕を見てた。
君と組みたくてね。
あら素敵!車お願い。
だとしても今日の失態を見たら私と組む気にはならないでしょ?悪くなかったよ。
慰めのつもり?紳士なのね。
ありがとう。
あの警報は僕が鳴らした。
(警報)ごめん。
私料理は嫌い。
洗濯もね。
それに人を罠にはめて仕事を邪魔する男も大っ嫌い!
(電話)はい?「やあ。
スピード落としてくれない?」なぜこの番号を?私も知らないのに。
驚いた?
(電話)車を止めて話を聞いてくれ!なんの話?手を貸してほしい!ギブ・アンド・テイクだ。
何それ!私になんの得があるの?スコットランドヤードとかインターポールとかあちこちに追いかけられてるだろ?全部追っ払ってあげるよ。
とんでもない奴。
あなたスパイね?私が欲しけりゃ捕まえてみなさいよ!うわっ!楽しんでる?失礼!バカ野郎!…悪い。
前見て前見て。
(クラクション)あーっ!ああ…!ああ…あああ…。
あなた名前は?イーサン・ハント。
じゃあイーサン…私に何を話したいの?話しきれない。
いきなりなのね。
手間ひまかけた方がいい?そんなのじれったいわ。
なんでスパイが嫌いなの?こんなスカウトの仕方なら悪くないけど。
こういうのはルール違反だけどね。
スパイにルールがあるの?ああルールずくめだ。
でその盗まれたものって…。
ものはわからないんだ。
誰が盗んだのかも。
じゃどうするの?泥棒が泥棒を捕まえるっていう筋書きじゃないの?そうだな。
多分。
君はきれいだ。
(歌声)
(歌声)
(ドアの開く音)
(スワンベック)エスプレッソ?カプチーノ?いや結構。
まあ座れ。
なんて祭りだ。
聖者を火にかけるとはな。
それで敬ってるつもりだ。
私にも火の粉がかかって参ったよ。
休暇中に呼び出してすまんな。
こちらこそ行き先も言わず…。
言ったら休暇にならん。
あなたも僕もつらいところだ。
どうしてその言い回しを…。
なんです?「私も君もつらいところだ」。
それが何か?
(ネコルビッチ)「ディミトリ…君の力を借りたい」「かつて君が我々の命を救い道を誤るのを止めてくれたあの時のように…」「ディミトリ…我々はある問題を抱えている」「英雄が英雄たるためにはその敵となる存在が必要不可欠だ」「悪役がな。
そこで私たちは我らの英雄ベレロフォンのために怪物を作り上げた。
キメラだ」「頼むディミトリ。
シドニーからアトランタまで私に同行してほしい」「時間がないのだ。
なんとしても20時間以内に目的地に着かねばならん」「頼む。
信用出来るのは君しかいないのだ」「ディミトリこんな事になって私も君もつらいところだ」彼の言わんとする事がわかるかね?思うところはあります。
なんだ?一刻も早く彼を保護した方がいい。
民間の飛行機は危険だ。
博士はまだシドニーにいるんですか?ネコルビッチ博士は死んだよ。
グラツキー博士も死んだ。
その前にな。
ネコルビッチは飛行機事故だ。
ロッキー山脈に墜落した。
死んだ?聞いてるのか?なぜ飛行機なんか使ったんだ?僕がついてないのに。
ついていたんだよ。
(スワンバック)君が留守で捕まらないのでショーン・アンブローズを替え玉に使った。
前にも2〜3回使っただろう?彼をどう思う?やったのはアンブローズですよ。
驚かないのか?なぜそう思う?大勢殺さないと仕事をした気にならない奴です。
問題は動機だ。
博士が運んでいたキメラとはなんなのか?アンブローズは知ってる。
なんであれ君の任務はそのキメラを回収して持ち帰る事。
キメラをどう金にするつもりなのか…。
ああそれはミス・ホールが探る。
なんですって?ミス・ホールとアンブローズは以前関係があった。
