今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
150年前黒船でやってきたペリー提督を驚かせたのは海から見えたこの富士山。
そう。
ここは神奈川県横須賀市です。
もしも当時今日ご紹介するお店があったらペリーはもっと驚いたに違いありません。
すごい大行列が出来ているここすかなごっそです!「すか」は横須賀の「すか」「な」は菜っ葉の「な」そして「ごっそ」はごちそう!横須賀をはじめとした三浦半島の新鮮な野菜を売っている産直のお店です。
いやすごいですね大盛況です!たくさんお買い上げくださいましてサンキューペリーマッチです!あの今「ペリー」と「ベリー」をかけたんですけど…。
あっ聞いてらっしゃらないですね。
皆さん野菜に夢中です。
ハハッ!今日は友達に頼まれて東京にちょっと送ってあげるの。
って言われました。
この時期の一番人気は三浦半島の名産三浦大根です。
煮物にしても煮崩れしないのでじっくり味を染み込ませる事が出来るんです。
おでんにぴったりですよね西田さん。
ヘヘヘヘ!わかってますね桃ちゃん。
でもこの三浦大根を作る農家が今では減ってしまって市場にも出回らなくなってしまったんですね。
幻の味なんて言われてます。
(孝志さん)よいしょ!そんな三浦大根を守ろうと頑張っている方が今日の主人公です。
ご紹介しましょう。
2年前59歳でリタイアし日々畑で汗を流すようになりました。
よいしょ!いや〜腰がちょっとつらそうですね。
私にはちょっと無理かな…。
どうしても三浦大根はね。
青首大根はどうなんですか?あ〜本当だ!三浦大根は一般的な青首大根に比べて土に埋まっている部分が太く抜くのに力が必要です。
なるほど。
しかも面積あたりの収穫数が少ないため栽培する農家がだんだん減ってきてしまったんです。
うんうん。
今では日本の大根の90パーセント以上が青首大根なんだそうです。
いや三浦大根は手間のかかる大根なんですね。
よいしょ!ほら。
あら今度はちょっと変形してますね。
こうした「股割れ」と呼ばれるものが多く出るのも三浦大根の特徴です。
ああそうですか。
この股割れちゃんはどうなっちゃうんですか?これはねうちのかみさんにあげようかなと思ってます。
山田家のおかずになるんですね!それでは桃ちゃん。
今日の舞台のご紹介をお願いします!今日の舞台神奈川県横須賀市は海の街として知られていますが内陸部には畑が広がり農業も盛んです。
温暖な気候に恵まれキャベツや大根をはじめとした露地ものの野菜が一年を通して収穫出来ます。
本日の主人公山田さんのお宅も古くから農業が盛んな内陸部にあります。
左がご自宅右は野菜の加工場です。
ここにもう一人の主人公がいます。
ご紹介しましょう。
サラリーマンから農家に転身した夫を支えています。
弘子さんの担当は漬物など野菜の加工です。
これがうまいって評判なんです。
親戚から聞いたのとか友達に聞いたのを自分なりに味ちょっと調えて…。
産地直売所すかなごっそでも人気商品となっている弘子さんの漬物。
おお!一般的なたくあんとは違い米ぬかを使わず塩酢砂糖のみでおよそ3週間漬け込みます。
おおっうまそうですね!この大根は孝志さんにお願いして漬物用に栽培してもらっている細いタイプの白首大根です。
もちろん名産の三浦大根の漬物も評判いいんですよ。
毎日美味しい漬物が食卓に上る山田家。
うらやましいです。
横須賀市の農家に生まれた孝志さんは両親が畑仕事をする姿を見て育ちました。
作物を作るとか自分で作ったものを自分で食べるとかという事に対しては小さい頃からごく当たり前の事だったというふうに思いますけどね。
31歳の時同じ横須賀市出身の弘子さんとお見合い結婚。
3人の子供が生まれました。
孝志さんは農協の預金や貸し付けの部署で働いてきた金融マン。
しかしいずれは両親の残した田んぼや畑を継ぐ時が来るだろうと思っていました。
その思いが現実的になってきたのは50代半ば。
地元に初めて大型の産地直売所が出来る事を知ったのです。
そこを自分の力で盛り上げる事が出来るならばぜひ農業にチャレンジしてみたい。
