東北発☆未来塾「地域医療のチカラ いかせ!住民パワー」 2014.03.01

どうも。
サンドウィッチマンです。
どうも。
ここは宮城県の石巻市です。
何か仮設住宅に背広を着た人がいっぱいいるね。
いっぱいいますね。
ここにお店でもオープンしたの?いやいや違うんです。
あれ?安倍総理じゃないの?そうでしょう。
ほら。
えっ?何でここにいるの?ここは今回の講師長純一さんが所長を務めてる施設なんです。
へえ。
ここは今全国的にも注目されている地域医療の最先端なんです。
最先端?すごいね。
長さんの登場ですよ。
こんにちは。
長さんは仮設住宅のお年寄りたちを守るためにある取り組みをしています。
チーム医療ですよね。
勉強したから分かってる。
さすがですね。
でもそれだけじゃないんですよ。
長さんはそのチームを更に強くしようとしてるんです。
外国人の大リーガーとか入れようとしてる?呼びません。
野球じゃないんです。
長さんは医療や介護などの専門家だけじゃなくて地域に住む普通の人も参加する新しい支援システムを作ろうとしているんです。
(富澤)わっ!楽しそうなおかあさんたちだ。
そうですね。
被災地石巻での取り組みが将来日本のモデルになるかもしれませんね。
(富澤)東北で医師を目指す若者たちと一緒にじっくり見ていきましょう!
(長)「東北発☆」!
(一同)「未来塾」!宮城県石巻市。
仮設住宅の自治会が主催する敬老会です。
今月の講師医師の長純一さんは住民と仲よし。
自治会の役員を務めています。
・「あの故郷へ帰ろかな帰ろかな」高齢化が進む仮設住宅。
長さんは今住民たちと協力して健康を守る新しい支援システムを作ろうとしています。
長さんはこれまで診療所を中心に保健や介護などの専門家たちと連携。
チームでお年寄りを守る体制を作ってきました。
今回その支援の輪を拡大。
自治会やNPO団体などに参加を呼びかけたのです。
住民同士が互いに助け合うシステムを築こうとしています。
おはようございます。
そんな住民の活動の一つが訪問支援員。
独り暮らしの高齢者などを毎日訪ねています。
こんにちは。
訪問支援の山内です。
声をかけることで孤立を防ぎます。
この日は月に一回支援システムに関わる人々が一堂に集まる日。
メンバーは医療や行政の専門職に加え訪問支援員など総勢25人。
住民の健康に関わる情報を共有し対策を一緒に考えます。
私も週に一回訪問に継続的に行かせていただいているんですが本人さんもかなりご体調がよさそうでいつもニコニコされて「お酒はまだ飲んでないんだ」みたいな「全部捨てたんだ」みたいな話をされてます。
ちょっと不機嫌だったときがあったんですね。
それで10時半から11時ぐらいに時間をずらして毎日訪問という形で今伺ってます。
ケアマネージャーさんのほうから連絡があって「被害妄想的な発言あり」ということで仮設の周りの近隣から自分が孤立しているというか仲間外れにされているような発言をしているということで。
現状はほぼ毎日来てますね。
どうしても調子が悪かったりして来れないときがありますけどそれでもそのときは連絡があったという形で…。
お酒も言うてはるように今は飲んでなくということで非常に健康そうな顔を…。
お酒の件に関してはこの前「禁酒剤抗酒剤のむ?」って話をしたら「う〜ん」って迷われて「やっぱりのみたくない」って言ってるので完全にやめるところの決心っていうか覚悟まではないのかもしれないなという状況です。
こちらは震災直後からこの地域で活動しているNPO団体「あがらいん」です。
地元の言葉で「どうぞお上がりください」という意味。
独り暮らしが難しい仮設住宅の住民をサポートしています。
こちら2つの棟が今日お邪魔する「あがらいん」という所で主にご高齢の方を中心にここに泊まりながらお世話をする人がいてという形で…職員が365日24時間体制で利用者と生活しています。
現在アルコールの問題や軽度の認知症など通常の制度では十分な支援が受けられない6人が暮らしています。
元漁師の…津波で自宅と船を失いました。
震災の翌年には母を亡くし独り暮らしになりました。
仮設住宅に引きこもり酒を飲む毎日。
けがをしたまま飲み過ぎ遂には左足を切断。
自暴自棄になっていたといいます。
この施設では買い物に行けない仮設住宅の高齢者のため野菜を販売しています。
海の仕事しかしたことがない三浦さん。
生きる自信を取り戻すきっかけになればとスタッフから手伝いを勧められました。
一緒に入れていいよ。
(三浦)一緒に入れて?うん。
大丈夫だ。
潰れるかな。
潰れたら潰れたで大丈夫。
どうもありがとうございます。
そんな三浦さんに長さんは足の治療を続けています。
更に週一回理学療法士によるリハビリで自立を支援しています。
在宅での生活を維持できない方を一時的にお預かりして一緒に生活をしながら体調や生活を整えてまた地域に戻っていただく。
その中でその生活の中にはもちろん健康を守るという意味で医療も必要ですし仕事も必要ですし関係者の協力を頂きながら次のステップに移行するための準備を整えていくという場面がひとつあります。

