5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「第3回将棋電王戦」の第3局・豊島将之七段 対 YSSの対局が29日、大阪・あべのハルカスで行われた。
第3局は、29日16時41分、豊島七段が「将棋電王トーナメント」3位の将棋ソフトYSSに勝利し、プロ棋士待望の勝ち星をあげた。これで全5局の通算成績は、プロ棋士側の1勝2敗となり、ソフトの勝ち越しを防いだ。将棋は、横歩取りの戦型からYSSが激しい展開に誘う形に。それに対して一歩も引かずに応戦した豊島七段は、自然な指し回しでリードを奪うと必勝態勢を築き、YSSの粘りを許さず一気に押し切った。手数は83手で、消費時間は豊島七段が2時間8分、YSSが3時間15分。
終局後の会見で豊島七段は「プレッシャーがかかっていたので、勝つことができてほっとしています。人間側が一回も勝てていない状況だったので、勝たなければいけないと思っていました」と胸を張り、YSSの開発者・山下宏氏は「厳しい戦いになると思っていました。評価値としては一回も(YSS)のプラスにならなかったことが印象的でした。負けてしまって残念でした」と肩を落とした。なお、具体的な数字は明かされなかったが、豊島七段は対局までに1,000局までいかないものの、YSSと3桁台の練習対局をこなし、本番に臨んだという。
4月12日まで開催される「第3回将棋電王戦」は、「将棋電王トーナメント」上位5つのソフトと、現役のプロ棋士5人による団体戦。持ち時間は人間側、コンピュータ側ともに5時間となる。第2回とのルールの大きな変更点は、「持ち時間が各5時間(チェスクロック方式)」「ソフト側の統一ハード(コンピュータ)の使用」「ソフトの事前提供」の3つ。また、対局におけるソフト側の指し手は、デンソーの子会社であるデンソーウェーブのロボットアーム「電王手くん」が導入され、ロボットアームが担当している。
第4局・森下卓九段 対 ツツカナは、4月5日神奈川県・小田原城で行われる。
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