彼女が奴を捨てたがアンブローズは未練を持ってる。
彼女をエサにすれば必ずアンブローズは食いつく。
それから?アンブローズとよりを戻し信用させ情報を得て君に流す。
無理です。
彼女は訓練を受けてない。
男と寝てウソをつくだけだ。
女なら訓練はいらん。
無理強いは出来ません。
困難だと言うのかね?ええ。
これは「ミッション・インポッシブル」不可能な任務なのだよ。
困難ぐらいはなんでもないだろう。
アンブローズに接触するのにもっといい方法があればそれでも構わんが。
彼女を説得するのにためらいがあるのならこれを見ておくといい。
こんなむごい事の出来る人間がいるなんて…。
ショーン・アンブローズもその1人だ。
そうね。
こんなつもりじゃなかった。
でもやってほしいんでしょ?何よ?ああ自分の良心に従って決めろって言うの?そういう事だ。
良心なんかないわ。
私は泥棒よ?強制的にやらせる?無理強いするのは好きじゃない。
君を危険にさらすのも不本意だし。
言う事はそれだけ?他にあるか?知らないわよ!でもそんないかにもビジネスですって顔しないでもうちょっと思いやりを見せられないの?わかったよ。
じゃあホントはやらせたくないって言えば満足なのか?だいぶマシね。
やらせたくないさ!ショーンは疑り深いわ。
私が「ただいま」って帰っても受け入れないわよ。
何か疑われない方法は?助けを求めれば応えるかもね。
私が何か切羽詰まった状況に追い込まれて助けを求めれば。
切羽詰まった状況…そういうのを作るのは得意だ。
(イーサンの声)この発信装置は絶対に探知されない。
君の位置を信号で衛星に発信する。
解読出来るのはこのコンピューターだけ。
君がどこにいようと誤差1メートル以内で特定出来る。
君が逮捕された情報を各国の警察機関に流しておいた。
ショーンの行動は読める。
奴はきっと墜落事故のあと警察の情報をくまなくモニターしているはずだ。
そして君を見つけ身柄を受けだそうとするだろう。
ナイア…。
君は僕が守ってみせる…。
イーサン・ハント?ウィリアム・ベアードだ。
ビリーでいい。
あんたの手足になってバリバリ働くぜ。
よろしくな。
ハハハ!クソッ…。
そのとおり。
笑うな。
800ドルもしたグッチの靴だぞ。
よくもあんな奴と組ませやがったな。
(ルーサー)コンピューター起動。
いたぞ。
ナイアの映像を出してくれ。
(ルーサー)イーサン出たぞ。
へえ〜。
(ビリー)お熱い歓迎だなこうでなくっちゃ。
いやあんたの歓迎が冷たいってんじゃないけどさホント。
(ビリー)この男?ああこいつだ。
やったじゃねぇか。
喜ぶのは早い。
奴が何を持ってて何をする気かそれを確かめなければ。
荷物が少ないな。
出発が急だったから。
感謝してるわショーン。
どうやって私を見つけたの?どこにいても見つけるさ。
魔法でね。
(ウォリス)うん…悪い虫はついてない。
盗聴装置も発信器もなし。
きれいなもんだ。
野良猫さ。
やったな。
建物に入り込んだ。
いや地獄の入り口に送り込んだだけだ。
この先が問題さ。
(ネコルビッチ)「英雄が英雄たるためにはその敵となる存在が必要不可欠だ。
悪役がな」「そこで私たちは我らの英雄ベレロフォンのために怪物を作り上げた。
キメラだ」
(ルーサー)ネコルビッチは分子生物学者だろ?なんでギリシャ神話の話なんか。
ネコルビッチ博士の専門分野はDNAの組み換えだ。
神話では英雄ベレロフォンがキメラを殺した。
キメラは頭はライオンで大蛇の尾を持ち疫病をもたらした怪物だ。
彼はキメラという恐ろしいウイルスを作ったんだろう。
そしてベレロフォンという名の抗ウイルス剤も。
そう単純かな?違うか?
