鳥栖・安田 勝って古巣に“決別”だ きょうG大阪戦へ闘志
J1サガン鳥栖のDF安田理大(26)が、きょう29日のG大阪戦(ベストアメニティスタジアム)での必勝を誓った。小学4年時に入った下部組織も含めて14年間在籍した古巣を「絶対に負けたくない相手」と表現。「今、俺は鳥栖の選手。鳥栖の勝利のために100パーセントの力を出し切る」と言い切った。
昨季途中、オランダリーグからJリーグに戻ることを決断した際、2010年まで在籍したG大阪への復帰も頭によぎったという。ただ、獲得の打診がなかった時点で心は定まった。「寂しいと思ったけど、これがプロの世界だから」。磐田でプレーした後、今季から鳥栖に移籍。「厳しい練習で自分自身を変えたい」と気持ちを新たにしてサガンの一員になった。
古巣との対戦は新しい姿を披露する絶好機だ。G大阪のトップチームに06年に昇格し、即レギュラーに定着。超攻撃的スタイルと評された強豪でサイドバックを担った。「昔の俺はイケイケ。守備は考えていなかったけど、今はディフェンスしてから攻撃を考えている」。開幕からの2試合は無失点。2戦連続アシストもマークし、連勝発進に貢献した。だが、その後の2試合は警戒も厳しくなり、連敗を喫した。
前節の新潟戦では試合を優位に進めながら、1失点に泣いた。「内容よりも結果。反省を次に生かさなければ」。必勝の思いをピッチで表す。
=2014/03/29付 西日本スポーツ=