マイアミ=山口裕起 山口裕起
2014年3月29日09時27分
テニスのソニー・オープンは28日、米フロリダ州マイアミで男子シングルスの準決勝があり、第1試合に登場予定だった錦織圭は、左足の股関節痛のため試合前に棄権した。2月の大会で痛めたところが、今大会中に悪化したという。「これだけの大舞台で自信もついたのに、リタイアっていうのは寂しい。だけど寝返りを打つのも痛かった」と語った。
錦織は試合前の練習は行ったが表情は暗く、棄権した。
ソニー・オープンは「マスターズ」とも呼ばれ、4大大会に次ぐ格付けの大会。世界ランキング21位の錦織は4回戦で同4位のダビド・フェレール(スペイン)を相手にフルセットの3時間を超す試合で勝利。準々決勝では同5位のロジャー・フェデラー(スイス)を3―6、7―5、6―4で破り、大会初の4強入りを果たした。準決勝では同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する予定だったが、連日の激闘の影響で体が悲鳴を上げた形となった。
無念さは募るが、「今までで一番ぐらい充実した大会だった。悔しいけどポジティブな要素もたくさんあった」と話した。今後は帰国して治療に専念するという。男子の国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)準々決勝のチェコ戦(4月4~6日、東京・有明コロシアム)の出場については「少しでも痛みがあれば難しい」と話した。(山口裕起)
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