(アンブローズ)フッ…。
3700万ポンドか。
ネコルビッチの作品に高値がついたな。
心配するなスタンプ。
半分は手に入れた。
(アンブローズ)この映像を見せればもう半分も手に入る。
それで…すべて片がつく。
それはどうかな?なぜあの女がここにいる?ナイアの思惑か?俺のか?半年前あんなこっぴどくあんたを振った女だぞ。
なのに今さら…。
あの女を信用してるのか?ハッ…。
確かにタイミングがよすぎた。
墜落事故のわずか1週間後に逮捕とは。
ある意味出来すぎてるとも思う。
だが決定的じゃない。
怪しいとは思ったんだろ?なあスタンプ。
ナイアに張り付いて見張っているようだがそんな必要はない。
お前汚い爪だな。
(スタンプのうめき声)ショーンやめろ。
仮にもしナイアが俺たちをスパイするために送られたトロイの木馬だとしても俺がその馬に乗って楽しんで何が悪い?ああー!あー!逆に彼女を利用してやりゃいい。
そう思わないか?思う!思う!思う!思う…。
お前は余計な口を出すな。
(悲鳴)
(実況のアナウンス)いいぞ!さあ来い!そこよー!
(アンブローズ)よーし!キャー!ハハハ!やったな!勝ったぞ!勝つと思った。
なんであの馬を選んだ?一度も勝ってないんだぞ。
「シーフ・イン・ザ・ナイト」。
ハハハ。
「夜の盗賊」か。
ナイア…。
飲み物を取って来よう。
今もベリーニが好き?うん。
(ビリー)ナチュラリー・ヴェイン。
何か?次はこの馬です。
第4レース必ず来ますよ。
「耳に着けて」…。
「となりにいるつもりで話して」「どこなの?」トラック脇の発走地点。
2時の方向。
そっちはどう?昔に戻ったみたい。
昔に戻った?そんな感じ。
奴のアジトには誰がいる?見た限り男が5〜6人ってとこかしら。
「もっといるかも」ヒュー・スタンプ私が知ってる顔はその男だけ。
時々キレる奴よ。
今も君の後ろからじっと見張ってるよ。
「新聞と札束の山が写ってる写真があったわ」ロンドン・タイムズと3700万ポンド。
なんだと思う?キメラの入札価格だろう。
(ビリー)アンブローズはバーで人と会ってる。
「大男だ。
髪は赤毛。
何か見せてる」「何者だ?」今調べてる。
(ルーサー)ジョン・マクロイバイオサイト製薬経営責任者。
「89年にバイオサイトを乗っ取り社長に就任」「ネコルビッチの上司か」
(ルーサー)「そうだネコルビッチはバイオサイトの研究員だった」「アンブローズがマクロイにデジカメの映像を見せてる」なんの映像か知らないが楽しくはなさそうだ。
アンブローズがカメラからメモリーカードを抜いて封筒に入れた。
上着の左の内ポケットに入れたぞ。
左の内ポケットだな?そうだ。
ナイア…。
「アンブローズがそっちに戻る」封筒が上着の…。
左の内ポケットね。
そうだ。
どこで落ち合う?「パドック脇の12番売り場」ホントに大丈夫か?なんとかするわ。
おかえり。
いい馬はいた?ええいたわ。
決めたの。
でも買いに行きたいんだけどお金がないの。
こら…ハハハハ…。
借りたら怒る?いいよ。
でも…あとで返せよ。
利子をたっぷりつけて。
任せて。
待て。
俺の分も1000ドル頼むよ。
単勝で?もちろん。
ビリーナイアの尾行を邪魔しろ。
任せとけ。
ルーサーデジタルカメラだ。
至急用意しろ。
12番売り場だ。
どうぞ。
ありがとう。
ううっ…!あーっ!申し訳ございませんまことに…!なんだと?いいえ…あ…。
もうちょっと周りに気を使うんだな。
誰がいるかわかんねぇだろ。
トイレはどこだ?あっち…。
ありがとうよ。
(アナウンス)「第4レース締め切りの時刻が近づいて参りました」「皆様売り場の方へお急ぎください」どうだった?待て振り向くな。
手に入れたわ。
振り向くな。
どうする気?お仕置きする?
