(パトカーのサイレン)
(日下涼子)ご苦労さまです。
新宿中央署の日下です。
宮田です。
その不審者がこの建物から逃げ出してったんですね。
はい。
見回りに来たら中から男がいきなり…。
なんか盗まれたものは?いえここにあるのは使ってないものだけですから。
(涼子)そうですか…。
盗みに入ったけど何もなかったので逃げたんじゃないでしょうか?静かに。
えっ?
(秒針の音)みんな出て!
(涼子)早く!早く早く!早く!!
(秒針の音)
(爆発音)
(2人)うわっ!
(爆発音)
(咳)
(咳)すいません。
刑事課は何階ですか?
(和田典子)刑事課は5階です。
(田代啓一)あの…刑事課は?
(足立遙香)刑事課は5階です。
よお。
どうも。
5階?
(典子)はい。
田代巡査部長本日付で新宿中央署刑事課特殊係勤務を任命されました。
山下巡査部長右に同じく。
はいはいはい。
係長の笠井です。
この署はねとにかく見てのとおり忙しいの。
そうみたいですね。
それで事件がさばききれない。
まあそこでな刑事課にもう1つ係を増やして選りすぐりのメンバーを集める。
そういう趣旨で作られたのがこのチームなわけ。
正式には刑事課特殊係。
署内ではな0係と呼ばれている。
0係?選りすぐりの人材ですか?署長がね努力をしてる姿勢を見せるために作っただけで期待値ゼロっていう意味だ。
ハハハハ…!ハハハハ…は?そうだったんですか?脂の乗りきった優秀な奴を寄越してくれと言ったんだがなどこもなかなか出さなくて…。
まあそうだわな。
使える人材をよそに渡したいわけねえもんな。
それはどう解釈すれば…?解釈するな。
ああ紹介しよう。
矢島君。
よろしくね。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
牧野君。
よろしくお願いします。
(山下・田代)よろしくお願いします。
おいおなか大丈夫か?ああ大丈夫です。
それから村井君。
頑張るのでよろしくお願いします。
(田代・山下)よろしく。
(笠井)そこの痛々しいのが日下君と宮田君。
やくざと乱闘でもしたの?爆弾だ。
(田代・山下)えっ?係長会議のお時間です。
これから他の係との合同会議だ。
ああそれからね君たちには今後コンビで働いてもらうから。
えっちょっと…。
なんだよ?不満かよ?いや別に。
お前たちは知り合いか?いやなんかそんな気がして…。
いえ初対面です。
はいはいまあどっちでもいい。
はい行くぞ。
(坂田三枝子)今月に入って爆弾事件が3件起こっております。
狙われているのは使われていない倉庫や工場。
それぞれの間に関連性はなく場所もバラバラです。
被害者はなく…もとい被害者は特殊係の2人以外は出ておらず動機は不明。
鑑識が爆破された現場から爆弾の破片を採取し再構成しておりますけれども今のところ犯人に結びつく手がかりはなし。
(須藤洋介)過去3件の爆破事件は3日おきに起こってる。
えっ…じゃあ次は今日だ。
あの…現場写真からするとかなり威力のある爆弾ですがホシは専門知識のある人間じゃないんですか?もちろんその可能性は探ってますよ。
我々1係は前歴者及び爆弾製造の知識を有する者を。
3係6係は過激派思想犯関係を。
8係は銃器爆薬密輸ルートを。
あれっ特殊係は…?君たちには大事な仕事がある。
今日またどっかで爆破されるかもしれないのに前の現場でもう1回聞き込みってなんだよ。
仕事だ。
文句言うな。
ところで俺たち本当に初対面か?うるせえな…。
なんでお前とコンビなんだよ。
ひでえなぁ…。
ああ。
ホシはなんでここを選んだんだ?なあ。
あ?腹減らない?えっ?引き続き警ら巡回の方をよろしくお願いします。
(大田)では署長そういう事で。
よろしく頼む。
署長本日特殊係の最後の2名が着任しました。
これで特殊係が全員揃いました。
ああそう。
わかった。
(須藤)失礼しました。
ああうめえ。
あっここランキング2位か。
1位は麺屋翔か。
行った事あるな。
やっぱ豚骨…。
係長山下さんから電話があって過去3件の爆破事件の現場が雑誌のラーメン屋ランキングと同じだって言うんですよ。
ええっ?確かにどれもランキングに選ばれたラーメン屋と同じ町内であとランキングの順番で起こってます。
よくあいつらこれに気づいたな。
次はこの4位のお店がある南新宿に向かってます。
よし応援要請しよう。
それから爆発物処理班もな。
いやこんな事で刑事課長応援出すかな?そこはまあ適当に言うから。
それからねあの2人に伝えといてくれ。
それらしい建物が見つかっても絶対に中に入るなとな。
爆発物処理班を待つんだ。
いいな?ちょっと待てって。
いいからいいから。
(物音)おい!おい!!ちょっと待て!わっわっ…!ごめんなさいごめんなさい…。
どいて!どいて!わーっわーっわーっ!どいて!どいて!どいて!おい待て!うわっ!いってえなバカ!バカはてめえだ!行くぞ!
