アニメ 団地ともお・セレクション「ヒマをもてあましまくるともお」ほか 2014.02.15

子が見えています。
埼玉県富士見市にある体育館と見られる映像です。
屋根が完全に抜け落ちています。
雪の重みでしょうか。
屋根が抜け落ちている様子が見えています。

(オープニングテーマ)
(木下ともお)やべ〜完全に遅刻だ!ハァハァハァハァ…。
あ?うわっやべえ!ハァハァ…。
(生徒)起立礼。
(生徒たち)さようなら。
(本田先生)はいさようなら。
皆さんあしたは学校休みですからね。
(生徒たち)は〜い。
あ?あした水曜だぞ。
何で休みなんだ?
(吉本雅人)あしたは市民の日だろ。
市民の日…?おおそうかすっかり忘れてた。
オレ去年もお前に言った気がするぜ。
危なかった。
今聞かなかったらオレ今年も学校に来るところだったぜ。
去年は来てたのかよ。
ヘヘヘ…オレ学校好きだから。
勉強は好きじゃねえけど。
そういやさ6棟の大月って何かあったのか?
(吉田由伸)2組のか?あああいつおととい引っ越したんだよ。
そうなのか?それであいつんち空っぽだったんだな。
別れの挨拶もなしかよ。
冷たいでやんの。
急な話だったらしくてな。
あいつんち家の事情で親が別々に暮らす事になって母親のとこに行く事になったらしいぜ。
(由伸)そういうのってさどっちのところに住むかってどう決めるんだろ?じゃんけん一発だったら緊張するだろうな〜。
いろいろ話し合って決めるんだろ。
話し合いか〜。
(吉本)2組のやつらも全然聞いてなくてびっくりしてたしオレたちも大月とはたまに野球するくらいだったしな。
(由伸の妹)お〜いお兄ちゃん!あいけね!早く帰ってこいって言われてたんだった。
何かあるのか?あした父さんも休みになったから泊まりがけで温泉に行くんだ。
じゃあな〜!
(吉本)おお。
じゃあな〜。
温泉か。
いいな〜。
なあオレたちも今日銭湯にでも行かないか?いやダメだ。
うちも珍しく出かけるんだ。
そうなのか?じゃああさってな!あ〜…。
心の声
(ともお)吉本は知らないだろうけどお前すらもいない休みの日オレ結構大月と遊んでたんだぜ。
そういえば大月がよくみんなに言い触らしてた事があったな。
(大月)なあ木下は知ってた?うちの棟の壁の染み人の顔に見えるんだぜ。
人の顔…。
う〜ん。
聞いた時も見てみたけど人の顔なんか見つからなかったな。
そん時は「まあいいや」と思ったけどうそとも思えないしちょっと気になるな…。
大月に聞きたいけどあいつもういないもんな〜。
う〜んなんかもやもやする。
(木下哲子)ああ6棟の大月さんち。
母さん知ってたの?近所の人の話聞いてね。
そうか〜。
うん?うちも父さんと別々に住んでるけどたまに父さん帰ってくるしずっとじゃないもんな。
なあ姉ちゃん。
(木下君子)う〜んそうね。
子供は余計な事気にしなくていいんだよ。
ちぇっ…。
(哲子)さあこれ食べて歯磨きして寝な。
(君子)やった〜プリンだ!チョコとマンゴー…。
ともおどっち食べる?心の声
(ともお)もしオレんちも大月んちみたいに親がずっと別々に暮らす事になったらオレは父さんと母さんどっちを選ぶんだろう…。
やっぱり父さんかな?でも毎日御飯作ってくれるの母さんだし…。
それにオレが父さん選んだら母さん悲しむだろうしな…。
(泣き声)うっうっ…。
どっちかなんて選べねえよ〜。
ううっ…そこまで悩むか。
(君子)コラ水出しっぱなしにしてもったいないでしょう。
うん?ふだん考えもしなかったけど水道って不思議だよな。
当たり前だけど蛇口をひねるだけで水が出る。
ハッ!待てよ。
ここ3階なのに…。
水って高い所から低い所へしか流れないのに…。
これって実はすごい事なんじゃ…。
ほら終わったんなら早くどきなさいよ。
姉ちゃん不思議じゃないの?水がのぼってきてるんだよ?あんたストローでジュース飲んだ事あるでしょう。
水だってのぼったりもするわよ。
えっ!そうかストローか…。
心の声
(ともお)きっとこんな人たちが…こんなふうにしてるのか…。
心の声
(ともお)ストローの人たち毎日大変だろうな。
だから「水を大切に」って言うんだな。
あれ?何よ。
どうしたの?今日学校休みなのに何で姉ちゃん制服着てんの?学校は休みだけど部活があるのよ。
市民の日なのにか?うちの部は関係ないの。
じゃあね。
じゃあパート行ってくるから。
母さんも休みじゃないのか?市民の日は一年に一度しかないんだぞ!市民のための休みなんだからパートなんか行かなくても…!
(ドアが閉まる音)くそ〜。
母さんも姉ちゃんも市民の日を何だと思ってるんだよ。
決めた!オレはこの特別な日を市民として有意義に過ごしてやる。
もしかしてストローの人たちも今日は休みじゃないのかも…。
いつもありがとうございます。
オレこれからは水を大事にします。
うんこ以外トイレの水を流しません。
う〜ん…。
やっぱ顔には見えねえよな。
大月のやつでたらめ言ってたのかな。
(根津ユキオ)よう。
あっ。
大月のやつもういないんだってな。
ああ…。
大月がよくこの棟の染み人の顔に見えるって言ってなかった?なんか聞いた事あるな…。
どこが目でどこが口なんだ…?う〜ん…。
オレはそう見えた事ないから分かんねえや。
じゃあな。
う〜ん…。
くそ…何で気にならないんだ?これか?違う…。
ここにもそれらしき染みはないしこれは顔というよりはイカだな。
これはこれで貴重な気が…。
ここか?うん?これ大月のかな?
(大月)お〜いともお〜。
あっ?こっちこっち。
よう。
お前一人で遊んでるのか?まあな。
えっ?わっ!ヘヘッ。
どこか出かけないのか?ハハッ。
親どっちも仕事だからな。
わっわっ!あっ!あれ?どこ行った。
(大月)アハハハハハ…!何やってんだよ。
ちゃんと取れよ〜。
アハハハハ…!大月は今頃学校行ってんのかな。
引っ越さなきゃあいつも今日休みだったのに。
結局壁の染みは謎のままか…。
まあオレもふだんは気にしてなかったしそれだけオレ今暇って事か…。
うん?あっ!オレが去年埋めたやつだ…。
うん?このウシガエルの墓オレが埋めたやつじゃないな。
