おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
きょうはまず、いわゆる万能細胞についてです。
万能細胞というと、どんなイメージがありますか?
確か、体のいろんな組織になることができる、そのiPS細胞のあれですよね?
そうなんですね。
今週、こちら理化学研究所の小保方晴子さんの研究グループが、新たな万能細胞を作り出すことに成功したと発表しました。
新しい万能細胞?
はい。
その方法はこれまでの生物学の常識を覆すものでした。
小保方さんたちの研究グループが作った万能細胞です。
こちらはマウスの体の細胞の一つ、リンパ球。
あっ、青くなった。
緑色の細胞が現れました。
これが万能細胞です。
リンパ球から万能細胞を作り出すことに成功したんです。
この細胞について、小保方さんは。
STAPは刺激が与えられたことで、さまざまな能力を獲得したという意味の英語の頭文字です。
STAP細胞をマウスに移植すると、筋肉や、皮膚、それに腸など、さまざまな細胞に変化することが確認されました。
iPS細胞とどう違うんですか。
万能細胞としては京都大学の山中伸弥教授らが作り出したiPS細胞が知られていますよね。
このiPS細胞との違いは?
今回の研究が画期的なのは、より簡単な方法で作り出せることです。
その方法は、細胞を弱酸性の液体に30分ほど浸し、培養するだけ。
これまでの常識では考えられないものでした。
研究の成果は科学誌の権威、ネイチャーにトップ記事として掲載されました。
あっ、書いてある、STAP。
研究者の間からは、驚きと称賛の声が上がっています。
海外からも。
山中教授も所属するアメリカの研究所の研究員は。
iPS細胞とは作り方が違うってことなんですか?
ちょっと見てみましょうか。
何が違うのか。
まず手順と書いてありますが、iPS細胞は、皮膚などの細胞に特定の遺伝子を入れることで作ります。
STAP細胞は、今回、マウスの実験ですが、細胞を外部から刺激するだけ、弱酸性の液体に浸して作りました。
作るのには時間がかかりますが、その時間というのも違います。
iPS細胞は、2週間から3週間かかりますが、STAP細胞は1週間ほどで出来るということです。
これ、割合と書いてありますが、そのiPS細胞でいえば、細胞に遺伝子を入れて、どれぐらいの割合でiPS細胞になるか、STAP細胞は、この弱酸性の液体に浸した、この細胞からどれくらい出来るかという割合を見てみると、iPS細胞は1%未満、一方、STAP細胞は7%から9%程度と、高くなっているんですね。
すばらしいじゃないですか、STAP細胞。
どういうことなのか、医療の分野に詳しい中村解説委員と共にお伝えしてまいります。
中村解説委員は、このニュースを聞いて、どう感じたんですか?
非常に驚きましたね。
こんな簡単なことで万能細胞が出来るんだろうか、本当なんだろうかと思いましたね。
研究者の方も皆さん、びっくりされていましたけれども、そのびっくりしているのは、どうしてなんですか?
iPS細胞は、遺伝子の力を借りて、いわば、人工的に無理やり万能細胞にするということなんですが、STAP細胞はそういうことをしなくても、細胞には本来、そういう万能細胞になる力が潜在的に備わっていると、それを簡単な刺激で引き出すことができると。
こういうことは動物ではできないと思われていたことが、ほ乳類の実験で実現できたというところが驚きなんですね。
説明しましたが、より具体的にどういうところが違うんですか?
iPS細胞は、遺伝子を入れるということで、がん、がんというのは、遺伝子に傷がつく、遺伝子に関連の深い病気ですけれども、がんになりやすいということがありまして、今、がんにならないようなiPSの細胞の研究は進められていますが、現在でもこれが大きな課題となっているんですね。
ですけども、このSTAP細胞は遺伝子を操作するという、手順を踏んでいませんので、がんになるリスクが低いということが特徴としていえますね。
それと、この液体に浸すだけでいいということで、簡単であると。
しかも短い期間で高い割合でできるということですから、研究をするうえでも、簡単に短い期間でまとまった量の細胞を作ることができるということで、大きなメリットであるということがいえると思います。
でも、このまま行くと、iPS細胞の立場が…。
そうですけども、決定的に違うことがあって、このiPS細胞は今、臨床研究の段階なんですね。
ヒトに応用させると?
そうですね。
目の病気のiPS細胞を、目の病気に使うと、治療に使うという臨床研究がすでに承認されているんですね。
一方で、STAP細胞は、まだマウスの段階。
ヒトの細胞で本当にSTAP細胞が出来るのかどうかは、まだ分かっていないということですね。
なるほど。
さあ、この画期的な発見をした小保方さん。
STAP細胞の着想を得たのは、20代半ば。
20代半ば?
留学先のハーバード大学で研究をしていたときでした。
当時その発想は、あまりにも型破りだったために、新たな発見として認められるまでには、大変な苦労があったそうです。
平成20年にハーバード大学に留学した小保方さん。
マウスの神経や筋肉の細胞を、細長い管に入れて、通す実験をしていたところ、入れたものとは異なる、小さい細胞が出てきました。
この細胞では、万能細胞にあるのと同じ遺伝子が、活発に働いていました。
管の中を通る刺激で、細胞が万能性を獲得したのではないか。
STAP細胞の発想を得た瞬間でした。
しかし、この発想は、生物学の常識からかけ離れていたため、ほかの研究者の理解はなかなか得られなかったといいます。
そんな小保方さんを理解し、支えてくれた研究者の1人がクローン技術で世界的に知られた若山照彦さんでした。
3年前、神戸の理化学研究所に移った小保方さん。
研究の正しさを証明しようと、上司の若山さんと共に、実験に取り組みました。
その一つがこちら。
STAP細胞をもとに成長させたマウスの胎児です。
STAP細胞から変化した細胞が、緑色に見えるように手を加えたところ、緑色は全身に。
これ、STAP細胞が、体のさまざまな組織に変わったことを示しているといいます。
これまで何度か科学雑誌に投稿しましたが、審査員からは、過去数百年にわたる細胞生物学の歴史を愚弄していると、厳しい評価を受けたこともあります。
信じてもらうには、とにかく客観的なデータを積み重ねるしかないと、地道に実験を続けました。
そして研究の成果は、ネイチャー誌に掲載されました。
ようやく研究が認められた小保方さん。
今後の研究を冷静に見据えています。
非常に冷静ですよね。
でも、どのぐらいこれ、期待できて、何が今後、課題になってくるんですか?
課題としては、ヒトの細胞で本当に作り出せるのかということがありますけれども、さらにはメカニズムの解明ですね。
なぜ、このような簡単な刺激で、万能細胞になるのかということですね。
これが分からないと、STAP細胞の研究そのものも進みませんし、将来、ヒトにできるということで、臨床に応用されるときにも、そうなると、安全性を評価するということも必要になりますので、そういった面からも、このメカニズムの解明というのが重要になってくると思います。
進みそうですか?