(咳払い)準備いいぞ始めろ。
映ってるか?
(ルーサー)「キメラ血液感染」「セルゲイ・グラツキー」「ウイルス感染から20時間後」「27時間後」「31時間後」「急速な細胞破壊」「感染から34時間後グラツキー死亡」ひでえ…。
(ビリー)スタンプがトイレから出た。
「今そっちへ向かってるぞ」アンブローズの家から出ろ。
どういう事?何が映ってたの?
(ビリー)あんたたちの後ろに迫ってるぜ。
役目は終わった。
君は国外へ出ろ。
おい!あと30歩!そんな急に言われても…。
(ビリー)20…19…。
まさか奴とよりが戻ったわけじゃないだろ?
(ビリー)15…14…12…。
一刻も早く出ろ。
ナチュラリー・ヴェイン。
イヤーピースを。
あと9…8…!1人で出られないなら僕が迎えに行く。
あっ!
(ビリー)「イーサン急げ!」馬券は買えたか?ちょうどね。
(アナウンス)「各馬ゲートにつきました。
第4レーススタートです!」「1番シルバー・スターいいスタートを切って抜け出しました!」「続いてサマータイムエレガント・ディオーネ」「外からナチュラリー・ヴェイン…」いいぞ!来い!ナイア君の馬が外から来てるぞ!よーし行け…!よーし…行けー!
(アナウンス)「リードを広げた!」「ナチュラリー・ヴェイン1着!」キャーッ!ハハハハ…見事的中だな!ディナーに行かないのか?スタンプ。
ネコルビッチのメモリーカードを預けとく。
どこにある?その上着の内ポケットだ。
右の…内ポケットだ。
(マクロイ)「最新のソーラー・システムを採用したこのビルで我々は日夜皆様の健康を守っています」「医療教育機関への資金援助を始めエアゾール製品の撤廃にも力を入れまたインフルエンザの流行防止にも尽力しています」「皆様の命を守るのが我々の使命なのです」千載一遇のチャンスだ。
これを逃すものか。
(マクロイ)ジョージうちまで頼む。
ジョージ。
ジョージ!「製薬会社社長死亡」…なんだと!?
(ノック)「ジョージ!」
(ノック)「ジョージ!ジョージ!!」
(咳)うう…!ショーン?ショーン!シーッ!シッシーッ。
静かに。
イーサン…!大丈夫か?もう大丈夫。
(心電図モニターの音)
(心音)どういう事だ?古い友人の訪問だよ。
お前は飛行機事故で死んだはずだ。
確かに。
だが死んだというのは言いすぎだ。
グラツキーは血圧・脈拍が今の君と同じ数値になってから1日ともたなかったな。
君はキメラに感染したのだよ。
呼んでも誰も来ない。
誰もこんなところには近寄りたがらない。
医者だってかかわって死ぬのは嫌だろうからね。
私が感染するわけがない。
グラツキーも同じ事を言っていたがその27時間後に死んだ。
どうしてグラツキーをわざと感染させ見殺しにしたのだ?20時間以内にベレロフォンが必要だなんて知らなかった。
それはどうかな。
(マクロイ)まだわからないのか。
ウイルスの威力がどれほどのものか生身の人間で確かめたかったのさ。
君らはDNA組み換え技術であらゆるインフルエンザに効く薬を研究していたがその過程でキメラ・ウイルスを作り出した。
その治療薬は売れる。
ベレロフォンを売るためにキメラが必要だったのさ。
難しい話じゃないだろう?いいか?私が持つウイルスと君が持つ治療薬両方必要なんだ。
私を治療して仕事に戻れ。
いや…残念だがもう手遅れのようだ。
