4回転のトゥループ、きれいに決まりました。
トリプルアクセル・トリプルトゥループ。
ここは見事。
日本のフィギュアスケートの歴史が、大きく光り輝きます。
おはようございます。
7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
さあ、フィギュアスケート男子シングル、羽生結弦選手が、金メダルを獲得しました。
前半のショートプログラム首位の羽生。
後半のフリーは、2種類の4回転ジャンプで勝負をかけました。
冒頭は難度の高い4回転。
転倒。
しかし、4回転していると認められます。
もう一つの4回転。
ここは決めました。
高さと流れのある完璧なジャンプでした。
さらに得点が高くなる後半、用意したのは難度の高い連続ジャンプ。
トリプルアクセル、トリプルトゥループ。
ここは見事。
確実に2つを成功させました。
さらに上半身を大きく使った演技で、表現力をアピールします。
全力を出し切ったと羽生。
この時点でトップに立ち、最大のライバル、チャンを待ちます。
そしてチャン。
直後の演技。
ジャンプでミスが重なります。
トリプルアクセルでステップアウト。
それでも、持ち前の美しい滑りを披露しました。
羽生を上回ることはできません。
逃げきった羽生。
男子シングル史上初の金メダルです。
緊張しました。
すみません、本当に。
やっぱりオリンピックってすごいなって思いました。
表彰台上って、花束ですけれども、そうやってもらって、すごいうれしかったです。
町田樹は前半11位。
絶対にメダルを諦めないと、巻き返しを誓いました。
冒頭の4回転。
4回転のトゥループで転倒ですね。
それでも、次の4回転。
得意の連続ジャンプで決めました。
強い気持ちで戦い続けた町田。
メダルには届かなかったものの、5位入賞です。
高橋大輔。
4位から逆転を狙いました。
4回転ジャンプ。
回転が足りず、決められません。
演技で勝つしかないと、得意のステップに気持ちを込めました。
続けてきてよかったと、高橋。
6位で集大成のオリンピックを終えました。
オリンピックについては、また後ほどお伝えします。
次です。
太平洋側の広い範囲で雪が降り、関東甲信の内陸部では積雪が急増し、記録的な大雪となっています。
気象庁は、関東甲信や東北では、大雪に警戒するとともに、交通への影響、雪崩、屋根からの落雪などに十分注意するよう呼びかけています。
川崎市の東急東横線元住吉駅では、下り電車に後続の電車が追突し、乗客18人がけがをしました。
事故から2時間余りたった東急東横線の元住吉駅。
ホームには事故車両が残されていました。
衝突した車両です。
大きくひしゃげています。
午前0時半ごろ、元住吉駅に止まっていた元町・中華街駅行きの8両編成の電車に、後続の電車が追突。
男性8人、女性10人の乗客がけがをしました。
事故のあと、ツイッターには、車内の様子の写真が投稿されました。
車内の扉が大きくゆがんでいる様子が分かります。
衝突を起こした列車です。
車内、床が盛り上がり、大きく破損しています。
車輪が外れてしまっています。
脱線しています。
追突した電車は、前の2両が脱線していました。
警察によりますと、追突された電車は、ホームをおよそ30メートル行き過ぎていたということです。
追突した電車の運転士は、電車に近づいたことに気付き、ブレーキをかけたが、間に合わなかったなどと話しているということです。
警察は、前の電車が停車位置を行き過ぎて止まったところに、後続の電車が追突したと見て、ATC・自動列車停止装置の作動状況も含め、事故の原因を調べています。
東急電鉄によりますと、この事故で東横線は渋谷と菊名の間の上下線で、運転できない状態が続いています。
では、元住吉駅から中継でお伝えします。
川崎市にある東急東横線の元住吉駅です。
事故を起こした車両は私の後ろ、高架の上にいまも停車したままです。
ホームにつながる通路には規制線が張られていて、中では警察による現場検証が続けられています。
追突した電車は、運転席のガラスが割れ、車体が大きくゆがんでいます。
ホームの一部は、床がめくり上がるように壊れている所もありました。
さらに追突した電車の車輪は、数十センチほど内側に脱線していました。
元住吉駅には、事故を知らない人たちが次々と訪れています。
出勤するつもりだったという女性は、電車が止まっていて困りました。
隣の駅まで歩いていきますと話していました。
以上、元住吉駅でした。
東京の都心では一時、積雪が先週と同じ27センチの大雪となり、交通などへの影響が出ています。
品川駅と新宿駅から中継でお伝えします。
JR品川駅前です。