そう考えた孝志さんは2012年弘子さんと2人で農家になる事を決めました。
一緒に2人でね…2人でだったら出来るんじゃないかなっていうふうに話し合いの中ではなったんですね。
よいしょ!はい。
はい。
じゃあ葉っぱ切る…。
というわけで本日は温暖な三浦半島で農業を始めたご夫婦のお話です。
ふるさとの野菜を多くの人に味わってもらおうと今日も畑で奮闘中!三浦大根のようにどっしり大地に根を下ろした第2の人生。
元気いっぱいでーす!神奈川県横須賀市の朝。
1年半前に農家になった山田孝志さん。
一日の始まりは野菜の収穫からです。
今日もまず三浦大根が相手です。
(孝志さん)よいしょ!全身の力を込めて引き抜きます!いや〜骨折れますねぇ!やっぱり鮮度はね朝取りが一番いいですよね。
孝志さんは色々な種類の野菜を育てる事で一年を通して収穫が出来るように努力しています。
中にはとっても珍しい野菜もあるんですよ。
ほうほう…。
では西田さん野菜クイズです!はいはい!この野菜はなんでしょうか?バカにしなさんな。
カブに決まってんでしょうが。
ブッブー!えっ!?これは大根です。
おむすびッシュ大根。
はあ?おむすび・うぃっしゅ?おむすび型のラディッシュでおむすびッシュです。
なるほど。
ハハハ!水分が少ないので天ぷらにして食べると美味しいんですよ。
ほほう…。
(孝志さん)ゴルゴっていう名前なんですけど。
今度はなんかスナイパーみたいな名前ですね。
13個あったら『ゴルゴ13』ですよ。
(孝志さん)中は…こうです。
おおっ射撃の標的みたい!やっぱりそこからのネーミングなんでしょうか?いいえ。
原産国のイタリアでゴルゴと呼ばれている野菜なんです。
はあ〜。
十分甘くて美味しいですね。
はい。
ヨーロッパではサラダでおなじみの野菜なんですよ。
いや知らない野菜がまだまだあるもんですねぇ!今度は葉物野菜です。
はいはい。
(孝志さん)スイスチャードっていう…。
この軸が色がなんか3種類ぐらいあるみたいで。
いやカラフルというかきれいですね!これ同じ野菜なんですか?そうなんです。
サラダの彩りにぴったりですよね。
シャキシャキとして苦味はないです。
いやそれにしてもまあ色んな種類の野菜を育ててますねぇ。
こんなに多いと手間かかるんじゃないですか?うちなんか面積少ないですからね。
本当にあの…色んな種類作ってみてリスク分散じゃないですけど。
リスク分散…いわゆるリスクヘッジってやつですね。
さすが金融ひと筋だった孝志さんですね!この日の朝山田家はとってもにぎやかです。
同居している長男和輝さんと次女みおさんと一緒に食卓を囲みます。
農家になってからはこういう機会も増えました。
今朝の献立はオムレツに取りたて野菜のサラダに漬物です。
いや〜ヘルシーな朝ごはんでいいですねぇ!和輝さんみおさん。
ご両親が農業を始めた事お二人はどう思ってます?昔仕事してた時よりも今のが生き生きしてるなと思います。
すごい毎日楽しそうにやってるので。
思ってたよりもすごいストイックにやってるんでそれがなんか意外だったかなというか…。
もうちょっと緩くやるのかなと思ってたんで。
そして朝食を終えた孝志さんは収穫した野菜の納品に向かいました。
車で20分ほどの場所にあるすかなごっそです。
ここでは値段を決めるのも置く場所を決めるのも農家です。
やる気さえあれば結果もちゃんと出るというわけなんですねぇ。
漬物名人弘子さんが作った大根の漬物も並べます。
こちらはすかなごっそがオープンする時孝志さんに「出品してみては?」と声をかけてくれた方です。
実は島野さん孝志さんが勤めていた時の部下だったんです。
ええっ!?でも…。
いつも頭下げて叱られてます。
もう本当勘弁してください…。
やっぱり常に…いいんですかね?これ…常にこう顔は厳しかったですね。
厳しかったです。
もう今はあのなんていうんですかね…。
本当に楽しんでるんだなって。
孝志さんの他にもすかなごっそが出来てから農業を楽しみ始めた方がいっぱいいます。
