サキどり↑「なが〜く愛して!ロングライフ食品」 2014.03.02

突然ですが町で聞いてみました。
ブッブー!残念!正解は「おいしさ」が「長もち」。
つまり賞味期限がなが〜い食べ物の事。
お総菜は未開封の状態で30日。
同じくフレッシュな牛乳は60日。
そして豆腐は驚きの300日!しかも保存料はもちろん余計な添加物は使っていません。
食べ物の命を劇的に延ばす日本が誇る驚きの最新技術。
今日は目くるめくロングライフの世界へご案内!
(2人)おはようございます。
今日のテーマは「ロングライフ食品」。
賞味期限が劇的に延びた食品や調味料で保存料を使っていないという代物なんです。
日本はこのロングライフ化の技術で世界トップクラスを誇ります。
そんなすごいところにきてる。
はい。
ちなみに食品保存技術の市場規模は今全世界で10兆円以上。
今後世界の人口が増え食料の需要が高まる事から食べ物を入れる容器や包装無菌化する工場設備などますます重要な技術になると注目されています。
なるほど。
日本経済を好調にして更にそれをロングライフ化!では一体どんな技術なのか最先端の現場にお邪魔しました。
(店長)そうですね。
こちらのマヨネーズは賞味期限が…コンビーフもロングライフ化。
賞味期限はなんと…他にもお餅や豆腐お総菜などなじみのある食品たちがどんどんロングライフになっているではありませんか!でもどうやっておいしさを長もちさせているんでしょう?それには食べ物を傷める3つの敵が深く関わっているんです。
その敵とは「温度」「光」「酸素」の3つ。
温度や光は食べ物の成分を壊してしまい酸素は油と反応して劣化を引き起こします。
この敵をやっつければおいしさを長もちさせる事ができます。
温度と光は冷蔵庫で…でもやっかいなのが酸素。
実は未開封のプラスチック容器でもするりと通り抜けてしまうんです。
酸素の侵入をいかに防ぐか。
食品業界の長年の悩みを解決する最新の技術が開発されました。
それが右側のこの容器。
見た目は普通のプラスチック容器と同じ。
そこで酸素に触れると色が変わる特殊な液体を入れて密封。
すると左側の容器はどんどん青くなっていくのに新技術を使った容器は全く変化しません。
どういう事なのか食品メーカーの研究員に聞いてみると…。
つまりプラスチックの間に酸素をブロックする層と吸収する層の2つを挟んでいるんです。
こうする事で酸素が表面のプラスチックを通過しても中の食べ物に触れる事はないというわけなんです。
この技術のおかげでマヨネーズの賞味期限は…こうしたパッケージ技術の進歩でいろんな食品がロングライフに!ところが問題が…。
お総菜などの食品は調理の過程で空気中の細菌がどうしてもついてしまうんです。
この細菌を克服しロングライフに成功しているメーカーがあると聞いてやって来たのは静岡。
すみません。
はい。
早速案内してもらう事に…。
そう。
山崎さんの工場の秘密は徹底的な衛生管理。
空気中のちりの数は少ない所で通常の1万分の1。
半導体工場と同じクリーンレベルなんだそうです。
更に製造工程でも菌をつけない驚きの作業が!3時間に1度機械を止めネジの一本まで外してバラバラに分解。
30分かけて丸洗いし機械についている細菌を残さず除菌します。
更に更にこの工場最大の秘密は調理をしたあとにありました。
どんなにクリーンレベルを上げても空気中の菌を全て取り除く事はできません。
そこで最後の手段となるのが…問題はその温度設定。
温度が高すぎるとお総菜ならではの風味やシャキシャキ感が壊れてしまいます。
そこで山崎さんの工場では確実に殺菌しながらもお総菜らしさを残すギリッギリの温度を追求。
その温度とは…?残念!これは教えられないところでした。
こうした技術で作られた山崎さんのロングライフ総菜は去年一年で1億4千万食売れ売り上げは…ギリッギリの温度管理と徹底した衛生管理を実践する山崎さん。
そんなロングライフ総菜の原点は意外なところにありました。
山崎さんは創業以来スーパーなどのパック総菜を作っていました。
でもお総菜の賞味期限はせいぜい2〜3日。
毎日昼夜関係なく工場を稼働させる過酷な労働環境。
