奉納土俵入りで雲竜型を披露する新横綱鶴竜(右)。太刀持ち勢=東京都渋谷区の明治神宮で
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春場所後に第71代横綱に昇進した鶴竜(28)=井筒=が28日、東京都渋谷区の明治神宮で元横綱朝青龍以来、4年ぶりとなる雲竜型の奉納土俵入りを披露した。
約3300人の観衆から「ヨイショー!」の掛け声が飛び、所作を間違えることなく1分27秒の土俵入りを初めて務めた。鶴竜は「しっかり、間違えないようにやれた。とにかく間違えないように一生懸命」と、口上で用いた「一生懸命」の四字熟語を連発した。
井筒親方の長女・清香さんが、先代(元関脇鶴ケ嶺)夫妻の遺影を持って見守る中での土俵入りに、井筒親方は「きのうの練習より、いい感じでよかった。この土俵入りなら大丈夫」とホッとしたようすだった。
横綱昇進パーティーは6月14日に東京会館で行われる。
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