後藤遼太
2014年3月29日11時03分
東京都心の新たな大動脈となる都道・環状2号線新橋―虎ノ門間(1・4キロ)が29日、開通した。トンネルで大量の車をさばく一方、地上部には最大幅13メートルの歩道にオープンカフェが立ち並び、歩いて楽しい街にするのが都の計画だ。2020年東京五輪の主会場を結ぶ重要路線にもなる。
同区間は、終戦直後の1946年に都市計画決定され、「マッカーサー道路」と呼ばれてきた。だが、住民の立ち退きが進まず、計画は難航。完成まで68年かかった。同区間の事業費は約2700億円だった。この日開通したのは、車専用のトンネル部分で、片側2車線。地上部にも片側1車線の道路ができる予定だ。
左右それぞれ最大で幅13メートルを確保した地上部の歩道は、23区内では最大規模となる見込み。都は今夏までに四季折々の街路樹を並べ、散策したり、ショッピングやオープンカフェを楽しんだりする道にしたいという。
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