グラツキーによろしく言ってくれ。
あの世でな。
これで…。
訊くべき事は…。
(ため息)すべて訊いた。
ナイアアンブローズに疑いを抱かせるのは今はまずい。
えぇ?一刻も早くここを出ろって言ったじゃない!迎えに来たんじゃないの!?シッ!シッ!シーッシー…。
今は説明する時間がない。
言うとおりにして。
僕の言うとおりに…!いいね?アンブローズが何を言おうとそれに従うんだ。
(ため息)出来るかい?大丈夫。
すぐに終わるよ。
すぐに…。
約束する。
さぁ…。
行って。
博士はアトランタの疾病対策予防センターに向かっていたんだ。
彼が作り出したキメラ・ウイルスとその治療薬であるベレロフォンを持って。
アンブローズはウイルスを持ってない。
それでマクロイに接触したのか。
バイオサイトに侵入してキメラを破壊すればアンブローズが持っている治療薬も意味がなくなる。
(スタンプ)にらんだとおりハントがマクロイをさらっていった。
事情を知れば奴はバイオサイトに侵入する。
よし…!これで奴の行動が読める。
ご苦労スタンプ。
よくやった。
(クラクション)
(ビリー)はい!着きましたよ。
うちです。
(ため息)ジョージは?いつものドライバーはどうした?病気ですよ。
インフルエンザ。
ビルの構造は?これはなんだ?バイオサイトの施設の一部だ。
倉庫だな。
本社ビルはこっちだ。
オーケー見ていくとするか。
内部はどうなってる?キメラが製造・保管されてるのはここだ。
42階の研究室。
(アンブローズ)ハントの狙いはキメラ・ウイルスだ。
バイオサイトビルの42階で製造・保管されている。
ハントの過去の作戦行動から傾向を分析すると奴は真っ向から立ち向かうより陽動作戦を好む。
警備の厚い1階から侵入する事はまずないだろう。
(ルーサー)車両入り口はなし。
ロビーは常時5人の警備員がパトロールしてる。
1階は難しいな。
屋上は?
(ルーサー)屋上は…吹き抜けになっててビルの中心をずっと貫いてる。
自然光を取り入れ鏡と太陽電池を使って24時間光を当てウイルスの発育を助けてる。
ガラスのフロアの下が研究室だ。
あぁ…屋根のルーバーは日没とともに閉じる。
夜間にルーバーが開いて40秒以上経つと民間の警報装置が鳴る。
これは俺でも止められない。
猶予は40秒だけだ。
その間にお前を下ろしケーブルを上げないと。
(アンブローズ)いや…ハントの趣味から言えば奴は警備の手薄な屋上を選ぶはずだ。
警備員を手にかけるよりは空から攻めてくるだろう。
正気とは思えないようなアクロバットでな。
チェック聞こえるか?感度良好。
「ルーサータイミングは?」
(ルーサー)まだだ。
俺の合図を待て。
「ビリー準備いいか?」パッケージ投下5秒前!まだだ…ルーバーが開いてない。
(ビリー)こっちはいい位置に来てんだよ!
(ルーサー)「今アクセスコードを打ち込んでる」
(ビリー)「ルーサー時間がない!カウントするぞ!」頼む開いてくれ…開け。
5!「4…」
(ルーサー)開け!
(ビリー)2…1!行くぞ!イーサン待て!ハハッ!
(ため息)
(ルーサー)「252423…」222120…。
(ルーサー)「あと19秒でケーブルを引き上げる」ケーブル回収開始!頼むよ。
(ルーサー)「987…」65…。
「432…」ケーブル回収!
