(篠)あの部屋にあった機械で盗聴してたんだ。
これが亘さんの部屋から大量に出てきた。
(五月)梨花さんがキャバクラでバイトしてること知りませんでした?
(ナツ)やっぱり梨花おかしいぞ。
亘と何かこそこそ話してた。
(梨花)篠…。
(篠)亘さんにこうするように言われた?
(梨花)何言ってんの?
(篠)ナツにキスしたりこうやって抱き付いたりそれが誰かの指示じゃないんだったらそういうことできる女だって思われても仕方ないだろ!何それ。
私がキャバクラで働いてるから?そんなこと言ってないだろ!篠だって何にも分かってくれないじゃん!梨花…。
(ナツ)何だよそれ。
だから梨花朝飯にも下りてこなかったのかよ。
つうか来れなかったんじゃねえかよ。
(ナツ)梨花はそんな女じゃねえだろ。
キスは俺も悪いんだし。
バイトだって何か事情があんだろ。
俺はただ仲間なんだからバイトのこととかも嘘つかないで言ってほしかったっていうか。
にしても言い方ってもんがあんだろ。
昨日はカッとなったんだよ。
でどうだった?やっぱ亘に何か脅されてたのか?いや…聞く前に言い合いになって。
お前しっかりしろよ!梨花は何か話があったからお前を呼び出したんだろうが。
分かってる。
(ナツ)おはよう。
(梨花)おはよう。
梨花腹減ってんじゃないの?平気。
食欲ないから。
いいよ…。
ったく…。
・
(ノック)・
(ナツ)入るぞ。
聞いたよ昨日の話。
篠にがつんと言っといたからさ。
梨花の話も聞かないでひどいこと言ったんだって?ひどいこと言ったなんて思ってないんじゃない?もしそうなら篠が自分で来るでしょ。
篠も本心で言ったんじゃないだろ。
何があったんだよ。
亘に何かされたか?俺昨日梨花があいつと話してるの見たんだ。
もういいよ。
私がキャバクラでバイトしてるのは事実だし。
ナツだって軽蔑してるんでしょ?バカかお前は…。
(梨花)私なんかほっといてよ。
ほっとけねえよ!前にも言ったろ?「梨花のことはマジだ」って。
もう強がんのやめろよ。
(梨花)ごめん!私…ナツのこと何とも思ってないから。
(五月)亘さんって私のどこが気に入ったの?私は亘さんの自分の世界持ってるとことか群れない感じっていうのがすてきだなって。
(亘)何でそんな話するの?
(五月)だって亘さん言ったでしょ。
「私のこと知りたい」って。
でも私のこと好きって言ってくれないよね?やっぱり言ってくれない。
(亘)そろそろ絵を描きたいから出てってくれないかな。
(五月)見てたら駄目?
(亘)気が散るから。
(五月)それいらないと思いますよ。
(五月)亘さんの部屋に絵あるじゃないですか。
布の掛かったやつ。
あれって何の絵ですか?
(五月)前に見ようとしたらめっちゃ叱られたんです。
「見るな」って。
もしかして初恋の人とか?
(茉奈)誰の絵を描いてるかなんて五月ちゃんは知らなくていいのよ。
教えてください。
知りたいです。
(茉奈)知らなくていいの!何でそんなむきになるんですか?別にむきになんかなってないって。
亘さんあなたには絵を見せたくないのよ。
(美希)梨花にそんなこと言ったの?篠君だって梨花が誰にでも抱き付くような子じゃないって知ってるでしょ?そうだけど。
いきなりだったしバイトのこととかも嘘ついてたから頭きてつい。
(美希)キャバクラのことを「塾講師」って言ってたのは篠君に知られたくなかったからだと思うよ。
そんなの気にすることないだろ。
気にするよ。
好きな人には知られたくないと思う。
いや…でも昔の話だし。
梨花言ってたよ。
今でも篠君のこと好きだって。
だから絶対傷ついてる。
(ノック)
(梨花)亘さん私です。
梨花です。
約束が違います。
どうしてバイトのことみんなに言ったんですか?
