(テーマ音楽)路線バスに揺られての〜んびりゆったり旅をしたい。
旅の舞台は…北海道の南部渡島半島の海辺を旅します。
旅人はこの人俳優の松田悟志さん。
大阪出身真冬の北海道の旅大丈夫?港で出会ったのはちょっとユーモラスなお魚。
今聞いた?聞こえたべ?こいつだで。
ほんまですか?こういう手作りのやつで作ってるんです。
伝統の漁師道具を携え冬の海に立ち向かう北の漁師たち。
そして厳冬の海辺の意外なお楽しみも。
田舎に住んでてね退屈のように見えるけどもこういう一日がいいね。
田舎住んでていいなと思う一日だ。
真冬の北海道渡島半島の海辺の町をたどるバスの旅。
さあ出発です!おはようございます。
松田悟志です。
函館駅前現在朝の6時です。
寒いです。
今ね外気温がさっき温度計を見るとマイナス4℃とか。
それでも少し暖かいぐらいなようなんですけどとにかく寒いです。
旅の舞台は北海道の南部渡島半島。
函館市を出発し海岸線に沿ってぐるりと北へ。
海辺の港町を訪ねながらのんびり旅します。
まずは函館駅を出発して恵山地区へ。
冬の北海道空模様が目まぐるしく変わります。
突然降りだした雪で中学生たちもすっかり雪まみれ。
おはようございます。
おはようございます。
眼鏡曇ってます。
函館市の市街地を離れる頃吹雪が収まりました。
窓の外に広がるのは太平洋の海。
(クラクション)バスは海沿いの細い道をゆっくり進んでいきます。
(クラクション)ずっと一車線の道なんですねこれ。
トンネルを抜けると行く手に港町が見えてきました。
降ります。
早速降りてみる事に。
どうもありがとうございました。
はいどうも。
駅の方よりも更にカッチカチですね地面が。
(クラクション)気温はマイナス5℃。
更に風速4m。
(風の音)あっ人がいてますね。
冷たい風が吹きつける中漁師さんたちの姿がありました。
おはようございま〜す。
早朝の漁を終え港に帰ってきたばかりの…漁師生活40年のベテランです。
めっちゃかわいい。
怒るんですか?触ったら。
怒んねえで。
いや〜めっちゃかわいいですね。
これがここで言う「ごっこ」っていう魚なんだ。
今聞いた?今聞いたか?ギュギュッて鳴いたの。
ええ…。
今おとうさん言うたんちゃうんですか?こいつだで。
え!?ほんまですか?こいつが今鳴いたんだで。
(音)「ギューッ」とまるで鳴き声のようです。
実はこれおなかにたまった空気を吐き出す時の音なんだそうです。
結構リアルな声出すんですね。
グゥーッ言うてましたよ。
ほんとかわいい顔してるべ?めっちゃかわいい顔してますね。
顔もかわいいけど食べてもまたうめえんだで。
せっかくだからごっこ料理をごちそうしたいと増輪さんが自宅に招いてくれました。
アハハッお邪魔します。
すんませんねほんとに。
ま〜どうしよう…。
お邪魔します。
俺が食わしてやる。
俺が作って食わしてやる。
あっそうなんですか?うん俺が作って食わしてやる。
このお魚冬に味わうのが旬。
それにはこんな理由が…。
メスのごっこは冬の間おなかにぎっしり卵を収めているのです。
(増輪)ほら!ほら!これがこんなにも入ってんだで。
え〜!これはすごい量ですね。
ほれ。
うわ〜!おなかの中ほとんど卵じゃないですか。
メスはな。
へぇ〜。
だからメスは「布袋さん」とも言うのか分かんねえけども…。
漁師さんが「白いキャビア」と呼ぶほどの一品なんだとか。
干したりして。
干したりして保存食にして…ごっこ汁増輪さん自ら味付けます。
豪快ですね。
うん豪快にいこう。
アハハハッ!あとは煮えてからそれからのお楽しみだな。
あ出来た?うわ〜!漁師さんならではの「豪快ごっこ汁」です。
しょうゆと昆布のだしが香ります。
(増輪)さて味はどうかな〜?まずちょっと味見してみよう。
ごっこ汁。
ごっこ汁。
いただきます!おいしい。
うめえ!食べてごらん。
いい味だ。
うわ〜おいしいめっちゃおいしい!いきます。
ごっこの身はプルプルとした食感。
コラーゲンもたっぷり。
骨そう苦にならないでしょ?全部やわくてかみ切れるでしょ?骨全然普通にシャリシャリ食べられますね。
それであとはキャビアの味よ。
キャビアキャビア。
ごっこの身をおいしく完食。
そして更に丼の底には白いキャビアがたっぷり。
おいしいですね〜。
ほんとにな体が温まるし。
卵が好きやっていう気持ちめっちゃ分かります。
おいしい。
地元の人たちが待ち焦がれてやまない北の海の味。
ごちそうさまでした。
ごっこ汁で体があったかくなった松田さん。
バス停に向かっていると…。
(演歌)なにやら聞こえてきたのは演歌のメロディー。
どの車から鳴ってるのか分からないですけど強烈な個性ですね。
(演歌)このバスは一体何でしょうか?
