ポール・マッカートニー５月国立ライブ！「また日本に」熱望し再来日

　昨年１１月に１１年ぶりの来日公演を行った元ビートルズのポール・マッカートニー（７１）が再び来日して、５月１７、１８日に国立競技場（東京都新宿区霞ケ丘）でコンサートを行うことが決まった。国立は７月から解体工事に入るため、５月いっぱいでイベントでの利用を終了。ポールのライブは海外のポップス歌手では最初で最後の公演で、現段階では国立最後の音楽イベントになる。

　昨年１１月末のライブから半年足らずでの再来日。実現した理由は、ファンの熱烈な歓迎を受けたポールが感激し「また日本に戻りたい！」と強く望んだため。招へい元のキョードー東京は、来日ツアー直後の１２月から水面下で動きだし、ポール側から「今度はエア・オープン・ショーでやりたい」との意向も伝えられたため、最もふさわしい野外会場として、２０２０年東京五輪のメーン会場が建設される国立競技場を選んだ。同所でソロ歌手によるライブが行われるのは初めて。５月２４日に大阪・ヤンマースタジアム長居でも開催し、こちらも海外歌手として初の単独公演になる。

　国立でのライブが実現したことによって、６年後の東京五輪と縁ができたポール。２年前に母国で開催されたロンドン五輪の開会式では「ヘイ・ジュード」を歌い、各国選手団も合唱した。６年後の東京五輪でもスペシャルゲストとして参加する可能性が出てきた。

　また、再来日直前の５月１１日から東京・両国国技館でポールの大好きな大相撲の本場所が始まる。前回の来日では夫人を連れて九州場所を結びの一番まで約３時間堪能した。本場所は鶴竜が新横綱に昇進し３横綱体制になるなど話題もあり、ツアーの合間を縫って再び観戦するとみられる。

　◇ポール公演チケット　２７日から先行予約開始。来月１９日から一般発売。Ｓ席１万７５００円、Ａ席１万５５００円など。