誰か他のやつが埋めたのか。
そういえば人間にしろザリガニにしろ毎日のように誰かがどこかで死んでいくわけだから毎日どんどん墓が増えていっていつか日本中が墓だらけになるんじゃないだろうか…。
そして墓だらけになって困った総理大臣はこれ以上墓を増やさないために…。
我が国では今日から誰も死んではいけない事にします!…という法律を作るかもしれない!でもその法律を破った時の罰って何だ?もう死んでるんだし。
あっまぐろ!心の声
(ともお)オレ以外にも特別な日だからソワソワしてる人がいるかもと思ったけど別にみんな普通だな…。
今日が市民の日じゃなかったら今日は普通の水曜か。
でもこれじゃいつもの水曜と変わりないじゃないか。
オレだけ別の時間を生きてるみたいだ…。
フ〜ッ…。
一年に一度のせっかくの特別な休みなのにくだらない事考えて終わっちゃった…。
うん?いや今日という日は特別な休みなんだから特別に無駄に過ごしてもよかったんじゃないか…?なんだそうならもっと無駄に過ごせばよかった。
団地中のダンゴムシ数えるとか…。
うん?顔だ…。
大月のやつ休みの日はオレ以上に暇を持て余してたからな…。
オレすらいない休みの時にこうしてこれを見ていたのかも。
あしたみんなにこの発見を教えて…。
いやいいか…オレと大月だけ知っていれば。
心の声
(オレ)この時間になると朝出かけていった人間たちが家へと戻ってくる。
(鎌倉景子)「はねとはらいがいいね」って褒められちゃった。
心の声
(オレ)今日のあいつは機嫌がいいな。
あの紙を眺めている時は大概機嫌がいい。
(青戸秀美)キャットキャット…キャット!心の声
(オレ)あいつは今日も難しい事を考えている。
猫か…。
そうだと思った!心の声
(オレ)どうやら一つの疑問が解決したようだな。
心の声
(オレ)あいつは相変わらず謎だ。
う〜ん。
吉本あったか?ないな。
ほんとに落としたのか?心の声
(オレ)あいつらは何か探している。
心の声
(オレ)おっ!人間どもお気に入りのあいつにも子供ができた。
親がバカなら子もバカそうだ。
心の声
(オレ)バカどもにはこれがお似合いだ。
あう。
あう?心の声
(オレ)それでも子供に落とすほど情けがないわけじゃない。
(うなり声)
(犬の飼い主)あっダメ!心の声
(オレ)おっとこいつに構ってる暇なんてないんだった。
心の声
(オレ)俺も子育てで忙しいのだ。
(オレの妻)それだけ?えっ?これでも苦労して見つけてきたんだが…。
(オレの妻)まだまだ足りないわよ。
どんどん持って来て。
心の声
(オレ)子供はよく食う。
運び役の俺は大変だがやりがいがある。
やりがいがある。
やりがいがある。
やりがいがある。
やりがいがある。
やりがいがある。
やりがいがある。
子育ての大変さは人間もカラスもそう違いはない。
(ケリ子の父)ただいま。
(ケリ子の母)おかえりなさい。
(ケリ子の父)頼まれてたネギ買ってきたよ。
あらやだこれ長ネギじゃない。
(ケリ子の父)え?タマネギ買ってきてって言ったのに。
(ケリ子の父)そうだっけ?心の声
(オレ)どこかで見たような光景だ…。
うわ〜おすしだ!食べていい?心の声
(オレ)俺がエサを集めるのと同じであの父親もあれを取ってきたに違いない。
よっ。
心の声
(オレ)こんなふうに。
そしてこんなふうに。
ただひとつ気になる家がある。
こいつの家庭だ。
この家の父親はほとんど留守にしている。
数か月に一度見るか見ないかだ。
心の声
(オレ)子供の発育も悪くない。
母さん晩御飯まだ?心の声
(オレ)一体誰がエサを運んでいるんだろう?もうすぐだから待ってな。
心の声
(オレ)初めはこいつが父親かと思ってたがどうやら母親のようだ。
この母親が父親の分までエサ運びを頑張っているのだろう。
これでも食べてな。
ヘヘ…。
心の声
(オレ)こんな光景を見てると昔群れの中にいた「アシナガ」というやつを思い出す。
やつの自慢は長く強靱な足。
他のオスの何倍ものエサを運ぶ事ができた。
なのでやつが毎年育てる子供は発育がよかった。
(米屋)おい持ってくんじゃない!心の声
(オレ)「俺に運べないエサはない」。
それがやつの口癖だった。
あの時も…。
キャ〜!泥棒!ブンちゃん大丈夫?怖かったでしょう?心の声
(オレ)足が抜けなくなってしまったアシナガを黙って見ているしかなかった。
子供に豪華なエサでもねだられたんだろうか。
いずれにせよアシナガは自分を過信するあまり…。
心の声
(オレ)俺がアシナガを見たのはあれが最後だった。
(鳴き声)心の声
(オレ)困ったのは残された奥さんだ。
アシナガの働きがよかったためまともにエサ取りをしてこなかったのだ。
生存競争の中その年に生まれた3匹のうちちゃんと成長できたのは1匹だけだった。
(八百屋)こら持ってくな!心の声
(オレ)しかしその残った1匹はエサに関してとてもがっついた性格になっていた。
結局その1匹はそんな性格のせいか…。
チューブの中に僅かに残ったマヨネーズを吸い出そうとして…。
俺がそいつを見たのはそれが最後だった。
母さんそっちのおまんじゅう一口ちょうだい。
まだ自分のがあるのになんて子だろうね。
一口!心の声
(オレ)こいつに関してはこのがっついた性格が心配だ。
多少は協力してやろう。
心の声
(オレ)本来運ぶべきは自分の子供へなのだが…。
うん?あれ?何で生ごみが並んでるんだ?心の声
(オレ)礼なら要らないぞ。
この子たちももう自分でエサを取れそうになったわね。
そろそろ巣立たせましょうか。
まだいいよ。
俺がしっかり取ってくるって。
だって他のうちの子は夏にはもう巣立ってるのよ。
うちだけよ。
秋になってもまだ巣立ってないの。
人間は子育てに20年かけるんだぞ!もう人間人間ってうちはカラスでしょう?そうやって甘やかすのが愛情じゃないのよ。
カァ〜…。
心の声
(オレ)ちぇっあいつは分かってない。
毎年の事だが子供の自立が子供との別れになるって事を。
人間なら人生に数回味わえば済む事を何で俺は毎年味わわなきゃいけないんだ。

