ユグドラシルの秘密を暴くべくヘルヘイムの森のクラックから突入を試みる鎧武とバロン
飛び込んだ戒斗の前に現れたのはベルト開発者の戦極凌馬
紘汰の前では変身を解いた呉島貴虎が真実を教えるというのだが…
一体どこに行くつもりだ?黙ってついてこい。
もちろん引き返すのも自由だが。
俺いなくなった友達を捜してるんだ。
角居裕也って奴で…一度この森に入り込んだのは間違いない。
何か知ってるなら教えてくれよ!彼は…。
こんな時に…。
変身!変身。
(電子音声)「オレンジ」
(電子音声)「メロンエナジー」
(電子音声)「ロックオン」アァーッ!ハーッハッ!あぁっ…。
戦極凌馬…。
覚えててくれて光栄だ。
ようこそ駆紋戒斗君。
ほう歓迎されてるなんて…意外だな。
(シド)今日は我々の秘密を暴きに来たらしいぜ。
なあ?
(凌馬)なるほど。
しかし君は正義ではなく弱さを裁くのが目的だそうだね。
ならば…我々は敵同士ではないな。
なんだと?フッ!ハーッ!ハーッ!ハーッセヤッ!おりゃあ!
(電子音声)「ロックオン」
(電子音声)「ロックオン」
(電子音声)「イチジュウヒャクセンマン」
(爆発音)次から次へとインベスか…。
なんなんだ?この森は。
あんたたちはこんなところで何をしているんだ?ここは地球とは別の惑星なのか時間軸の異なる平行世界なのか正確なところは我々にもわからない。
それを解明するために結成されたのが我々ユグドラシルだ。
あまりにも組織が巨大になりすぎて今では多国籍企業という体裁を装っているがね。
実体はあくまで研究機関なんだよ。
そんな連中がなぜこの街を支配してる?長い歳月をかけて我々はヘルヘイムの謎を追ってきた。
そしてヘルヘイムに繋がるクラックの出現頻度が統計上最も多かったのが…ここ日本の沢芽市だ。
(凌馬)例えばこのクラックも10年前にこの沢芽市で発見された貴重なサンプルでね。
その木はまさか…!鎮守の森の!?
(凌馬)これは元々地球の植物ではない。
遠い昔にクラックから入り込んだヘルヘイムの種がなぜか繁殖せずに単体で樹齢を重ねたものだ。
地元では信仰の対象になっていたようだが。
貴様らはこの木を目当てに…神社を潰したのか。
こいつを利用して我々は人工クラックの形成に成功した。
ヘルヘイムの研究は飛躍的に進んだ。
そうやって貴様らが踏みにじってきたものを…考えた事はあんのか?立ち話もなんだ。
場所を変えようじゃないか。
(ため息)
(ドアの閉まる音)プロフェッサー凌馬はどういうつもりなのかしら?さあね。
あの人の思いつく事なんか俺たちに理解出来るわけがない。
お父さーん。
戒斗!
(凌馬)我々が憎いかね?憎しみは…晴らさなければ意味がない。
フフ…そうだね。
でも今ここで私1人に怒りをぶつけてもユグドラシルという組織への復讐は遂げられない。
君のそういう判断とてもいいね!貴様に俺の何がわかる!?その言葉…そっくり返そう。
我々を憎むよりも先に君にはまずユグドラシルの真意を理解してもらいたい。
この森を調べるためだけにあんたたちは街を丸ごと乗っ取ったのか!?なんでだ?
(貴虎)それが人類の命運を決めるからだ。
見ろ。
あ?あっ…!
(貴虎)かつてはこの世界にも人間がいて街をつくり文明を築いていた。
ここに…ここに住んでいた人たちはどこへ?お前も見ただろう?この世界の果実を食べた人間がどうなったか…。
うあぁ…!