駅前の街路樹、雪の重みの影響でしょうか、かなり太い枝なんですが、折れてしまっています。
風も引き続き強く吹いています。
そしてこの駅前、いまだタクシー乗り場には長い列が出来ています。
鉄道が乱れているためです。
特に羽田空港とここ、品川を結ぶ京急線が、全線で運転を見合わせている影響で、大きな荷物を抱えながら、ここからタクシーで空港へ向かおうという人も多くなっています。
仕事で北海道から東京に来ているという男性に話を聞きました。
きょう飛行機で北海道に戻る予定なんですけれども、電車が動いてないので、タクシーで向かいます。
ただ、その飛行機も欠航という情報が入ってきました。
とりあえず空港で待ちたいと思いますと話していました。
品川駅前から中継でお伝えしました。
5時から定期的に駅の係員が雪かきをしています。
新宿駅前です。
雪は午前3時に雨に変わっています。
この駅を発着する電車、始発の運転を見合わせました。
現在も山手線、そして総武線の千葉方面のみが運転再開されています。
本数も限られています。
一方、私鉄の各社、ダイヤは乱れているものの、運行されています。
ただ、小田急線は新宿と伊勢原の間の折り返し運転、京王線も一部の区間で運転を取りやめています。
駅にはきのうの帰宅を諦めて、新宿で夜を明かした人も多くいました。
会社員の男性は、本当に疲れました。
きょうは帰れそうです。
きょうが休日でよかったと話していました。
JR新宿駅でした。
今から1時間半余り前の東京・青山の様子です。
除雪車が出動しています。
東京の都心では、午前2時の積雪が27センチと、45年ぶりの大雪となった今月8日の記録に並びました。
渋谷のシンボル、ハチ公像も雪に覆われました。
都内の路上では立往生するトラックも。
火花も見えます。
武田信玄の像も雪に覆われました。
甲府市では午前6時の積雪が、1メートル9センチに達し、統計のある120年間で最も多くなっています。
そして前橋市。
前橋市でも、午前6時の積雪が65センチと、統計のある118年間で最も多くなっています。
関東の内陸部ではこのあとしばらくの間、甲信と東北の太平洋側では、あすにかけて雪が降り続き、積雪はさらに増える見込みです。
この大雪で、東京・八王子市では、商店街のアーケードが20メートルにわたって崩れ落ちました。
けが人はいないということです。
NHKが各地の放送局を通じて午前6時現在でまとめたところ、おととい以降、雪に関連する事故や転倒などで、全国で3人が死亡し、1人が意識不明の重体となっているほか、30の都道府県で合わせておよそ850人がけがをしました。
また東京電力によりますと、午前6時半現在、東京を除く関東地方と山梨県、それに静岡県の8つの県で、合わせておよそ9万1200世帯が停電しているということです。
一方、関東では次第に気温が上がって雨が強まっていて、昼前にかけて雷や突風を伴って、局地的に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、大雪に警戒し、雪と風による交通への影響や、屋根からの落雪、雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。
そして、事故のニュースが入ってきています。
静岡県警によりますと、きょう午前3時前、静岡市清水区の東名高速道路の上り線で、大型トレーラーやトラックなど、5台が関係する事故がありました。
警察によりますと、4人がけがをして病院に運ばれましたが、このうち1人が死亡、2人が意識不明の重体となっているということです。
雪によって交通にも大きな影響が出ています。
JR東日本によりますと、東北、秋田、山形、上越、長野の各新幹線は、安全の確認のため、始発から運転を見合わせています。
JR東海によりますと、東海道新幹線は雪の影響で、東京と三島の間で速度を落として運転しています。
JR東日本によりますと、雪の影響で、首都圏を走る在来線の多くの路線で、始発から運転の見合わせが相次いでいます。
JR山手線は、線路に木が倒れていた影響で、始発から全線で運転を見合わせていましたが、午前5時55分に、内回り、外回りとも全線で運転を再開しました。
このほかJRでは、湘南新宿ライン、東海道線、横須賀線などが全線で運転を見合わせています。
首都圏の私鉄各線でも、始発から運転を見合わせる路線が相次いでいます。
このうち、東急東横線は元住吉駅で起きた電車の追突事故のため、渋谷と菊名の間の上下線で運転できない状態が続いています。
きのう1日で300便以上が欠航した羽田空港。
およそ2600人が空港内で一夜を明かし、各社のカウンターの前に、便の変更や払い戻しをしようという利用客の長い列が出来ていました。
