(主題歌)知らない街を歩いてみたいどこか遠くへ行きたい遠い街遠い海夢はるかひとり旅愛する人と巡りあいたいどこか遠くへ行きたい
(ピーコ)
山陰本線が東西に走る島根県
神々がすむという出雲地方は古代ロマンに溢れた神秘的な街です
ピーコです
出雲大社の神様は縁結びで福の神
昔から大好きなの
暖かいね今日。
もう空気がやっぱり全然違うね出雲大社のとこだとねキレイ。
初めてここを…この鳥居をくぐった時に風吹いてるでしょ?この鳥居くぐると風がピタっとなくなるんですよ。
ここへ来ると不思議なことが起こるのよね
日本中の神様のその上に立つ神様だからかしら
みんな「出雲大社」だと思ってるでしょ?
本当は「出雲大社」っていうんですって
ご祭神大国主命は縁結びの神なので若い人にも大人気なの
お参りの仕方も特別なのよ
ほら見てて
4回も手を打つの
普通は2回よね
出雲大社は最近パワースポットとしても大人気なの
中でも一番の場所を教えてもらっちゃった
ご本殿の裏に回れるの珍しいわね
パワースポットはご本殿の真後ろ
ここが一番パワーを感じるわね
ここの神社のあの感じが…。
いい雲。
立ち上る雲を妻と暮らす宮殿に例えた歓喜の歌
これもラッキーな印
すいません。
えっ?
(女性)もうそこですだいぶ歩かれましたね。
ハハっありがとうございました。
(女性)いいえ。
10月になると日本中の神様が稲佐の浜にやって来るんですって
あ〜キレイ!見てキラキラ輝いて。
10月は「神無月」っていうでしょ
出雲では逆に神様が集まって来るので「神在月」
出雲で全国の縁結びを話し合うんですって
すいません。
(男性)僕じゃないです。
君達が描いたんじゃないの?はい。
(男性)分からないですね僕も来たら…。
いくつ?今二十歳です。
二十歳か。
君は?もう25歳です。
「もう」って言ってんの「もう」やな感じだね!いやでも…。
ありがとうございます。
いいカップルじゃないねぇ
砂が体に付くのが本当は嫌い
海水浴もしないの
でも今日は特別
光ってる?
(スタッフ)光ってます。
よかったキレ〜イ。
光ってる?
浜で珍しい情報をゲット
出雲大社と関係のある海苔があるらしいの
こんにちは。
何か…。
そうそう…。
ちょっと見せていただけたらいいかなと思って来たんですけど。
いい?乗って。
(渡部さん)高級車じゃない…。
いやいやそんなことないです。
特別な海苔は車で10分の外海に面した所で採れるんですって
(渡部さん)これから行く所は湾より外ですけん。
それでは波が荒いのねもうちょっと。
結構大変な所にあるのね
はいはい。
スパイク付きの長靴を履いて
エスコート役は息子の…
よろしくお願いします。
はい。
大変な思いをして採りに行かないといけないのね
『遠くへ行きたい』の旅はホントにいつも過酷よね
うわ!高い。
ここは十六島の岩場
ところで海苔ってどこにあるの?
何かこの辺ヌルヌルする
スパイクが必要なわけね
一面真っ黒だけど…
(渡部さん)下のほうまだぬれてますから。
あっ!そうか。
特別な海苔ってこの岩海苔のことね
あっうわすごい!
岩海苔がサ〜っていっぺんに剥がれてく!
初めて見たわ!
この平らな場所はお母さん達が長年かけて作ったそうよ
天然の岩海苔がキレイに採れるように工夫したんですって
こうして…こうね。
私もやってみなくちゃね
(渡部さん)踏まないように。
あっ!これは採れたってこと?
(渡部さん)採れたってこと。
危険と隣り合わせでしかも早春にしか採れない十六島海苔
金と同じ値段で取引されたこともあるほど高価なんですって
この海苔は食べると邪気をはらい幸運を運ぶといわれ昔は出雲大社でもお札と一緒に配っていたんですって
あっおいしい!おいしいっていうよりかね普通の東京の江戸の海苔…江戸前の海苔はこんなに…いい?
(噛む音)海苔って口の中で溶けるでしょ。
この海苔ね溶けないの噛めるの。
(渡部さん)でしょ。
うん噛む音するもん。
喉渇く。
ええ。
そうでしょ。
うん。
あ〜これだけしかできない。
なかなか食べる機会もない十六島海苔
「ごちそうして」ってお願いしちゃった
ダシにするのは同じ岩場で採れるベベ貝
アワビのような味わいでおいしいんですって
あのフジツボみたいな感じで。
私がお料理するように見えた?いや全然フフフ…。
できるんです。
そうですか。
できますよ。
ほらお豆腐の切り方だって上手でしょ?