(演歌)こんにちは〜。
はい。
ええ〜ほんまですか!バスの車内は品物がいっぱい。
魚や野菜などの生鮮食品から日用品まで豊富な品ぞろえです。
(話し声)バスが停まって程なく続々とおかあさんたちが登場!左。
ちょっと左。
その上!
(女性)長ねぎ向こうにあります。
はいストップ。
下見て下さい。
あっここだ!ここここ。
あ〜!何本ですか?
(会話と笑い声)松田さん事情の分からぬまま買い物をお手伝い。
元気なおかあさんたちにタジタジです。
アハハッもうそれでおしまいですか?優しい運転手さんと元気いっぱいのおかあさんたち。
賑やかで楽しいひとときに巡り合いました。
(クラクション)港町の上大澗を後にし再び路線バスで海岸線を北へ。
車内で出会ったのは函館市恵山地区に帰るという女性。
町の中心部にある病院からの帰りだそうです。
だってすごい…すごいきれいですよね。
窓の外に雪を頂いて真っ白に輝く山並みが見えてきました。
四季折々に美しい姿を見せる恵山。
海辺で暮らす人たちを見守ってきたふるさとの山です。
すいませんどうもありがとうございました。
渡島半島を更に北に向かいます。
景色はがらりと変わり森の中へ。
恵山の山裾を越えてゆく峠道です。
この路線の終点に到着。
椴法華の町です。
凍てつく海風が吹きつけて地面も凍りついています。
松田さん気をつけて!危ないけどそれどころか…ザ・見てる方が寒いってやつ。
サーフィンの名所として知られるというこの海岸。
それにしてもこんな寒い日に大丈夫なんでしょうか?こんにちは。
こんにちは。
サーフィンやってはるんですか?そうですね。
今気温マイナス3℃ですって。
そうですね寒いですね。
水の方があったかいんですか?水も…2℃か3℃くらい。
うわ〜。
こんにちは。
お邪魔します。
サーフィンをしていた男性に誘われた松田さん。
やって来たのは海辺近くの漁師さんの番屋です。
集まっていたのは地元の漁師さんとおかあさんたち。
海がしけて漁が休みの時こうやってみんなで集まり日々の苦労をねぎらいます。
マスをやるわよ。
あんまり火熱いと…。
うわ〜!ごめんなさ〜い。
ごちそうは自分たちで取ったサクラマス。
銀色に輝いてきれいなものほど脂が乗っておいしいそうです。
たっぷりみそをのせて焼く北海道名物の…このサクラマスを釣り上げるには特別の道具があるんだとか。
これが地元の漁師たち自慢の仕掛けです。
こういう手作りのやつで作ってるんです。
椴法華の漁師たち伝統の「バケ」と呼ばれる仕掛けです。
親から子へ漁師の家で世代を超えて受け継がれてきた手作りの道具です。
それぞれによって違うでしょ?そうですね。
え〜面白そうですね!これを仕掛けの一番下に…。
釣りねぇ結構ハードなんだよ実は。
だってこの重さのね…。
ずっとこうやってるから多分黙ってても暑くなる。
行く時こうなってるけど…。
釣りが大好きな松田さん興味津々です。
明日あたり連れてってやれ。
一緒に。
松田さん翌朝の漁に連れていってもらえる事になりました。
おはようございます。
(川口越崎)おはようございます。
すいません。
お待たせしまして。
(川口)寒いけれども釣れそうだから行こうや。
釣れそうですか!お〜!昨日ありがとうございました。
気を付けてね滑るから。
漁に連れていってくれるのはこちらのお二人。
うわぁ〜!
(川口)ちょうどいいな。
やばすぎる!