少しだけの野菜でも気軽に納品出来るので高齢のため農業を諦めていた人たちが戻ってきてくれたんですねぇ。
嬉しいです。
エヘヘ!儲かってますか?ハハッウソウソ!どうですか?楽しんでますか?農業。
楽しいよ!アハハハ何よりですねぇ!自宅の加工場では弘子さんが大仕事に取り掛かっていました。
これ三浦大根ですよね?大仕事…何を作るんだろう?火にかけた鍋に三浦大根を入れて煮詰めていきます。
へえ〜なんだろう?自家栽培のゆずは香り付けです。
大根おろしの煮込みなんて聞いた事ないしな。
アハハ!砂糖も入れるのでとーっても甘いものです!甘い?えっ?もしかして…。
そう!実はこれ三浦大根のジャムなんですよ。
うわっ珍しい大根ジャム!ジャム作る時はもう作るぞっていって…。
なるほど大仕事ですねぇ!これもすかなごっそで売るんでしょうか?そうなんです。
このジャムは少しでも多くの人に三浦大根の美味しさを知ってもらおうとすかなごっその企画で考え出されたものです。
農家のお母さんたちが同じレシピで作っています。
ああ〜!10本ずつ並べる?みんなのそれぞれ。
今日は対面販売しようと集まりました。
ああ〜そうですかなるほど。
三浦大根のジャムってどんな味するんでしょう?ちょっと食べてみたいですねぇ。
今日は1人でも多くの方に美味しさを知ってもらえるようにバンバン味わってもらいましょう!横須賀を知って頂くにはなんか頑張れないかなと…。
そうですね。
こういう機会があると嬉しいですね。
パンに塗って試食の準備も万端ですよ!丹精込めて作り上げた三浦大根ジャム!あっ来た来たお客さんだ!三浦大根ジャム試食しませんか?いいですか?ああ…残念。
入ってすぐだからね。
確かにね。
まずは売り場へ進んじゃいますもんね。
大根ジャム試食しませんか?いいえ…。
ああ…。
ここで弘子さん野菜売り場まで出向いて声をかけ始めました。
どうでしょう?三浦大根ジャムいかがですか?三浦大根をジャムにしました。
さあどうですか?どうですか?ヘヘヘヘ!売ってますんでよかったら。
いや〜これは好感触じゃないですか!あっ続々とお客さん集まってきましたよ!ヘヘヘ!あら3個もお買い上げ。
3つだけにありがとさんな〜んて!もうジャムだけにギャグも甘いっす!すいません!この日孝志さんが向かったのは近所にある池上神社です。
(孝志さん)こんにちは。
遅くなりました!今日は祭りに備えて神輿の修理をするために集まりました。
孝志さんが代表を勤める神輿の会の皆さんです。
実は孝志さん若い頃から神輿を担ぐのが大好きでここ池上神社の神輿の管理を頼まれてるんですねぇ。
孝志さんにとって大切なお神輿です。
手作りで作った神輿なんですよ。
買ったんじゃないんです。
そうなんですよね!神輿の裏には孝志さんの名前が刻まれています。
4年がかりで作り上げました。
孝志さんはこの神輿を担ぐ事でふるさとの素晴らしさを心に刻んできました。
自分の生まれ育ったところをなんていうんですかね盛り上げていきたいっていう気持ちもありますしね。
年齢も職業も超えてひとつになれる神輿は地域の人々の心のよりどころなんですね!鎖3目して…。
弘子さんも地域の活動をしています。
商店街にある集会所で近所の方々に編み物を教えているんです。
家族が着てるものが全部ニットっていうか手作りのニットだったんで近所の人がそれを目にして教えてって言われて…。
引き受けて以来3人の子育てをしながらずーっと続けてきました。
今年で25年目。
生徒の皆さんはほとんどが年上です。
こちらが最年長の生徒さん。
美與子さんお元気ですね!1919!ナインティーンナインティーンね!編み物歴は何年になりますか?編む歴はね77歳から始めたの。
もうこれのおかげで頭もぼけてないし。
それでみんなとおしゃべりも出来るし。
もう何よりですよ。
最高ですよ。
ハハハハハ最高ですか!人の輪が元気の源。
素晴らしいです!神輿の修理も無事終わり親睦会が開かれました。
ああいいですねぇ。
(孝志さん)神輿の修理お疲れさまでした!いつもあの本当…。
何もありませんけど一杯やってください。
またよろしくお願いします!
