ケネディ大使「エキサイティングな始球式」Ｇ１２点爆勝呼んだ

始球式で左腕を繰り出し、ボールを投げるケネディ大使

　２０１４年シーズンのプロ野球が２８日、開幕した。東京ドームで行われた伝統の巨人対阪神戦では、試合前に日米の豪華ゲストが登場。アイドルグループ「ＳＭＡＰ」が初めて国歌斉唱を、キャロライン・ケネディ駐日米大使（５６）が始球式を務めて、シーズン開幕の高揚に花を添えた。

　サウスポーのケネディ大使は、背中に「ＫＥＮＮＥＤＹ」とプリントされた巨人８０周年記念Ｔシャツ姿で、マウンドへ向かった。

　大きく振りかぶり、右足を高く上げてから、投げたボールは三塁側に大きくそれワンバウンドとなったが、観客からの拍手に手を振って応えた。米国のお菓子「ゼリービーンズ」をモチーフにした米大使館のゆるキャラ「豆夢（トム）」とはハイタッチを交わした。

　「とてもエキサイティングな始球式でした。緊張もしましたけど、結果はまずまずだったのではないかと思います」。生前の父ジョン・Ｆ・ケネディ大統領は、毎年のように大リーグの開幕戦で始球式を務めたベースボールファン。右投げで見事な投球を披露していただけに「もう少し真っすぐ、もう少し速く投げられれば良かったと思います。もっと練習しなくては」と父譲りのこだわりものぞかせた。

　結果的に巨人が開幕勝利を飾り、大使は「勝利の女神」に。来日後、スキーを楽しむなど、スポーツ好きとしても知られるだけに「これからもっとたくさん野球の試合を見に行きたいと思います」と再訪を誓っていた。

（2014年3月29日06時02分  スポーツ報知）

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