大阪市内で開催された今注目されている女性アート作家のイベント
人々が身を乗り出して見つめるのは彼女の指先から生まれるアート
カッター1本で紙を切り表現されるのは繊細な切り絵
「これが切り絵?」と思わず見入ってしまう立体的な作品は驚くことにすべてが1枚の紙から作られどこかでつながっています
切り絵の世界で注目を浴びる繊細なうえに立体で魅せる独創的な作品
島根に住み大阪を中心に活動する若き切り絵作家
その毎日は新たな挑戦に満ちていました
彼女が挑んだのは初めてとなるインテリアとのコラボレーション
和紙と光を巧みに操り新たな世界を表現
人々を驚かせます!
今回は独自のスタイルで切り絵の可能性を広げる若き女性作家の夢のカタチ
大阪のアメリカ村に切り絵作家・SouMaさんの作品が数多く飾られている1軒のショップがあります
これは向日葵という題名を付けているんですけどもここが向日葵の花びらになっていて中に女性がいるんですけどこの白い部分は全部1枚でできていて…
SouMaさんの切り絵の特徴は1枚の紙から切り出されどこかがつながっている立体的な作品
元は1枚のつながった紙ですもともとの紙の大きさが作品の3〜4枚ぐらいの大きさで…組み立てていくとこのぐらいの小さなサイズになりますこれは分解した懐中時計をイメージして作りました
この複雑な作品も1枚の紙からできあがったもの
切り出されたパーツが何層にも重ねて固定され見る角度によってその表情が変わります
どこかしらつながってるじゃないですか絶対そう思うと分解するとこんなに単純なんだって思ってもらえると思うんですが…切って組み立てて…組み立てる時もこういう完成形はそんなに意識してないので組み立てる中でこういう配置のほうがきれいに見えるなっていうふうにして作ってます
この作品は立体にすることで奥行きを作り出し奥に町並みの先に広がる夜景を手前にプレゼントされたバラを表現しました
ぬいぐるみのうさぎを表現したこの作品は表と裏で色が違う1枚の紙を使い一度しわを作ってから切り出すことで布のような質感を作り出しています
国の重要文化財に指定されている松江城の天守閣や日本百景にも選ばれる宍道湖が静かに広がるこの街でSouMaさんは生まれ育ち創作活動をしています
必要なものは紙とカッターだけというシンプルなアトリエ
このまま直接切っていきます
(スタッフ)そこはフリーハンドというか…そうですね絵を描く感覚で思いついたままに切っていきます
下書きもせずに紙を切り進めていきます
見ていても何ができあがるのか全く分かりません
今作っているのはバラの花
一体どうすればこれがバラになるのでしょうか?
ここから組み立てをしていきます
つながった紙を切らないように貼っていきます
ちょっと葉っぱも作ったので…
1枚の紙でつながり見事にできあがったバラの花
バラって思い描いた時に必ずどっか接してる部分があるじゃないですかどんなものでも…そこをつなげて作ればいいので
こちらは立体になればどんな作品になるのでしょう?