(歌声)「あがらいん」では仮設住宅の住民のためカラオケサロンを開いています。
家に閉じ籠もりがちな高齢者たちが外に出かけるきっかけになればと願っています。
住民たちが出会い交流することが健康の改善にもつながるからです。

(歌声)
(拍手)
(女性)私たちもここへ来てぼけないように週1回土曜日ここへ来てお邪魔させていただいて気持ちを朗らかに元気にしていたいと思うので来てます。
ここは私たちの憩いの場ですね。
気持ちが洗われます。
先生のとこに来ないでこっち来て元気になってるほうがいいわ。
(女性)そうだよね。
今長さんが力を入れているのは住民の参加を更に増やすことです。
お待たせしました。
すみません。
よろしくお願いします。
この日は仮設住宅の自治会を訪ねました。
長さんは1年以上前から住民の健康を守るために何ができるか自治会の人たちと話し合ってきました。
とにかく被災者の方々の健康問題を少しでも改善するためには被災者の方々ご自身の頑張りというか大変な状況の中で私たち医療専門職看護師とか保健師とかいろんな職種あるいは支援員の方々みんな頑張ってやってるつもりなんですけどもなかなか住民の方に届きにくい。
昔は町医者の方が多くて高度医療の機関に行く人はあんまりなかったんですよ。
だからそういうふうになるには「あんた顔色悪いね」とか「顔が赤すぎるね」とか「お酒飲んでないの?熱あるんじゃないの?」って辺りの人がお医者さんでもないのに心配して連れてってくれたりした。
今そういうのはないから…この自治会では「メンズクラブ」という取り組みを始めています。
自宅に引きこもりがちな男性のために体操や料理教室を開いているのです。
また「お酒との上手なつき合い方講座」も開催。
医師や看護師保健師なども参加し相談に乗っています。
自治会のお仕事とかって皆様被災された方だと思うので負担になることもあるかとは思うんですけども。
自分はここに来て何もしないでいてそれこそ孤独感を味わうので自分で緊張感があっていいなっていうことで「自ら緊張感を求めて」がいいかどうか分かりませんけど。
全然違う所からみんな集まってきたわけでしょう?だからこんなふうにして顔を合わせるっていうことは仮設に入ったおかげで知り合えて本当に…最近地域包括ケアとかいうのが少し話題になっていて私が舵取りしろっていうことになってるんですけども。
そういう中でも是非住民の方の主体的な活動というか皆さんの助け合いとか少し気をかけてもらうみたいなそういった機能と協力させていただきながらそういったのを作っていきたいなと。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
本当に今日は貴重な時間ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
震災から間もなく3年。
長さんは多くの人が支援システムに関わることで地域医療は充実し人々の生活を守ることができると信じています。
医療もそうなんだけど「何でも全部自分たちがやってあげます」あるいは「任せれば安心です」というのが本当に本人のためになるのかということもあるし。
日本ではそれを医療もそうだし福祉も「専門職に委ねます」あるいは「施設に任せます。
病院に任せます」って極端にしてきたんですよね。
そういったことを変えて少しでもその人たちが持ってる能力に注目してできることをやってもらう。
できないとこだけ補う。
補うのも専門の人たちじゃなくてみんなで補うようにしていくというそういうような社会を目指していくべきだ。
それが超高齢社会の望ましい社会像だろうと思います。
だから東北の場合はもともと高齢化が進んでいた。
それに対して今回の震災で高齢社会が更に進んだということ。
制度とかは十分では多分なかったけども地域のつながりで補ってたところがあった。
その地域のつながりは今回一気に破壊されてしまった。
そうすると…もう一つはそれだけで元の力は絶対回復しないから間違いなく専門職によるセーフティーネットを作ることが大事で。
医療や介護福祉が大事にされる。
