(テーマ音楽)
(小山茉美)「ありがとう」の気持ちを「感謝の思い」を1枚のはがきにこめます。
ちょう戦するのは畠澤健くん。
小学5年生です。
健くんにとって初めて書くお礼のはがきです。
そんな健くんを作家のあさのあつこさんがおうえんします。
代表作の「バッテリー」。
野球少年の「友じょうと信らい」をえがいたベストセラーです。
読者からの手紙に勇気づけられることが多いと言うあさのさん。
もらってうれしいお礼状の極意を伝えてくれます。
あさのさんのちょっとしたアドバイスで…。
できました!「ありがとう」の気持ちが伝わるすてきなお礼状が書けるようになりますよ。
サッカーが大好きな畠澤健くん。
健くんがお礼状を書きたい相手はコーチの斉藤亘さんです。
この4年間にさまざまなテクニックやサッカーの楽しさを教えてもらいました。
その斉藤コーチがこの春しゅうしょくのためサッカークラブをはなれることになったのです。
「4年間の感謝の気持ちを伝えたい」。
健くんは1人でお礼状を書き始めました。
しかし書いてはみたものの…どうもなっとくがいきません。
「ありがとう」の気持ちが伝わらないのではと自信が持てない健くんです。
「今までありがとうございました」という感謝の言葉で始まる健くんのお礼状。
でもその後は「おしえにこられない」という言葉が2度出てきて「悲しい」「ざんねん」という健くんの今の気持ちだけがつづられています。
あさのさんはもっと「感謝の気持ち」を健くんの言葉で書いたほうが思いが伝わる文章になると考えました。
こんにちは!「ありがとう」を具体的に言葉で表すには?あさのさんのレッスンが始まります。
今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
斉藤亘コーチ?漢字はわからないけど。
健くんが斉藤コーチに…。
リフティングのこつかな?あれむずかしいよね。
22回できる。
え〜すごい!落とさずに?うん。
すごいね。
それはコーチに教えてもらってできるようになったの?…となると思い出してみようか?具体的にポンポンでいいから書いてみて。
何に「ありがとう」なのかあさのさんの問いかけで考える糸が見つかったようです。
教えてもらったことを次々と書き出しました。
あさのさんすかさずメモ書きのこつを伝えます。
できたらその時の…。
教えてもらったことのうち健くんの番印象に残っている言葉は「ボールの下をければ上がる」。
これで苦手なキックをこく服しました。
印象に残った言葉から斉藤コーチとのさまざまなやりとりがよみがえってきます。
あっ思い出した!あの時の音や自分が感じたことがよりせんめいになっていきます。
「かい感」の「かん」ってどう書くの?ひらがなでいいや。
後で漢字調べよう。
書き出したのは3種類のメモです。
印象に残った言葉それをきっかけに自分が変わったことそしてその時の気持ちです。
実はこの3種類のメモを順番につなぐだけで簡単にお礼の文章が作れます。
健くん自然にえんぴつが動きだしました。
コーチに伝えたい「ありがとう」の気持ちが具体的な言葉になりました。
1つの文章になったところであさのさんは辞書を用意しました。
読みやすいようにひらがなを漢字に直すためです。
さらに「おしえてもらって」という同じ言葉がくり返し使われている所を直します。
「教えてもらう」ということはどういうこと?いろいろな言葉をさがしてみて。
「教えてもらう」。
「指じ」で調べてみよう。
「指じ」…。
「指ししめすこと指図すること」。
「みちびく」で調べよう。
あった!「みちびく」。
「案内する教える指どうする」。
指どう!お〜。
そうだね!辞書を使うと言葉の表現が広がります。
辞書を引いて知っているといろいろな言葉を使えるからね。
お礼状の本文を書き上げた後あさのさんは文の書き出しに季節のあいさつを書くことをすすめました。
自分なりの言葉で表す季節の変化。
自らの感せいや考え方を相手に知ってもらういい機会になります。
健くんどんな言葉を使って春を表すのでしょう。
じゃあがんばってね。
(健)はい。
いつもの通学路。
春をさがしながら歩くと音や風においもいつもとちがうように感じてきます。
チューリップ花葉木パンジー春風緑明るい色…。
斉藤コーチにとどけたい春。
健くんはあさのさんに教えてもらったようにメモ書きと辞書を使って自分だけの表現をさがします。
宿題たいへんだったでしょ?けっこうできた。
どれどれ?ここに春の言葉を書いて。
お礼状のいちばん最初に書く言葉どんなふうに書いてくれたかちょっと読んでみてください。
「梅やパンジーの花が咲き始め春風が感じられる季節になりました」。
オ〜!すご〜い!自分で考えたんだよね?うん全部。
すご〜い!すばらしい。
じゃあそれで書いてみましょうか。
いよいよ本物のはがきに清書です。
健くんここでこだわりを見せました。
梅の花のイラストをそえ少しでも斉藤コーチに春を伝えたいというのです。
最後までていねいに。
はい。
「大きく濃く太く」を心がけると読みやすい文字になります。
お礼の気持ちは文字にも表れます。
よし終わった。
できた?ごくろうさん。
健くんのお礼状です。
できました!「梅やパンジーの花が咲き始め春風が感じられる季節になりました。
斉藤コーチにキックのこつを教えてもらってうまくなれました。
下をけると上に上がると指導してくれてでもいがいとむずかしくてやりにくかったです。
あとける場所がちがうと音もちがうし足を痛めると言っていました。
教えてもらって変わったことはボールが上がるようになったし距離も伸びました。
そのときの気持ちはうれしいし快感でした。
今までありがとうございました。
これからは仕事をがんばってください。
ぼくもサッカーなどのことをがんばります。
斉藤コーチへ畠澤健より」。
オ〜!すごいね。
これは前のより全然何倍もいいから。
2日間かけて書き上げた健くんのお礼状斉藤コーチのもとへ送ります。
これでついに全部終わりました。
あとはコーチにとどくのを待つのみ。
健くんおつかれさま。
あさの流お礼状の極意。
思い出したことをメモで残すと後で文章を書くのに役に立ちます。
辞書を使うと言葉の表現が広がります。
自分なりの季節のあいさつを書いてみましょう。
文字は大きく濃く太くを心がけましょう。
1週間後健くんのもとに斉藤コーチから返事がとどきました。
「健くんへお手紙どうもありがとう。
まさか自分のアドバイスをこんなにもはっきり覚えていてくれたなんてといううれしい気持ちでいっぱいです」。
健くんの「ありがとう」の気持ちはちゃんと伝わったようです。
「ありがとう」を伝えると「ありがとう」が返ってきます。
2014/01/31(金) 01:50〜02:05
NHKEテレ1大阪
伝える極意「ありがとう!の気持ちが伝わるように〜お礼状〜」[解][字]
小学校高学年向け国語・総合的な学習の時間のための番組。子どもたちが文章、話し方、映像などの表現手法に挑戦、自分の考えを伝える「極意」を、表現の達人に学ぶ。
詳細情報
番組内容
「ありがとう」の気持ちを伝えるお礼状。自分の思いを相手に伝えるにはどうすればいいのか? その極意を作家のあさのあつこさんが伝授する。“あさの流”のお礼状の極意は「メモをどんどん書こう」「辞書は言葉の表現を広げる」「自分なりの季節のあいさつ文を書こう」「文字は、大きく、濃く、太く書く」の4つ。すぐに使えるお礼状の極意を紹介する。
出演者
【出演】作家…あさのあつこ,【語り】小山茉美
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:30577(0×7771)