シリーズ世界遺産100「ウルル、カタ・ジュタ国立公園〜オーストラリア〜」 2014.03.16

(テーマ音楽)
(江守徹)大地にどっしりと座る枚岩は天地を創造した精霊たちがこもる神聖な場所です。
オーストラリアの中央部に太古の時代をそのまま封じ込めたような巨大な岩山があります。
「たくさんの頭」を意味する…。
大きな枚岩が分かれたものです。
これは「ウルル」と呼ばれる巨大な枚岩。
鉄分が酸化して赤い色をしています。
岩に刻まれた縦じまはこの岩がつくられた歴史を物語っています。
およそ6億年前ここには大山脈があったと考えられています。
谷から流れる川は山の砂を押し出し扇状地をつくり上げました。
その後山脈は雨や風に浸食されて扇状地の上に積もり砂は固まって岩となりました。
そこに地殻変動が起こって砂岩は折り曲げられました。
上の地層は雨や風によって押し流され7,000万年前ウルルが姿を現したのです。
これは真上から見たウルル。
地球の長い時間の証しです。
乾燥した半砂漠のこの地でアボリジニと呼ばれる先住民が自然と共に暮らしてきました。
アボリジニの家が穴を掘って探しているのがアリ。
ミツツボアリです。
おなかが甘いみつで張り裂けんばかりになっています。
文字を持たないアボリジニはどこに何があるか祖先たちはどのように暮らしてきたかということを伝承によって学んできました。
アボリジニの神話によれば天地創造の時代虹のヘビをはじめとする偉大な先祖たちが全土を歩き回って山や川木や谷をつくりました。
彼らが通った道は「聖なる道」とされそのすべてが交わるのがこのウルルなのです。
先祖の精霊たちはこの世をつくり終えるとウルルの岩の中に引きこもりました。
岩の模様にはつつ意味があります。
この穴はフクロモグラの精霊が風を避けるために隠れた所だと信じられています。
(雷鳴)たまにしか降ることのない雨が岩の1か所に集まり大切な水場となります。
水場の上の岩には虹のヘビが宿り水を守っていると伝えられています。
岩にある洞くつは儀式を行う神聖な場所です。
先祖が描いた洞くつの絵には神話の場面や食べ物泉のありかなどが表されています。
ウルルはアボリジニの心の中心赤い心臓です。
岩山の長い影は悠久の時を刻む日時計のようにも見えます。
さあ皆さんお待ちかね!登場するのは2014/03/16(日) 04:25〜04:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ウルル、カタ・ジュタ国立公園〜オーストラリア〜」[字]

精霊が宿る巨石 ▽複合遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
精霊が宿る巨石 ▽複合遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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