各社によりますと、きょうも羽田や仙台を発着する便を中心に、合わせて336便の欠航が決まっています。
このうち日本航空は、羽田空港について、午前11時までの出発便と、午前11時半までの到着便をすべて欠航します。
また全日空は、羽田空港を午前10時半までに発着するすべての便の欠航を決めています。
航空各社は、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。
高速道路は、各地で通行止めやチェーン規制が行われています。
東名高速道路は東京インターチェンジと沼津インターチェンジの間の下り線、静岡インターチェンジと東京インターチェンジの間の上り線が通行止めとなっています。
東北自動車道は、川口ジャンクションと白河インターチェンジの間の上下線、中央自動車道は、高井戸インターチェンジと中津川インターチェンジの間の上下線が通行止めとなっています。
では再びソチオリンピックです。
フィギュアスケート男子シングルで、羽生結弦選手が金メダルを獲得しました。
もう連日、寝不足続いている方も多いと思うんですけれども、それも一気に吹き飛ぶくらい、本当にうれしい金メダルになりましたね。
喜びに沸いた明け方のお宅も多かったのではないでしょうか。
ーソチから上條さんに伝えてもらいます。
お伝えします。
やりましたね。
ついに、ついに、待ちに待った金メダルの獲得です。
羽生結弦選手19歳。
見事、日本に今大会初めての金メダルをもたらしました。
日本期待の羽生結弦選手。
金メダルをかけた戦いが始まります。
日本男子のフィギュアスケート史上初めての金メダルへ。
初出場、19歳の羽生結弦が挑みます。
いつもどおりと自分に言い聞かせた羽生。
しかし、高まる周囲の期待に、かつてないほど緊張していました。
冒頭は、昨シーズンから取り組んできた、難しい4回転ジャンプ。
緊張から練習どおりに決められません。
次は得意の4回転。
4回転のトゥループ、きれいに決まりました。
しかし、今度は3回転ジャンプでも転倒し、オリンピックの怖さを感じました。
それでも羽生の集中は切れませんでした。
演技後半には難しい連続ジャンプを3つ入れています。
トリプルアクセル、トリプルトゥループ。
ここは見事。
金メダルへ。
自分の武器としてきた得点源。
2回の転倒で体力を奪われた中、気持ちを強く持って、すべて跳びました。
演技終盤。
今シーズン力を入れてきた表現力。
上半身を大きく使い、指先まで感情を行き届けました。
体力の限界を精神力で乗り切りました。
178.64。
大きな緊張の中、力を出し尽くした羽生。
この時点でトップに立ち、チャンの演技を待ちます。
チャンは、羽生のすぐあと。
激しい金メダル争いに、プレッシャーを感じていました。
冒頭は4回転、3回転の連続ジャンプ。
流れのあるジャンプを確実に決めてきました。
次の4回転。
珍しく手をついて減点されます。
次の3回転半は、前日、失敗した苦手なジャンプ。
オリンピックのプレッシャーから、このあともミスが重なりました。
最強の王者が、まさかの精彩を欠く演技。
羽生は逃げきれたのか。
僅かにチャンを上回り、日本男子史上初の金メダルを獲得。
急成長を続ける19歳が、快挙を成し遂げました。
高橋大輔は、前半の4位から2大会連続のメダルを目指しました。
けがをした右足が万全でない中、冒頭の4回転。
高く跳べず、回りきれません。
次のジャンプは、3回転にとどめます。
このあと、世界を魅了してきたステップに思いを込めました。
これが最後と決めているオリンピック。
感謝の気持ちを伝えたいと演じました。
メダルには届かなかった高橋。
長年、フィギュア界を引っ張ってきたエースが、オリンピックを終えました。
町田樹は前半11位。
絶対に諦めないと、メダルを目指しました。
自信を持っていた4回転の連続ジャンプ。
バランスを崩しましたが、こらえました。
初めての舞台にも、自分に負けないと、強い気持ちで挑みました。
僅か2点差でメダルに届きませんでしたが、堂々の5位入賞です。
スタジオには、フィギュアスケート解説者の本田武史さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
やりましたね、日本男子。
金メダル。
本当に日本男子のフィギュアで、金メダルというのは夢だったですよね。
やはりバンクーバーで高橋選手が銅メダルをとってから、さあ、次は金メダルに向けて、それがこのソチで、かなったというのは、本当にうれしいことですね。
日本男子フィギュア界を、長年けん引してきた本田さんにとっては、やっぱりこの金メダルというのは、どういうものだったんでしょう?
