増税直前週末 売り場は混雑3月29日 17時36分
3月最後の土曜日の29日、消費税率引き上げ前の最後の週末を迎え、各地のデパートなどは消費税率が上がる前に買い物をしようと、まとめ買いをする人などでにぎわいました。
滋賀県竜王町にあるアウトレットモールは、店舗数がおよそ240と、関西では最大規模で、来月からの消費税率の引き上げを前に駆け込み需要を取り込もうと、バーゲンセールを開催しています。
29日は、午前10時の開店の1時間ほど前から買い物客が列を作りました。
このうち、女性向けの洋服や靴などを扱う店では、商品の仕入れを、ふだんの2倍から3倍ほどに増やして対応していましたが、開店と同時に次々と買い物客が何点もまとめて買い求めていくため、店員が商品の補充に追われていました。
秋冬用の靴もセール
福岡市のデパートでは、靴のセールが開かれ、まとめ買いをする客でにぎわっています。
ことしは、消費税率の引き上げを前にした駆け込み需要を見込んで、春物の靴だけでなくブーツなど秋冬用の靴も合わせて用意されました。
定価の30%から50%値引きされた商品がおよそ2万足用意され、大勢の買い物客が次々に手に取っては、気に入った靴を試しに履いていました。
セールは3日前から行われていますが、連日の売り上げは、例年より1割以上増えているということです。
駆け込み需要の「反動」対策も
広島市中区のデパートは、消費税率が引き上げられた直後の来月には反動がくると予想していて、売り上げの落ち込みを最小限に抑えようと、今月、1万円以上の買い物をした客に独自の「お買物券」を2枚配っています。
来月以降、デパートが指定するクレジットカードで5000円以上の買い物をすれば500円を引くというもので、次の来店につなげるねらいです。
デパートの営業本部の浜本尚生課長は「来店客の購入意欲は以前とは明らかに違い、店内もにぎわって活気を感じています。来月以降もお客をひきつける取り組みを続けたいと思います」と話していました。
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