(金属の転がる音)伏せろ!
(爆発音)あれ?あ?
(舌打ち)犯人犯人…忘れないうちに。
は?あいつの腕にタトゥーが見えた。
タトゥー?どうして命令を無視した?
(田崎学)ああこの2人ですか。
ただの閃光弾にビビってホシを捕り逃がしたドジは。
いやただの閃光弾って…。
ただの閃光弾だ。
誰も0係には期待してないけどせめてこっちの邪魔だけはしてもらいたくないもんですね。
(三枝子)私の心配が現実になりましたね。
何も新しい係を作らずとも各係に人員補充さえしてくださればそれで刑事課は回っていくんですよね。
すみません。
わたくしからきつーく言っておきますので。
次に何かあると私もかばいきれなくなるよ。
あの…こいつがホシに繋がる重要な手がかりを見たんです。
はい。
なんだ?これです。
(須藤)え?いや…何か?なんだ?これ。
ウサギ?いやタトゥーです。
ええ〜?
(笠井)吉永武司。
窃盗詐欺などなんでもありの犯罪グループのリーダーだった。
去年な我が新宿中央署の摘発を受けてグループは壊滅に追い込まれた。
現在逃亡中。
逃亡中か…。
なあ。
あ?半年も逃亡中の奴どうやって捜し出すんだ?はあ…なんとかおびき出す方法を考えようよ。
そうだな。
はあ〜あ。
ああ〜!あの!日下さんが…。
吉永の居場所がわかるかもしれないって言ってます!えっ!?
(涼子)これ内偵中に撮った写真。
あなたあいつに騙されてたのよ。
(エミ)放っとけよ。
うん放っとこうと思ってた。
(涼子)「異動になって担当外れたしね」「でもね吉永が連続爆弾事件の犯人かもしれないっていう可能性が出てきちゃって放っとくわけにもいかなくなっちゃってさ」あなた吉永の潜伏先とか知ってんじゃないの?知るかよ。
まだあいつの事好きなの?バカみたい。
あんたに何がわかるんだよ!
(涼子)「わかるから言ってんの」はあ?
(涼子)私もバカだからさ。
(涼子)「とにかく…」
(涼子)男信用してもろくな事はない。
結構つらい目遭ったの?聞きたい?ああ。
おい何話してんだよ?聞かせろよ。
どうぞ。
どんな話だったの?勉強になりました…。
あ?彼女吉永の立ち寄り先教えてくれた。
奇襲をかければ楽勝。
(銃声)おいどこが楽勝だよ?拳銃所持の申請出しときゃよかったな。
(銃声)どうする?待てとか言われたっけ?言われてない。
(銃声)
(銃声)
(銃声)
(田代・山下)うおーっ!応援に行った方がいいですかね?でもここで見張ってるようにって言われたからなぁ…。
ですよね…。
一応サイレン鳴らしとくか。
いいだろ今日は。
(パトカーのサイレン)これが刑事の数少ない楽しみだろ。
はあ…変な奴。
(携帯電話の振動音)はい矢島です。
はい。
えっ!?どうしたんですか?連続爆弾事件の容疑者が逮捕されたらしい。
えっ?だって容疑者は…。
えっ!?工藤雅樹。
お前がやったんだな?
(工藤雅樹)いえ違います。
どういう…どういう証拠があって…?これを見ろ。
昨日警察に届いたメールだ。
「南新宿4丁目の爆破は失敗したけどこの借りは必ず返すからね」
(田崎)「南新宿4丁目の倉庫でホシとうちの刑事が遭遇した件は…」世間には公表されていない。
犯人しか知らない情報だ。
(西村)このメールは千葉の会社員のパソコンから送られている。
いやじゃあ…。
「その会社員のパソコンを調べたら遠隔操作のウイルスに感染してたよ」「警察じゃな遠隔操作ウイルスの出どころを突き止める方法を開発したんだよ。
でウイルスはお前のパソコンから出てる事がわかったわけだ」
(机を叩く音)
(西村)甘く見たな!?知らないです本当に知らない…。
(田崎)とぼけるな!!これで自供に追い込めるな。
はい必ず。
こいつは爆弾と関係ないのか…。
あーあ…なんかテンション上がんねえなぁ…。
(ノック)はい。
失礼します。
あの…ちょっと…。
何?1係が逮捕した容疑者誤認逮捕の可能性が出てるそうです。
えっ?なんで?
(橋本)工藤から押収したパソコンなんですがどうやらここにもウイルスが…。
(田崎)こっちにもウイルスが?あの…広報宛てに同じメールが何十通もいっせいに届いているそうです。
しかも差出人はバラバラです。
(西村)これ犯人しか知らない情報。
ちょっとどういう事?工藤も遠隔操作の被害者だっていうのかよ?
(カメラのシャッター音)
(記者)工藤さん!
(記者)やはり誤認逮捕だったんですか?いや僕は最初からそう主張してます。
けどどんなに言ってもお前がやったに決まってるって。
釈放に当たって謝罪は?
(工藤)いえ全然。
容疑が晴れたから帰っていいって言うだけで。
(記者)何か警察に望む事は?警察からの正式な謝罪を要求します。
(吉永武司)これと同じタトゥー入れた奴ならもう1人いるぞ。
えっ?どこの誰だ?俺が高校辞めてぶらぶらしてた時たまたま知り合って仲よくなった奴がいてさ。
友情の印に一緒にタトゥー入れたんだ。
そいつの名前は?えーっと…。
忘れちまった。
おい。
ダチの名前忘れんのかよ?いやいやあだ名で呼んでたからよ。
ちなみにあだ名は文豪。
ブンゴー?ああ。
ヤンキーのくせになぜか本が好きでよ。
いつも夏目漱石やら芥川龍之介の文庫本持ち歩いてやんの。
そんな事いいからさ名前思い出せよ名前!だから忘れたって。
あっでも…かわいそうな奴だったな。
え?
(矢島)平成8年新宿区北落合で事件は起きました。
工場の従業員の男が社長を殺害。
被疑者は中川弘。
中川には息子が1人います。
(矢島)名前が和之。
この和之が吉永の言う友達と見て間違いありません。
父親が事件を起こしたのは和之が小学校の頃です。
事件をきっかけに両親は離婚。
やがて母親も病気で死亡。
本人は親戚をたらい回しされてかなり苦労したようです。
(涼子)あれ?この事件確か最近動きがありましたよね。
去年の3月にな冤罪だった事がわかったんだ。
冤罪?父親の中川弘は事件を起こしていなかった。
別の事件で逮捕された他の男が取り調べ中にあの事件も自分がやったと自供したんだ。
それで17年ぶりに無罪が確定した。
しかし無罪が確定した時にはすでに中川弘は刑務所の中で病気で死んでいたんだ。
(笠井)気の毒になぁ…。
息子の和之は今どこにいるんですか?えーっと…母親が病弱だったため親戚に預けられていましたが高校を中退して家出。
それ以来音信不通。
現在どんな名前を名乗っているかも不明。
和之が吉永と会ったのは家出したあとか…。
それからタトゥーを入れたわけね。
冤罪で家族をめちゃくちゃにされて人生を狂わされて…。
警察を恨んでるでしょうね。
(香川千恵)12345678910。
11121314…。
千恵!千恵ご飯よ。
(千恵)はーい!
(爆発音)千恵?
(香川茂雄)千恵!千恵!
(香川)千恵!千恵!
(警報音)千恵!