新しい時代の幕開けだなと思います。
やはり世界でメダルをとることが難しかった昔から、どんどん世界でメダルをとれるようになり、オリンピックで銅メダル、そして今回、金メダルですので、やはりほかの選手たち、これを見て、スケートを始めようと思う子どもたちが増えると思いますので、本当にこれからが楽しみになってきますね。
未来が開けた、つながるということなんですね。
そうですね。
そして金メダルをとった羽生選手のフリーの演技を振り返っていきたいんですが、まず金メダルをとれたポイント、鍵になったことは、どういうことなんですか?
最初の4回転サルコウの転倒があったんですけれども、やはりそのあとの4回転トゥループ、そして後半の1.1倍になったところのトリプルアクセル、トリプルトゥループなどの基礎点が高いジャンプをしっかり決めてきているところですね。
そういったところで、そのあとに滑ったチャン選手の技術点を上回っている、そしてショートプログラムの点差もありましたので、そういったところが、やはり優勝した理由になってます。
ちょっと転倒が見られるシーンもありましたけれども、それ以外のところがよかった?
失敗があったから勝てないというわけじゃないんですよね。
そのほかで加点をもらって、失敗した分をプラスマイナスゼロにするとか、失敗した分をより一層加点でプラスに持っていく、そういうことによって、高得点を出すことができますので、やはりそういったところが本当に大技ですね、後半のトリプルアクセル、トリプルトゥループは、本当に難しい技なので、そういったところをきっちり決めてたところが勝因ですね。
そして最大のライバル、カナダのチャン選手、その次に滑りましたが、これはどう見ましたか?
そうですね、やはり羽生選手の点数が出たときに、たぶん聞こえていると思うんですけれども、その中で滑り出して、最初の4回転、3回転を跳んだときに、少しホッとした部分もあったんじゃないかなと。
成功して、ほっとした。
そして2つ目の4回転で手をついてしまったことによって、ショートプログラムで4点差があるということ、巻き返しをしなければいけない、上にいかなければいけないという焦りが出たところからのトリプルアクセルの失敗。
そこからの動きが、本当に悪かったんですよね。
なかなかチャン選手には見られないような、後半の疲れ具合ですね。
やはり転倒すると疲れるんですね。
そうですね。
それと焦りの部分から、気持ちがもう、焦ってしまってるように見えましたね。
そして得点が伸びず、羽生選手のほうが上にいったということですね。
そして競技全体、今回の男子フィギュアスケートを振り返ると、このソチオリンピックは、どんな大会だったといえるんでしょうか?
やはりバンクーバーのときに、4回転の話が多く出たと思うんですけれども、今大会では、本当に多くの選手が4回転を挑戦しましたし、もちろん成功した選手、失敗した選手がありますけれども、やはりトリプルアクセルまでのプログラムですと、やはり限界が見えてしまいます。
それを上にいくために、ほかの選手よりも高得点を取るためにはどうしたらいいかというところで、1回の4回転ではなく、2回、そして2種類と、そういうふうに先が広がってきましたね。
4回転の時代というか、新時代が来たということなんですかね?
