経済【経済裏読み】米国人が「NO」と敬遠し始めた韓国・現代自動車…「品質」「ブランド」低迷で消費者評価は23ブランド中16位+(1/4ページ)(2014.3.4 15:16

  • [PR]

経済

【経済裏読み】
米国人が「NO」と敬遠し始めた韓国・現代自動車…「品質」「ブランド」低迷で消費者評価は23ブランド中16位

2014.3.4 15:16 (1/4ページ)自動車産業
米国の消費者評価で23ブランド中16位に沈んだ韓国・現代自動車=2013年9月19日、ジャカルタのインドネシア国際モーターショー

米国の消費者評価で23ブランド中16位に沈んだ韓国・現代自動車=2013年9月19日、ジャカルタのインドネシア国際モーターショー

 韓国の自動車大手、現代自動車の品質低下が指摘されている。米消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート」が2月下旬に発表した自動車ブランドの2014年版総合ランキングによると、23ブランド中16位と、昨年より2ランクダウン。12年以降、2年連続で後退しており、「品質」「ブランド」が著しく低迷している。ちなみに1位は2年連続でトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」で、上位5位のうち4ブランドを日本車が独占。日韓の製造業に対する米消費者の評価の差が鮮明となった。

12年11位→14年16位に大幅ダウン

 「現代自動車は雨漏りするような車を作ったり、燃費表示を改竄(かいざん)するようなメーカーなので、消費者の評価が低いのは当然でしょう」。日本の自動車関係者の1人は、厳しい口調でこう言い放つ。

 米国の消費者の購買動向に大きな影響力を持つといわれるコンシューマー・リポートが2月下旬に発表した自動車ブランドの「14年版総合ランキング」。韓国の自動車最大手、現代自動車は16位に転落した。12年11位、13年14位とランクを落としており、「燃費性能の『水増し問題』以来、現代自のクルマに対する評価は厳しい」と別の関係者は指摘する。

 一昨年11月、米環境保護局は、現代自とグループの起亜自動車が米国で販売した自動車約90万台について、実際よりも高く燃費性能を表示していたとする調査結果を発表。いわゆる燃費性能の“水増し”で、ガソリン1ガロン当たり最大6マイル(1リットル当たり約2.6キロ)に達していた。消費者の苦情で判明したもので、米国では過去に例のない大規模な誤表示となった。

雨漏り、天井落ち、エアバッグ作動せず「怖くて乗れぬ」背景に国民性

このニュースの写真

おひざ元の韓国でもシェアがじりじりと下降線をたどっている現代自動車=韓国・ソウル(ロイター)

関連トピックス

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital