ダイヤのA「公式戦デビュー」 2014.03.16

《栄純:そうか…これは3年生たちにとって最後の大会。
負けたらその時点で引退しなきゃならないんだ》
(片岡)次の回いくぞ沢村。
え?準備はできてるんだろ?は…はいっ!4回表終わって15点差。
青道早くも投手を代えてきたな。
1年生のサウスポーか…。
このぶんだとエース丹波の登板はなさそうだな。
(南平)蓮沼さっきの奴より球は遅い。
狙っていけ!
(蓮沼)ああ。
これが俺たちの最後の試合なんだよな。
蓮沼…。
(蓮沼)強豪相手とはいえ1人のランナーも出せずに…。
(結城)落ち着いていけ。
(伊佐敷)2点は許す!それ以上は殺す!
(倉持)笑いはいらねえからな。
ひゃは!
(増子)まず1つな。
沢村ちゃん!はい!ガンガン打たせていくんでよろしくお願いします!降谷!てめえも声かけろ!《御幸:ここで沢村を登板させるとは…。
やっぱりさすがだな》
(太田)大丈夫かな…。
(千葉)蓮沼!
(千葉)積極的に打っていけ!自分のスイングをすることだけを考えろ!お前の3年間すべてぶつけてやれ!いけ!蓮沼!監督…。
打て!蓮沼!お前なら絶対に打てる!やれるんだ!《これが1つでも上へいくことを考えてきた俺たちと本気で甲子園を目指し練習してきた連中との差…》打て!《つけいる隙などみじんもない。
相手を甘く見ていたのは俺のほうだった…》打て!蓮沼!そうだ!初球からいけ!負けんな!勝負していけ!せめて1点もぎ取ってやろうぜ!俺たちの意地見せてやれ!蓮沼!打て!
(声援)いけ!打て!打て!
(声援)《すすごい声援…。
どこのチームも同じ…。
これが最後の大会にかける3年生の思い!》監督…みんな…!こい!おら〜っ!プレイ!《のまれるなよ沢村。
これが夏の本戦だぜ》うっ…!ああっ…!いってぇ…でもラッキー!おっしゃ!初めてのランナー出た!たいしたことねえぞあのピッチャー!緊張してガチガチじゃねえか!すみませんタイム。
てめえいきなりテンパってんじゃねえ!こらこらもっと見えないとこで。
(亮介)もう一発いく?マウンドから降ろされてえのか?降りねえっす!このピンチ救えるのは自分しかいないっすから!《結城:ピンチ?》《御幸:お前が言うな!》《なんだ…こいついつもどおりか》川上!川上を呼ばないと!ねぇ監督!球もきてるし別に心配しちゃいねえよ。
だけど力が入りすぎだな。
ゴチャゴチャ余計なこと考えねえで俺のミットだけ見てればいいんだよ。
打たせてとるのがお前のピッチングだろ?ガンガン打たすんでみんなよろしく!
(御幸)だから力を抜けって。
(亮介)タメ口禁止。
(倉持)お前帰ったらスパーリングな!《金丸:恥…!》がはははは!つけいる隙あった!この機会逃してなるものか!お元気出てきたじゃん千葉監督。
ムダな動きが多いけどな。
ってバントかよ!これだけ点差あんだから打ってけよな!《なんとでも言え!チャンスを広げて1点をとりにいく》《これが俺たちの3年間やってきた野球なんだ》《ぜってぇ1点とってやる!》《点差は十分ある。
この状況で監督がお前をこのマウンドに送った意味。
死に物狂いで点をとりにくる相手にお前はどんなピッチングができるか。
監督は本気で戦いながら投手陣を育てていくつもりなんだ》《勝つか負けるかそういう勝負の場で俺たちは戦ってるんだ!マウンドを任された以上気持で負けてたまるか!》《あれ!?なんかこいつのフォーム腕が遅れ…》《速っ!?》沢村ボールセカン!《一試合でも長くこの先輩たちと戦いたい…》ひゃは!《この人たちと一緒に俺も強くなりたいんだ!》うお〜っ!1年坊主がほえた!フィールディングうまいぞあいつ。
おしおしおしお〜し!つうかいつまで叫んでんだ?誰か止めてやれよ…。
(クリス)ランナーへの牽制もできてたし大丈夫落ち着いてますよ沢村は。
そそうか?ツーアウト!気持で向かっていってこそあいつですから…。
〜ははっ初球打ち。
思い切りがいいというかなんというか…。
(太田)堂々とプレイしますね今年の1年は…。
よし俺も続くぞ!てめえは代打出されたろ出番はもう終わりなんだよ!えっ!?沢村ちゃん戻ろう。
(降谷)次僕の打順だから邪魔しないでくれる?て…てめえ!三振のくせしてえらそうに!監督さんあいつの代打にぜひ!必ずや私ご期待にこたえてみせやす!
(片岡)いいから黙れ。
〜強ぇ市大三高!選抜ベスト8の実力はだてじゃねえ!真中!ナイスボール真中!《礼:恐ろしくボールがキレてるわね。
低めのスライダーにもバッターがことごとく手を出してるわ》市大三高が青道とあたるのは準決勝だよな。
どっちが勝つと思う?やっぱ本命は市大三高だろ。
けど青道打線も侮れねえぞ。
秋は市大三高。
春は乱打戦を制した青道…。
1勝1敗で迎える最終戦ってとこだな。
あぁ試合が待ちきれねえ!どっちが勝つんだ?
(田原)真中ボーイパーフェクト!
(真中)あざっす!《選抜の疲れがたまった真中ボーイを春の大会で先発させたのは監督であるミーのミステイク。
だが真中ボーイはあのときの悔しさをバネに更に大きくフライハイ。
春の借りは返させてもらいますよ青道ハイスクール》ストライクバッターアウト!ゲームセット!
(貴子)3人できっちり締めたわ!
(春乃)やった〜。
(唯)川上君ナイスピッチ!《あれ?5回なのにもう終わり?》あ…。
〜ちゃんと整列して。
礼!
(みんな)したぁ!頑張れよお前ら!絶対甲子園行けよ!ここまで思いっきりやられたら悔いはねえ!おい1年坊主お前らもな。
え?頑張れよ。
〜《負けたチームが勝ったチームにエールを…。
そ…そうだよな。
この人たちだってうちと同じように甲子園を目指して戦ってきたんだ》はい死ぬ気で頑張ります!え?皆さんの分まで頑張りますので応援よろしくお願いします!3年間お疲れさんでした!したぁ〜!!大事な初戦だったとはいえお前ら2人とも力が入りすぎだ。
沢村ゲッツーまではよかったがそのあとの2つのフォアボールはいらなかったな。
降谷勝ちを焦れば相手はもっと研究してくる。
今回のようなピッチングじゃ通用しないぞ。
お前らコントロールって言葉知ってる?
(宮内)ブルペンで騒ぐなうるさい!打者がカブレラだったらどうする?《抑えたのに…》
(礼)打線も春よりパワーアップしてましたしエース真中君も完璧な仕上がりでしたね。
恐らく市大との試合投手陣の出来が勝敗を左右することになりそうですね。
あと2試合ある。
まず次の試合に勝ってからだ。
いや〜はっはっは。
初戦圧勝でしたね。
おめでとうございます校長!試合は見てませんが。
この調子でサクッと甲子園行きを決めてもらいたいものですけどね〜。
(2人)ひぃ!ひ…昼間試合だったのにもう練習ですか?今日くらい休ませても。
これは選手が望んだ自主練です。
えっ?今はまだ長き道のりの第一歩を踏み出したばかり。
これくらいで浮かれる選手はうちにはいませんよ。
ほらあの子じゃない?〜な…なんかマウンドと全然違うね。
でもほんとすごかったんだよ。
絶対この先注目されるよ。
じゃあ個人的に応援しちゃおっかな。
あっずるい私が先に目をつけたんだからね。
あっねぇねぇあの子背番号が19番の子だ。
かわいい女の子みたい。
(いびき)
(春乃)さ…沢村君また変な音出てるよ。
(金丸)目開いてるしなぜか笑顔だし。
(春乃)あっ音変わった。
(いびき)お前ら明日試合なんだろ?応援行くからな。
哲ホームラン打てよ。
(お腹の鳴る音)増子腹鳴ってんぞ。
吠えろ伊佐敷。
青道のスピ…。
ごめん。
頑張れ野球部!哲さん!今年こそ甲子園行けよ!!またケンカ…。
けどいつも2人でいるよね。
友達いないんだよ。
感覚を確かめながら丁寧にな。
肩があったまったら御幸を座らせて投げろ。
はい。
《あのケガから1か月。
ようやくブルペンに入れるようになったか。
丹波さんは中学時代ずっと…。
市大三高のエース真中さんの控え投手だったんだよな。
市大の試合までに仕上げようと言ったのは丹波さんの気持を切らせないためか?》丹波さんもう一丁。
〜ナイスボール。
だんだんいい球きてますよ。
《やっぱりケガする前の状態にはほど遠いな。
けど別々の高校に進みようやく掴んだエースナンバー。
この夏にかける丹波さんの気持は痛いほどボールから伝わってくる。
準々決勝まであと2試合。
絶対落とすわけにはいかねえぞ》《あつ…なんかムシムシする…》どうっすか進化した俺のストレート。
ボールが高い何度も言わせるな。
ぐあっ。
ボールの握り方クリス君が教えたの?はいストレートの基本となる4シームだけなんですが…。
(クリス)ボールの4か所の縫い目に指をかけるストレートの基本的な握り方。
これだ!今まで沢村はボールの握り方などまったく考えずに投げてましたからね。
4シーム?外国人のラッパーですか?
(春市)えっ!?
(クリス)柔軟な関節にしなやかな指先毎回違う握り方だからこそ生まれる不規則なムービング。
自分が沢村の球を受けた黒土館との試合…。
おそらく財前を空振りにしとめたのは偶然投げた4シームでしょう。
(クリス)沢村にとったらストレート。
つまり4シームもムービングの一種。
将来的には自分の意思でボールを動かせる投手になってくれれば…と。
おいしょ〜!うおっ!?ごめん…今はその姿まったく想像できないわ。
長い目で見てやってください。
はぁはぁ…ランニング終わりましたクリス先輩。
(クリス)じゃあすぐに肩をつくってブルペンに来い。
これで余計な力が入らずに投げられるだろう。
《なるほどそのためのランニングか》なんなら試合前も走っとくか?1年生の降谷君には厳しい要求かもしれないけどこの夏を勝ち上がるにはあなたの力が必要なの。
丹波君が戻ってくるまでの間あなたがうちのエースなんだから。
頑張って。
〜てめえ飛ばしすぎだって言ってんだろうが!こいつマジで言うこと聞かねえ。
ぶっ倒れんぞこら。
《倒れませんエースだから》《あいつ…エースと言われてますます勢いづきやがった》ああ降谷青道の1年生ピッチャー。
こいつはマジですげえぞ!ふん…くだらん投手だ。
ペース配分もなく力まかせ。
自分が憧れたこの国の野球はもっと緻密で高度なスポーツだったはずだ。
2014/03/16(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「公式戦デビュー」[字]

夏の甲子園予選初戦、青道と米門西高校との試合も佳境へ!降谷の後を継いで、遂に栄純がマウンドに上がる!公式戦デビューに胸高鳴る栄純のピッチングははたして…!?

詳細情報
あらすじ
米門西高との試合。降谷のあとにマウンドを任された沢村は、気持ちを込めて投げ切った——。初戦が終わり、各選手は己の弱点に磨きをかけていく。エース丹波は投球練習。降谷は、東京の夏に戸惑いながらランニング。そして沢村はクリスにボールの握り方を教えられていた。ストレートの基本となる4シーム。それは沢村にとってみれば、ムービングの一種であり今後の大きな武器となるはずのものだった。
声の出演
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島