(貴虎)我々がインベスと呼んでいる怪生物あれはかつてこの世界に住んでいた動物たちの成れの果てだ。
その中にはこの街をつくった文明人も含まれる。
あの世界の生態系は段階を追った進化をしていない。
ある時期を境に以前とは異なる動植物によって根こそぎ塗り替えられている。
森はある日突然に現れ世界を覆い尽くした。
(貴虎)今の沢芽市と同じような出来事が恐らくはこの世界でも起こったのだろう。
突如開いたクラックから流れ込む異世界の種。
圧倒的な繁殖力に加えてこの植物は土壌を汚染し他の草木を全て枯らしてしまう。
「外来種」という言葉を知っているか?ああ。
本来なかった地域に異なる環境から持ち込まれた生物。
土着の生物を全て駆逐して自らの領土に変えてしまう事もある。
例えば…。
セイヨウタンポポの繁殖力に圧倒されて日本在来のタンポポは絶滅の危機に瀕している。
絶滅…。
この果実はいわば時空を超えた外来種だ。
圧倒的な繁殖力に加え実を食べた動物を支配し種を運ばせる。
そのせいであの世界の文明は1つ破滅した。
そして次はこの地球の番!…というわけさ。
これは…。
なんでだ?どうしてこんな事に…!理由などない。
植物が種を散らして生存範囲を広げるのは当然の事だ。
言ったはずだ。
これは理由のない悪意だと。
俺たちの地球も…滅ぶのか?沢芽市に出現するクラックの頻度は爆発的に増えている。
専門家の予測によれば猶予はあと10年。
それで我々の世界はここと同じ森に覆われ新たなヘルヘイムと化す。
あっ…。
10年…たったそれだけ?あぁっ…!イエーイ!鬼さんこちら。
(ザック)ナイス!とりゃっ!おりゃあ!
(電子音声)「クルミスパーキング」とりゃあ!はあ…。
はあ…。
(ザック)大丈夫か?見せてみろ。
(うめき声)うあー!うぅっ…。
どうなってんだよ?錠前で呼び出したインベスじゃこんな事一度もなかったのに…。
とにかく病院に連れて行こう。
うん…!触るな!ああ…!誰か警察!
(凰蓮)ハッハッハッ…!ビートライダーズあるところにインベスありってわけね。
お前ら…。
ボンジュール!インベスゲームを終わらせたなんて大嘘もいいところじゃない。
性懲りもなく街を騒がしてやっぱりあんたたちは徹底的に潰さないとねっ!さっきのは俺たちが呼んだインベスじゃねえ!パルドン?おかしいじゃない。
あんたたちがロックシードを使わなければ出てこないはずでしょう。
お前らならロックビークルに乗ってあの変な森にも行けるもんなあ。
だから…俺たちは知らねえっての!えぇー!?嘘ばっかり!ねえ〜?ねえ〜。
そうよね…。
(ざわめき)わあっまだいるのかよ!?もう…!話の途中だってのに!変身。
(電子音声)「ドリアン」
(電子音声)「ロックオン」
(電子音声)「ドリアンアームズミスターデンジャラス」行くわよ〜。
フンッ!オッホホホ…!た〜んと絞ってあげるっ!ハーッ!なんかあったんですか?下がって下がって。
どうしたんですか?下がりなさい。
関係者以外立ち入り禁止です。
クラックの消滅を確認しました。
よし片付けろ。
了解。
ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイト。
ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイト。
《これでいいんだ。
真実は全て隠しておけば…みんなの笑顔を守りとおせる》ワンツースリーフォーファイブシックスセブンエイト。
イエーイ!めっちゃよかった!一回休憩しようか。
うん。
(チャッキー)ああ遅かったじゃんミッチ。
ちょっと用事あって…。
あれ?なんかちょっと疲れてない?大丈夫?いえ…大丈夫です。
忙しい時まで無理しなくていいんだよ?前みたいにインベスゲームに備えてもらう必要もないんだし。
はい。
なんで…なんでそんな大切な事隠すんだ!知らせた結果引き起こされるパニックが想像出来んのか!?人々は自分の身を守るだめだけに暴徒と化す。
ヘルヘイムに侵略されるまでもなく文明は崩壊する。
(凌馬)たとえ破滅の危機に瀕しても互いに憎み合い争う事をやめられないそれが人間というものだ。
戦争宗教民族の違い…。
抱えている問題を全て棚上げにしてヘルヘイムの脅威に立ち向かうなど…不可能な話だと思わないか?そうかもな…。
俺もそんな奴らばかりを見てきた。
(貴虎)だからユグドラシルが全てを担う。
世界を救う責任を誰よりも公平に果たせるのは我々だけだ。
おかしいだろ。
こんな時こそ人間って一つになるんじゃないのか?みんな滅びるってわかったらお互いに争ってる場合じゃないだろう。
つくづくお前は人の悪性というものを知らんようだな。
ユグドラシルの研究成果を手に入れるためなら各国はどんな強硬な手段でも取るだろう。
ヘルヘイムに対処する手段を独占すればもはや世界を手に入れたに等しい。
誰も…信じられないってのかよ。
1人の憎しみは100人の善意を打ち砕く力を持つ。
(貴虎)そうやって人の歴史は幾度となく血に染まってきた。
(シド)まあ実際ヘルヘイムの侵略が避けられない以上世界の未来を背負えるのはユグドラシルだけだろう。
問題はそのユグドラシルの未来を背負うのが誰なのか…。
もちろん呉島主任でしょう?