(亘)話はそれだけ?車のキーは?亘さんが持ってるんですよね?返してください!もうこれ以上みんなに嘘つきたくないんです。
キーを返して!
(亘)約束が違うのはそっちだろ!やるって決めたのは君自身だ。
裏切っといていまさら仲間思いはないんじゃない?
(ノック)・
(美希)お兄ちゃん。
どうした?
(美希)話があるから来て。
(亘)どうしたんだよ美希。
(亘)どういうこと?これお兄ちゃんだよね?俺の部屋に行って2人で話そうか。
ここで話して!これ仕掛けたのお兄ちゃんだよね?お兄ちゃん!俺がやった。
俺は美希のことが心配だったんだ。
それ以外の目的なんてないし。
梨花とナツ君の会話の音声を篠君にメールしたのもお兄ちゃん?ナツ君を小屋に閉じ込めたのも?お兄ちゃんのせいでみんなばらばらになっちゃったじゃない!何がしたいの?お兄ちゃんの考えてること全然分かんないよ!
(亘)聞いてくれ。
俺はただこんなやつらから美希を守りたかったんだ。
こんなやつら?みんな私の大事な友達なのに。
今すぐここから消えて。
出ていって!美希…。
待ってくれよ。
俺は…。
美希は信じようとしたんですよ。
きょうだいだから。
だから「防犯カメラの音声だ」って言われてもそれ以上追及しなかった。
なのにまだ言い訳すんのかよ!これ以上失望させないで!
(五月)ちょっとひどいじゃないですか!みんなして。
(ナツ)お前は黙ってろ。
(五月)そもそもの発端はナツさんが梨花さんとキスしたからじゃないですか。
亘さんのせいでばらばらになったみたいなこと言わないでくださいよ!
(ナツ)目覚ませよ。
何でこいつの味方すんだよ!お前利用されてるだけだろ。
(五月)そんなわけないし。
お兄ちゃんみんなに謝って。
美希…。
待ってくれよ。
どうして俺が…。
(美希)謝って!ごめん。
みんなに迷惑掛けて悪かった。
亘さん…。
これでおとなしくなんだろ。
ざまあ見ろって感じだよな。
今頃悔しくてもだえてんじゃねえの?何だよ。
このままで済むのか?亘さんがこんなことした本当の理由ってさ…。
(亘)《お前がいなくなったら俺はどうすれば…》確かに過剰だけど妹の美希を心配してたんだろ。
過剰?異常の間違いだろ?まるでストーカーだよ。
ストーカーって普通恋愛感情でするもんだろ?まさか…美希に?想像したくないけど何かそんな気がしてさ。
茉奈にしかこんなこと聞けないからさ。
ていうか茉奈だったらホントのこと知ってるんじゃないかと思って。
これ以上関わらない方がいい。
それってどういう意味だよ。
やっぱあいつ変態野郎なのか?知らないし知ってても言わない。
何だよそれ。
美希は友達じゃねえのかよ!だって私たちにどうにもできないじゃない。
でもこのままじゃ美希が悲しむことになるだろ。
だったら美希に言える?亘さんが美希のことそんなふうに見てるって言える!?
(ナツ)五月ちゃん。
亘さんが好きな人って美希さんなんですか?違うんだ五月ちゃん。
信じられない…。
あり得ないですよ!五月ちゃん!前から知ってたんですか?違うって。
篠君たちが勝手に思ってるだけ。
そんなことあるわけないでしょ。
(五月)何で隠すんですか?否定すればするほどホントに聞こえますよ。
こんなふうにわざわざ追い掛けてきて。
あの2人きょうだいですよ!あり得ないでしょ。
茉奈さんよく平気でいられますね。
私絶対耐えられない。
だから違うって言ってるでしょ。
亘さんに直接確認してきます。
(茉奈)やめて!もうこれ以上余計なことしないで!美希や亘さんには絶対言わないで。
・
(ノック)
(亘)茉奈俺と美希を元に戻してくれ。
頼むよ。
茉奈にしかできないんだ。
亘さん変わったね。
変わったのは美希だ。
美希。
亘さんのことなんだけど。
少し言い過ぎじゃない?