そうですね、やはり4回転を跳んでた時代がもっと前にはあったんですけれども、そのルール改正によって、4回転の価値がちょっと下がってしまいまして、リスクが大きいということで、プログラム全体の完成度を高めようというルールにもなってたことは確かだったので、それが4回転の価値観が上がり、選手たちが挑戦できるようなルールになったことが、今回の4回転につながったと思います。
ここまで、本田武史さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは改めてフィギュアスケート男子シングルの結果です。
羽生選手は、オリンピック初出場で金メダリストとなりました。
3位はカザフスタンのデニス・テン選手でした。
町田選手、高橋選手、共に入賞です。
羽生選手の母校では、大勢の人たちが集まって、金メダル獲得の喜びに沸きました。
後輩たちからの大きな声援も力になったのかもしれませんね。
この多くの声援を受けて、見事、金メダルに輝いた羽生選手。
しっかりとふるさとの人たちの思いを受け止めていました。
そのすばらしい舞は、被災地の人々に、これ以上ない勇気を与えてくれました。
今月初め、インターネットの動画サイトに公開されたこの曲。
仙台の人々が出演する羽生選手への応援歌です。
羽生選手が通った学校の先生、一緒にスケートを滑った仲間たち、多くの人々がソチまで声援を届けようと集まりました。
応援歌を作った金子和敬さん。
羽生選手もファンだという仙台で活動するミュージシャンです。
4歳でスケートを始めた羽生選手。
オリンピックを目指して、このスケートリンクで技を磨いてきました。
しかし3年前、東日本大震災でリンクは使えなくなり、羽生選手も避難所での生活を余儀なくされました。
羽生選手の迷いを感じていた人がいます。
幼いころから羽生選手を知るスケートリンクのコーチ、新井万里絵さんです。
つらい時期を乗り越え、一人リンクに立ち続ける羽生選手を支えたい。
金子さんはふるさとの人々の思いを、今回の応援歌に込めました。
そして。
やった。
すげえ。
応援する人たちにも大きな力になっていたんですね。
ここまでソチからお伝えしました。
ではここからは、長年フィギュアスケートを取材してきた刈屋解説委員とお伝えします。
けさは金色のチーフで登場です。
もう羽生選手の金メダルの獲得も、最後の最後まで手に汗握りましたが、どう見ましたか?
力がきっ抗した2人の一騎打ち、しかも緊張した場面ですと、たまにですね、こういう形でお互いにミスをしながらも、どっちが先に立ち直るかという勝負になることはあるんですね。
その中で、羽生選手は、途中の、このトリプルアクセルから、トリプルトゥループのコンビネーションジャンプ、4つ目のジャンプのとこだったんですけれども、ここから立ち直って、途中からやはり、羽生らしさというものをしっかりと出して、本人のプログラムの思いが伝わる演技をしましたよね。
逆にチャンのほうは、あれ?チャンらしくないな、チャンらしくないなというところが、ずーっときて、最後の立ち直る、本当の最後の場面のダブルアクセルのところで失敗して、ああやっぱりチャンらしくなかったなで終わってしまったんですね。
それがやはり、じゃあどっちが王者としてふさわしいかとなったときには、やっぱりらしさを出して思いを伝えた羽生選手のほうが選ばれたということになると思いますね。
これでトリノオリンピックで荒川さんが金メダルをとって、そして今回、羽生選手が金メダルをとったと。
欧米のスポーツといわれたフィギュアスケートで、オリンピックの男女シングルで欧米以外でとったのは、初めてなんですよね。
そうなると、やはりこのフィギュアスケートが世界のスポーツへとまさに変わる分岐点になるような歴史的な金メダルだと思います。
じゃあ日本のフィギュアスケート界にとって、大きな一歩になったということなんですね。
日本のフィギュアスケート界にとっては、やっぱり20年間かけて、この頂点を、男女の頂点を目指してきた、それがいよいよ到達点に達したということになると思いますね。
その20年前というのは、やはりそれまで世界とのレベルがなかなか追いつかなかった中で、伊藤みどりという一人の天才が登場したんですよね。
そして92年のアルベールビルオリンピックで、金メダルをこれでとれるんじゃないかという夢をみんなが託したわけですけれども、残念ながら金がとれなかったと。
その反省から、では全国から優秀なジュニアを見つけて、発掘して、そして英才教育によって、頂点を目指そうという取り組みを始めたわけですよ。
その第1世代が荒川さんですよね。
荒川静香、そして村主章枝、このあたりの第1世代が、荒川さんは長野では結果が出せませんでしたけれども、そのあと、トリノで見事に金メダルをとった。
そうでしたね。
これに対して、男子が少し、それに対して遅れてきたんですけれども、ただ、その第1世代の本田武史がですね、やはり世界との差を詰めていったと。
さあ、本田さんですね。
世界選手権でもメダルをとりましたし、国際大会で世界との差をどんどん詰めたんですが、ただ、このときにはやはりヤグリンがいて、プルシェンコの全盛期ですから、なかなか表彰台、メダルというところまではいかなかったんですが、世界との差をここで一気に詰めたことによって、そのあとに続いた、高橋大輔選手は、世界チャンピオンになり、グランプリファイナルをとり、そして前回、バンクーバーでオリンピックのメダルをとったということですね。
ですから、あとは男子のシングルで金をとるだけという状況の中で、その高橋大輔世代の次に続いてきた羽生選手が今回、金メダルをとったということになりますので、まさに20年かけて日本のフィギュア界が目指してきた男女の頂点というところに、今、達したということになると思いますね。
ここに結実したわけなんですね。
そうですね。
この日本のフィギュアスケートというのは、ますます世界から注目されることになるんじゃないですか?