(シド)フッ…よく言うぜ!先を見越してプロフェッサー凌馬に鞍替えしておきながら。
あなたこそ主任の部下のくせに随分な言いようね。
誰が禁断の果実をつかむのかで全てが決まる。
ゲネシスドライバーならそれに手が届く。
あなたにもその資格があるってわけ?俺だけじゃない。
あんたもだろう?湊耀子。
さあなんの事だか…。
他の人間は何も知らないままでいろってのか!?
(貴虎)お前の家族や友人たちの事を考えてみろ。
たとえ事実を知ったところで何も出来ない無力な人々はただ絶望に怯えながら破滅の時を待つしかない。
彼らの平穏な日々を奪うのがお前の考える正義なのか?そんな…。
侵略の恐怖に立ち向かう役目は立ち向かう力を備えた者たちだけが担えばいい。
それでこそ平和が保たれる。
あっあぁ…!
(貴虎)長居が過ぎたようだな。
変身。
(電子音声)「メロンエナジー」
(電子音声)「ロックオンソイヤッ!」
(電子音声)「メロンエナジーアームズ」あいつらも元はこの世界の人間なのか…!
(貴虎)ためらうな!果実を食って理性を失えばもう死体と同じだ!こいつらはもうヘルヘイムの種を運ぶインベスでしかない!ハーッ!トウッ!ハッ!ハーッ!フッ!ハッ!!あっ…。
変身!
(電子音声)「オレンジ」うりゃあ!
(電子音声)「ロックオン」あっあぁ…。
(電子音声)「花道オンステージ」あぁ…!ハーッ!何をやってる!?ハーッ!フンッ!
(貴虎)ここで死ぬ気か!?でも…。
(電子音声)「ロックオン」
(電子音声)「メロンエナジー」あっ…。
俺は…。
(足音)さて!ここまで説明すればユグドラシルの理念について納得してもらえただろう。
世界の平和を守るため協力してもらえるね?協力だと?俺は何も納得していない!そもそもなぜこの世界を守る必要がある?ほう?平和のために秘密を守れだと?フッハッハッハッ…。
ふざけるな!そんな嘘偽りで塗り固められた世界などいっそ壊れてしまえばいい!戦う事を忘れた者に生きる資格なんてない。
むしろ…侵略は絶好のチャンスだ。
力のある者と弱い者がはっきりと分かれる。
ヘルヘイムと戦って生き延びた者だけが未来をつかめばいい。
フッハッハッハ…。
(3人の笑い声)なるほど…お前はそういう奴か。
ようやくわかったわ。
プロフェッサーがあなたを見いだした理由が。
君ならそう答えると思ってたよ。
期待どおりだ…。
駆紋戒斗君。
改めて歓迎しよう。
我らが同志よ。
これからは我々とともに野望の道を歩もうじゃないか。
貴様らは何を企んでる!?
次回『仮面ライダー鎧武』
もしも世界が滅びるって言われたらどうする?
(光実)力を手に入れた者だけが戦い続けなければならないんです。
(シド)刃向かうつもりか?ユグドラシルに。
俺は逃げない。
あんたたちの好きにはさせない!
3月29日公開の映画『仮面ライダー大戦』
平成ライダーが勝つか昭和ライダーが勝つか
2014/03/02(日) 08:00〜08:30
ABCテレビ1
仮面ライダー鎧武/ガイム[デ][字]
第20話「世界のおわり はじまる侵略」…インベスそしてヘルヘイムの森の果実の正体を知る紘汰たち!あと10年で地球は滅び世界はヘルヘイムと化すと言われた二人は…!?
詳細情報
◇番組内容
第20話「世界のおわり はじまる侵略」…インベス、そしてヘルヘイムの森の果実の正体を知る紘汰と戒斗!あと10年で地球は滅びこの世界は新たなヘルヘイムと化すと言われた二人は…!?
◇出演者
仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰(かずらばこうた):佐野岳
仮面ライダーバロン/駆紋戒斗(くもんかいと):小林豊
仮面ライダー龍玄/呉島光実(くれしまみつざね):