(美希)何でお兄ちゃんの肩持つの?別にそんなんじゃない。
亘さんあれからすごい落ち込んでるから。
でも悪いのはお兄ちゃんだし。
確かにやり過ぎだけど美希を思ってでしょ。
それは美希が一番分かってるはずじゃない。
・本気で言ってるのか?いくら亘さんが好きだからってそんなことまでするなよ!
(茉奈)ほっといてよ!子供のころから美希と亘さんがケンカしたときは私が仲直りさせてきたの!そうだよね?さっきのもいつものきょうだいゲンカだよね?ごめん。
私許せない。
昨日はごめん。
「ごめん」って何が?だから言い過ぎたっていうか。
いいよ。
全部篠が思ってたことなんだよね。
じゃなきゃあんな言葉出てこないよ。
梨花…。
篠が思ってるとおり私最低な女だから。
知らなかったんだよ。
梨花がまだ俺のこと好きだなんて…。
だから無神経なこと言っちゃったかもしれない。
何で?美希が言ったの?いや…あの…。
信じらんない。
何で篠にそんなこと言うのよ。
もうどこまで私のこと…。
梨花!・
(ドアの開く音)
(ナツ)お前また何か言ったの?俺が行くよ。
梨花。
ナツには関係ないことだから。
そう怒んなって。
別に俺のことはどう思っててもいいからさ。
ちょっと話すか。
(ナツ)んっ。
全部お前のせいだ。
お前さえいなけりゃ美希は…。
俺の美希を返せ。
返せ!そんな目で美希を見るのはやめろ!そんな目?あんたの美希への気持ちは異常だ!それはきょうだい愛じゃないだろ。
兄貴が妹を思うのは当たり前だろ!あんたは美希のこと女として見てる。
何言ってんだ…。
俺が美希をそんな目で見てるわけないだろ!お前俺の何を知ってるんだ?何を知ってるんだ!?あっ!?これ以上美希に近づくな!ふざけんな!美希は俺の妹だぞ。
美希は俺のものだ!美希を失ってもいいのか!?あんたの気持ちを知ったら美希は二度とあんたを兄貴だと思わなくなる。
そうなる前に美希の前から消えろ。
《あんたの美希への気持ちは異常だ!》《あんたは美希のこと女として見てる》《あんたの気持ちを知ったら美希は二度とあんたを兄貴だと思わなくなる》《そうなる前に美希の前から消えろ》
(ナツ)ヤバかったよな〜。
1年のときの新歓コンパ。
男子全員梨花に注目だったからね。
あっ思い出した。
確か飲み代払えないから貸してくれって…。
初対面でいきなり。
(ナツ)そうそう。
ってあれ返してもらったっけ?
(ナツ)ひっでえお前。
即行返したわ。
そうだっけ?フフ。
よかった。
(梨花)んっ?久々に笑ってくれた。
あのころみたいに楽しくやろうぜ。
なっ?篠のことも許してやってよ。
ナツ…。
よし。
そろそろ戻るか。
どうした?ナツ私…みんなに隠してたことがあるの。
(ナツ)やっぱり亘に何かされたのか?
(梨花)車のスペアキーを篠たちに渡すなって。
私なの昨日届いたキーを隠したのは。
それでキーは?今は亘さんの所にあると思う。
言うとおりにしなきゃ「バイトのことみんなに言う」って言われて。
あの野郎もう我慢できねえ。
いいの。
そんなことしてほしくて言ったんじゃないから。
(ナツ)梨花…。
何であんなことしちゃったんだろ。
(美希)梨花。
どうして言ってくれなかったの?バイトのこと。
私には嘘つかないでほしかった。
親友の私にも話せないことだった?親友?篠君とかには言いにくいことも私には話せるでしょ?
(梨花)親友なのにどうして美希はナツと付き合ってること私に言わなかったの?