次第に従業員を募集しても集まらなくなりました。
危機感を感じた山崎さん。
食べ物を長もちさせるには保存料を使えば簡単。
しかし山崎さんはあえて保存料を使わない道を選びました。
そこでまず取りかかったのは材料の見直し。
じゃがいもは北海道の畑から取れたてのものを。
足の早いキャベツも冷凍する事なく鮮度を大切にしました。
味付けも見直し。
化学調味料を使わず地元で水揚げされた魚を使ってだしをとるようにしました。
更に社員と何度も試食を重ねて納得のいく味を追求。
徹底的な除菌と低温殺菌を取り入れ賞味期限30日のお総菜が完成。
食に携わる者のプライドがロングライフを実現させたのでした。
かつては夜通しの仕事が続き家に帰れない事もあったという従業員たち。
今では一日2交代になり過酷な労働環境は改善されました。
これまで関東への出荷が精いっぱいだったお総菜。
今全国各地の食卓に出来たてのおいしさを届けています。
いやぁすごい事になってますね。
食品の命を延ばしながら食感とおいしさはそのままに。
いやもしかしてよりおいしく。
すごいですねロングライフ。
情熱が込められていました。
詰まってます。
さあスタジオにはロングライフ食品一部なんですが集めてみました。
いやぁ気付かないうちに「これもロングライフなの!?」っていうイメージもするんですけれども春香さんなじみのものあります?大体ふだん私なんかも毎日のようにコンビニで買って食べてるんですけどこれが全部ロングライフなんだなってびっくりですね。
長いといえばやっぱり保存料使ってるってそういうイメージが今まであったんですけどパッケージを工夫したりあれだけ徹底して衛生管理を保つ事によって可能になるんですね。
日本の技術力すごいところにきてますよね。
そしてロングライフ食品にお詳しい増田さんよろしくお願いします。
驚くべき技術のこの進歩なんですけれどもどういう背景があるんですか?ライフスタイルの変化があると思うんですけども最近女性が社会に進出しまして共働きも増えておりますしなかなか家で料理を作れない。
あとたくさん作れないって事がありましてこういう保存食品があれば……というところで増えてきてると思います。
こういうロングライフの食品があれば買い置きしておけば食べられるという事で増えてきてると思います。
しかもまた1人暮らしだと大量に買うと…。
日もちしないと「うわぁこれ買えない…」とかでいろいろなって悩んじゃうんですけれどもこれだけもつ。
すごい日常を手助けしてくれますよね。
しかも安心っていう。
もう一品って時にね特にこれ…。
ぴったりですよね。
それと当然これは東日本大震災起こってしまった事これも一つ皆さんの注目を集めるポイントになってるんでしょうね。
…っていうような機運が生まれまして家庭でも備蓄の食品を持とうと。
ですから災害用のバッグに入れるのもよしふだんから買っておいて食器棚の中に取り出しやすいように置いておくって事もすれば…そうですね。
ただいい事ずくめに聞こえるそれも見えるそれも香ってくるロングライフ食品なんですがこれ課題あるわけですよね何か。
もちろんございましてここに見ても分かるように基本的には加熱調理した食品がまあ殺菌するものですからメインでございまして…ポテトサラダですとポテトと普通はキュウリが入りますけどキュウリみたいな…。
それ見て頂くと…。
緑が見えないですね確かに。
(増田)水けの多いものですとかそういう野菜系のものは一緒にしてしまうと水が一緒になってしまうので非常に難しいって事がありましてこういう青物がないようなものになってしまってる事はございます。
一定の限界はあるという事ですね。
そうですね。
さて身近な食べ物が次々とロングライフになっていますがロングライフ食品の元祖といえば缶詰やフリーズドライといった保存食。
こちらも進化しているんです。
皆さん前の方へどうぞ。
さあこうした保存食最近の特徴は…こちら1缶1万円の高級缶詰。
(笑い声)声そろってますけれども。
(春香)お刺身もできるんですか?これがそうですか?そう。
帆立ての刺身。
そしてフワフワの食感がたまらないカンパンならぬ…これもなるんですか?そうなんです。