そうですね、このSTAP細胞、常識を覆すというふうなことで、言ってみれば、あまり研究が進んでいない分野ということも、言えると思うんですね。
ですから、今回の発表をきっかけに、世界中の研究者が、この研究をするというふうに見られていますけれども、新たな発見が、今後、あるかもしれないですし、再生医療についての研究がさらに加速されるということも期待できると思います。
ここまでSTAP細胞について、中村解説員とお伝えしました。
続いては、ソチオリンピックです。
開幕までいよいよ1週間を切りましたね。
ですね。
今週、各地で激励を受けた選手たちがソチに向けて出発しました。
またすでに現地入りした選手たちもいまして、本番に向けた準備を進めています。
オリンピック出場は5回目。
スキーフリースタイル女子モーグルの上村愛子選手は、母校で開かれた激励会に出席しました。
スノーボード男子ハーフパイプに出場する中学3年生、平野歩夢選手は、地元の市役所を訪問。
これ、ミニチュアですが、1俵分。
米どころならではの贈り物です。
ちょっと軽そうですけど。
ミニチュアといいましたね。
いざ、ソチへ。
今週、日本選手が相次いで旅立ちました。
選手たちを迎えるソチでは、オリンピックムードが高まっています。
関連商品の売れ行きも好調です。
一番の人気は手袋。
指先にオリンピックの5つの輪の色があしらわれています。
こちらのお店で売られているのは。
これはなんですか?
これね、記念コインなんです。
各種競技ですとか、公式マスコットなどがあしらわれています。
小野さん、この金貨、重さ3キロ。
3キロ?
日本円でおよそ2200万円です。
うわー!
一つどうですか?
欲しいですね。
選手村もオープンしました。
ここが選手村ですか。
村長を務めるのは、陸上女子棒高跳びのイシンバエワさんです。
イシンバエワさん、今回はもてなす側なんですね。
日本勢、ソチ一番乗りはスピードスケートの選手たちです。
早速、本番のリンクで練習をしました。
現地の高揚感、選手の方々のドキドキが、ちょっと伝わってきそうですね。
いよいよという感じですね。
さあ、改めて選手たちの向かう舞台、どんな場所なのか、見ていきましょう。
こちらです。
ソチはロシアの南部、黒海の沿岸の都市です。
ずいぶん南のほうにあるんでしたよね。
会場は、大きく2つあります。
海岸エリアと山岳エリアです。
海岸エリアから山岳エリアは、およそ60キロの道のり。
結構離れてますね。
移動には1時間半ほどかかるそうです。
この海岸エリアの選手村には、こちらですね、スピードスケートやショートトラックなどに出場する選手が滞在します。
この周辺はというと、こちら。
7日の開会式が行われるスタジアムがあります。
さらに、アイスホッケーですとか、カーリング、あとスピードスケート、スケート競技などが行われる会場が集まっているんですね。
これが海岸エリアです。
一方の山岳エリア。
こちらにはスキー、ボブスレー競技などの会場があります。
注目のスキージャンプの会場はこちらです。
スキージャンプといえば?
高梨沙羅選手ですね。
期待されていますが、実は日本人選手が続々とソチに入る中、高梨選手は、日本を出発はしているんですが、まだソチに入っていません。
どちらへ?
ヨーロッパを転戦しているんです。
先月25日、スロベニアで行われたワールドカップ第10戦。
ここまで9戦8勝と好調の高梨選手でしたが。
優勝を逃し、2位。
翌日の第11戦も2位でした。
今シーズン初めて2試合連続で優勝を逃しました。
調子がよくないみたいで。
一方、イタリアではジュニア世界選手権に出場。
ただ一人、100メートルを超えるジャンプをマークし、優勝。
史上初の3連覇を果たしました。
調子悪いわけじゃないんですね。
という高梨選手なんですが、この土日も大会が続きます。
そのあとにソチに入る予定です。
高梨選手が出場するスキージャンプ女子、大会5日目、11日に行われるということです。
見逃さないようにしなくちゃ。
開催間近、ソチオリンピックについて、お伝えしました。
さあ、今度はこちらです。
ずらりと並んだプロ野球や大リーグの選手たち。
小野さん、共通点はなんだか分かりますか?
共通点?
ある共通点があります。
大変、有名。
でもありますが、実はこれ、皆さん、同じバットを作ってもらっていたんです。
同じバットを作っていた?
こちら、見てください。
同じ人にバットを作ってもらっていた、すみません。
この人ですか?
バット職人の久保田五十一さん。
この久保田さんは55年間、バットを作り続けてきたんですが、今週、引退することを表明しました。
久保田さんは70歳。
15歳のときにスポーツ用品メーカーに入社。
木製バットの製造に、一貫して携わってきました。
55年間で作ったバットは、およそ40万本。
使う人の個性を考えてバットを仕上げる技術は、多くの選手から信頼されてきました。
三冠王を獲得した落合博満さんや、ランディ・バースさん。
大リーグでも。
4000本を超す通算安打記録を持つピート・ローズさんが愛用しました。
そして。
大リーグ、シーズン最多安打の記録を塗り替えたこのときのバットも、久保田さんが作ったものでした。
松井秀喜さんも。
プロ1年目から引退まで、久保田さんのバットを使い続けました。
メジャー1年目、ワールドシリーズでホームランを打ったバットは、野球殿堂博物館に展示されました。
松井さんは、久保田さんの引退報告会に、ビデオメッセージを寄せました。
久保田さんのこだわりは、材料となる木を選ぶ段階から始まります。
選手の好みを考え、どの木材が適しているかを見分けます。
微妙な太さや感触を確かめながら、滑らかに削り上げます。
ものづくりで特に優れた技術を持つ人を表彰する現代の名工にも認定されました。
一方で、バット職人としての衰えも、徐々に感じていました。
あるとき、落合選手からバットのグリップが細いと指摘を受けました。
実際に測ったところ、注文を受けたサイズより、0.2ミリ細かったのです。
誤差が生じた原因は、老眼でした。
後進の指導にも取り組んだ久保田さん。
4月の引退後は、久保田さんが育ててきた2人の職人が後を継ぎます。
引退を決断した今、野球への思いを次のように語りました。
さあ、続いてはこちらのニュース、警察は農薬を混入させた方法を調べています。
食品大手、マルハニチロホールディングスの子会社の工場で製造された冷凍食品に、農薬が混入された事件。
逮捕された工場の従業員、阿部利樹容疑者は、警察の調べに対し、容疑を認め、会社の給与などに不満があり、自宅にあった農薬を商品に混入させたなどと供述しているということです。
この工場では、従業員が私物を持ち込めないよう、ポケットのない作業着の着用が義務づけられていましたが、阿部容疑者はその後の調べに対し、農薬は、小さな容器に入れて、作業着の上につける腕カバーに隠して持ち込んだなどと供述していることが警察への取材で分かりました。
警察は持ち込んだ農薬を、商品にどのように混入させたのか、詳しく調べています。
復元した古代の鏡を太陽にかざすと。
反射した光で、文様が浮かび上がりました。
魔鏡現象と呼ばれます。
邪馬台国の卑弥呼が、中国から贈られたという説もある三角縁神獣鏡。