(一同)お疲れさまでーす!何もありませんとか言ってますけど弘子さんがちゃんと用意してますよ!自慢の新鮮野菜を使った料理です。
こちらは大迫力のなんてったって大きな三浦大根が使われています。
囲炉裏の鍋には野菜がたくさん入ったいいな〜!おおゴルゴがのったサラダもありますね!いや〜実にカラフルです。
天ぷらは…。
年齢も職業もバラバラの皆さん。
でも生まれ育った横須賀が大好きという事だけは皆同じです。
人生で大切な事は全て神輿から教わった。
孝志さんは胸を張ります。
(孝志さん)神輿ってね気が揃わない相手と担いでるとすっごい重いの!四方の鈴がきちっとみんな同じテンポで鳴るっていう時はみんなの気持ちが揃ってる時なんですよ。
だからきれいにもう…。
で一人ひとりの負担も少ない。
農業も同じだと感じています。
すかなごっそに農家が集まりみんなの力で三浦半島の野菜を盛り立てる。
ふるさとという神輿をみんなで担いでるんですね。
めめちよ!
(孝志さん)何言ってるかよくわかんないよ!この日山田さんのお宅に小さな訪問者が。
孫の遼太朗くん2歳です。
ばあばのほうがいいのかよ。
なんだよ。
ばあばのほうがいいのかよ。
ヘヘヘヘ!おじいちゃんよりはおばあちゃんのほうがいいんだ。
ねえ遼太朗くん!こんにちは。
こんにちは。
今日は今年の初物のたけのこを収穫します。
自宅の裏山に竹林があるんです。
こっちこっちこっち。
(遼太朗くん)どこだ〜?どこだ〜?孝志おじいちゃん張り切ってます!あっ…あったあった!出てきました!
(孝志さん)よいしょ!よっこら…はい取れた取れた。
おお〜立派なたけのこですよ。
ほら!この日は遼太朗くんにとって人生初のたけのこ掘り。
おじいちゃんいいところ見せないといけませんね!ヘヘ〜!30分ほどでこんなに収穫出来ました!あっ遼太朗くんも掘りたくなっちゃったみたいです。
ヘヘヘヘ!踏んじゃった?
(孝志さん)うんうん。
踏んじゃったから取れちゃったよ。
ほら取れちゃった。
アハハ遼太朗くんみたいにミニサイズですね。
でも記念すべき初めての収穫です。
よかったね!
(孝志さん)この中入れといて。
さっとアク抜きをして初物のたけのこを頂きましょう!いいですね〜!やっぱりその季節初で食べると一番美味しいです。
初物を食べると75日寿命が延びるって言いますからね。
うん美味しい美味しい。
さあ遼太朗くんはどうかな?
(弘子さん)美味しい?ヘヘヘヘ…!まだこの味ちょっとわかんないかな?そのうち手伝って掘ってくれるようになればいいんですけどね。
もうあっという間ですよ。
ねえ!孫と一杯なんていう日もね。
全てを心機一転新たにチャレンジする第2の人生もあります。
でも山田さんご夫婦が選んだ道は愛し続けてきたふるさとを舞台にした人生でした。
第1の人生は種をまき続けた日々だったかもしれません。
そして今それが大きく育ち花を咲かせています。
孝志さん弘子さん。
Dialogu2014/02/15(土) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
人生の楽園[字]
新しい人生を選択し、夢を実現した人がいます。「人生には楽園が必要だ」で始まるこの番組は、“新しい生き方”を提案する大人のための「いい人生の歩き方」発見番組です。
詳細情報
◇番組内容
楽園の舞台は神奈川県横須賀市。 地元の農業を元気にしたいと考えた主人公は、50代半ばで脱サラし、専業農家となった。最近あまり栽培されなくなった三浦大根の他、様々な珍しい野菜を育て、地元の産直所で販売している。妻は三浦大根ジャムなどの加工品を手作りして夫を支えている。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者
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