そういった社会が出来ないと非常に大変なことになるんじゃないかな。
更にこれからはそういった人を支える…講義の最後長さんは塾生たちに問いかけました。
「人を尊重する事を忘れない医師」。
どんなときでも人を尊重することを忘れないように心がけたいと僕は思ってます。
(中泉)「地域のニーズ患者さんのニーズに応えられる医師」になりたいなと思います。
地域には何が必要なのかなとか本当にその人のためあるいは地域のためになることができたらいいなと思ってます。
(斎藤)僕は「医師としての目線よりまずは地域住民でありたい」と思いました。
まずは「自分が患者さん側に立つ」あるいは「地域に溶け込むこと」によってそういったものを引き出せる医者になりたいと思って書かせていただきました。
(拍手)人の命を預かるという言い方はちょっと変だと思うけど関わることの責任って重いから本当にいろんな勉強をしていったりしなきゃいけない。
そういう中でちょっときつい言い方ををすると医師としてどう生きていくのかということが医療者側からしか見えなくなってくる時期がどうしても生まれやすいんですよね。
そういうときに「自分がどういう思いで医者を志したのか」「どういう医療者になりたかったのか」みたいなことをどこかで考える機会を持つ。
そういうことができると「今こういうことを学んでるけども僕はこういう医療者になりたいと思ってたんだ」というそこがブレなければ皆さんは間違いなく本当にいい医者になると思うしそれは被災地に限らず日本で本当に必要とされてる医療者になっていくんだろうなというふうに思うんですね。
特にこれからの医者は狭い意味での…そういったことを知ってもらって皆さんが今感じてることは多分そういうことに近いものを感じていると思うので大事にしていってもらえればいいかなと思っています。
本当にありがとうございました。
(拍手)う〜ん。
いいですね。
長さんの講義非常にためになりましたね。
本当に皆さんから信頼されてるお医者さんですね。
塾生たちも心なしかたくましくなったような…。
そうですね。
みんな長さんみたいないい先生になって是非被災地そして東北の医療を支えてほしいですね。
お前も将来世話になるかもしれないから仲よくしとけよ。
お前もそうだよ。
僕らもそうです。
さて3月の「未来塾」はスペシャル月間です。
いいね。
3月9日ですが1時間の生放送を行います。
へえ。
すごいね。
お前も出るんだよ。
俺も出るの?お前も出ます。
震災から3年を迎えます。
全国の若者が東北の復興のためにどんな活動をしているのか熱い思いを伝えたいと思います。
その前に来週は?6日はその生放送の直前スペシャルです。
(富澤)「NHKスペシャル」か?それぐらいの意気込みで復興について若者たちから声を集めてきました。
どうしても全国になると…これからどんな活動をやっていけばよいのか皆さんの取り組みや意見を募集しています。
「東北発☆未来塾」。
(2人)3月も見てね。
2014/03/01(土) 11:20〜11:40
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾「地域医療のチカラ いかせ!住民パワー」[解][字][再]

今月の講師、医師の長純一さんは地域住民と仲良し!いま住民と協力して、健康を守る新しい「支援システム」を作ろうとしている。そのポイントは?【ナレーター】川島海荷

詳細情報
番組内容
長純一さんは診療所を中心に、保健や介護などの専門家と連携し、地域でお年寄りを守る体制を作ってきた。その支援の輪を拡大し、自治会やNPO団体とともに、住民が互いに助け合うシステムを築こうとしている。独り暮らしの高齢者を訪ねる「訪問支援員」。通常の制度では十分な支援が得られない人をサポートする「あがらいん」。治す医療から「支える」「寄り添う」「生きがいを支援する」医療へ!【応援団長】サンドウィッチマン
出演者
【出演】石巻市立病院開成仮診療所長…長純一,サンドウィッチマン,【語り】川島海荷

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