作られた当時、どのような性質を持っていたのかを、京都国立博物館などの研究グループが調べました。
発掘された実物はさびついているため、3Dプリンターを使い、複製しました。
古代の鏡で、魔鏡現象が確認されたのは初めてです。
ばかもーん!アニメーション、サザエさんで、磯野波平の声をやっております永井一郎でございます。
声優の永井一郎さんが亡くなりました。
82歳でした。
100歳にしてこのばちさばき。
力強いリズムです。
永井さんは、数多くのアニメや映画などで活躍し、サザエさんでは、放送開始から40年以上にわたり、波平さんの声を務めました。
続いてニュースの深層に迫る「深読み」のコーナー。
ソチオリンピックパラリンピックで今ロシアに注目が集まっています。
そのロシアが逆に注目しているのは…。
開幕まで1週間を切ったソチオリンピック。
日本人選手のメダルラッシュに期待が高まります。
そんな中、この2人の関係もヒートアップしているんです。
去年1年間に開かれた首脳会談はなんと4回!ほかの国と比べると、断トツ。
でも、かつては、こんなことも。
ロシアの大統領が北方領土を訪問したことで両国の関係は悪化しました。
仲よかったり、悪かったり。
どっちなんでしょう?そんなイメージとは裏腹に今、急接近しつつある日本とロシア。
いったい、なぜ?そして日ロ関係は、どう変わる?きょうは知られざるロシアの素顔を含めてとことん深読みします。
メール、ツイッターの投稿、きょうもお待ちしております。
日本とロシア、急接近という話はご存じでしたか?
そんなイメージ、全くなかったですね。
4回も会ってらしたって。
知らなかったです。
それはオリンピックに向けてってことではないですよね、別に。
オリンピックに向けてってことではなくなんでしょうね。
えっ、そうなのと思う背景には、やっぱり日本とロシアの間には北方領土の問題が、ずっとあるからっていうこともあるんでしょうし。
そんな中で、なぜ今、日本とロシアが急接近しているのか、きょうは中山アナウンサーのこんなプレゼンから、ひもといてまいります。
おはようございます。
おはようございます。
急接近の訳は、ロシアがこれまで何でお金もうけをしてきてたのか。
そのあたりをしっかり理解していただけると、よーく分かると思います。
きょうはね、世界の視野で模型を見ていただきますよ。
プーチンさんがかじを取っているこのロシア。
実は国の収入の半分を占めるものがございます。
なんで、もうけているのかというと、これです。
ガスや石油などの輸出です。
エネルギー。
そうなんです、エネルギー、実はロシアって資源大国。
生産量、世界第2位なんですよ。
広大な土地は地球上の陸上の面積としますと、8分の1、世界一。
地球上の陸地の8分の1がロシア?
そう、ロシアなんですね。
ここで石油やガスがどんどん採れるっていうわけなんです。
ロシアはこれまで、ずっと向こうのほうを向いてきたわけなんですね。
さっき、前半のニュースにもありました、ソチはそっちですけれども、ソチはその先。
ソチはそっち。
ヨーロッパがございますね。
ヨーロッパとはいわば固く手で結ばれているというわけなんです。
その象徴となるのがこれです。
パイプライン。
ガスを直接送ることができるようになっているんですね。
ロシアからすると、長年やり取りがあって、実にヨーロッパさんが、自国で採れたガス、7割も買ってくださっている、大のお得意様、いつもありがとうございます。
という関係になっているわけなんです。
ロシアにとっては、ヨーロッパがお得意様。
お得意様なんです。
大のお得意様なんですが、実は最近、ヨーロッパさん、強気に来たんです。
いやー、ロシアさん、ちょっとさあ、安くしてくれないとね。
離れちゃうよー。
ってなってきちゃって。
ヨーロッパは景気が悪いところ、ありますものね。
使いみちがないってこと?
そこがですよ、どうしてかっていうのを、ロシアさんも不思議だったんです。
どうしてかっていうと、意外や意外、あの国が関係しておりました。
アメリカでーす。
アメリカってエネルギーたくさん消費する国ですよね。
輸入、どんどんいろんな国からこれまでずっとしてきたんですよ。
そのアメリカに、さらにこの国、登場しますよ。
世界的シェアで皆さん、考えてください。
中東のカタールでございます。
ガスがいっぱい採れるってことで、実はこのカタール、アメリカ様向けに専用の輸出基地を作ったんです。
で、バンバンバンバンアメリカとやり取りして、手結びたいなと思ってたんですが、ですが、こんなことが起きましたね。
皆さん、覚えていらっしゃいますか?アメリカといえば、これです。
シェール革命といわれる、このシェールガスなんです。
地中深くから採れるようになったんです。
自国でガスが採れるようになった、その量がなんと、100年採っても枯れません。
えー!そんなに。
となると考えてください。
そことやり取りしようとしていた、羨ましいんですよね、日本からすると。
カタールさんからすると。
カタールさんからすると、あっ、あれ?お客さんいなくなっちゃった。
これ造ったら、どうするのよ、ガスどっか売らないと、いや、安くてもいいから、どっか買ってくれないか、買ってくれないかな、あっ、安くしますから買ってください、えっ?安い?ロシアより安い?そしたらそしたら、って、手を結ばれちゃった。
ロシアの最大のお客さん、離れちゃったっていうことになるわけなんですね。
すると、あーあ、ガス採れるのにさ、どうすりゃいいのよ、ガス。
これ、うちのガスさあ、困っちゃうよ、売れなかったらさ、ガス困っちゃう、困っちゃうよ、ガス、売りたいのに、ガス困っちゃう、ガス困ってる、ガス困ってる?あっ、震災、原発事故がありましたからね、火力発電も増えて最近、ガスどんどん輸入していますよね。
しかも、輸入の貿易赤字なんかもどんどん広がっているということで、ロシアさん、はあ、これね、日本さん、これはどうもどうも、私、ロシアと申しますよ。
ガス、どうでしょう、買っていただくことってできませんでしょうかね。
条件いいですよ、うちは。
ここも、はい、今すでにパイプライン通っております。
日本海?近いですよね、われわれからしたらもう、こんな距離ね、パイプライン通すことも、できなくはないかもしれませんしねっていうようなことで、ぜひぜひということで、さらにこんな条件もあったんです。
ロシアって、北のほうでも、まだまだ油田、ガス田が出来るっていうふうにいわれておりまして、ここで採ったのは、ただ、船で送りたかったんだけども、ここに北極の氷があった。
でも最近どうです?氷が温暖化で薄くなってきた。
じゃここをね、どんどんどんどん、採ったのをね、お送りいたしますよー。
こんなこともできます。
船もございます。
パイプラインでもいけます。
いろんなルートで、日本さん、私たちとやり取りいたしましょうよということで、グオーンと出てきた。
出てきた。
長い、長い。
手がこの日本に来ているわけなんです。
来週、安倍さん、プーチンさんに会いに行くっていうんですが、どう進展させていくおつもりなのか。
ロシアから持ちかけている話なんですか?日本に。
ロシアから見ると今、こういう状況になっているわけですね。
売り手市場と買い手市場っていうのが、うまいこと今、あるってことですよね。
どうでしょう、これ、うまい話?
