IBM ThinkPad R60e+R61換装記録

ハードディスク換装

裏から見て、ハードディスクは左下です。

面倒な事は一切なくネジ1本で外せます。

もちろん、
バッテリーやケーブル類を外してから

作業します。

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カバーを外すとハードディスクがマウンタに
セットされて入っています。

取り出すときは、見えにくいですが黒い
テープをもって引き出します。

カバーをあけたときに挿入位置を
確認しておくといいと思います。
外側1cmくらいの隙間があります。

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左が、マウンタにセットされたハードディスク

サイド・ラバー・レールでとめてあり、
マウンタに4つのネジで固定してあります。

右がむき出しのハードディスクです。

入れ替えてやれば、交換は簡単です。
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ハードディスクの交換自体は、このように簡単ですが、重要なのはデーターをどうやって移行するかです。

シンクパッドは、ハードディスクのDtoD領域にリカバリーデーターが収められていて、CDがありません。

DtoD領域さえあれば、いつでも、ハードディスクを工場出荷状態にもどせるのです。

本体にOSのシリアルが貼ってあるので、OSのCDをもっていれば大丈夫だと思いがちですが、
デバイス・ドライバー等をあてるのに苦労することになります。

かりに集めてきたとしても、DtoD領域のないハードディスクは完全な換装とはいえません。

※DtoD領域はシステムから見えないようになっていて、ツールを使わないとコピーできません。
  なお、リカバリーCDを作成してリカバリーしなおすことにより、DtoD領域をコピーすることもできます。



メニューのデータの移行(DtoD等)で、DtoD領域の移行を考えていきたいとおもいます。



まず、新しいハードディスク選びです。

2.5インチの厚み9.5mmのものを使います。

容量が大きくて、速いのがいいですね。
320GB、7200prmのものが理想です。

選んだのは、日立の Travelstar 7K320
HTS723232L9A360 です。
シリアルATA300で、色々問題もありそう
ですが、気にせずトライしてみましょう。
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シリアルATAについて

シリアルATAとシリアルATA2があります。転送速度の違いがありますが、互換性がありますのでまぜて
使っても問題ありません。できれば上位の規格に合わせるのがベストです。

S-ATAのパソコンに、S-ATA2のハードディスクをつないでも、S-ATA2の性能になりません。
S-ATA2のパソコンに、S-ATAのハードディスクをつないでも、もちろんS-ATA2の性能になりません。
一番よいのはシリアルATA2のパソコンにシリアルATA2のハードディスクをつなぐことですね。

また、シリアルATA300とはシリアルATA2のことです。シリアルATAのことをシリアルATA150ともいいます。




シンクパッドで使えるハードディスクについて

Lenovoの2.5インチの9.5mmのシリアルATAのハードディスクであれば、問題なく使えます。
ただ、値段が高すぎるというのが問題ですが。

他社の製品も使えるようにファームウェアのアップデートが出ています。
対応するハードディスクを確認して購入し、ファームウェアをアップデートできるようにCDを作成してください。

■lenoveのサイトのサポート情報も参照してください。
対応ハードディスクやファームウェア・アップデートCDの作り方の情報が載っています。

・ファームウェア・アップデート・ユーティリティ 2.5インチ SATA ハード・ディスク・ドライブ用


※今回、新しく用意したハードディスクは、対応表に載ってないみたいですが、かまわずやっちゃいました。



換装前
HITACHI Travelstar 5K160
HTS541640J9SA00
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換装後
HITACHI Travelstar 7K320
HTS723232L9A360
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数値的には跳ね上がりましたが、操作上の体感はそれほどはわかりませんw。

起動時間は格段に短くなりました。^^

   
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