森田実の言わねばならぬ 2014.2.8(その4)
平和・自立・調和の日本をつくるために【125】
《本を読む》[再読]池田大作著『青年抄』(徳間書店、2014年1月26日刊、1000円+税)/人間学の最高の書だと思います/池田SGI会長の青年に贈る言葉を書き出してみました/高い道義と品格を感じました
「人の品性は、その読む書物によって判ずることができる」(スマイルズ)
本書の青年に贈る言葉を書き出してみました。私は、すべての言葉に青年へのあつい愛と強い道徳性と高い品格と深い知恵を感じました。次のとおりです。
Ⅰ-1 「若さ」はそれ自体が最も美しい たとえ お金がなくとも 何がなくとも 若さがあれば 最高無上の財産を持っているのと同じである 青春は無限の創造力に満ちている
Ⅰ-2 誰もがこの世で果たすべき尊き使命をもっている 使命のない人など誰一人としていない
Ⅰ-3 勉強はすればするほど夢が大きくなっていく 力がついて 人の役に立つことができる 人を笑顔にすることができる 人に喜びを与えることができる
Ⅰ-4 学ぶことは楽しい 知の発見は 人の喜びである そして「喜び」が才能の芽を伸ばす
Ⅰ-5 人間の本当の美しさ それは「生命」それ自体の光彩であろう 大いなる理想を目指して 真剣に打ち込む生命こそ この世で最も美しい光を放っていく
Ⅰ-6 自分の弱い心に決して負けてはならない 平和は清き心から生まれる 生命を慈しみ友の喜びを我が喜びとしゆく 美しき女性の心にこそ 真実の平和はある
Ⅰ-7 地位や名声 財産などわが身を飾っても それだけでは一時の幻影にすぎない 一個人の人間として どうあるべきか——ここに焦点を定めて 生きる人生が「一流」なのである
Ⅰ-8 「健康」ではつらつとしていれば 喜びと張りが生まれ 活力がみなぎる 身体の健康とともに大切なのが 「心の健康」である
Ⅰ-9 大切なのは「知恵」である 自分の体は自分がよく知っているのだから、自分なりに工夫して 快適に生活を送れるようにしていくのも 知恵である
Ⅰ-10 「いじめている」側が100パーセント悪い 「いじめられている」側に問題があるのではない 原因はいじめている側にある
Ⅰ-11 誰よりも苦しんだ人は 誰よりも人の心がわかる人になる その人こそが 偉大な使命を果たせるのだ
Ⅱ-1 幸福は人から与えられるものではない 自分自身で決めるものだ 結実するものだ そして勝ち取るものだ
Ⅱ-2 本当に「幸福」な人とは 皆を「幸福」にできる人である
Ⅱ-3 感謝の心は美しい みずからに縁した人を 大事にしていこうという心の余裕が人生を豊かにする 美しくする
Ⅱ-4 世界の一流の人格は 親孝行である 父母に感謝し 父母を大切にする心から 平和は生まれる
Ⅱ-5 ダイヤはダイヤでなければ磨けない 人間を真に鍛えることができるのは 人間しかいない
Ⅱ-6 学ぼう 成長しようという挑戦の中に 青春の心は光る 平和のために もっと学び 語り続け動き続ける人生でありたい
Ⅱ-7 自分と違うところをもつ人を 尊敬できる「心の大きさ」が 友情の土壌である 「大きい心」があれば その分 すばらしい友情ができる
Ⅱ-8 友情は宝 友情は幸福である 友情は人生を飾る“花の冠” 友情が広がったぶんだけ 友情が深まるぶんだけ 自分の人生が広く 深くなる 友情は喜びを二倍にし 悲しみを半分にしてくれる
Ⅱ-9 君は君 あなたはあなた 同じようにはできない よきことは学び どこまでも自分らしく 誠実に ベストを尽くしていけばよいのだ
Ⅱ-10 誰もが 無限の可能性に満ちた かけがえのない存在である はやく咲く人 ゆっくり咲く人 違いはあっても 自分自身の幸福の花を 必ず咲かせていけるのだ
Ⅱ-11 目標を立てることは その人自身が建設されていく 青春の戦いとは「自分をつくる」戦いといえよう
Ⅱ-12 人生は自分次第である 環境に決められるものではない 自分が環境をつくることだ 自分が道を開くのだ
Ⅲ-1 まず思い切って最初の一歩を踏み出す この勇気ある実行こそ 青年の 青年たる証といってよい
Ⅲ-2 「他人」ではない まず「自分」が行動することだ 動くことだ この「率先」が人生を開くカギである
Ⅲ-3 どんな立場であれ 誠心誠意 仕事に取り組んだ人が 「信用」という 人間として最高の財産を築くことができる
Ⅲ-4 職場には だいたい三種の人がいる 絶対にいなくてはならない人 いてもいなくてもよい人 いないほうがよい人 それは仕事の種類で決まるものではない 人によって決まってくるのである
Ⅲ-5 言葉の力は 心で決まる 心が根底にあるから 言葉が生きてくる 同じことを言っても 言う人の心の深さで まったく力は違ってくる
Ⅲ-6 対話という鏡に照らされて 人は他者を知り 自分を知る 対話が 自分の殻を破り 境涯を拡大するのだ
Ⅲ-7 すばらしい恋愛は 誠実で成熟した「自立した個人」と「自立した個人」の間にしか生まれない ゆえに自分を磨くことが大切なのである
Ⅲ-8 愛する人と結婚すれば 幸せになれるように思っているかもしれない しかし 何があるかわからないのが人生である ゆえに 若い時代に何があっても負けない心の強さを培うことが大切である
Ⅲ-9 青年らしく 何かに挑戦することだ 昨日の自分と今日の自分を比べて 一歩でも 一ミリでも 前へ踏み出した人は もう勝っているのだ
Ⅲ-10 人は誰だって 勝ったり負けたりして 強くなる 鍛えられていく だから一時のことで くよくよしてはいけない 「心」が負けなければよい 一層強い根性を持って 次の勝利へ向かっていくのだ
Ⅲ-11 夢があれば どこまでも成長できる 夢は 自らの可能性を最大限に発揮し 未来を開く“宝のカギ”である
Ⅲ-12 若き青年自身が 希望であり 夢である その青年が「世界を平和にしよう」という夢に生きぬけば 必ず 世界は平和へ近づいていく
Ⅳ 「私の一考察 未来への提言」—7つの重点が示されています
「一人を大切にする心」/ストレス社会を朗らかに/女性の声が時代を動かす/芸術が未来を創る/核兵器の廃絶へ/貧困は人権問題/青年の力で国連の改革を
説得力ある洗練された格調高い文章で、世界平和と人間尊重の思想が述べられています。
Ⅴ 私の青年時代 『私の履歴書』より
強い青年時代の著者の人生が描かれています。
池田大作氏の『青年抄』は、青年を対象として書かれた著書ですが、しかし、いかなる年代の人間にとっても、本書には規範とすべき人間の生き方が示されています。すべての人にとって「いかに生きるべきか」を学ぶ最高の人間学の教育書です。不滅の良書です。