いや、なんか高い値段で結局、日本は買わされているような気がするんですけどね。
結果、今度はロシアから高い値段で買わされるんじゃないかという危惧。
さあ、一体どうなんでしょうか、きょうは専門家チームも心強い、4人態勢です。
政治がご専門の下斗米さん、そして、経済がご専門の蓮見さん、そしてこちらですね、まだ若いんですよ、現在、大学4年生でロシア留学の経験もあって、そして、ロシアで若者を集めるイベントをやって、今度はそれをビジネスにしようかという、さらに、こちらにはNHKのロシア・エネルギー問題が専門。
見た目は怖いですが、本当はそんなに怖くないという、石川一洋解説委員です。
よろしくお願いします。
なんでも聞いてください。
どうでしょう、今…。
アメリカから日本は買わないといけないとか、買ってたとかっていうのは、たくさん、それはあるんですか?今までは。
これからアメリカから買おうという話があるんですけれども。
2017年ごろですね。
そうなんですか。
でも、アメリカで安いからといって、日本に持ってきても安いかどうか分からないんですよ。
液化をしなきゃいけなくて、タンカーに積んで、それからもう一回ガスに戻すんですね。
そうすると、結構、コストがかかるので、必ずしも安いとは言えないですよね。
こっちはそのまま使えるわけですか?
それも今のところは、液化天然ガスで来ているので、必ずしも安くはないんですけども、ただ、もし本当にパイプラインが出来ると、そのまま来ますから、すごく安くなる可能性はあります。
じゃあ、蓮見さんはこのロシアの、お話、そう悪いお話じゃないんじゃないって見てます?
そうですね。
ロシアからもしガスを持ってくると、今でももうサハリンという所から来てるんですけども。
10%ぐらい、ロシアからね。
そうなんですか。
開発も始まっているので、日本企業が協力して開発も始まっています。
なので10年もしないうちに、倍になるということもありえるんですね。
それと、3日で来るんですよ。
パイプラインが通じると?
今でも3日で来るんです。
そうなんですか?船で?
はい、中東から持ってくると、3週間はかかっちゃう。
それにすごく問題なのは、海賊が出るんですよ。
ロシアから持ってくるときは海賊はいないですよね。
そういう意味でも、すぐ持ってこられるし、海賊はいないしということで、決して悪い取り引きではないと僕は思いますね。
もう一つありましてね、これは今、なぜプーチンさんが日本に向いているかということの一つの理由ですが、この日本にとってもお隣ですが、ロシアにとっても、ものすごく大きなお隣である中国が、これはもう、経済がヒートアップしているわけで、エネルギーが欲しいと、それがあるんですが、ただロシアから見ると、昔は自分たちが兄貴分だと思っていたのに、いつのまにか、経済規模が5倍にもなってって、ものすごくお金が欲しいっていう経済を中国がやるもんですから、ロシア人がちょっとビビっちゃってますね。
その人口ですか?それ625万人というのは。
中国東北部に1億人以上いて?
誰がですか?
中国人ですね。
ロシア極東に日本の17倍もあるんですけど、ここに625万人というから、もう5%しかない。
中国の東北部っていうのは、ロシアと接しているわけですね。
隣り合ってる向こうは1億いて、こちらは600万人しかいないと。
だから、エネルギーを、仮にロシアが中国にだけ売ったとしたら、いつの間にかシベリアが、中国のものになんないかっていう、ちょっとこれは、単なる心配なんだけども、そういう思いが、時々中国の教科書にこの辺は昔、中国だったとかね、そういうこと書いちゃうもので、ロシア人たちはちょっとびびっていますね。
あと日本っていうのは、エネルギーの大消費国ですね。
われわれ、全部輸入しなきゃいけないと、石油もガスも輸入で、全然、残念ながら国内で採れないと。
それは非常に残念なんですけども、ただエネルギーというときに、われわれ消費国ですよね。
だから弱いのかというと、必ずしもそうともかぎらない。
本当はね、本当は。
例えば、LNG・液化天然ガスですね、世界中のLNGのうち40%は日本が買っているんですね。
すると生産国にすると日本さんに買ってもらわないと困るわけですよね。
だから、本当は日本がうまくやれば、もっとうまい価格交渉はできるんだけども、なぜかそれができてないってところが、本当は問題なんですけど、本当は消費国っていうのは、弱くない。
どうしてできてないんですか?
ヨーロッパの場合だと、実はもう、ロシアに、ちょっと高すぎるよねって言って、交渉して、それで実は、ロシアがしかたがなくキャッシュバックしてるんですよ。
返してる。
今まで高すぎてごめんねって言って返してる。
そんな値切り交渉にも応じてくれるところなんですか。
それはやっぱり買い手がしっかり準備しているから、これを見ていただくと分かるんですけど、ヨーロッパの場合、エネルギーに関して3つ、お友達がいるんですね。
1つはやっぱり、いろんな国から買ってるんです。
日本の場合はもう8割、9割を中東だけだったんですけれども、それにようやくロシアがちょっと増えてきたんですけども、ヨーロッパの場合は、ロシアからもちろんたくさん買ってるんですけど、ノルウェーもいるし、北アフリカのほうのアルジェリアとか、そういうお友達、だから売りたいお友達がいっぱいいるので、もしロシアから止まっても大丈夫。
そういう状態になれば、買うほうも値切る交渉ができる。
そうですね。
それだけじゃなくて、もっとすごいのは、実は風力発電とか、太陽光発電、こういう再生可能エネルギーっていうのを、ヨーロッパの場合も電力の20%ぐらい使えるようになっちゃってますね。
そうすると20%、石油とかガス買わなくてもいいと、場合によっては原発もいらないっていう選択をしているドイツみたいな国も出てくるんですね。
20%です。
これがもう一つ、もう1つは、これがすごいんですけれども、消費国の協力なんです。
今、石川さんおっしゃったように、要するにみんなで買ってるわけですよ。
それで、ある国が足りなかったら、貸してあげるんですね。
友達に貸してあげて、融通し合ってるから、それでまとめて買ってるから、すごく強い立場になる。
日本は、逆に言うと、日本全体でまとまって買えばまだいいんだけど、みんな例えば東京電力であるとか、関西電力であるとか、中国電力であるとか、どこかの電力会社、今まではバラバラに買って、例えば中部電力だったら、カタールさんからしか買わないとかですね。
そうすると、そういう1か所しかっていうと、って言うとやっぱり売り手のほうがお前、俺しか買い手ないんだろうという話になっちゃいますよね。
どうですか、日本はどのぐらい商売上手だと思われますか?