そうですね。
ただ、じゃあフィギュア大国と胸を張れるかということになると、今回始まった団体がありますよね。
これを見るとやっぱり、アメリカ、カナダ、ロシア、フィギュア大国といわれている国と比べると、層の薄さというのが少し見えましたよね。
そうなると、今度は頂点をとりましたので、次はそこからピラミッドを広げて、層を厚くできるかどうか。
本当の意味でフィギュアを国民的なスポーツにできるかどうかというところが、これからの次の目標になってくると思います。
今、これだけ人気があって、これだけ強いんですけれども、国内のじゃあ、スケートリンクがね、どんどん増えてるかっていったら、やはり逆に減っている環境ですし、なかなか状況が整っていかないという中で、その環境をこれから整えて、そして層を広げて、ペアでもアイスダンスでも世界のトップを目指せるか。
次の目標としては、やっぱり団体で金をとれるかどうかということになると思いますね。
刈屋解説委員とお伝えしました。
ではフィギュアスケート以外の結果について、筒井アナウンサーです。
フィギュアスケートの結果について、お伝えします。
お伝えしていますように、羽生選手の金メダル、何度見てもうれしくなりますが、改めてその羽生選手の演技、ご覧いただきます。
前半のショートプログラム首位の羽生。
後半のフリーは、2種類の4回転ジャンプで勝負をかけました。
冒頭は難度の高い4回転。
転倒。
しかし4回転していると認められます。
もう1つの4回転。
ここは決めました。
高さと流れのある完璧なジャンプでした。
さらに得点が高くなる後半。
用意したのは、難度の高い連続ジャンプ。
トリプルアクセル、トリプルトゥループ。
ここは見事。
確実に2つを成功させました。
さらに上半身を大きく使った演技で表現力をアピールします。
全力を出しきったと羽生。
この時点でトップに立ち、前半2位のチャンを待ちます。
そしてチャン。
直後の演技。
ジャンプでミスが重なります。
トリプルアクセルでステップアウト。
それでも、持ち前の美しい滑りを披露しました。
得点は。
羽生を上回ることはできません。
羽生が逃げきりました。
男子シングル史上初の金メダルです。
羽生が今、表彰台の中央で、爽やかな笑顔。
町田樹は前半11位。
絶対にメダルを諦めないと、強い気持ちで臨みました。
冒頭の4回転ジャンプ。
4回転のトゥループで転倒ですね。
それでも次の4回転。
得意の連続ジャンプで決めました。
初出場の町田。
メダルには届かなかったものの、5位入賞です。
高橋大輔は、4位から逆転を狙いました。
4回転ジャンプ。
回転が足りず、決められません。
しかし、演技で勝つしかないと、得意のステップは気持ちを込めて滑りました。
高橋、集大成のオリンピックは6位でした。
やはり最初のサルコウジャンプで転倒してしまって、そのあとにトゥループ、4回転トゥループはすごいきれいに決まったんですけど、フリップジャンプがうまくいかなかったので、そのときには少し金メダルが遠ざかったかなという感じはしました。
そして後半になるにつれて、自分の足がすごく重くなっていったりだとか、体力がなくなっていたりだとか、そういうものが悪いマイナスな気持ちがすごい出てきてしまっていたので、その中で演技するのも大変でしたし、また終わった瞬間にも、今回、金メダルはだめだったかなというふうに思ってました。
僕自身が、僕自身が津波のことだとか、地震のことだとか、そういうことを言っていいのかどうか、まだ分かんないですし、実際こうやってオリンピックのゴールドメダリストになれたかもしれないですけど、それでもやっぱり、僕一人が頑張ったって、復興に直接、手助けになるわけではないので、すごい無力感というか、そういうものもすごい感じますし、なんか、何もできてないんだなっていう感じもちょっとします。
だからこそ、自分はこうやって一生懸命やって、オリンピックで金メダルをとるっていう、すばらしいことができたのかもしれないですけれども、やはりここからまた、オリンピックの金メダリストっていう、そういう人になれたからこそ、そこからスタートなんじゃないかなと、そこから震災や復興のためにできることがあるんじゃないかなと、それに対してのスタートなんじゃないかなと、僕は今思ってます。
