相模原市津久井地区で吸血被害が発生中!ご用心!
津久井観光協会公式サイト
神奈川県津久井郡。2007年に相模原市に合併され、津久井郡は消滅した。しかし現在でも津久井地域と言えば、「ああ、あそこか」と理解する地元民が殆どである。
緑溢れる長閑な津久井地域は、首都圏の水瓶である津久井湖や、宮ヶ瀬湖が有名だ。神奈川県とは思えない秘境として、釣り客やハイキングに訪れる観光客も多い。
美しい山で吸血被害が相次いでいる
良くも悪くも長閑な地域で、長閑では居られない事件が発生している。山や畑に生息した吸血動物「ヤマビル」が、人間の血を吸う事件が頻発しているのだ。
ヤマビルは人間にとって最も不愉快な動物と言われている。吸血されると、しばらく出血が止まらず、気分の悪い状態が続く。病原体などは持っていないが、吸血され続けると危険であるのは、言わずもがなだ。
20パーセントがヤマビルに吸血されたことがあると答えた
事態を重く見た自治会は、3946世帯を対象にアンケート調査を実施。約20パーセントの817世帯が被害に遭っていると回答した。鳥屋、青野原地域では約半数の人々が、被害に遭っていることが判明している。
また、被害に遭った場所が最も多かったのは順番に山、家周辺、畑、林道であることが発覚した。住民からは安心して生活が出来ないとの声が上がっている。
相模原市ではヤマビルを生息させない環境を作るため、草刈りや落ち葉拾いなどを奨励しているが、効果は薄いものと見られている。4月からは注意喚起と対処方法を記した回覧板を回す予定だ。
回覧板だけで被害が激減するとは思えない。人間の生活圏を侵害している以上、市が駆除に乗り出すしか無いのではないか。住民がヤマビル被害に唇を震わせて困っている以上、無視する訳にはいかないだろう。
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- 出典元:「山歩きできない…」 津久井地区でヤマビル吸血被害が深刻 - 神奈川新聞(3/28)