いやー、なんかやっぱりなんか、1か所しか取り引きしちゃいけないと周りからこう言われると、周りの違う国の目とかも気にして、なんかできなくなっちゃうのかなっていう。
いやー、実はツイッターにもご心配の声は結構来てまして、ロシアのいいようにお金を吸い取られている感じがしますね。
利用されてる感じ。
ロシア外交は百戦錬磨だから十分注意しないと。
ロシアは遠く感じて、意外と近くにある国だと思うという反対側の意見も来ていますし、ロシアと日本が仲よくして悪いことはないと思いますという考え方の方もいらっしゃいますが。
西田さんはずっとロシアに行かれて、ロシアの方々に対して、どういう印象をお持ちなんですか?
ビジネスに関して言うのであれば、日本と違って、ちょっとやりづらい部分というのはあると思うんですね。
どんなとこですか?
例えば、私が実際に経験したのが、日本人だったら、お金を支払えば、相手方ってやってくれるっていう確信があるじゃないですか。
お金払ってますよねって言えますよね。
なんですけれども、ロシア人って、やりたくないときは、お金返すんで、やっぱりやめてくださいっていうのがありえるんです。
そうすると例えば、次の日に仕事をやり終えなきゃいけないのに、前の日になって、もう全部お金返すので、なしにしてくださいっていうのを言われたことがあって、そういう意味では、日本のビジネス文化が通用しないってところはあるとは思うんですけれども、ただそれは僕と相手方に信用関係がなかったっていうのも一番の要因であって、ロシア人ってその信用とか絆っていうのを、すごい大事にする民族なんですね。
その信用が一度築かれたあとであれば、やりやすくて、例えばビジネス以外でも、僕が実際にかぜひいたときとかも家まで来てくれて、薬まで届けてくれて、体温計まで買ってくれてというような、そこまでしてくれるような方もいるので。
逆にロシアと契約して、違う国とまた日本が契約したら、ロシアは、裏切りやがってみたいな感じになったりするんですか?
ロシアはそういう面は非常に実務的ですから、われわれも実務的にやればいいと思うんですね。
だからお互いに利益になるように、つまり、われわれが損して、ロシアのために買うってことは、必要ないと思います。
私、化粧品関係の仕事ずっとしてきましたけど、15、6年前から日本の化粧品とかパールとかっていうのも、日本の物はすごくいいって信頼があって、すごい輸入してくれてたんですよ。
だから日本で売れてないとか、あんまり知名度がなくて、日本というものだけで、すごく信頼して、すごく売れてたんですね。
普通、よその国っていうのは、ある所なんかは、すぐまねしてそういうことをしないで、必ず日本のものを輸入して、きちっと買ってくれてっていう、そこらへんのトラブルっていうのは、あんまり起こらなかったんですよね。
ちょうど私もね、だからロシアに行くと、昔から日本の電気製品だとか時計がいいっていうのは、留学時代からよく経験があるんですけれども、あるいはソ連が崩壊して、あっという間にモスクワにすしバーがたくさん出来たりしてね、ところが、その日本のものはたくさんあるんだけれども、日本人がいないと、すしバーは日本人はいないってよく言われてね。
だから、両国の今、旅行とか、ビジネスで来る数は韓国や中国の2週間分ぐらい、13万人ぐらいですかね、だから、人間のコンタクトがなさすぎたもので、だからなかなかお互い。
今ちょっとだんだん、空気としては、思い切って、いい友達関係になってみようよっていうか、大きく一歩踏み出してみようかという、空気ですよね。
ただちょっと、ツイッターのご意見、ご紹介すると、日ロのこの接近の機会を利用して、北方領土の返還に結び付けてほしいものだというご意見があったり、ロシアを信じて日本は大丈夫なのかなという危ぐが来ていたりします。
実は、この放送が始まる前にも、声がいくつか届いていまして、千葉県の50代の男性からは、…。
北方領土問題、番組ではアンケートで、日ロ関係を深めていくうえで重視していることはなんですかと聞いたら、51%、1000件を超える回答のうち51%の方が、北方領土問題の解決とお答えになりました。
この問題は避けては通れないのではないかと思うんですが。
ちょっとそれ貸していただけますか?これ確かに51%、多いですよね。
多いんですけど、僕が驚いたのは、この安全保障、これが18%もあると、安全保障って言うと軍事も含めてね、ロシアと強めるべきだと、これたぶん数年前だったら、1%もないです。
そういうことさえも恐らく考えなかったんだろうと思います。
その人たちが、まだあれですけど、まだ18%も、これはこのネットでの調査ですけどね。
そういう見方も。
いや、それでちょっと言いたいのは、日本政府も領土問題、解決したいと、きのうも次官級、外務次官級協議やって厳しい交渉をしてると。
だけども、その解決するためには、いろんな関係を深めていって解決しようと。
その背景にあるのは、僕はロシアも中国も、先ほど、下斗米先生、ロシアも日本もね、中国と、中国がものすごく大きくなっているから、やっぱり領土問題、大事です。
これ、日本にとって、すごい大事だけれども、そのことを意識しながら、やっていこうというところがあると思うんですね。
私は北方領土の問題の解決までに、私はそういう経済的なところや、スポーツ文化交流だとか、もっと日本にたくさん来てもらって、日本も向こうに行ったりすると、このコミュニケーション、人と人とのね、もっとつながりが出来てきたら、そっちに行くのも行きやすいんじゃないかなと思うんですが。
西田さんは実は、おばあ様が国後島に住んでらしたそうなんです。
北方領土の日、今度、ソチオリンピックの開会式と同じ日ですが、全国大会で話をなさるそうですね。
そうですね。
私の祖母ですね、おばあちゃんが生まれたのが、この国後島っていう所なんですね。
戦争のあとですね、ソ連に攻められて、そこから命からがら逃げてきたんです。
結構、おばあちゃんから怖い話も聞いてたんですけれども、それがきっかけで僕は、逆に言うとロシアに興味を持って、いろんなことをしていかなきゃいけないなと思ったんですね。
今度、実際、2月7日、北方領土の日に、安倍総理がロシアに、ソチのオリンピックの開会式に出られるということなんですけれども、そもそも北方領土の日って、なんで2月7日なのかご存じですか?
