東武東上線の開業100年を記念して、昭和50年代に走っていた東武東上線の「肌色電車」が29日から復活する。28日には報道関係者に車両が公開された。

 「肌色電車」は東武鉄道の代表的車両で1974年6月~85年9月に活躍。当時の車両は残っておらず、現役の車両を塗装した。このためヘッドライトや窓ガラスの形は異なるが、いすは茶色で当時を再現した。

 車内には「100年を演じた主役たち」「100年の今を演じる精鋭たち」と題し、新旧車両を紹介する中づりを展示。昭和初期のデハ5形の車両や、50年代の行楽特急「フライング東上」など、懐かしの車両の写真がずらりと並ぶ。14年5月1日の開通当時の9駅も紹介している。