(ヘリコプターの音)
(ルーサー)発信装置作動。
パッケージの現在地を確認。
(アンブローズ)地上からだろうが屋上からだろうが侵入する時間は決まっている。
夜11時1分過ぎだ。
エアー・フィルター装置のモーター音にまぎれて入り込めるし警備員が交代するので我々もロビーから入りやすい。
(ルーサー)「もうじきエアー・フィルターが起動する時間だ」これから8分間は通信不可能になる。
(アンブローズ)ハントはキメラを回収するのではなくすべて消滅させようとするだろう。
そのために狙うのは2か所。
1つは…キメラ・ウイルスを培養している装置。
(アンブローズ)もう1つは現存する最後のキメラ・ウイルスを注入した3つの注射銃。
この注射銃の中のウイルスを破壊させてはならん。
なんだ?交代の時間か?いいや違うね。
(消音銃の音)
(倒れる音)
(マクロイの声)「ジョン・C・マクロイ」
(コンピューター)「培養中キメラのPH及び温度最適レベルから逸脱」「培養中キメラのPH及び温度最適レベルから逸脱」「キメラ培養体のPH危険レベルに到達」「警告キメラ・ウイルス存続困難」「警告キメラ・ウイルス死滅」
(アラーム)急げイーサン!急げ…。
(足音)
(コンピューター)「汚染チェック完了。
細菌汚染なし」急げ急げ…急げ!
(ビリー)「ルーサー何か打つ手はねぇのか?」祈るしかない。
2つの点が重なる前にバイ菌退治が終わるようにな。
(ネコルビッチの声)時間がないのだ。
なんとしても20時間以内に目的地に着かねばならん!
(マクロイの声)20時間以内にベレロフォンが必要だなんて知らなかった!
(銃撃音)
(銃撃音)やれ。
まだ通信は出来ないのか?
(ルーサー)「あと29秒で…」エアー・フィルター装置が止まる。
そうすれば通信可能だ。
あぁ…!
(爆発音)
(ビリー)ルーサー!ルーサー!
(アンブローズ)銃撃やめ!撃つんじゃない!バカめっ!
(ため息)やあハント!元気だったか?ちょっと風邪気味かな。
あぁ…。
フフフ…アハハハハ!お前に化けるのに何が苦労したと思う?15分ごとにアホ面で笑うとこだよ。
バンバンぶっ放しそうになるのを抑えるのに苦労したんじゃないのか?はぁ…例の飛行機もさっさと落としちまっただろ。
キメラのなんたるかも知らずに。
知っていたさ。
ハッ!じゃ知ってたか?ネコルビッチは自らキメラ・ウイルスに感染した。
ウイルスを生きたまま運ぶにはそれしかないからだ。
なのに彼を殺しちゃウイルスも手に入らないよな…!
(銃声)
(アンブローズ)やめろー!!撃つなと言ったろう!?銃に当たったらどうする?ウイルスが飛び散るぞ!大事にしろよ。
最後の1本だ。
いくらの値がついた?お前がもっと高値で買うか?3700万?ハッ…無理だね。
あぁ〜!何者かがお前に情報を流してたようだな。
いけない子だ…!出ておいで。
やめろ。
彼女は関係ない。
巻き込むな。
巻き込んだのはお前だ。
お前が招いた事さ。
この女がどうなるか生きるか死ぬかもすべて貴様次第だ。
もしこの女を助けたければその注射銃を拾って俺に渡すように言え!さぁどうする?決めるのはお前だハント。
(咳)ナイアがビルにいる!
(ルーサー)「聞こえるか?」わかってる…。
奴に渡した瞬間に撃たれるぞ。
諦めろ。
ナイアが裏切ってもとがめるのはお門違いというものさ。
女はサルと同じでなぁ枝から枝へと飛び移るもんなんだよ!