細かい部分はピンセットを使わなければできないほど繊細な作業が続きます
まるで針と糸で縫うかのように作られていく作品
時計っぽくしてみました…であんまり表は見えないようにして部品が後ろっ側から見れたらなぁと
どんな作品も細くとがったこのカッター1本で切っていきます
誰から教えられたわけでもなく彼女自身で編み出した技なのです
直径1cmの中にこれだけの細工を施す繊細な作業なんです
ほとんど何も考えてないです作ってる時って…自由に…してます
山梨県に世界的にも珍しい切り絵作品を専門に扱う美術館があります
日本を代表する切り絵作家や世界の切り絵作品を展示するこの美術館にもSouMaさんの作品は収められています
こちらがその作品
SouMaさんの作品は専門家も注目しています
技法といいますかもう精緻な紙の切り方ですねこれはもうほとんどマネのできる世界ではないぐらいな微細な紙の切り方をしているこんなふうに細かく切り細工を重ねていくという技法はなかなかいないんですね切り絵作家は世界中たくさんの方がやっておられてますけどもその中でもSouMaさんのこの技法というのは特別なものがあろうかなというふうに思いますね
この日紙を買いに来たSouMaさん
いつもここで買ってます
実は作品を作るための紙はどこでも手に入る上質紙
このお店は紙が大好きなSouMaさんのお気に入りの場所なのです
紙も同じように見えて薄さとか光の反射具合が全部違うのでこの中でまた見比べたりとかして選んでます
(スタッフ)紙のにおいを嗅ぐと癒やされてるんですか本屋さんに行ってもにおいを嗅いで癒やされます
切り絵作家が天職
そんなSouMaさんは子どもの頃から切り絵を自然と始めていました
小学校低学年ぐらいの時に作った作品です工作をしていて紙を切ってると絵になるっていうことが自然と気付いて鉛筆で描くよりおもしろいなぁとずっとやってました自分の部屋に行って机に座るとたぶん…切ってました
作り続けるのは生活の一部で趣味と考えていたSouMaさんは医療系の学校を卒業後病院に勤務
当時通っていたバーにも作品は残っていますが一部の人にしか切り絵作品は見せてはいませんでした
切り絵作家への道筋を作ってくれたのが音楽やアートの力で地域活性化を目指す団体の安達さん
友人の紹介で知ったSouMaさんの作品を自分で企画したさまざまなイベントで紹介してくれたのです
そのころは…発信っていうことも考えてなかったので私自身も見られるのも恥ずかしいんですけど作品を見られるのもこんなに恥ずかしいことなんだってそのころは結構あたふたしてましたきっかけも周りの方の支えがあって発信し続けてもらってるんだなっていうのはすごく実感します
そうして作家となったSouMaさんを家族も応援しています
何を考えてるか分からなかったりとかつかみどころがなかったりとかする子なので…作品を見た時に…自分の気持ちがそこに現れてるっていうのがすごく伝わったのでそれが一番すごくうれしかったですね
作品が多くの人を動かし彼女を作家へと導いたのです
島根に暮らし切り絵を制作していますが活動の中心は大阪
オーダー作品を受け付けているSouMaさん
この日は大阪で応援してくれている方とオーダー作品の打ち合わせをするためにこちらのおすし屋さんにやって来ました
何年か前か作品を見せて頂いてすごく感動して…「これが切り絵なの?」っていってすごい感動しました
作品を気に入ったこちらの女将さんがポストカードとして使える切り絵作品を依頼してくれていたのです
でも注文は多く今は3ヵ月待ち
女将さんも楽しみにしているそうです
「これを題材にしてほしい」って言われた時にちょっとドキッとしたんですけどでも常にチャレンジしていかないといけないなと思ってそのチャレンジしていく中で色んな創作方法とか見つかってくるので…
SouMaさんのオーダー作品にはこんなものも
こちらは昨年作った結婚式のウエルカムボード
自分が思い描いた以上にすごいものを作ってくださって一生の思い出になる作品を作って頂いたなという気持ちでしたね何回見てもすごいやっぱり好きでずっと見ちゃいますね
依頼者の気持ちに寄り添い作る
その姿勢が多くの依頼につながっています
切り絵作家として活躍の場を広げるSouMaさんに新たな依頼が舞い込みました
ここは昭和初期創業の老舗家具店
SouMaですよろしくお願いします金谷ですよろしくお願いします
今回の依頼はこちらのお店で実演制作のイベントを開きさらにイベント開始に合わせて切り絵を使ったインテリアに合う新作を作ってほしいというもの
提案されたのは…
うちのほうでこういうランプを用意してますんでこのランプになるかはまぁSouMaさんのほうで作品として一緒にコラボできればと今考えてます
