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GM 不具合部品使用でリコール
3月29日 11時24分

アメリカ最大手の自動車メーカー、GM=ゼネラル・モーターズは、2月にリコールされた車に使われていた死亡事故の原因にもなる部品が別の車の修理に使われていたとして、北米を中心に販売されたセダンなど97万台を新たにリコールすると発表しました。

アメリカのGMは2月、走行中にエンジンが停止したりエアバッグが作動しなくなる部品の不具合を明らかにするとともに、12人がこの部品を原因とする事故で死亡したことを認め、162万台の大規模なリコールを発表しました。
28日に新たにリコールを発表したのは、問題の部品が修理に使われていたおそれがある、2008年から2011年モデルのセダン「コバルト」など、主に北米で販売された97万1000台の自動車です。
GMはこの部品の不具合を、遅くとも2004年には確認していた事が分かっており、欠陥のある部品を使い続け、およそ10年にわたって組織的にリコール隠しを行っていた疑いがもたれています。
民間の消費者団体は、この部品が原因とみられる事故の死者は300人以上に上ると発表しており、アメリカの運輸省も事実関係の解明に乗り出していて、来週には議会で公聴会も開かれることになっています。

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