それフリーズドライのきんぴらごぼうなんですが是非ちょっと開けてみて下さい。
あっ軽い。
中は…あっフリーズドライになってますね。
いい香りがしますよ。
あっトレイの中に。
これさすがにこのまんまは食べられないですよね?そのままでは食べられないのでじゃあ私調理しますので。
(春香)そのまま皿にのせちゃっていいんですか?はい。
熱湯を50mlジョワジョワ…。
(春香)作りたての…。
どんどんいいおだしの香りもしてきました。
すごい。
さあきんぴらごぼう完成です。
見た目ほんとに普通のきんぴらごぼうですよ。
いただきます。
うん!おいしい!シャキシャキ感は?シャキシャキ感もあります。
食感もしっかり。
何よりおだしがしっかりしみこんでて本格的ですよこれ。
ではよろしいですか?すごいクオリティー。
さあちょっと…。
いただきます。
う〜ん!いけますね。
変わらないですよねふだん食べてるものと。
このしみこみ具合が…う〜ん!よかった。
さあこのようにいろんな食材がロングライフ化する一方で……と言われていたものがあります。
カビラさん何だか分かりますか?だってお刺身までフリーズドライでこうやって頂けるんでしょ?何ですか?それは…しかも炊きたての白い御飯を長期保存できる技術見つけちゃいました。
「サキどり」が向かったのは米どころ…
(取材者)すみません。
(取材者)そういうものはありますか?炊きたての御飯が3年半もつ…?出てきたのは一見普通のパック御飯。
袋の中に入れて付属の水を注入。
すると湯気が…。
待つ事20分。
いよいよ試食です。
熱っ!…とまあディレクターのコメントがいまいちなので会社にお願いして特別に分析してもらいました。
まずは色を比較。
目立った違いはありません。
続いてお米の品質を分析してもらうと結果はこのとおり。
ねばりやかたさに僅かな差はあるものの3年半たってもほとんど違いは見つかりませんでした。
この白い御飯。
実はある出来事がきっかけで生まれたものなんです。
それは10年前の…10万人以上が避難所暮らしを余儀なくされました。
食事の多くは缶詰やレトルト食品など味の濃いものがほとんど。
保存食の御飯を開発したこちらの会社も被災。
別府茂さんも避難所暮らしをする中で改めて食べ物の大切さを思い知らされました。
震災後の調査でも非常食で食べたいものは白い御飯という回答が全ての世代で圧倒的多数を占めました。
白い御飯の重要性を感じた別府さん。
一人の技術者を頼りました。
これまで多くの缶詰の開発を手がけ世に送り出してきた保存食のスペシャリスト。
目指したのは3年以上保存できる炊きたての御飯。
前代未聞の保存食開発なのにあっさり引き受けちゃいました。
白い御飯の開発は困難を極めました。
作ってから1年後蓋を開けてみるとお米からは嫌なにおいが…。
ふだんなら気にならない容器自体のかすかなにおいが白い御飯に移っていたのでした。
「このままでは終われない」。
中條さんの技術者魂に火が付きました。
すぐさま容器を徹底検証。
材質を変えにおい問題を解決。
…と思ったら新たな問題が。
なんとトレーの一部がさびていたのです。
原因はここ。
蓋とトレーの接着面から僅かに酸素が侵入していたのでした。
それならと缶詰のようにトレーと蓋を強力に接着すると蓋が開かなくなりました。
逆に子供でも開けられるようにすると簡単に酸素が入って長もちしません。
積み上げられる失敗作の山。
それでも接着の温度や時間を変えながらコツコツと試作を続ける中條さん。
作った容器は3,000個。
使ったお米は600キロ。
くじけそうになった時自分を奮い立たせたのは技術者としての意地でした。
お米を見るのもつらくなったある日。
ついに理想の条件を発見した中條さん。
気が付けば5年の月日が流れていました。
新潟の被災地で生まれた白い御飯。
そのおいしさと温かさが今全国に広がっています。
スタジオには新潟の会社が開発した3年半保存できる炊きたての白い御飯ご用意しました。
早速皆さん召し上がってみて下さい。
いただきます。
う〜ん!おいしい。
しっかり食感も。
ちょうどいいねばりけもあって。
ほんと炊きたて感満載な感じですけどいただきますね。