いや、全然分からないですね。
2月7日っていうのは、実はその北方領土の日っていう名前からすると、ちょっとなんか、ロシアに攻められたとか、あまりよくないイメージがあるかもしれないんですけれども、実は日本とロシアが平和的に国境を決めた。
江戸時代。
なので、そういう意味では、2月7日にソチに行くというのは、とても意味があると思っていて。
今回のことで、日ロ関係が温かくなっていることで、北方領土問題は解決に向けて動き出しそうなんですか?
交流が大事というか、そういうご意見出たんだけれども、それは国民どうし、それも大事なんですけれども、一番、領土問題と言うと、交渉できる、僕らがいろんな意見言うこと、それも大事なことだし、だと思うの、お互いのね。
でも、領土問題の交渉というのは、国民の負託を受けた国の指導者どうしじゃないと解決できないんですね。
その問題でいくと、両指導者が信頼関係を深めるということが、ものすごく大事になるわけです。
だから、安倍総理は今回、はっきり言って、日本の外務省とかも、北方領土の日だから、この日はやめたほうがいいと言っていたのを押し切って、総理の政治決断として行くわけですね、ソチに。
で、僕はね、本当にプーチン前大統領と、つまり、ロシアで決められるのはプーチン大統領だけです。
だけです。
おもしろいのは、このプーチン大統領、私もプーチン大統領だけだと思うんですけど、ロシア側は。
これはなぜかって言うと、ロシアは外交は大統領が決めるんですね。
それが一つと、ちょうど2年前に大統領に再選される頃に、彼はこの問題を、どこでもやっぱり危ない問題ですから、やっぱり引き分けでお互い、勝者も敗者もない解決をやろうということを2年前に言って。
去年、実はあんまり誰も気が付いてないんですけれども、プーチンさんは自分のがいこう方針を概念という文書の中で発表したんですが、こういうふうに決めたんですね。
国際的に合法的な国境を画定すると、このちょっと国際的にっていうのが意味分かんないかもわかりませんが、さっきメドベージェフって、前の大統領のときは、これがないんですよ。
だから、自分たちが思った国境線を日本も受け入れてくれればいいと、ひょっとしたら考えたのかもしれません。
そしてロシア国境、日本以外はほぼ画定と書いてありますね。
そうなんですよ、だからプーチン時代に中国だとか、ウクライナ、それからもう一つ、ノルウェーですね、ノルウェーがなぜかって言うと、実はノルウェーはそれ以降、北極海をロシアと一緒にやろうと思ってて、そうすると、おもしろいことに、北方領土を含む千島列島が実はこの一番アジアに持っていく通路になるんですね。
だから北極海の入り口になるんで、国境線を固めないと、決めないと、日本とロシアと、あるいはアジア市場とか、結ばれないという。
だから非常にプーチンさんでないと、この問題は無理だということで。
逆に言うと、安倍総理がね、国内の反対を押し切って、反対っていうか、わりと常識的なあれですよね、北方領土の日だしと、外務省が止めるのは、僕、無理ないと思うんですけれども、それを押し切っていくというのは、これはプーチンさんへのメッセージなんですね。
つまり、私は国内で反対があっても、あなたが大事に思うソチオリンピックの開会式に行きますと、それは政治決断、私はしますと、私はそういう指導者です、あなたもリスクを取りますかと。
こういうことなんですね。
つまり、領土問題っていうのは、指導者にとっては非常にリスク、お互いにとってリスクのある、だから、それを解決するというのは、よほどの信頼関係がないと、できないんですね。
指導者どうしが。
だから、それだけでなくて実は領土問題があっても、日本とロシアの間っていうのは、70年代には、すごくいい関係の時期があったんですね。
当時はまだソ連という時代なんですね。
ソ連という時代なんだけれども、日本とロシアの、当時、ソ連ですが、ソ連の政府が一緒になって、民間のビジネスがやりやすい環境を、ちゃんと保障してあげましょうねっていう、枠組みを作ったんですね。
それで、実はシベリアの開発とか、森林開発とか、できて、実は日本の援助で出来た港まであるんですよ。
じゃあちょっとここで、もう一つ、プレゼンをご覧いただきたいんですが、皆さん、日本とロシアは仲よしだと思いますかというアンケートを取った結果があるんですね。
仲よしだと思うと答えた人は、日本では30%でした。
同じ質問をロシアの方にもしたところ、答えは。
すごいじゃないですか。
73%が仲がよいと答えました。
日本が好きなんですね、ロシア人は。
意外です。
それは西田さんが一番詳しいけども。
ちょっと中山アナウンサーのプレゼンをお聞きいただいてから、この話の続きをいたしましょう。
先ほど佐伯さんが日本の化粧品も売れるようになってきたということをおっしゃっていましたけれども、私はロシアの方々に伺って、その知らなかった!日本が大好きロシア人と題しまして、皆さん、本当の、本当の心の中を探ってまいりました。
こんなにも日本好きなんです。
いきますよ。
どんどんいきましょう、まずは、マリアさんが大好きなのは、日本車が大好き。
だから日本が大好きということでございます。
ロシアってね、雪道が多いんですよね。
この曲はあれですね、私も好きなゲームですけど、消えませんからね、箱型ですから。
あの大きな車、ガタガタした道が多いロシアでどんどん走って、傷むんですが、日本車は壊れにくい。
だからいいって言うんですね。
ロシアで現地生産、日本メーカー始めてるんです、2007年以降、トヨタ、日産、三菱、マツダと、どんどんどんどん増えてって、新車が増えた。
ロシアを日本メーカーがたくさん走るようになった。
ロシアからすると、国外メーカーの中で、日本車がシェア今、日本メーカーが1位になっているわけなんですね。
と、マリアさんおっしゃってたんですが、そのマリアさん、好きなのは、こちらです。
マツダ。
に乗っていると、ロシアでも、日本の中でも、ここですよと。
燃費もいい、故障もしないし、デザインもすてきということで、こだわっていらっしゃって、インターネットを通して、このマツダ好きという方々が集まって、このコミュニティーも出来ているわけなんですよ。
もう、日本車最高、日本車大好き、日本の方大好きという方々、どんどん増えているんです。
日本の次は、カメラが好きっていって、ニコンやキヤノンなど、これ、本格的な一眼レフのカメラ、今や若者、1台必ず持っているなんていうふうにもいわれているんです。
どうしてか。
スマホがないわけじゃないんですよね。
スマホなどじゃだめ。
だって、撮るのはきれいに撮りたい。
しかも撮るのはこれです。
自分のことを撮りたいんです。
ロシアの方々、想像してください。
今から出てまいりますよ。
ロシアの方って、こういう方ですね。
かっこいい!イケメン、美しい。
とにかく美しく。
普通の方なんですか?