(警報音)千恵!千恵!千恵!!千恵!千恵!クソッ。
父親の冤罪で家族がひどい目に遭って警察を恨むのはよくわかる。
だからってなんでこんな事を。
俺…あの時見てたんだ。
えっ?
(中川和之)お父さん!あなた!
(中川弘)大丈夫だ。
お父さん何もやってない。
(和之)お父さん!
(パトカーのサイレン)危ない危ない!危ない下がって!
(和之)お父さーん!お父さん!警察学校を出たばかりで近くの交番に勤務してた。
そうだったのか。
あの顔…思い出しちまった。
同情するのか?同情っていうか…。
気持ちはわかる。
(消防車のサイレン)さっき気持ちがわかるって言ったよな。
俺はわからない。
わかるもんか。
公式な謝罪が必要かと思います。
ここはわたくしと刑事課長とで会見開きましょう。
ああいやここはやはり署長に出て頂いた方が。
署長が謝罪!?それでは警察のメンツが…。
誤認逮捕の上新たな爆弾事件。
しかも女の子が重傷を負っています。
世間を納得させるには署長の謝罪が一番効くでしょう。
「大変遺憾な事です」と形だけでも。
形だけね…。
わかった。
準備してくれ。
はい。
工藤さん!工藤さん!
(記者たちの声)女の子まだ意識不明だそうです。
(香川)千恵!
(心電図モニターのアラーム)せーの!
(医師)DC用意して!
(看護師)はい!
(医師)ジャクソンも用意!
(看護師)はい!署長の会見が始まるそうです。
誤認逮捕された男の人が同席するみたいですよ。
ええ?
(前川)このたびは我が新宿中央署の署員が…。
「こちらの工藤雅樹さんの誤認逮捕をするという失態を犯しまして誠に遺憾な事であり…」「誠に遺憾」か…。
相変わらずだな。
(前川)「適切な対応を図るとともに…」なあこれ見ろこれ。
何?これ…。
ええ?あっ…。
なんですか?
(吉永)ちなみにあだ名は文豪。
いつも夏目漱石やら芥川龍之介の文庫本持ち歩いてやんの。
(大田)「それでは質疑応答に移らせて頂きます」「質問のある方は挙手をお願いいたします」文庫本。
ああ。
行こう。
えっ!?2人ともどこ行くんですか!?
(記者)真犯人についての目途は?
(前川)その質問につきましては捜査中の事でもありまた事件の経緯や状況を検証中でありますので現時点でのコメントは控えたいと思います。
(大田)何か他にご質問のある方は?
(岡部敦史)爆弾の分析?もう少しかかりそうだな。
今わかってる事だけでも教えてくんない?中途半端な仕事はしたくないんだ。
私生活も中途半端なくせに何言っちゃってんの。
聞いてんだから。
な…何言ってんの!?急ぎな感じなの。
どうにかして。
あの…これ何やってるんですか?冷却してるんだ。
爆薬の反応を遅くするんだよ。
へぇ〜。
(大田)えーそろそろ時間となりましたので最後に署長の前川の方からひと言。
(前川)本件につきましては現在も継続中の大変卑劣な事件であり署員の総力をもって厳正に捜査したいと考えております。
(大田)予定の時間となりましたので本日の会見は終了させて頂きます。
(記者)もうこれで終わりですか?
(記者)謝罪会見なんて言ってるけど表面だけだな。
(記者)責任を認めただけでもましな方だろ。
(記者たちの声)あいつだ。
ああ。
お願いします。
すいません。
(大田)本日は終了です。
出口の方へお進みください。
本日の会見は終了です!
(記者たちの声)工藤さん改めてお詫び申し上げます。
このたびは本当に申し訳ありませんでした。
(カメラのシャッター音)女の子は?依然として重体です。
そうですか。
どうぞ。
行こう。
(大田)会見は終了です!工藤さん。
まあ一応。
工藤…いや中川和之さんですよね。
俺たちと会いましたね南新宿の倉庫で。
なんだそりゃ!?来るな!スイッチ押すぞおい。
おい。
離れろ!バカやめろよ!何やってんだ!逃げろ!「逃げろって!」なんだ?あれは。
爆弾だ!至急局に連絡しろ!はい!
(アナウンス)「ただ今署内に爆弾を持った男が侵入しました」「危険ですので署内にいる人はすみやかに避難してください」
(須藤)どういう事だ?