豆腐にゴボウサトイモなど冬野菜をじっくり煮ます
そこにたっぷりの十六島海苔
ほらキレイなグリーンになって磯の香りがすごいの
しょうゆを入れてください。
どのくらい?適当に入れて味見をしてください。
だってどの味がホントの味か分かんないじゃん。
あっ…また入れた?これ。
うん。
もう…。
うん!志郎。
おいしくなった。
うんうまい!いい味でしょ?うん…。
どう?いいですおいしいです。
でも考えてみたらすごく高価な料理ね
この料理の名前は食べる時に分かるらしいの
海苔を?
(渡部さん)穂先がねっ。
海苔で筆みたいに…。
リアルな名前ね。
(渡部さん)間違いなく海苔の筆です。
う〜ん!
(渡部さん)ねっおいしいでしょ?おいしい!
古くからお正月やお祝いの席で食べられて来た「のり筆」
ご利益あるかしら
山あいへ向かうトンネルを抜けるとそこは美しい雪景色
この時期にしか見られない特別な行事があると聞いて奥出雲へ足を延ばしました
訪ねた先はここよ
『日刀保たたら』
「たたら」っていえば映画『もののけ姫』で有名になったわね
今日は古代から続くたたら製鉄の火入れ式
(祝詞)
世界で唯一ここだけに残されているの
今から35年前刀剣を作るために必要な玉鋼を精製するのに復元したんですって
古代出雲族が巨大な勢力を持ったのもこの製鉄技術があったからね
粘土で突き固めた炉の中へ木炭と砂鉄を交互に加え三日三晩たき続けて鉄の塊を生み出すそうよ
このたたらは日本刀の技術保存のためになくてはならないのだそうです
鉄が出来て来るとね紫色に変わるんですって。
だから何日もいないと見れないんだろうけど。
すごい神秘的なものだなってことは分かりました。
来てよかったキレイだあの炎が。
3日経つと炉を突き崩して…
一体どんな鉄が出て来るの?
炉を突き崩すと真ん中から現れるのが「」という鉄の塊
この塊から良質な玉鋼を精製します
自然の原料から作られる玉鋼でなくては日本刀は作れません
鋭い切れ味としなやかさ
日本刀は芸術品です
奥出雲では生活に必要な道具も鉄で作られて来ました
暮らしに必要な刃物を作るのが野鍛冶
はじめまして。
(楠さん)はじめまして。
それは炉ですよね?
(楠さん)そうです。
今は何を作って…。
今包丁を作ってるところです。
鍛冶屋で使われる鉄は鉄鉱石や砂鉄を原料にした鋼を使います
鉄に含まれる炭素の含有量をたたいて調整し伸ばして切れ味を作ります
そうですそうです。
へぇ〜!何回も何回もあれして手間がかかるということですね。
そういうことですね。
そうですねはい。
やっぱり人の手が丹精して作ったものは素朴だけどステキね
鍛冶屋さん達が守護神として祭っている神様がいると聞いて母屋に案内してもらいます
はじめましてピーコです。
こちらがお父さんで先代の…
(幸雄さん)「金屋子神」と。
書いてありますね「金屋子神」って。
金屋子様へぇ〜これが神様なんだ
鉄の神様っていうから男神かと思ったら女の神様なのね
たたら製鉄だけじゃなしに私らはそれを加工する鍛冶屋。
そうです鍛冶屋さんです。
たたらで使う炭を焼く職人さん。
カンナ流しとかいろんなかかわりのある仕事をされるお方がそれぞれこの金屋子神をお祭りしてね。
炎を見てると女の神様っていうのも分かる気がしますね。
焼きもち焼くんです。
あっ焼きもち…。
焼かれるともういろんな所へ影響が出てもう我々仕事しておるそれほとんどが男性ですからね仕事をしておる我々が。
それで目のほうへ炎が飛んで来たりねもう…。
それでわしの親父なんか「おい塩持って来い」って言ってねすぐ持って行ってもう親父がこう清めてね。
そうすると鎮まっていただいてね。
今日はでも入っちゃったのでどうしましょう。
ちゃんと清めておりますから。
ありがとうございます。
危険な仕事だから守護神が必要だったのね
金屋子神社には全国から鉄に携わる人々がお参りに来るそうです
斐伊川のそばにどうしても行ってみたかった所があります
仲良しの永さんが「出雲へ行くならぜひ寄って来なさい」って薦めてくれた所です
冬なのに鳥の声がピ〜ピ〜いってて気持ちいい。
どこ行っても「気持ちいい」って言ってるとバカに見えるわね。
あった!ここよ出西窯
こんにちは。
永さんが薦めてくれたのは暮らしの道具を大切にする民藝の精神を守り続ける窯元
おすぎも一度来たことがあるみたいだけど私は初めて
ギャラリーがステキなの
懐かしい懐かしい!
初めてなのにどこか懐かしいのはなぜ?
永さんに薦められた出西窯
この藍色がとても…。
色の流行りはやっぱりあるね。
キレイ…意外とさカレーなんか入れるとキレイよ。
この藍色が「出西ブルー」と呼ばれて人気なんですって
使い込んだらキレイな藍色に吸い込まれそう
このお皿でも3000円しないの
大体650円から3000円くらいよ
安いわね
永さんが薦めるのが分かったわ
安くて普段使いができて使えば使うほど美しさの増す生活のための器
本当に民藝の心が今も受け継がれているのね
終戦直後出西の農家に生まれた5人の青年が人の役に立つ仕事を探して手探りで器を作り始めたの
やがて民藝運動の中心人物…
…などに手ほどきを受けて素晴らしい窯に育て上げたのよね
土も薪も釉薬も全て地元のものを使って無名の職人としてもう70年もやって来たのよ
出西窯の中心的存在だった人がまだご健在と聞いてご挨拶に伺います
(多々納さん)ようこそ。
ピーコと申します。
おすぎがお世話になりました。
(桂子さん)はい。
はいそうですそうです。
(多々納さん)はいありがとうございます。
おっしゃって。
「そこをちゃんと見て来なさい」って。
(多々納さん)そうですかそれは嬉しいです。
出西の器をお台所でホントにたくさんの人が使ってくださるようになりまして。
「今度どの茶碗にしようかな」ってお客様もよくございましてね。
あ〜それこそ「待ってました」とばかりにとっても嬉しゅうございまして。
ええ。
家内はこんなに嫁に来て貧乏させられるとは思わなかったって言うんです。
(多々納さん)でもまぁねそのおかげで家内は機織りをしてで結局稼がなきゃいけません。
母屋の隣には藍を染める仕事場がありました
ファッションの仕事もして来たけど天然の藍染めを見るのは初めて
プ〜ンと藍のにおいがするのね
息子の嫁昌子さんも技を受け継いでいます
藍はタデ科の植物
藍を発酵させた藍が染料になるの
カラカラですね。
(昌子さん)はい葉っぱが原料なんですけどにおいもあんまり…。
においもないですね。
(昌子さん)はい。
藍の染料を仕立てるには広葉樹を燃やした灰から取るアクを使うのね
これが古代から続く藍染めの技法
目にちょっと染みますね。
かめに藍を仕込んで1週間
攪拌しながら人肌の温度に温めて発酵を促すんですって
「染めてもよい」という合図はこれ
気泡が集まって咲く…
「藍染め藍染め」って言ったりするけどとても大変なことよね。
いやそれはホント。
藍って失敗すると藍はどんなんなっちゃうの?もう腐ってしまいます。
腐っちゃう?もう色こんな…青い色なんかできません。
茶色くて何だか汚〜い…。
色になる。
腐ってしまう腐るの。
それを何回も何回も失敗して。
はいはいそうです。
よくでも我慢してね…。
ありがとうございますハハハ…。
染めて空気にさらすと発色して来るの
(桂子さん)青くなって来るでしょ。
青くなって来ますね。
あっホントだ。
青くなってね。
あっそれも長くやっていると…。
それがだんだん分かって来ます。
藍と私達とのお付き合いで大体分かるように。
桂子さんは綿花を育て糸繰り染め織りまで全て一貫してやって来たそうよ
これぞまさしく古代の布
使い込むほど美しい色になるのよね
見てこういうふうに。
(多々納さん)ピーコさんお着になったらオシャレかもしれません。
ほら。
(多々納さん)ハハハホント…。
よくお似合いです。
私を歓迎してくれた出西窯の人達
職人として生きる潔さがステキよね
東京にいると自然っていうことがありがたいのかどうか分からない時もあるのにこんなに悠久な時が流れて行く。
神様の領域まで入ってず〜っと時が流れて行く中をこんなに体験がいろんなことができたことが嬉しかったしとても役に立ちました。
2014/02/16(日) 07:00〜07:30
読売テレビ1
遠くへ行きたい 島根県出雲「ピーコのびっくり!歴史体験」[字]
「知らない街を歩いてみたい♪」の主題歌で有名な、歴史ある旅番組。旅人を通じて、『人・景色・食』など、訪れた土地の魅力を紹介する。
詳細情報
出演者
【旅をする人】
ピーコ
番組内容
タレントのピーコが、神話と古代ロマンが息づく島根県出雲地方を旅する。
出雲大社を参拝後、知られざるパワースポットを紹介。
十六島(うっぷるい)湾で、高級海苔である「十六島のり」の収穫を手伝い、絶品郷土料理を味わう。
奥出雲では、日本で唯一残る伝統の製鉄技術“たたら”を見学。その迫力に圧倒される。
最後は永六輔さんが勧める、民藝で有名な「出西窯(しゅっさいがま)」を訪れ、出雲の“手仕事の美”に感動。
番組ホームページ
http://www.to−ku.com
取材地
島根県出雲
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0×0828)
EventID:26791(0x68A7)