表面のデザインが印象的な和紙のランプ
ここにどんな切り絵の立体作品を合わせるのかSouMaさんの挑戦が始まります
島根県に住み大阪を中心に活動する
家具店からの依頼で和紙のランプを使った作品作りを始めました
そしてアイデアが浮かびある場所を訪ねることに
切りにくいのかなと思ってたので若干避けてたところはあったんですけど
ここはお久しぶりです
理事長で紙すき職人の
松江市で作られる手すきの出雲民芸紙は安部さんの祖父・榮四郎さんが民芸運動の中で生み出しました
三椏などを原料として作られる手すきの和紙
SouMaさんの活動を知った安部さんは以前から協力を申し出てくれていました
SouMaさんは今回の作品に初めてこの和紙を取り入れようと考えたのです
手作りなのでやっぱり微妙に厚さって違うんですね
(安倍)これパリパリッとしたね音がするでしょこれがここの紙の特徴いわゆるコシが強いっていうんですね表と裏があるのかと思って…
早速試しに切っていきます
丸切ってます丸ってのが切りにくいかなという感じがするんですけどそうでもない?そうでもないですよ光の反射で和紙だったらここすごくてかってるなとか裏向けて貼っつけたりするとあれなんか同じ和紙なのにちょっと違うみたいな
手応えを感じたようです
紙を手に入れアトリエに戻って作品作りに取りかかりました
表と裏とてかり方が違うっておっしゃられていて実際作ってみると反射がすごくキラキラしてきれいだなぁって…この紙の表側になるようにっていうような作り方にしています
作品作りが進みます
この日は過去の作品を見に行くことにしました
どうしても確認したいことがあったのです
大切に保管してくださってたみたいでありがとうございす
松江城を中心に開かれるライトアップイベント「松江水燈路」
3年前からSouMaさんは招待作家として参加
作品を出展していました
この作品を参考に今回の作品をさらに進化したものにするために見に来たのです
中見たらやっと分かるっていう作品にしたかったんですけど…ものにしようかなと思います
イベントが近づき連日大阪に宿泊しながら制作に専念
さらに新たなアイデアが浮かんだようです
最初そんなにいじるつもりはなかったんですけどいじってしまいましたこれが扉で…
ランプにもともと付いていた紙も切りだしたのです
こんな感じで模様が浮き出てきます
頭の中のイメージが徐々に形になっていきます
2つの素材を組み合わせ作品は完成に近づいてきました
作業は連日深夜まで続きました
できあがった作品の初お披露目の日
今日はよろしくお願いします初日でドキドキですが…
会場で最後の仕上げを行います
SouMaさんはどんな光を見せてくれるのでしょうか?
わっすごいすごいきれいや
和紙のランプを使った家具店とのコラボ作品
ついに完成しました
これが元の和紙のランプ
それがSouMaさんの切り絵で生まれ変わりました
切り絵の扉が付いた家の壁には咲き誇るバラの花
ランプに付いていた和紙と切り絵が見事に融合しています
元の照明に付いてた和紙が海外の町並みの家の外壁っぽくうまくなじんでくれたのでよかったと思います
依頼した金谷さんが見に来ました
えっどうなってるん?あっこれ全部1つにつながってるんですか
(SouMa)1枚に全部…これが昼のイメージちょっとこう…お〜すごいなぁ
照明をつけると…
幸せのカタチ
家の中で乾杯する切り絵で作った男女の姿が浮かびあがりました
これがSouMaさんの考えた仕掛けです
この部分も…ちょっとねあれしてますよね
(SouMa)消すと模様がないんですけど
(金谷)あっほんまやほんまやDialogue:0,0:26:04.2014/03/15(土) 09:30〜10:00
ABCテレビ1
LIFE〜夢のカタチ〜[字]
それぞれの人生にはそれぞれの夢があり物語がある。夢を追い続ける人に密着し「夢」をキーワードに人生の輝きを描く「新・人間ドキュメント」。ナレーターは佐々木蔵之介。
詳細情報
◇番組内容
◇ナレーション
佐々木蔵之介
◇おしらせ
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
趣味/教育 – その他
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映像
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日本語
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