ソニーがインターネット上で無料提供する画像管理ソフト「プレイメモリーズオンライン」に不具合がみつかり、個人情報が流出した恐れがあることが28日、分かった。利用者がサーバーに保存した写真や動画が第三者にみられるなどの可能性があるという。

 ソニーは12日からソフトの利用を止めて調査中。その数日前にシステム障害が起こり、「短時間だが、個人情報が流出した可能性が否定できない」(ソニー広報)という。いまのところ外部から悪意のある攻撃を受けた形跡はないという。

 ソフトは2012年4月に提供が始まり、27カ国で使える。利用者が撮った写真や動画をスマートフォンやテレビなどで楽しめ、家族や友人と共有できる。無料ソフトのため、電話番号やクレジットカード番号、詳しい住所などの個人情報は集めていない。会員数は明らかにしていない。