金メダルをとったと、今から考えて、カナダに拠点を移したという決断について、今だとどう思うかということと、カナダで一番、自分で学んだことというのを教えてください。
カナダに移った決断というのは、本当に難しいものだったと思いますし、実際に仙台に残っていたかったっていう部分がすごいあったんで、それは、カナダに移ってよかったなというふうには思ってます。
ただ、そこから、難しいですね、でも、僕にとってはそのカナダに移った2年間、そして仙台にいた、それまでの、生まれてから、スケートを始めてから、カナダに移るまでの十何年間、十何年間か分かんない、それぐらいですけど、それまでは仙台でやってきてたんで、今回のオリンピックはもちろんカナダでやってきたことの集大成っていうのもあったかもしれないですけれども、でも仙台への思いもなくさないようにしなきゃなと思ってました。
やっぱり、こうやって、自分は今、ここに1人でいますけれども、こうやってオリンピックの金メダリストって、1人しかいないかもしれないですけれども、この自分、フィギュアスケート男子シングルっていう中では、ゴールドメダリストは1人かもしれないですけれども、でも僕にとっては、その表彰台に上がったときに、本当に日本の皆さん、そして世界中で応援してくださってる皆さん、そういう何千、何万人もの本当に思いを背負って、そこに立ってたと思うので、すごいうれしかったですし、すごいいいことできたんじゃないかなと、恩返しができたんじゃないかなと思ってます。
さまざまな思いを持っての金メダルだったんですね。
ソチオリンピックについてお伝えしました。
では気象情報、南さんです。
東日本の内陸部、大雪になっています。
現在の甲府市の様子、ご覧ください。
甲府、この時間の積雪は1メートル10センチです。
明治29年からの観測開始以来、最も雪の量が多くなっています。
木々にも雪が積もって、このあと木が倒れるようなおそれもあります。
大雪警報が現在出ています。
まだ雪が降って、このあとも雪が降り続き、さらに雪の量が多くなるおそれがありますので、十分注意をしてください。
ではきょうの雨や雪の移り変わりです。
水色の所は雨で、太平洋の沿岸部は雨、しかし内陸などを中心に雪が降る見込みです。
濃い紫色の所は雪が強く降る所です。
関東甲信の内陸部、きょうのお昼ごろまでは、まだ雪の強まる所が多いでしょう。
そして午後になると、東北の沿岸部、太平洋の沿岸部でも雪が強くなって、東北の沿岸部などでも雪の量がかなり多くなるおそれがあります。
また夜になると、北海道は広い範囲で雪が降る見込みです。
あすの朝にかけて、多い所で、まだ東北では70センチ、そして関東甲信、内陸部、山沿いなどではまだ60センチほど、雪の降る所がある見込みです。
屋根からの落雪、路面の凍結など、十分注意をしてください。
そして風も強くなる見込みです。
夜になると、低気圧の中心は東北の沿岸に移る見込みです。
等圧線の間隔が狭く、全般に風が強く、そして海上では波の高い状態続く見込みです。
海上などを中心に、大しけの状態、続きますので、十分注意をしてください。
ではきょうの各地の予報です。
2014/02/15(土) 07:00〜07:50
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▽決戦!フィギュア男子 フリーで羽生が躍動・悲願の金メダル獲得は ▽カーリング女子予選 ▽太平洋側 再び大雪に強風か・交通影響は ほか
詳細情報
番組内容
【キャスター】近田雄一,寺門亜衣子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸
出演者
【キャスター】近田雄一,寺門亜衣子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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