(川口)こんな感じだとなんかサクラマスが出そうな気がするね。
ねえ!最高ですねこれ。
港を出て20分。
沖合1kmの太平洋の海が漁場です。
松田さん伝統のバケをお借りしてサクラマス漁をお手伝い。
うわっめっちゃワクワクしますわ。
竿を上下させてバケを動かしマスを誘います。
きました!きました!バケを下ろして僅か10分。
最初の当たりが来ました!うん。
手で巻きます。
うわ〜!やったんでしょ!いやぁ〜!わあうれしい!釣り上げたのは50cmを超えるサクラマス。
銀色に輝いています!あついた!ついた!さすが!椴法華伝統のバケの威力です。
きました〜!うわ〜でかい!お〜!でっかいでっかい!2時間で16匹の大漁でした。
きれいな魚体です。
もう寒いのもはなたれるのも全部報われましたわ。
入れ食い状態だったね。
ねえ!川口さん寒い海から帰るといつも行く場所があるそうです。
松田さんも連れていってもらいました。
寒い時はね温泉だね。
ちょっと待って下さい。
あれですか?そうそうそうそう。
あれですか!到着したのは波が打ち寄せる海岸。
なんと…温泉です。
ただし入浴できる時間は潮の満ち引きによって決まります。
満潮時にはご覧のとおり。
海に水没してしまうのです。
あ〜気持ちいいな。
最高ですね。
冬の雪の降ってる露天風呂もまた風情があって…。
ねえ!いいもんですね。
最高だね。
魚は釣れるわ湯はいい湯やわ。
(川口)のり採ってるのかい。
(女性)ほら。
(松田川口)お〜!気を付けて。
(女性)はいありがとう。
「おめぇたちも早く帰りさぇ」って。
元気な方ですね。
ああ元気だね。
田舎に住んでてね退屈のように見えるけどもこういう一日がいいね。
ねえ!田舎に住んでていいなと思う一日だ。
これはちょっと街ではできない事ですね。
街にいたらこういう景色見る事ないしね。
うん。
打ち寄せる波の音に包まれて雄大な気分を味わえる取って置きのお風呂でした。
渡島半島の海辺をたどるバスの旅。
南茅部でバスを乗り継ぎ更に北へ。
鹿部町へ向かいます。
(車内アナウンス)「次は鹿の湯前」。
港町にさしかかったので降りてみる事に。
なんかすごい規模の大きな港ですね。
大きいっていうんじゃなくて船が所狭しと並んでますね。
スケトウダラ漁の漁船でいっぱいの鹿部港。
港を見下ろす真っ白な頂。
秀峰駒ヶ岳です。
12月から2月にかけてスケトウダラ漁の最盛期。
港は活気に満ちていました。
お邪魔します!こんにちは。
港の漁師さんに勧められて訪ねたのは港に程近い加工場。
スケトウダラの卵を使ったたらこ作りの真っ最中でした。
産卵の時期冬の卵は粒がしっかりとした上質なたらこになります。
鹿部町ではとろろ昆布の材料となるがごめ昆布を用いた昆布明太子も名産として売り出しています。
ふるさとの海の幸を重ねた新しい味です。
夏は昆布冬はスケソウ。
それでみんな一年の生計を立てるんですから必死ですね。
必死にみんな頑張って…。
漁師さんにも感謝。
私たちもそれでおいしいものを作れるっていう事にも感謝。
フフフッ。
僕は正座して食べたいと思います。
ハハハハッ!楽しんで食べて下さい。
アハハ!ふるさとの北の海。
味わい豊かな海の恵みです。
ほんとたくさんの素敵な方々に出会いました。
ふだん僕が都会で暮らしている時にはとても触れられないような地元愛であったり地元で共に暮らしてる人々に対する愛情がほんとに深いなとほんとに強いなと感じました。
そして皆さんで力を合わせて暮らしている姿というのはほんとにあったかくてですねすごくまぶしく映りました。
非常にほっこりしたあったかい旅になりました。
本当にありがとうございました。
厳冬の北海道渡島半島の海辺をたどったバスの旅。
北の海の恵みと生きる人たちの暮らしに出会いました。
2014/03/02(日) 17:30〜18:00
NHK総合1・神戸
のんびりゆったり 路線バスの旅「厳冬の函館 渡島半島をゆく」[字]
旅の舞台は北海道渡島半島。旅人は俳優・松田悟志。函館から漁師町を巡り、旬の地魚料理やマス漁師の伝統の秘密兵器など、厳冬の海の傍らで営まれる暮らしとふれあう旅。
詳細情報
番組内容
旅の舞台は、北海道渡島半島。函館駅から海岸線に沿って北上。この時期にしかとれないアンコウに似た魚をとる漁師と出会い、旬の郷土料理・ごっこ汁をご相伴。伝統の漁具を使うマスの一本釣り漁に同行し、厳冬の漁の苦労と喜びも体感。干潮時にしか現れない波打ち際の秘湯で漁師とゆったり語らう。鹿部町では、特産のタラコとコンブを組み合わせ新たな味を作った人に出会う。寒風吹きすさぶ海の傍らで営まれる暮らしとふれあう旅。
出演者
【旅人】松田悟志
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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