バース・デイ【元小結・高見盛の引退相撲の舞台裏】 2014.02.16

これまで多くの名力士達がファンに惜しまれながら
その瞬間を迎えてきた
そしてまた一人土俵人生に別れを告げる
その断髪式が今月行われた
高見盛といえばこのパフォーマンス
通常入ることの許されない断髪式の舞台裏に
独占密着
彼が最後に伝えたかったこととは…
長い旅だったなってこれは力士が取組のとき「まわし」の下につける…この「さがり」は今から14年前初めて高見盛が大相撲の土俵に上がったときにつけていたものです当時はまだ本名の加藤というしこ名だった22歳の青年はその後波乱の相撲人生を送ることになりました14年間体がボロボロになるまで戦い続けた高見盛彼が力士として土俵に上がる最後の日その一日に密着しました
九月場所を終えたばかりの両国国技館に
1万人を超える相撲ファンが詰めかけた
ファンが待つその男が現れた
この日彼は
14年間結い続けてきた髷を切り落とす
これが最後の大銀杏だ
高見盛
近年彼ほどファンに愛された力士がいただろうか?
ユーモアあふれるキャラクターで
特に子供達に絶大な人気を誇った
だがその相撲人生は…
思うように動けない自分に怒りをあらわにすることもあった
それでも14年間戦い続けた
高見盛でいれるっていうのは相撲現役のうちだけですから
そしてついにこの日を迎えた
自らの土俵人生を高見盛はこんな言葉で表現した
その旅のゴール断髪式の舞台裏に
特別にカメラが入ることが許された
高見盛
実家は青森のリンゴ農園
幼い頃から畑仕事を手伝い
食欲も旺盛だった高見盛は
小学生ですでに大人顔負けの大きな体格に成長した
ところが当時の担任の先生によると
こんな大きな体で…
これが
そして眠っていた素質が見る見るうちに開花
そして大学を卒業すると
当時親方だった高見山にスカウトされ
そんな親方の期待に応え
その半年後には
そして入門から4年
その祝勝会には
愛弟子の活躍に目を細める親方の姿があった
この頃注目され始めたのがあの独特のパフォーマンス
(歓声)
自らを奮い立たせるユーモラスなこのしぐさが大ブレーク
CMにも起用され
高見盛は一気にお茶の間の人気者になった
特に大好きな子供達に愛されたことが
嬉しかった
相撲人生最高の一番を迎える
相手は
この取組まで高見盛は朝青龍に一度も勝っていなかった
そして
(実況)左から張って立った朝青龍右のかいなを返しました高見盛左上手を引いているかいなを返した高見盛寄った寄った寄り切り!高見盛金星!
(歓声)
まさに大金星
会場に数えきれないほどの座布団が飛び交った
だが31歳を過ぎた頃から
相次ぐケガにみまわれた
思うような相撲が取れず番付も…
いらだちを隠せなかった
そして今年の初場所
負け越しが決まった高見盛は
ついに幕下に陥落
力尽き…
高見盛は久しぶりに故郷に帰った
現役に別れを告げる断髪式の前に
ある場所にどうしても行っておきたかった
そこは27年前初めて相撲と出会った小学校
力士になってからはなかなか来られなかったという
(スタッフ)どのぐらいぶりですか?
地元のヒーローの突然の訪問に子供達も大興奮
校庭には当時の土俵がそのまま残っていた
この土俵が高見盛の原点
いじめられっ子だった彼が自信を取り戻し
相撲という人生最大の宝物を手にした
大切な場所
断髪式の前にこの土俵に上りたかった
ここは高見盛の実家
ただいま
出迎えてくれた父は今年70歳になった
ちょっと中入って取ってくるものあるからそういうことだろうって…どうもご苦労様ですありがとうございます
お邪魔するとそこには高見盛の歴史が飾られていた
その中の一つに父が今も自慢するポスターがある
取組よくご覧になってたんですか
そんな息子の姿をもう土俵では見られない
どんな14年間でした?息子さん…ごめんなさい
涙が止まらなかった
まあよろしくありがとうどうもありがとうございましたどんな断髪式にしたいですか?
14年分の思いを込めた引退相撲に
1万人が沸いた
そしていよいよ髷にハサミが
涙に濡れる高見盛
現役力士最後の儀式断髪式のために
高見盛が両国国技館にやって来た
関取の証し大銀杏を結う
これが最後の大銀杏だ
いよいよホントに最後の大銀杏ですね
国技館には高見盛の最後の勇姿を見ようと
1万人を超すファンが詰めかけた
どこからいらしたんですか?
青森から両親も駆けつけた
高見盛がまわしを締め始めた
まわしを締めるのもこれが最後だ
よしッ
実は断髪式の前にこんなイベントがあった
子供達との取組
自分が相撲に夢を見たように
子供達にも夢を持ってほしい
高見盛のアイデアで行われたものだ
高校生との対戦では
「待った」がかかりました一旦高見盛関塩を入れたらいかがでしょう?
(歓声)高見盛最後の気合い注入!
まわし姿の最後の花道は
拍手に包まれた
いよいよ断髪式を残すだけになった
紋付き袴に着替えた高見盛
大銀杏との別れの時が迫る
準備ができると鏡の前に立ち
じっと自分の姿に見入った
この姿を目に焼き付けておきたかった
午後1時高見盛が断髪式に向かった
そして青森から来てくれた70歳の父元昭さんが
土俵に上がる
ご苦労さんありがとうございます
(拍手)
その瞬間母の目に涙があふれる
かつての兄弟子現在の東関親方が
14年の労をねぎらいながらハサミを入れた
(観客)高見盛〜!一緒に東関部屋をつくってきた師匠の東関親方にハサミを入れていただきました
そして最後に登場したのはあの男だった
高見盛の恩師高見山
先代の東関親方
(拍手と歓声)
このとき高見盛は先代の親方に
こんなことをつぶやいていた
(観客)高見盛〜!
断髪式は終わった
高見盛は見守ってくれたファンに思いを伝えた
皆さん14年間高見盛を応援してくれてどうもありがとうございますそして本日高見盛引退大相撲断髪式に来てくれて本当にありがとうございました!
(拍手と歓声)
(観客A)ありがとう!
(B)ご苦労さま〜!
通算
14年の土俵人生は
こうして終わった
引っ込み思案で気弱な青森のいじめられっ子が
相撲と出会い大輪の花を咲かせた
高見盛改め振分親方になった男の
これからに期待したい
2014/02/16(日) 15:24〜16:00
MBS毎日放送
バース・デイ[字]【元小結・高見盛の引退相撲の舞台裏】

独占密着!元小結・高見盛の引退相撲の舞台裏。父の前で号泣…、涙の真実。気合注入パフォーマンスも見納め…断髪式で去来した思いとは?最後は絶叫…ファンに伝えたい思い

詳細情報
番組内容
番組の最後に、必ず物語の主人公達は、何らかの結果と向き合う。それは、勝利とはかぎらない、敗北、希望、挫折… しかし、その瞬間、彼らは新しい自分を発見するはずだ。
出演者
【語り】
東山紀之

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
スポーツ – 相撲・格闘技
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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