(美希)それは私もばたばたしてて。
それとさ篠に言えないから美希に言ったのに何で話したの?えっ?篠に言ったでしょ?私が篠のことまだ好きだって。
それは…。
(梨花)ひど過ぎない?何なの?同情?私そんなつもりじゃ…。
(梨花)それとも優越感?とぼけないでよ。
いくら美希だって気付いてるでしょ?何が親友よ。
都合よくそんな言葉使わないで!
(五月)《キャバクラのことってまだみんなには黙っておいた方がいいんですよね?》《親友の私にも話せないことだった?》《何でそんな嘘つくんだよ》《信用されてないんだな》《仲間だと思ってたのに…》
(梨花)《キーを返して!》《裏切っといていまさら仲間思いはないんじゃない?》亘さん。
《ねえこれって何の絵描いてるの?》《触るな!》
(茉奈)《誰の絵を描いてるかなんて五月ちゃんは知らなくていいのよ》
(茉奈)《だったら美希に言える?》《亘さんが美希のことそんなふうに見てるって言える!?》何これ。
あっ。
あっごめんなさい。
どうしても気になっちゃって。
何で見た?亘さん?何で見た!?
(亘)「見るな」って言っただろ。
(五月)嫌だ!待て!
(五月)ごめんなさい!嫌だ!放して!痛い!お兄ちゃん!
(五月)嫌だ!
(亘)何で見た!?
(五月)放し…!やめてくだ…助けて!
(亘)何で見た!?
(美希)やめてよ!何てことするのよ!美希…。
(美希)五月ちゃん!・
(ドアの開閉音)・
(ドアの開閉音)亘さんが五月ちゃんを…。
・
(ドアの開閉音)
(亘)どこだ?どこにいる?どこだ!?嫌…。
来ないで…。
やめて!ごめんなさい。
お願い…。
(五月)嫌〜!2014/03/01(土) 23:10〜23:55
関西テレビ1
<土ドラ>ロストデイズ #08[字]
「死へのカウントダウン…絶対に許さない!」お互いの秘密や裏切りを知り、心がバラバラになってしまった篠たち友人グループ。今夜ついに殺人が起きる!
詳細情報
番組内容
篠裕太(瀬戸康史)ら6人が卒業旅行で桜田美希(石橋杏奈)の別荘に来て7日目の夜。
佐々木梨花(トリンドル玲奈)は桜田亘(桐山漣)から脅されていることを篠に打ち明けようとするが、逆に篠からキャバクラのバイトの件で全員に嘘をついていたことをとがめられてしまう。
そして8日目の朝を迎える。
気まずい雰囲気の篠と梨花を見て、高野ナツ(吉沢亮)が話を聞こうとするが、バイトのことで皆から軽蔑されたと思い
番組内容2
込む梨花は聞く耳を持たない。
立花五月(三吉彩花)が、亘の部屋にある布のかかった絵の存在について笛木茉奈(小島藤子)に聞いたところ、茉奈は動揺した様子をみせる。
梨花との昨晩のいきさつを聞いた美希は、梨花は今でも篠のことを想っているという事実を篠に話す。
一方、「これ以上みんなに嘘をつきたくない」と、レンタカーのキーを返すよう亘に直談判しに行った梨花だが、亘は冷たく突き放す。
リビングに仕掛け
番組内容3
られた盗聴器を見つけた美希。亘を呼び出し、この旅行中、6人の仲を引き裂くさまざまな事件を起こしたのは亘ではないかと問い詰める。全て自分がやったことだと認めつつも「ただ美希を守りたかった」という言葉を繰り返す亘。そんな兄の姿に失望した美希は、「いますぐここから出てって!」と拒絶する態度をみせる。
全員に頭を下げ謝罪する亘だが、自分の思いを美希に理解してもらえないことに、怒りと悔しさが収まらず…。
出演者
篠裕太: 瀬戸康史
桜田美希: 石橋杏奈
佐々木梨花: トリンドル玲奈
高野ナツ: 吉沢亮
笛木茉奈: 小島藤子
立花五月: 三吉彩花
桜田亘: 桐山漣
スタッフ
【編成企画】