再来日決定!P・マッカートニー、5・17&18に国立ライブ
サンケイスポーツ 3月27日(木)5時0分配信
昨年11月に11年ぶりの来日ツアーを成功させた元ビートルズのポール・マッカートニー(71)が再来日公演を行うことが26日、分かった。5月17、18日に東京・国立競技場、同24日に大阪・ヤンマースタジアム長居で計15万人を動員する。来日ツアー最終日だった11月21日の東京ドーム公演で「また会いましょう!」と日本のファンに再会を誓ったポールが、たった半年で約束を果たす!!
「マタキマス、SEE YOU NEXT TIME!!」
来日ツアー最終日、すべての楽曲を歌い終わった後、日本語と英語を交えて再会を約束したポールが、その言葉通り半年で帰ってくる。
招へい元のキョードー東京によると、日本を離れて1カ月もたたない12月中旬、関係者を通じて「また日本でやりたい」と伝えてきたという。ワールドツアーを展開中のポールにとって、同じ都市に再び戻ってくるのは東京と大阪が初になる。
ポールの心を動かしたのは、日本のファンだった。ツアースタッフ日記によると、最終日のアンコールで「福島で被災した人々に捧げます」と言って「イエスタデイ」を歌い始めたとき、ポールに内緒で配られていた5万人の赤いサイリウムが揺れる光景を見て涙を流さんばかりに大感激したという。それが「マタキマス」の言葉につながった。
1966年のビートルズ来日公演も招へいしたキョードー東京は、ポール側の打診を受け「これほどの大物アーティストが半年間で2度も来日ツアーを行うのは50年の歴史で初めて。奇跡だ」と驚き、すぐにプロジェクトをスタートさせた。
過去4度の来日公演がすべてドーム球場だったこともあってか、ポール側の希望は屋外会場だった。そこで同社では、7月から全面改修工事に入る国立競技場とヤンマースタジアム長居(旧長居競技場)を確保。国立では96年に三大テノールが公演を開いたことはあるが、海外アーティストによる単独公演は最初で最後になる。長居も初だ。
ポールといえば、2012年のロンドン五輪閉会式に登場し、スタジアムの選手や観客と「ヘイ・ジュード」を大合唱した感動的なフィナーレは記憶に新しい。20年の東京五輪のために改装される国立競技場は、うってつけの会場といえる。
今回ポールは、11月に訪れたファンを飽きさせないために新たな楽曲を用意し、スクリーン映像など新たな演出も考えているという。雨天決行で、チケット争奪戦は必至だ。今度はどんな感動が待ち受けるのか。
最終更新:3月27日(木)5時0分
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