(アンブローズ)さぁ拾え。
援護する。
さぁ持ってこい。
こんな事になるなんて残念だわイーサン。
ホントに…。
このアマァ!!撃てないでしょ?ショーン。
こんな女でも3700万ポンドの値がつくのよ!
(爆発音)何を考えてるんだ!?何も考えてないわよ!あなたを守りたかっただけだもの!泥棒に良心はないんじゃないのか?あったみたい…。
(銃声)2人で逃げ切るのは無理よ。
私はキメラに感染した。
他に道はないわ…引き金を引いて!引いて!早く!!まだ19時間と58分ある!必ずベレロフォンを手に入れてみせる!
(銃声)
(爆発音)だからそれまで死ぬな!君を死なせはしない!命乞いでもしてみるか?まぁいいさ。
お前が死ねば俺には大金がどっさり転がり込む。
あと何時間かすればお前は疫病をまき散らした女として歴史に名を刻み死ぬんだ。
(ドアを閉める音)
(ルーサー)ナイアを見つけるには衛星にアクセスするしかない。
それにはまずこのコンピューターを修理しなきゃならんがちょっと時間がかかる。
残り時間はどのくらいだ?それほどない。
それにナイアは自分で始末をつける。
どういう事?薬が間に合わなければ自分で命を絶つ。
だから急げ。
(ビリー)今アンブローズたちが橋を渡ってきた!「ナイアは一緒じゃない!」了解。
(うめき声)サイモン。
サイモン?ここにいろ。
「10時の方角から侵入」DNAが一致。
キメラに感染した血液です。
こちらは間違いなくベレロフォンだ。
ウイルスと治療薬が揃ったな。
約束の金は用意してある。
ちょっと待て。
キャッシュだけじゃ足りないな。
何が欲しい?株だよ。
厳密に言えば…ストックオプションだな。
株の購入権。
女を放せ。
街のど真ん中でな。
人混みの中がいい。
(ルーサー)「アンブローズの電話を傍受した」ナイアが解放されたぞ。
「彼女はまだ生きてる!」どこにいる?シドニーのどこかだ。
シドニーのどこか…特定出来ないのか?
(ルーサー)「まだコンピューターがダウンしていてGPSが使えない」時間は待っちゃくれない。
治療薬の製造にかかる時間は?取り掛かればすぐ作れる。
いいねぇ!バイオサイトの株は急に跳ね上がるだろうな。
どういう事だ?キメラの大流行だよ。
どこで?まず手始めはシドニーから。
ビジネスは需要と供給だ。
需要を作ってやる。
シドニーの住民300万オーストラリアの住民1700万がベレロフォンを必要とするようになりやがては世界中に。
そう筋書きはこうだ。
株の発行数は?9340万。
という事はだ我々は48万口のストックオプションを頂きたい。
君から3000万借りてそのオプションを買う。
今のところバイオサイト株は31ドル止まりだがじきに200ドルを突破するだろう。
ハッハッハ…。
そうすればオプションは何十億にも跳ね上がる。
そして私がバイオサイト株の51パーセントを所有する。
冗談じゃない…。
お前なんかに会社を乗っ取られてたまるもんか!座れマクロイ。
(ハトの羽音)うあっ!うわっ!億万長者になるか…それとも破産するか…。
他にも買いたがっている製薬会社やテロリストは山ほどいる。
決めるのはお前だマクロイ。
(ぶつかる音)
(銃声)
(爆発音)スタンプあのクソ野郎を殺せ…。
(机を叩く音)ゆっくりしている時間はないマクロイ。
ビジネスの締めに入ろうじゃないか。
わかった…。
送金しろ。
(ハトの鳴き声)おっと…!手を上げろゆっくりとだ。
本当に上げていいのか?ゆっくり上げろ。
ゆっくりだ…。
(爆発音)イーサン?イーサン応答しろ。
(ルーサー)「聞こえるか?」構わず送金を続けろ!
(スタンプ)「ショーン。
ネズミを袋小路まで追い詰めたぞ」生きてるか?