(落下する音)うん?あ?あ〜っ何すんだ!こんなもん落としていくな!心の声
(オレ)礼はいいって。
大きくなれよ。
いい事したあとはバランスが必要だ。
そんな時俺はここに来る事にしている。
心の声
(オレ)あ!へ〜っ…。
心の声
(オレ)あいつも一応親なんだな。
あう?
(ほえる声)心の声
(オレ)あのバカそうな子供にもいつか巣立つ時が来るんだろうな。
ハッハッ…ヘヘッ。
父さんどっちから帰ってくるかな?うん?あっまたお前か!いつも生ごみ落としやがって!心の声
(オレ)礼はいいって。
ごみ捨て場に捨てろよな!
(木下鉄雄)ともお。
ただいま。
父さん!う〜っ!よっ。
心の声
(オレ)たまに帰ってきては父親面か。
フンまあいい。
俺も他人の子供の世話ばかり焼いているほど暇じゃないしな。
あれ?子供たちは?さっき巣立ったわよ。
え?何の挨拶もなしか。
あっさりしたもんだ。
いつもの事でしょう。
心の声
(オレ)人間と違い俺たちの親子のコミュニケーションはエサやりがほとんどだ。
人間は20年かけて子供たちを育てるが俺たちはせいぜい数か月。
かと言って人間より濃い親子生活を送ってるわけじゃない。
もっと子供たちとの時間が欲しい…。
どうしたの?いや…。
セミいるかなセミ。
セミはもういないだろう。
じゃあカブト!心の声
(オレ)あれだけ苦労して育てた俺の子はあっさり巣立ってしまったのにこの父親ときたら数か月に一度しか帰ってこないのに子供と仲良くやってやがる…。
しかしもしかすると人間の世界ではそれが普通なのかもしれない。
人間には20年かけて子供を育てる余裕があるのだ。
何か月もかけてすごいエサを取っているのかもしれない。
命懸けで子育てをしてる俺たちから見るとのんきすぎてあきれる。
そんな父親にべったりなあいつも許せん。
心の声
(オレ)許せん…。
取れた!フ〜…。
イタッ!えっ?あ〜っ!こいつ父さんに何すんだ!心の声
(オレ)それでも子供に落とすほど情けがないわけではない。