(三枝子)至急確認して!一般の方の安全を最優先して!全員避難!
(警報音)大丈夫ですからね。
もうすぐですよ。
大丈夫ですからね。
爆発物処理班到着まで15分!全員避難しろ!急げーっ!
(アナウンス)「ただ今署内に爆弾を持った男が侵入しました」「危険ですので署内にいる人はすみやかに避難してください」
(人々の悲鳴)何があったんだ?さあ…。
あの…どこ行くんですか?あっち。
あっち?ちょっと…!
(ドアを叩く音)
(涼子)開けて!開けてください!来るな。
中川和之お前が警察に恨みを持ってるのはわかる。
だからってなんで関係ないとこ吹っ飛ばしたりした?誤認逮捕させる罠か?ああそうだよ。
警察に俺を逮捕させて誤認逮捕を認めさせてそれから謝罪させる。
うまくいったようん。
二重に仕掛けた罠にもまんまと引っ掛かりやがった。
ハハハハハ!
(着信メロディ『セーラー服を脱がさないで』)電話。
はい。
たった今鑑識でもらった資料によればその爆薬はP3爆弾。
ワンフロア吹っ飛ばすくらいの威力はあるみたい。
「それはご親切にどうも」こっちも避難させよう。
わかりました。
カメラはそのまま置いていくように指示してください。
現場の様子見たいんで。
わかりました。
(ドアの開閉音)おい何してる!早くあの2人避難させろ!爆発物処理班に任せるのよ!今ちょっとそういうアレじゃないんで。
父親の冤罪家庭の崩壊…。
苦労してきたのはわかる。
悔しい気持ちもよくわかる。
おいちょっと待て。
わかる?わかるわけねえだろこの野郎!俺たち家族がどんな目に遭ったか…。
ええ?人殺しの家族だって後ろ指さされいじめられあいつらマスコミにオモチャにされ!おふくろは苦労した揚げ句病気で死んじまったよ。
だからって警察に復讐してなんになる?なんにもならねえよ。
どうにもならねえ。
俺が親戚に預けられた時におふくろは言ったよ。
今は離れ離れになってもきっといつか家族が一緒になれる日が来る。
けどそんな日は来なかった!
(工藤)「あのな…貧乏とか後ろ指さされるとかそんな事は…」「そばに肩を寄せ合える人間さえいれば大した事じゃないんだよ」「けど警察は俺たち家族をバラバラにした」
(工藤)「親父は死んだ」おふくろも死んだ。
もう誰もいない。
自爆すれば…満足なのか?署長が謝罪しなけりゃさっきあそこでドカンとやるつもりだったよ。
まあ形だけでも謝罪したから巻き添えは勘弁してやる。
ほらお前らも早く逃げろ。
まだやる事あんだろ。
なんだよ。
女の子重体なんだぞ。
放っといて死ぬのか?人を傷つけるつもりはなかった。
現実に傷ついてんだよ!だから…だからこれで終わりにするしかないんだって!
(2人)ふざけんな!女の子に謝れ。
謝れ。
そうすりゃお前だってまだやり直せる。
それ…寄越せ。
(スイッチを押す音)
(タイマー音)お前らが逃げるまで3分やる。
早く逃げろよ。
(タイマー音)おい…おいちょっと待て!何やって…何やってんだ!おい!おい何を…!無理に外したら爆発するぞ!
(工藤)「何やってんだ!」「おい外せ!」おい何やってんだよ。
早く逃げろって!おい!なんか方法あんだろ!逃げろ!逃げろ!うるせえなお前は!方法ならあります。
「あの聞こえますか?」は?冷却すれば爆薬が化学反応しなくなって爆発を防げます。
急いで冷却してください!けどど…どうやって冷却すんだよ!?そうよどうやって冷却すんのよ。
さあそれは…。
ええ?あの…カメラマンが持ってるレンズスプレーを逆さまにして噴射すると液化ガスが出るのでそれで冷却出来るかもしれませんよ。
ちょっと…ちょっと貸して貸して。
テレビのスタッフの荷物からレンズスプレー出して!はぁ?だからレンズスプレーを逆さに噴射!レンズスプレー?おい探せって!おい無理無理!無理だよ!早く!何やってんだよ!
