神田明美
2014年3月29日05時33分
環境省は28日、東日本大震災の津波で海に流され、太平洋を横断して北米大陸に到達するがれきの量の最新予測を発表した。今年10月までに累計40万2千トンになるとみている。昨年3月の予測(昨年10月時点で22万1千トン)と比べ、到達量がほぼ倍増した。
環境省によると、昨年は海面に浮かぶがれきのみの到達を予測したが、今回は海に沈んだ状態のものも含めた。さらに期間も1年先まで予測したため、到達量が増える結果となった。今年10月以降はがれきが拡散し、到達量も少なくなっていく見通しという。
一方、昨年10月時点での到達量は、予測の3分の1の7万1千トンにとどまったと推計した。太平洋上の風の影響という。(神田明美)
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