　立正安国論正義顕揚七百五十年　総本山・特別御供養（第三回目・最終回）の勧募について

今回の総本山への特別御供養の意義について少々お話申し上げます。

これは、日蓮大聖人様が、「一国の災難の元凶は邪宗邪義にあり！」と喝破せられ、「一国を安寧にし、秩序正しくならしめるためには、三大秘法の正法を流布しなくては叶わない。」と、鎌倉幕府を国家諫暁せしめんがために身命を賭して、文応元年７月１６日に『立正安国論』を奉呈してから７５０年目を迎えるのが明年、平成二十一年であります。
この５０年ごとの節目には凡智を越えた深い意義があるのでありまして、その深い御仏智を拝し、その大佳節を期して、総本山大石寺総合整備事業が行われているのであります。
その中心的な事業は、大石寺内での中心伽藍である『御影堂の大改修』でありまして、今回は江戸時代に建立された御影堂の全てを一旦解体し、その部材一つ一つを修復もしくは新造し、再度組み直す大事業であります。
ここまでの徹底的な大改修は、建立された江戸期以降、なされてはおらず、日蓮正宗宗門史に『平成の大改修』と後々までに銘記されるであろう大偉業であります。
また、もう一つの大事業は、塔中坊の改装・新築事業です。
この５０年に一度しか巡ってこない「立正安国論正義顕揚」の年に巡り合うことの出来た我々は、御本仏日蓮大聖人様と深い縁で結ばれた尊い俗弟子達であるということは間違いのないことでしょう。
この信仰の根本道場である富士大石寺の整備事業に、信心の志を以て御供養申し上げる功徳は、計り知れないものが存すると思います。

大聖人様、新池御書（弘安三年二月　五九歳）に仰せであります。

■　思（おぼ）し食（め）すべし、法華経をしれる僧を不思議の志にて一度も供養しなば、悪道に行くべからず。何に況んや、十度・二十度、乃至五年・十年・一期生（ごしょう）の間供養せる功徳をば、仏の智慧にても知りがたし。此の経の行者を一度供養する功徳は、釈迦仏を直ちに八十億劫が間、無量の宝を尽くして供養せる功徳に百千万億勝（すぐ）れたりと仏は説かせ給ひて候。（1456）

日蓮大聖人様であらせられる戒壇の大御本尊がお住まいの総本山富士大石寺を荘厳するためのご供養は、この御文のごとくに、我々の　
地獄（不安や困難でもがき苦しみ、どうしようもない四面楚歌の境界）・
餓鬼（飽くことを知らない全てに飢えてガツガツとしている境界）・
畜生（本能の赴くままに、人間らしい尊い心などなく何も考えずに日々過ごす境界。）
などの苦しみが癒され、
成仏（人間としての最高に尊い気持ちを毎日味わって生活できる境界）間違いなし、の善業を積むことになること決成であります。

これほど深い意義がありますけれでも、しかし、ご供養はあくまでも皆様方の「お志」ですので、どうかご無理は決してなさらないようによろしくお願いします。

もし、この総本山への御供養をなされたい、という方は、

八十二銀行　東和田支店　普通預金　口座№444004 　左右田徳子　

へ、よろしくお願いします。
後ほど、総本山から正式な「請け書」が出されます。
これは、講費と同じく、１２月１日までに振り込んでいただけましたら、ありがたく存じます。