(工藤)早く逃げろ!黙れ!あった!「早く!」
(工藤)「おい!なんで逃げねえんだよ!」ダメだって…ダメだ…おい!他の探せ!頼む逃げろって!なあ!黙ってろ!逃げてくれよ!逃げろって!
(工藤)おい…。
時間ねえぞ!
(工藤)帰ってくんなよ!おい…おい!頼むって!おい!頼むからなあ!なあ!バカ野郎!バカで悪いか!
(工藤)「おい!」
(タイマー音)ああ…爆発する…。
(タイマー音)
(工藤)おい!止まった…。
(ため息)じゃあ連絡して。
(須藤)了解。
(アナウンス)「警戒態勢は解除されました」「警戒態勢は解除されました」なんで逃げなかった?警察の建物を爆破させるわけにはいかない。
そのとおり。
大切な税金だからね。
そんなもののために命かけんのかよ。
命なんかかけてねえよ。
しょせん公務員なんだ。
1分切ったらなお前なんか放ったらかして逃げてたよ。
(携帯電話の振動音)はいはい…。
はい。
「今連絡がありました」重体だった女の子命は取り留めました。
そっか。
ありがとう。
なあ…。
女の子…助かったそうだ。
(ため息)おお…。
希望って捨てちゃいけないんだよな。
いい事言ってんじゃねえよ。
ごめんな。
その俺が警察の代表とかっていうアレじゃないけど…親父さんの事…。
俺からも謝る。
ん…。
苦労かけたね。
いえ。
署長こそご立派な謝罪会見でした。
皮肉か?それは。
あの中川という男の父親の冤罪には俺も責任がある。
あの時あんた本庁の担当係長でしたね。
容疑者が自供したっていうんでこれで事件解決と喜んだ。
自白の強要がなかったか…。
それを検証しようとはだ〜れも言い出さなかった。
まあ警察とはそういうところだ。
あの2人みたいに裸で容疑者にぶつかっていくような奴は異端児扱いされる。
そういう奴が必要だから特殊係作ったんだろう?いや。
刑事課が忙しそうだから係増やしただけだよ。
ああいう人材を集めたのはお前だろ?いや。
たまたまだ。
今回は君のところの失点は特殊係がカバーしてくれた。
次は頑張ってくれ。
わかりました!俺の鼻を明かしたつもりか?ハッ…。
どうして私が?あの…今の会話はどういう…?私はあなたの反面教師って言ったでしょ?あっ田代と山下もどっちかっていうと反面教師ね。
事件が解決したのも単なる結果オーライ。
結果オーライなんかじゃないと思います。
(テレビ)「連続爆破事件の犯人がついに逮捕されました」「しかしその裏には悲しい冤罪被害の過去がありました」結果オーライだろ。
結果オーライだな。
あっ!どうした?そうだお前田代だろ!はぁ?何言ってんだよ。
そうじゃなくて…。
お前だって吉田中だろ?ほらサッカー部でいがぐり頭の田代だ!そうだ思い出した!お前わかってたのか?なんで黙ってたんだよ同じ中学の友達に会ったのに。
誰が友達だよ!再会なんかしたくなかったよ。
なんかやな事でもあったの?お前…忘れたのか?わかった!なんか恥ずかしい思い出があんだろ。
俺に思い出されるの嫌なんだ。
そうだろ?そんなんじゃねえよ。
まあまあ長い付き合いになるんだそのうち思い出すだろ。
ハァ…。
コンビ変えてもらおう。
フフッ。
ほら昔の友達にチャーシューをあげよう。
いらねえよ!ほら。
乾杯!あーっうまいねぇ!今日は飲むか。
いいの?じゃごちそうさまでした。
えっ?おい!2014/01/31(金) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
[新]ダブルス〜二人の刑事[再][字]
「俺たちに任せろ!!最強コンビ伝説始動」
詳細情報
◇番組内容
伊藤英明×坂口憲二、W主演!10年ぶり共演の二人が“刑事コンビ”でタッグを組む!アクション、サスペンス、ヒューマンが揃った最上級のエンターテインメントドラマ誕生!
◇出演者
伊藤英明、坂口憲二、夏菜、内田有紀、近藤芳正、室井滋、杉本哲太、平泉成、橋爪功 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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