(スタンプ)「あぁかろうじてな」連れてこい。
こっちへ。
行けっ!ショーン。
送金が完了した。
ご苦労だったな。
よくやった。
(うめき声)
(銃声)
(うめき声)モゴモゴ言うのはやめろ!口が利けねぇんだよ。
アゴの骨を砕いてやった。
(アンブローズ)ハハハ…スタンプやるじゃないか。
ハントあまり時間がない。
言い残す事があれば言ってみろ。
ニタニタ笑ってみろ。
いつもみたいに。
(うめき声)ん?何する気だ?貴様は黙って…床にひざまずけ…!さて…見てろ?銃ってのはなぁこうやってぶっ放すんだ。
(銃声)
(叫び声)来たぞ!
(銃撃音)イーサン!
(銃声)
(爆発音)ここはいいから!「ナイアの居場所を突き止めろ!」
(銃声)
(銃声)
(銃声)橋へ向かう!援護してくれ!ハントが橋に向かった。
12時の方向だ。
(銃撃音)アッタマきた!
(銃声)
(爆発音)
(爆発音)ハッハー!
(銃声)大丈夫か?あいつヴェルサーチに穴あけやがった!
(銃声)
(銃撃音)
(爆発音)
(ルーサー)コンピューターが復旧したぞ。
ナイアを見つけた!
(ルーサー)「もう街から出てる!」ノースヘッドの断崖に向かってるようだ!「だが映像が出ない」わかった!タイムリミットが近づいてる!先に行ってナイアを確保しろ!距離あと2キロ。
(銃声)
(銃声)
(バイクのエンジン音)
(バイクのエンジン音)
(爆発音)
(叫び声)
(叫び声)やれよ。
刺したきゃ刺せ。
ナイフで死ぬ方があの女の死に方よりよっぽどマシだ。
おいいたぞ!
(波の音)
(アンブローズ)ハント!!
(笑い声)俺を…殺しておくべきだったな。
(銃声)
(銃声)
(スワンベック)ミス・ホールの血液からはキメラ・ウイルスもベレロフォンも全く検出されなかった。
ええ…だと思っていました。
しかし君の任務はキメラ・ウイルスのサンプルを生きたまま回収する事だったろ?せっかく回収したウイルスがまた一体どうして破壊されたのか知りたいね。
火で燃えて…清められたんです。
ほう。
ところでミス・ホールだが今回の協力に感謝して彼女の犯罪記録を抹消する事にした。
完全にな。
君も異存はないだろ?ありません。
あぁ…ところで彼女は今どこだ?さぁね…どこでしょう。
(スワンベック)これからの予定は?そうですね休暇でも取ろうかと。
行き先はお知らせしますよ。
(スワンベック)その必要はない。
それじゃ休暇にならん。
2014/02/16(日) 21:00〜23:10
ABCテレビ1
日曜洋画劇場「M:I−2」[デ][二][字]
トム・クルーズ主演の大ヒット映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ第2弾!タイムリミットは20時間!殺人ウイルスから世界を救え!!
詳細情報
◇番組内容
休暇中のスパイ組織IMFのエキスパート、イーサン・ハント(トム・クルーズ)の元に新たな指令が入る。それは驚異の殺人ウイルス“キメラ”を奪還すること。ハントは「女泥棒ナイアをメンバーに引き入れよ」という命令を受けナイアと接触するが、美しき彼女といつしか恋におちてしまう…。
◇出演者
トム・クルーズ
ダグレイ・スコット
タンディ・ニュートン
リチャード・ロックスバーグ
アンソニー・ホプキンス
◇声の出演
森川智之
山路和弘
斎藤恵理
青山穣
有川博
◇原作
ブルース・ゲラー
◇監督
ジョン・ウー
◇音楽
ハンス・ジマー
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/nichiyou/
ジャンル :
映画 – 洋画
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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英語
サンプリングレート : 48kHz
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