学生さんで、自分のことを鏡に映して撮った。
きれいに撮りたいから、カメラもこだわっているんですよ。
それでね、こういうものを自分でインターネットに載せて、自慢し合うということで、さらに広がりを見せているのが、こちらです。
コスプレですよ。
ちょっと、なんかロシアの方のコスプレは本当に。
本当にあの世界そのものですよね。
とにかくこだわって撮ってらっしゃって、こう見ると、周りのぼかし方もきれい。
際立たせるように撮るっていうためには、やはり、このカメラが必要なわけなんですね。
ちなみにこの初音ミクの格好をしている方含めて、西田さん、お友達なんですね。
本当に?
ロシアでそういうイベントを企画しておりまして。
コスプレの人たちが集まるイベント。
西田さんもコスプレ?
僕はあまりしないですけど。
イベントとおっしゃいましたが、今やロシアで日本大使館が、コスプレ好きの方々、集めてみようって、去年11月に呼びかけたところ、集まった方の人数が1万5000人。
日本のカルチャー、そしてブランド大好き、ロシアの方々、日本大好き、まだまだいきます。
これだけの人が集まるってことはすごいことなんですか?
すごいことですね。
もう多くの方々が日本好きで、今度、私直接、お会いしました。
エフゲーニャさんでございます。
きれい。
きれいな方でしたよ、これが好きなんですね。
先ほど、下斗米先生もおっしゃってた、おすしなどなどの和食がはやっているということなんですね。
よーく見てください、これ、イチバンズシなんて書いてあって、日本語のひらがなも書いてあるんですよ。
こうしたお店、ロシアのモスクワ市内だけでも1000店舗以上になっていると。
1000店舗以上?
エフゲーニャさん、こうおっしゃいます。
客足が鈍ったとき、和食の看板を掲げれば、人気店になっちゃいますよということで、どうしてそんなに人気なのかということで伺いますと、ロシアって今、外食がどんどんこの10年ぐらい、経済発展してきて人気になってきたんですね。
外で食べるんだったら、和食。
なぜかはこれですと言っておりました。
平均寿命が比較的、ほかの国より短い。
そうすると、長寿国日本が食べているものって、健康、ヘルシーですよね。
そのヘルシーのものを食べれば、私たちも長生きできるはずということなんですよ。
特に今、熱く注目されている食べ物がございます。
その中に隠されてありますが、これでございます。
うどん?
大手日本のうどんチェーン店がロシアに、モスクワに去年、進出いたしました。
するとすると連日の大行列が。
これ、ひょっとして、うどんはうどんでも、セルフの?
そう、セルフので、食べたいものをどんどんどんどんトッピングしていくという。
1杯1000円ぐらい。
高い。
するそうなんですがそれでも大人気。
5年後には全土で100店舗に増やすっていう方針も決まっているそうなんです。
すごい勢いですね。
皆さん、この中でも特に特に特に、大人気のメニューがございます。
ね、これでございます。
とんこつうどんにすき焼きうどんロシア風。
日本にないですよね。
ロシアの方々、濃い味がね、寒い所ということで、好きだということで、でもね。
ヘルシーな感じ?
ヘルシーかどうかは、もう関係ない、日本食ですから、日本食ですから。
日本大好きということでございました。
うれしいですね、でも。
でも反対に私なんかは、20代の頃にロシア料理にはまって、大好きで、ボルシチとか、ピロシキとか、ロシアンティーとか、初めてビーツっていうのを食べて、あっ、これがビーツだと思って、それロシア料理から覚えたんですよ。
なるほど。
なんか、でもちょっと、なんていうか、てれくさいっていうか、あれはないですか。
その、それほどのものではっていう気持ちって、芽生えてきませんか?いいんですかね、これ、乗っちゃって。
こんなに日本が好きって言ってくださっているのだから。
今、ロシア女性に大人気っていうのは、日本の化粧品です。
分かりますね。
そうなんですよね。
もう1300店舗です。
1300!
やっぱり敏感なお肌にはやっぱり信頼が、品質が第一ですから、こういうのを、日本の製品を使うっていうのは、ロシア人がどれぐらい日本の製品を信頼しているかってことだと思うんですよね。
日本人の肌は敏感で、デリケートだと。
だから、ああいう日本の肌、たまご肌、赤ちゃんのような肌になりたいと、だから日本のものを使えば、ああいうふうにきれいになれるし、ものすごくデリケートに敏感な人に合うっていうことを、皆さん、それが一番にやっぱり信頼らしいです。
ただ、ブームって熱しやすく冷めやすいものではありませんか。
乗っかっちゃったほうがいいと思われますか?
そうですね。
ブームとは言っても、例えば車とかカメラって、さっき化粧品もそうなんですけれども、そういう製品に対する信頼っていうのがもう、これ、それこそソ連時代からずっと続いている話なんですね。
で、特にカメラもそうですし、さっきのマツダのマリアさんの話なんかでいうと、日本車はなぜいいかっていうと、しかもなんでマツダがよかったかというと、日本で作られているから、つまりロシアの工場で組み立ててなくて、日本で作られているから、マツダがいいという話なんです。
メイド・イン・ジャパンってことですか?
そうなんですよ。
実際、アウディ、ドイツ車と迷われたって話なんですよね。
なんですけれども、ドイツ車っていうのは、ドイツで部品を作ってから、ロシアの組み立て工場で組み立てるんですね。
その瞬間にロシアではだめなんだと。
ロシア人が作ったものっていうのは、ロシア人、信用していないんですね。
なので、あえて日本で作っているもの。
同じ日本の、だから、全く同じ車でも、これは本当に日本で作ったのか、それともロシア製かって。
商品のメイド・イン・ジャパンを確認するんです。
例えばカメラとかでも、なんでもですね、裏を見て、あっ、メイド・イン・ジャパン、あっ、本物の日本製と。
ツイッターもいっぱい来てますよ。
ロシア人の日本好きは本当です。
ロシアに行ってきた私が言うから、間違いないというツイッター来ています。
それから、この円安でロシアからの観光客も増えているのかな。
逆にロシアの文化があまり日本に入ってこないですね。
まず対面だよなというような。
友好的なって意味では、僕も本当に驚いていて、私はやっぱり北方領土におばあさんが住んでいたっていうこともあって、最初はすごい敵としてのロシアってイメージだったんですね。
僕も戦いに行くようなつもりで最初、ロシア人とふれあおうと思っていたんですけれども、そしたら、ようこそ来てくれましたと、すごい歓迎されてしまって、僕も戦う気持ちが薄れてしまって、という意味では、本当に日本人がロシアに行くだけで、本当に友好的に迎えられるっていうのは、事実だと思います。
また変わったんですね。
ロシアっていうのは、ヨーロッパ人、白人の方、多いですよね。
だけども、ロシアっていうのは、アジアにも来ていますよね。
ヨーロッパとアジアにまたがる、非常に大きな国ですよね。
アジア系の民族もたくさんいる。
非常に一人一人のロシア人の中に、いろんな血が混じってるんですね、ロシアといっても。
そうすると、心の中でも、なんとなく、日本と似たような、どっちかというと、ウエットなところがあるんですね。
だから先ほど、西田さんも言ったようにね、人間どうしのつきあいとか、お前だからとかね、そういう日本的なものが意外と通用するんですね。
だけどね、日本人とロシア人、会ってないんですよ。
実は。
会ってない?