うん?あの容器の中から出たまんまをここによそって頂いて…。
そうです。
びっくり。
(春香)ほんとに?いやぁ分かりませんよ全然。
これがいわゆる3年半保存できる。
これもう3年以上たった御飯だと思うんですけどこのまんまおいしいですね。
ちなみにこの白い御飯…いざという時にねこういうのがあるって思うと安心というか。
食のストレスから一瞬だけでもこれ解放してくれる…でも増田さん炊きたての白い御飯そんなに保存が難しいんですか?はい。
今のパック米飯というのはそれを普通は120℃ぐらいで殺菌するんですがそうしてしまうとお米というのは茶色くなってベタベタになってもうとても白い御飯とは言えなくなってしまうんですがそれを日本独自の「無菌パック製法」というのが開発されまして大体6か月から10か月ぐらいの賞味期間なんですけどもこれはその上の3年半ですから3年半もこの白さとにおいも味もつかずっていうのを残すのは大変難しい技術だと思いますね。
炊きたての味をいつでもという。
不可能はないんじゃないかっていう。
更にこういう技術が輸出されかの地で有効活用されたり…
(増田)はい。
そうですね。
世界では今…それをこういう保存技術日本が得意とするものを輸出する事によって少しでも減らせて食料問題を解決できていければいいかなと思ってます。
革命的ですよね。
ここまできたら何でも可能じゃないですか?もう何なら本当にこれ理想ですけれどもこれだけ白い御飯ができるわけですから…もうそのまんまパックで開けて出来ましたみたいな。
このぐらいのサイズでツルツルって開けると…。
御膳が出てきて。
どうなんでしょうそういう可能性は?先ほど言いましたようにあまり加熱しないものですよね。
例えばお漬物ですとか刺身生野菜は駄目ですけども変な話ですけども煮物関係で例えば御飯とかって場合にはコストを度外視すればそういう事は…これはちょっとね…そうですね。
(春香)確かに。
そのまんま食べてもらえるわけですもんね。
おいしいしそれに何という保存の技術だっていうアピールもできるわけですよね。
一石二鳥。
今度は日本に来て是非食べてもらいたい。
うん。
いろんなおいしい体験を世界に広めるロングライフ期待してます。
冷めてもどうなのかという事を今。
じゃあ収録も終わりましたので続き食べて下さい。
いただきま〜す。
うんおいしい!こばちえさん保存技術の進化ここまできている。
更にでもその裏にはあの日本食に象徴される味食感のこだわりですよね。
すばらしいです。
コツコツと技術を積み重ねてこられたんですね。
こばちえさんここでひとつお願いします。
ロングライフ食品…エンディングナンバーはDanFogelberg「Longer」。

(「Longer」)…と言いつつこんなとこまで。
出張して。
うわぁコンビーフ!きんぴらと合わせて。
すみませんねなんか僕だけ。
どうぞ召し上がってて下さい。
2014/03/02(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「なが〜く愛して!ロングライフ食品」[字]

牛乳60日、豆腐300日!保存料なしで長持ちする「ロングライフ食品」★世界に誇るニッポンの食品保存技術!★炊きたてのおいしさを3年半キープ!驚きの白いご飯

詳細情報
番組内容
牛乳60日間、パン60日間、豆腐はなんと300日間も長持ちするという「ロングライフ食品」。よからぬ保存料など使っているのかと思いきや、余計な添加物は一切なし。ジュースや牛乳、お総菜などの賞味期限を劇的にロングライフにしちゃう、その最新技術とは! さらに非常食も進化。なんと3年半前に炊いた「白ご飯」など、これまでの常識を覆す“非常識な非常食”が登場。驚きの技術と感動の開発物語を紹介!
出演者
【ゲスト】春香クリスティーン,食品開発コンサルタント…増田敏郎,【司会】ジョン・カビラ,小林千恵

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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