(エンディングテーマ)「団地ともお」お楽しみに!やぶの中から現れた鳥。
2014/02/15(土) 17:07〜17:32
NHK総合1・神戸
アニメ 団地ともお・セレクション「ヒマをもてあましまくるともお」ほか[字]

ヒマをもてあましまくるともお/たーんとお食べともお

詳細情報
番組内容
▽「ヒマをもてあましまくるともお」:市民の日のため、学校が休みになったともお。吉本たちと遊ぼうとするが、皆、家族と出かけるという。ともおは一人、転校してしまった2組の大月のことを思いながら、団地内をぶらつくが… ▽「たーんとお食べともお」:団地に住み着くカラス。彼は今日も団地の人々の様子を観察していた。子どもが生まれ、毎日餌探しに奔走するカラスは、人間の子育てに興味を持ち始める。
出演者
【声】三瓶由布子,坂本千夏,牧野由依,利根健太朗,田村睦心,武田華,藤村歩,アサコ,矢野亜沙美,植竹香菜,東地宏樹,魏涼子,中嶋ヒロ,金光宣明,田中あいみ,森田了介
原作・脚本
【原作】小田扉,【脚本】山田隆司,田辺茂範
監督・演出
【監督】渡辺歩
音楽
【音楽】長谷川智樹

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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