つまり、先ほど下斗米先生もおっしゃいましたけど、例えば日本とアメリカ、あるいは日本と中国の間って400万人以上、毎年行き来しているんですよ。
これ、ざっくり言うと、週に1回ぐらい会っているんですよ。
週に1回会うと、お互いなんとなく分かるじゃないですか。
ところが、どうなっているかというと、13万人。
13万人ということは、30分の1ぐらいだから、大体、年に1度ぐらいしか会わないって感じなんですよ。
年に1度ではお互い分かり合うって不可能ですよね。
これ、いいですか、ロシアの方も日本の方も、合わせて13万人ですか?
合わせてたった13万人。
実は兵庫県の50代の女性からもこんなメール来ていまして。
生活については、分からないことが多いので、どうやって理解をしていけばいいのか、正しい情報を教えてほしいというメールをくださいました。
今、蓮見さんがおっしゃったことの一つの理由は、今21世紀ですけども、非常に不幸な出会いをしちゃったわけですね。
日本とロシアは。
戦争っていうね、だから例えば今のシベリアで第2次世界大戦のあとに、10万人くらい日本人が抑留されたり、その中の6万人ぐらい、お亡くなりになった。
こういった不幸な出会いがあって、したがって、そのあと多くの人はなんとなく、ややこしいな、嫌だなっていう気持ちがあるんですが、ロシア側からしても、やっぱり、日本ってトラウマなんですね。
っていうのは、20世紀始まったときに、日露戦争っていうのがあって、日本に負けちゃったと。
だからそれ以来、スターリンっていうソ連の独裁者は、日本にいかに復しゅうするかということをずっと考えてて、あれが結局、20世紀の日ロの、あるいは日ソの不幸な出会いだったわけで、私は実は、このところ民間の歴史家、ロシアの人と歴史観の、お互い、違っていると、違いを認めたうえで、立派な歴史家どうしが集まる、やろうやっていう、そういうことをやりましたね、淡路島という所で去年の10月に、3回目の会議をやったんですが、あそこ、あのたかだやかへいという有名ななのはな沖の日ロ交流の生まれた所で、非常に記念になる。
日本からロシアに行った人ですね。
そうですね。
それもちょっとあるんですけども。
言ってくださったようにね、昔の方はそうかもしれないんですけど、今、私、美肌革命というのを英語版で、アメリカで出したんですね、それをロシアの方が読んでくださって、ご夫婦で、あなたはいいこと書いてると、化粧品は使い方であると。
これを見て、日本の化粧品、使ってみようと思ったって、ご夫婦で銀座に来てくださったんですよ。
要はもっと出しなさいって、こういう本を。
僕ね、今度ソチオリンピックあるでしょ。
そうしたら、私たち、浅田真央さん、すごい期待してますよね。
でも浅田真央さんっていうのは、カナダでも習いましたけれども、ロシアでもね、有名なタラソワコーチっていうのに、毎年行って、今回のフリーのすばらしいラフマニノフのピアノコンチェルトのあれも、タラソワさんが振り付けをした。
今、世界でロシアものを躍るっていうのは難しいですよ、これは。
外国の方が、…がね。
でもね、世界でロシアものを踊らせたら、僕は浅田真央さんがピカイチだと思うんですね。
つまり、あれ、浅田真央さんのスケート、すばらしい演技っていうのは、日本とロシアが協力すれば、こんなすばらしいものができると。
私も実際、浅田さんの演技、去年の白鳥の湖ですか、ロシア人が拍手していました。
つまり、日本、白鳥の湖は日本で言うと歌舞伎とか能とか、それを外国の方がもう、バレエ音楽、踊りだした瞬間に拍手。
西田さんは、若い方として、新しい日ロの関係の中には、どういうものが、これから必要になってくる、何があったらもっと仲よくなれるというふうにお考えになりますか?
そうですね、やっぱりその相互で行き合わなければ意味がないと思っていて、先ほど、蓮見先生のお話もありましたけれども、おたがいのこうりゅうがまったくないとただ、日本人がロシアに対して持つイメージってすごく悪いから行きたくないとかもあると思うんですけれども、われわれ若い世代からすると、ソ連時代を知らないんですよね。
そこが30%ですよね。
先ほどのコスプレとかで写っている方々っていうのも、みんなもうすでにソ連のあとに生まれた人たちですよね。
そうすると、忘れてはいけない歴史ではあるものの、知らないからこそ、一から歴史を、お互い作れるという意味では、もっと往来が増えて、若い人どうしの交流がもっと進んでいけばいいんじゃないかなと思いますね。
ロシア、日ロの今の若者たちっていうのは、僕らみたいな年とは違って、みんなSNSとか、フェイスブックでフレンドリーになって、もうやややってるわけですよね。
だから、僕らのころは、ソビエトに留学なんて言ったら、できなかったですよ。
西田さん、頑張ってくださいね。
すごい、すばらしいですよ。
ツイッターにはこれで領土問題の解決につながるかもしれないという、期待の声もあります。
プーチンは取り引き上手、経済感覚に優れているので、お互い仲よくなるチャンスです。
とかですね、まず対面だよなとい2014/02/01(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「ソチ五輪直前! 日本とロシアが急接近!?」[字]
ソチ五輪の開幕が迫るロシアと日本の関係が、今、急速に熱を帯びている。安倍首相とプーチン大統領はこの1年で4回も会談。なぜ急接近しているのか?深読みする。
詳細情報
番組内容
開幕が迫るソチオリンピック。その開催国ロシアと日本の関係が、今、急速に熱を帯びている。農業やエネルギーなど幅広い分野で協力が拡大し、若者の間では「コスプレ」交流も。安倍首相とプーチン大統領は、この1年で4回も会談を行うなど親密さを増している。なぜ今、日本とロシアが急接近しているのか? これからの日ロ関係はどうなるのか? とことん深読みする。
出演者
【ゲスト】金子貴俊,美容アドバイザー…佐伯チズ,【解説】法政大法学部教授…下斗米伸夫,立正大学経済学部教授…蓮見雄,日ロイベント主催(大学生)…西田裕希,NHK解説委員…石川一洋ほか
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
スポーツ – スポーツニュース
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